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发表于 2008-8-4 12:39:54
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2008年8月3日(日)付
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キャッチボールが見直されているという。危ないからと閉め出された公園に、フェンスを設けて「呼び戻す」動きがある。素手で受けられるゴム製の専用球もある。相手が捕りやすいよう胸に投げ、それたら「ごめん」と笑顔を送る。快い汗を流しながら、意思疎通のイロハや思いやりが身につくのがいい▼「夏の甲子園」の開会式に先立ち、元球児の親子100組がキャッチボールを楽しんだ。かつてスタンドを沸かせた名選手11人も、懐かしい母校のユニホームで加わった▼中に、PL学園出身の桑田真澄さんがいた。甲子園で通算20勝。読売ジャイアンツを経て大リーグに挑み、この春引退を表明した。週刊朝日の増刊号で、1年生として優勝した83年夏を語っている▼控え野手だった桑田さんは、大阪大会の途中から先発投手に起用される。代表はつかんだが、カーブは全く曲がらず、直球しか投げられなかった。弱音をもらす桑田さんに、臨時コーチが言う。「大丈夫。甲子園に行ったらカーブは曲がる」。報徳学園などを率いて甲子園に8回出た故清水一夫さんだ▼初戦の初回、背番号11が投じたカーブは大きく落ちた。桑田さんは「努力していれば、必ず神様が降りてくる」と話す。そこでは、いつもと違う何かが起こる▼キャッチボールから始めた少年たちの頂点が、この夏も聖地に集まった。神様もいれば魔物もすむ甲子園。どちらに出会うのも出場のご褒美である。神様がどのチームにも優しく、魔物が昼寝していることを祈りながら、白球のゆくえを追いたい。 |
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