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楼主: youdariyu

皆さん日本語の小説とか読んでますか(1)

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发表于 2006-6-5 20:45:41 | 显示全部楼层
「上错花轿嫁对郎」の拙訳です。

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其实,早先她会被林媒婆的眼泪打动也是因为可怜她的处境;另外,她也想到杜冰雁不
该以寡妇的身分过这一生。既然传说齐公子已活不了多久,不如等他死了之后再回扬州,也
算替冰雁解决一桩麻烦事,毕竟她们已算得上是朋友了!而且,在林媒婆再三保证下,她相
信冰雁会被安全送回扬州,她相信那位将军不会为难一个无辜的少女。

「実際、彼女は林おばさんの立場に同情し、彼女の涙にほだされたのだ。それに彼女も杜氷雁が一生を寡婦で過ごすべきでないと思っていた。たとえ、斉家の息子がもう長くないなら、夫が死ぬのを待って揚州に戻るほうがいい。杜氷雁に代わって厄介事を解決してこそ、彼女は親友同士だと言えるではないか。それに林おばさんは保証していた、杜氷雁は安全に揚州へ送り届けられる、将軍は罪もない少女を困らす筈は無いと。

  ====================
「被林媒婆的眼泪打动」の「打动」が「ほだす」です。普通は「受身形(被動態)」で使われます。「心を動かされる」という意味です。

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无论如何,比起弱不禁风的冰雁,她有强健的身体与足以自保的功夫,不怕嫁入齐家会
受欺负。如果齐家人真那么难缠的话,她更无法放心让冰雁嫁进去,这是朋友间的义气。而
且她心中“肯定”的相信,那位“齐公子”已病到不能人道,她根本不必怕会有什么损失。

「いずれにせよ、風に吹き飛ばされそうな弱々しい氷雁ではなく、頑丈な身体を持ち、武芸で身を守れる彼女なら、斉家の嫁になってイジメられても平気だ。
また、斉家の人間がそれほど困った連中なら、なおさら氷雁を嫁に行かせて安心できるわけがない。これが友に対する侠気というものだ。
それに彼女は確信していた。その<斉家のぼっちゃん>とやらはもう病気で余命いくばくもないそうだ。彼女は心配することなど何もなかった。」

  =============================
「如果齐家人真那么难缠的话」を「斉家の人間がそれほど困った連中なら」と訳しました。
「困った」と言っても、この場合は「可怜」や「感到为难」の意味ではありません、「扱い難い」「良くない」の意味です。
例えば「吉田は毎日遅刻をする。本当に困った男だ、クビにしよう」。

「这是朋友间的义气」の「义气」は、日本語ではあまり使わない言葉です。昔の物語なので古い言葉の「侠気」としましたが、現在なら「友情」でも良いかもしれません。

「病到不能人道」はとても中国語的な表現ですね。「余命いくばくも無い」と訳しました。
「いくばく」というのは、「少ししか」「あまり」の文語表現で、否定形の形で使われる場合が多いです。

「她根本不必怕会有什么损失」は直訳なら、「彼女はもともと何の損失も恐れる必要は無い」でしょう。でも「人がもうすぐ死ぬ」という話題の時に「損失(が無い)」と書いてしまうと、この李玉湖という女の子はとても打算的(中国語は「打小算盘的」でしょうか)に感じられます。たぶん、本当は心の綺麗な優しい主人公の筈ですから、「心配する」と書くしかありません。

  ==========================
所以简单的想了想后,她决定依林媒婆的请求,冒充冰雁嫁入齐家;反正那男人捱不过今年
了,她还怕什么?

「それで、素直に考えた結果、彼女は林おばさんの頼みに応え、氷雁に成りすまして斉家に嫁入りすることにしたのだ。どうせその男は今年いっぱいだろう、何を心配する事があるだろう?」

  ================

「简单的想了想后」。この簡単そうな文章が意外と難しいんです(汗)。「簡単」を「素直」にと訳していいのかな?

