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 发表于 2008-8-25 09:30:28
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| 2008年8月25日(月)付 * Z$ B( ?6 l$ r, l# Y5 x8 [7 ?  }  e9 C! A, `
 もう18年も前になる。天安門事件の翌年に北京でアジア大会があって取材に行った。国際社会の信頼を取り戻すのに、中国が懸命になっていた時期だ。開催そのものが危ぶまれたが、各国から約6千人の選手が参加した▼ピリピリした空気を覚悟していたのに、当局者の対応は意外に緩やかだ。街の雰囲気も明るい。一見の記者が抱いた甘い感想を、しかし、助手に雇った大学生は一蹴(いっしゅう)したものだ。「北京は今、お客さん用の顔をしていますから」▼さて五輪の期間中、中国はどんな顔を見せてくれただろう。やはり開会式の「演出」は後味が良くない。「漢族の子が扮した56民族の代表」「CGの花火映像」、さらに「口パクの歌」。壮麗な出し物ともども、長く記憶されるだろう▼わけても口パクである。ある少女から「容姿」を、別の少女からは「声」を「いいとこ取り」するやり方には、「個の人格」を軽んじる危うさが透けていないか。「国益のため」という説明を聞くにつけ、国家主義の横顔が脳裏から消えやらない▼開閉会式の総監督を務めた張芸謀(チャン・イーモウ)氏は、本紙との会見で「小さなことを意図的に拡大するのはよくない」と批判に異を唱えた。だが大きな真実は往々にして、小さな穴からこそ、のぞき見えるものだ▼ともあれ五輪は成功裏に幕を閉じた。17日間にわたった「お客さん用」の化粧を落として、中国は宴(うたげ)のあとの日常に戻る。化粧を落とした新たな表情は、大国としての自信を深めていることだろう。その「自信」の先行きに、隣人として目を凝らしたい。
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