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发表于 2008-3-11 11:29:49
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天声人語
* i: b0 v& ~, }! u! s- t! ~2008年03月11日(火曜日)付2 e$ B' i8 F {5 Q# M1 s/ Z( W% H
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蛇の頭と尻尾(しっぽ)が争う、古い寓話(ぐうわ)がある。いつも頭の行く所へ付いて行かなくてはならない尻尾は、不満たらたら。天に向かって「私は頭のお付きじゃない」と訴え、たまには先を歩かせてほしいと頼む▼天は訴えを聞き入れるが、そのため蛇はあっちにぶつかり、こっちにつまずいて、地獄の川へと向かっていく。頭と尻尾が張り合って蛇が迷走するさまが、衆参両院の「ねじれ」に、つい重なってしまう▼いまは日本銀行の総裁人事が迷走している。日銀は通貨の元締だ。「物価の番人」とも呼ばれ、金利を調整して暮らしの安定に大役を担う。総裁は政治から独立した司令塔であり、外に向けては日本の金融政策の「顔」となる▼政府は、副総裁の武藤敏郎氏を提案した。参院で多数の民主党は、かたくなに反対の構えだ。この人事が流れれば、総裁不在という異例の事態になるという。そうなれば市場が動揺する。株価急落も案じられると聞けば、わが経済オンチの頭でも職の重みの見当はつく▼「不在は許されない」と言いつつ、自民は自民で、予算案などの採決を衆院で強行した。そうして民主が燃やす反対の炎に、わざわざ油を注いだ。「蛇の胴体」ともいえる国民に分かりづらい、頭と尻尾の政争が、このところ多すぎはしないか▼蛇の頭と尾の話は、ラ・フォンテーヌの『寓話』(岩波文庫)に登場する。短い話は、〈こういうあやまちに陥った国家こそ不幸〉と結ばれている。国民を冷たい川に落とすことのない、実のある「ねじれ」であってほしい。 |
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