「那男人捱不过今年了」は「今年いっぱい」と訳しました。「…いっぱい」は、もちろん「一杯」ではなく「到…为止」です。
例えば「申請期限は今週いっぱいです」「今月いっぱいで仕事が終わります」

うむむむ、李玉湖はやっぱりクールですね^^;、でも顔も知らない夫に嫁入りさせられる時代の話だから仕方ないかもしれません(苦笑)。環珠格格の最初の場面を思い出します。
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发表于 2006-6-5 21:40:15 | 显示全部楼层
yoochan さんへ。

尾崎豊の「15の夜」。「盗んだバイクで走り出す。行く先もわからないまま」という歌詞ですね。
私の甥はこの歌に影響されたのか、中学生の時、本当にバイクを盗んで捕まりました(爆笑)
でも、その甥も結婚して今では妻も子供もいます^^

尾崎豊に影響されて「校舎の窓ガラスを壊してまわった」中学生、高校生は日本に何人いるんで
しょうね、数え切れないんじゃないかな。

こんな話を思い出しました。

ある場所で一人の暴走族の若者が事故死しました。その道の前に住んでいた人は、暴走族の仲間が
毎年、死んだ若者の命日に集まり道の脇に花束を捧げるのを見たそうです。

何年も過ぎると、暴走族の仲間も、ある者は結婚し子供を抱き、またある者は真面目なサラリーマン
の格好で現れました。

そして、10年、20年と過ぎても、やはり彼らは死んだ仲間のために、年に一度集り、命日に花束を
捧げたそうです。

尾崎豊の事を考えると、この話を何故か思い出します。
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发表于 2006-6-5 22:07:05 | 显示全部楼层
jewelさんへ。

>関西人は普通、中国に標準日本語で話しますでしょ?
>ですから、周りに大阪人もあれば、多分勉強できないと思いますね。

いつも思う事ですが、中国の人はずっと普通話だけで話して、全然平気ですか。 たまに故郷の言葉を話したくて
たまらなくなりませんか。
私も中国にいる時は、日本の標準語で話します。方言だと、中国の人は理解してくれませんから。
でも、やはり時々、とても故郷の言葉を話したくなります。
大阪の言葉で書くと「やっぱり、むっちゃ大阪弁話したなるわ」です^^
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发表于 2006-6-6 13:39:16 | 显示全部楼层
琼瑶の小説「心有千千結」日本語拙訳です。

「心有千千結」第16章

葬儀は終わった。全ては朱弁護士が老人の遺言に従って執り行い、告別式もなくいかなる宗教儀礼もなく訃報も打たずただ棺だけが北投山に葬られた。そこには若塵の生母である暁嘉が眠る場所で、老人の”共に暮らすことかなわず、けれど死しては共に過ごさん”という願いに沿ったのだ。その日、葬儀に参加したのは家族を除けば只朱正謀弁護士と江雨薇だけだった。棺に土がかぶせられる時江雨薇は始めて若塵の眼に涙を見た。けれど彼は穏やかな表情で口元にはかすかな微笑みさえ浮かべて詩の一節を繰り返していた。

「人生には自ずと愛の狂気あり

 されど愛に後悔なし」

江雨薇にはわかっていた。彼がようやく同じ場所に安眠できた父母に対して安堵の気持ちでいることを。人が添い遂げることのいかに難しきか。死して一つ処に葬られたとしてそれがいかなる意味を持つのだろう?

