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发表于 2008-3-12 12:11:59
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天声人語
, w+ x( s( k, _# @' f6 M) E$ [2008年03月12日(水曜日)付
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4 f- \* |/ X% z. h4 E) y, i かなしい恋の物語、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』は、名せりふ満載である。若い2人が、敵同士である互いの家名を捨てたいと嘆く場面は、特に名高い▼〈名前ってなに? 薔薇(ばら)と呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま〉(小田島雄志訳)。共感を誘うのは真理を突いているからだろう。だが半面、名前そのものにも消しがたい「香り」は宿る。呼び換えることで、名前の纏(まと)うもろもろが、失(う)せてしまうこともある▼「聾(ろう)学校」という名前を、「聴覚特別支援学校」に変える動きがある。学校教育法の改正を受けての措置だという。それに待ったをかける静岡市の山本直樹さん(35)の話が、先ごろ本紙に載った。自身も聾学校で学び、「聾」という言葉に誇りがある▼全日本聾唖(ろうあ)連盟も改名に反対している。学校は長い歴史を持ち、手話などの聾文化を育んできた。さまざまな香りが、その名にこもる。そして「特別支援学校」では、聾者が、支援される低い側に位置づけられると、山本さんは心配する▼お役所表現はしばしば、冷ややかな香を放つ。最近の筆頭は「後期高齢者」だろう。75歳以上につけられた名称だ。「ついに年齢の断崖(だんがい)に追い詰められた感」などの不評が、本紙声欄に寄せられている▼別の名前にしてみても現実はそのまま、かもしれない。しかし、たとえば枝豆を、以前の役所統計のように「未成熟大豆」とつづれば、居酒屋の品書きは味気ない。老いの日々を温めるような呼び名はなかったのだろうか。 |
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