葬儀は終わった。風雨園の大広間には培中、培華、美珂、思紋、若塵、唐経理部長が勢揃いして朱弁護士が老人の遺言を発表するのを待っている。雨薇は別に自分には関係のないと思ったのでそこに同席はしていなかった。それどころかもはや自分がこの風雨園に居る必要はなにもないのだ。老人がこの風雨園を誰に譲るのか、十中八九若塵だろう。そしてたとえ若塵だったとしても彼女が留まる明確な理由はない。
 彼女はそっと階上の”自分”の部屋に戻りスーツケースに衣類を詰め始めた。けれど服を畳むにつれ憂いと悲しみが彼女の心を満たしていった。これら衣服は老人からプレゼントされたりあるいは若塵が創り出したもの、全てに彼らの面影が染みついている。でももう考えるのはよそう、この風雨園での八ケ月間、晩秋から初夏まで四季を味わうことが出来たのだ。さっぱり決別しよう!
 それでもあまりに多過ぎる服をどうしたものか小さなスーツケースの前で彼女はしばらくぼんやりしていたがやがてふと窓際に寄ると見納めのつもりで庭園を眺めた。噴水、ビーナス像、緑に萌える木々、石に草に花・・。思い出すのは老人の語った言葉だ。では、あのビーナスこそが暁嘉とうり二つの姿なのか。いいやギリシャ彫像と中国人の女は本来結びつくものではない、老人が心の中で彼女をあまりに美しく捉えたがゆえに暁嘉はビーナスとなり得たのだろう。あまりに多情過ぎた老人、そしてあまりに哀れな暁嘉。彼女は頬杖をついて噴水の中、日差しを浴びながら七色に輝く水滴を身に装いこの世のものとも思えぬ神々しさを放つビーナス像をじっと見つめた。
 最初にここへ来た時はなぜこの類まれなる像を屋外で風雨に晒しているのか不思議に思ったものだが老人の判断は正しかったのだ。彼女にも今はそれが理解できる。時には月光に映しだされ、時にはあらしに遭い、時には夜明けの曙と共に、そして強い陽光の下・・彼女は無限にその姿を変えれるのだということを。ああ、風雨園よ、もしもこの楽園が若塵に譲渡されるなら再び相見える日もあるかもしれない。けれど培中培華のものになるのなら今日が最後の一日となる。風雨園、今日別れて後いつかまた会えるのだろうか。彼女は気持ちが暗然とするのをおさえることができなかった。そして茫然としていた彼女は突然ドアを叩く音で我にかえった。

「どうぞ」

彼女は応えた。入って来たのは李媽だ。

「江お嬢さん、朱さんがあなたもお呼びするようにって」

李媽は言った。

「どうして?家族会議はもう終わってしまったのかしら?」

「いいえ、まだ遺言も発表してませんよ、朱さんはあなたが来ないと始められないって言ってます」

「そうなんですか?」

彼女は不思議に思った。

「きっと」

李媽は涙を含んだ眼で微笑みながら言った。

「旦那様はあなたになにかを残されたんですよ、ずっとあなたを気にいってらっしゃいましたからね」 

「・・」

江雨薇はよく意味がのみこめなかった。この風雨園での八ヶ月間で通常の働きよりもはるかに多くの給料を貰い、それだけでも彼女は大きな恩恵を被ったのだ。これ以上更になにを与えてくれるというのだろう、しかもそれがあの培中と培華が虎視眈々とにらむ眼の前でという事が彼女には憂鬱だった。老人の考えはどこにあるのだろうか。彼女は仕方なく階下へ降りた。
 大広間では培中と培華兄弟がうずうずしながら待っている。思紋と美珂はつまらなそうだ。若塵だけは一人彼らから離れ暖炉のそばで酒のグラスを片手に老人の写真をじっと眺めている。それは昨夜若塵がアルバムから選びだして写真立てに入れたものだ。老李と李媽、それに趙も入り口の近くで立っている。

「では始めましょうか」

朱弁護士はそう言うと一人用の椅子に座り書類を開いた。

「これで全員揃いましたので耿克毅の遺言を発表します。その前にお断りしておきます。この遺言書は耿克毅が自ら記したものであり私がその執行人となるものです。もしもこの遺言書の真偽について疑いを持たれる場合は自らがサインの鑑定を行うことも可能です。更にその点については私の法律事務所が全ての責任を負います」

「わかりましたよ、朱弁護士」

培華がいらいらしながら言った。

「早く読み上げてください。誰も疑ったりはしませんからね」

「はい、では了解しました」

朱弁護士はひとわたり全員を見回すとどこか含みのある表情をした。彼は老眼鏡をかけると遺言書を手にして大きな声で読み始めた。

「わたくし耿克毅はここに遺言書を自らの手で記すものなり。

其の一。

我が人間性における才知と非情の性格を全て長男である耿培中に授ける。この遺産は彼の一生にわたって有用であり彼に富をもたらすであろう。よってその他の財産はなにひとつ分け与えないものとする。

其の二。

我が人間性における利己と偏狭の性格を全て次男である耿培華に授ける。この遺産は長男と同じくやはり彼の生涯にわたって有用であり喰いっぱぐれから防ぐであろう。よってその他の財産はなにひとつ分け与えないものとする。

其の三。

我が人間性における傲慢、強情、情熱の性格を全て三男である耿若塵に授ける。但しこの遺伝は他の二人のように実用に役立つものでないため、併せて北投街にある我が紡績工場を全て三男の耿若塵に授けるものとする・・」


ここまで遺言が読み上げられると室内に居る者の大半が跳び上がり、思紋がまっさきに喚いた。

「でたらめだよ!こんな遺言があってたまるもんか!培中、だから言ったとおりさ、あの爺はキチガイだったんだ!こんなのまともな人間の書くことじゃないよ!」

「異議ありだ!」

培華も叫んだ。

「老人はこの時正気じゃなかったに違いない、病気で朦朧としてたんだからこの遺言は無効だ!こんな内容、どんな裁判官だってまともにするわけがあるもんか!」

「ふん!」

美珂も鼻をならして言った。

「爺さんが半分キじるしだなんて最初からわかってたわよ」

「静かにしろ!」

ただ一人なんとか冷静を保っている培中が皆を一喝した。

「まだこれからぞろぞろ愚にもつかない戯言がでてきそうだがみんなとりあえず聞け!
とてものめたもんじゃないが話はそれからだ」

江雨薇は若塵をうかがった。彼は暖炉の壁にもたれやはりグラスをかたむけながら何事かをじっと考えていたがやがてふいに朱弁護士に尋ねた。

「朱さん、その遺産の権利ですが放棄するわけにいかないんですか」

朱弁護士は若塵のほうを向いてから次に培中と培華を一瞥して形容の出来ない笑みを浮かべた。

「あいにくだが簡単に遺産を放棄することはできないよ」

江雨薇は培中培華兄弟の授かった”遺産”を思うとおかしさを禁じ得なかった。培中は待ちきれないように続きを催促した。

「それから?まさかこれだけじゃないでしょ。続けてください、どこまで阿呆らしいか聞かせてもらいましょう!」

「けっこうです。では続けます」

朱弁護士は眼鏡をかけ直すとまた若塵に眼をやった。

「君についての部分はまだ終わっていないよ。もしも放棄するなら全部を聞いてからにしたまえ」

「其の三

 ・・但し目下のところ会社の業績は極めて思わしくなく、唐経理部長の調べでは現在の負債は二千万元に達している。よって三男若塵はこの負債も併せて相続するものとなる。若塵の持つ傲慢、強情、情熱の特質を以てすればこの二千万元の負債も必ずしも大きな障害とはならないであろう」

朱弁護士はそこで一旦読むのを止め室内を見渡した。培華は血色を変えテーブルを叩いて立ち上がった。

「陰謀だ!」\

彼は叫んだ。

「こんなもの陰謀だ、耿克毅は誰もが認める大富豪なんだぞ!それが二千万の負債だと?そんな見えすいた嘘を信じれるもんか!」

「落ち着きなさい、培華」

朱弁護士はさとすように培華の名を呼んだ。彼は耿克毅と長いつきあいなので彼らを子供の頃から知っているのだ。

「もし若塵が財産を放棄するなら君にも引き継ぐ権利が発生する。この負債も含めてね。唐部長はそれを説明するためにすでに資料を用意してくれている」

培中はすぐ唐部長のほうを向いた。

「唐部長、それは本当なのか?」

培中は鋭く尋ねた。

「本当です」

唐部長は鞄を開けて一固まりの帳簿類を取り出した。

「会社の最盛期は十年前でした。それからはずっと採算割れの状態が続いていたのですが社長はそれを公表せずにあちこちからの資金繰りでしのいだのです。社長が病の床につかれてから更に状況は悪化しましたし、培中さんと培華さんへの貸し越しも加わりました。ここにその詳細がありますのでご覧ください。工場の建物と設備はすでに銀行の抵当になっています。これがその控えです」

唐部長は一束の資料を取り出し沈痛な面もちで言った。

「正直に申しあげまして耿克毅紡績工場は倒産寸前だったのです。この二年は持ちこたえるのが精一杯でした」

「でも資産があるだろう?」

培中がするどく質問した。

「こんなに巨大な工場なんだ、負債の二千万元くらい不思議じゃない。でも総資産はどうだ?少なく見積もっても五千万元はくだらない筈だ」

「六千万元です」

唐部長は冷静に答えた。

「耿社長の存命中に計算しました。資産は六千万元です。土地、建物、設備、商品、材料、全部で約六千万元。けれどもしこれを売りに出す場合は話が違います。設備はすでに五年前のものなので担保にもなりません、建物もそうです。唯一土地だけが八百万から一千万の値打ちがありますがそれでもいざ換金すれば高くても五百万元でしょう。そのうえすでに抵当に入っています。また商品にいたっては・・」

「もういい!」

培中は話を断ち切ると紙に自分で計算を行って一つの数字をはじき出した。

「材料は古いもんだし他の項目はとるにたりん、だから工場全部ひっくるめてもたった一千万にしかならない!」

「そうです。そういうことなのです」

「資産こそ六千万元ですが売却値はわずか一千万元なのです。そして負債は二千万。もしも営業を止めればその時点で倒産するしかないのです」

培中は唐部長を睨んだ。

「あんたの資料を全部見せてくれ!どうしてこんなざまになったかこの眼で確かめる!」

唐部長があるだけの帳簿類を全て差し出すと培中は猛烈な速さでそれらをチェックするとテーブルの上に放り投げた。

「ゴミの山だ!ふんっ、想像もしなかったぜ、富と名声を誇った耿克毅の財産が実はがらくただけだったとはな!工場も会社も一文の値打ちもないがらくただ!」

朱弁護士は若塵のほうを見た。

「若塵、納得したかな」

彼は言った。

「もしも君が相続権を放棄するなら耿克毅紡績工場は即刻倒産だ。もしも相続するなら二千万の負債も引き継ぐ事になる。もちろん君が会社を立て直してこの債務を返済出来る可能性もなくはない」

それから朱弁護士は培中と培華のほうを向いた。

「あるいは君達が引き継ぐかね?」

培華は眼を剥いて声をはりあげた。

「私達がそんなまぬけに見えますかね?」

彼は憎々しげに答えた。

「どうやら」

培中は皮肉たっぷりに口をゆがめて冷笑した。

「この遺産は若塵に残されたんだから、やはり若塵が面倒を見るのが本筋だろう」

彼らが帳簿類を材料に資産あさりをしていた時、若塵は一言も発することなくいかなる意志の表示もせずただ耳を傾けていた。そしてここに至って突然大声で笑い出すと暖炉の上の老人の写真にグラスをかかげて言った。

「父さん、あなたはまったく世界一ユーモアのある人だよ。最高の分配だな、培中には才知と非情、培華には利己と偏狭、そして俺には借金ときた!絶対俺がいやと言えないようにしたってわけだ。ははは、父さん負けたよ!」

彼は朱弁護士に向き直った。

「朱さん、その遺産を引き受けますよ。親の借金を子供が返す、これは道理ってもんでしょ。父さんは俺が会社をみすみす潰さないと信じて俺に譲ったんだ。それなら手をこまねいているってわけにはいかない」

「それがいいだろう」

朱弁護士はすこぶる満足そうにうなづいた。

「父さんは君が家業を盛り返してくれると信じていた筈だ」

「ちょっと!」

しばらく口をつぐんでいた思紋がわめき始めた。

「風雨園はどうなるの?この屋敷なら軽く見積もっても四、五百万はいくわよ。いったい誰のもんになるの?」

「たしかに」

朱弁護士は答えた。

「今そこを読もうとしていたとこですよ」

彼は下を向いて遺言書に目をやった。みんなはまた静かになり全身を耳にした。それにしても哀れな老人、と江雨薇は思った。ただ一つ残された財産である風雨園も負債の五分の一に過ぎないとは。そしてそれさえも二人の息子から虎視眈々と狙われている。彼女は耐えられない痛みを心に感じて知らず知らず窓のそばへ近づいた。噴水の中に佇むビーナスを眺めながら彼女は朱弁護士がなぜ自分がここにいるよう要請したのか考えた。遺言発表の場に彼女はあくまで部外者ではないか。けれどその時彼女は朱弁護士が自分の名を読み上げるのを聞いた。

「其の四

 私の所有する不動産である風雨園についてはすでに半月前江雨薇に譲渡されている。風雨園における一切の所有物、一花一草、家具彫像、美術工芸品、書籍、骨董品、その他のあらゆるものを江雨薇に譲渡する。但しそれには以下の条件が必要となる・・」

弁護士がまだ読み終わらないうちに思紋が椅子から跳び上がった。

「冗談じゃないわ!こんなのってあり?赤の他人の看護婦にくれてやるだなんて!」

江雨薇自身もあっけにとられ、目を大きく見開き朱弁護士に思わず問い返した。

「朱・・さん・・なんておっしゃいました?・・なんで私に・・?」

「ふんっ!」

美珂がさも納得がいかないという風に鼻を鳴らした。

「なんであんたにだって?最初からたくらんでた癖に白々しい!」

その言葉は思紋をも刺激して彼女を喚かせた。

「爺さんは耄碌のうえに色魔だったんだよ!」

江雨薇は怒りのあまり唇を白くなるほど噛みぶるぶる声を震わせ眼に怒りの炎をともした、

「今言われたのはどう意味です?」

彼女は背筋を伸ばして言った。

「どういう意味だって?」

思紋はやかましく喚いた。

「たった半年ぽっち爺さんの世話をしただけで四、五百万の屋敷をせしめれたんだからね!、前から勘づいてたんだ、爺さんの女癖は治っちゃいないって。どういう意味だなんてよく言えたもんだ、あんたは手を汚さない盗人だよ!」

「ふんっ!」

次は培華が喚いた。

「こんなでたらめな話があるなんてな!三人の息子はほったらかしで、唯一まともな財産は看護婦にやるだと?なるほどな、どうりで爺さんが早く衰えたわけだ!」

「黙れ!」

若塵はとうとう我慢できず爆発するように咆哮して培華の聞くに耐えない言葉を遮った。

「その口を閉じろ!培華、父さんが死んだのはお前の責任なんだぞ、それなのにまだ人を侮辱するのか!覚えておけ、いつか必ず俺がお前の息の根をとめてやる!」

「あららどうなってんのかしら」

美珂が小さく声をあげた。

「この看護婦、爺ちゃんキラーだけじゃなくて若いのにもツヨいのね」

「三人が花園でハーレムだなんてね」

思紋が付け加えた。

「いったい何があったかわかったもんじゃないよ!」

江雨薇の顔色は青から白、そして紅へと変化した。息は荒くなり激しい動悸が胸を打ったが彼女は怒りをなんとか抑えて朱弁護士に尋ねた。

「朱さん、さっき譲渡っておっしゃいましたね?」

「ええ、すでに半月前にここの名義はあなたのものになっているのです。権利書は耿克毅から死後あなたに渡すように言われています」

「どうしてそんなことが出来るんです?私はぜんぜん知り・・、あっ!そういえば二ヶ月前に住所変更する為だと言われて身分証明証と印鑑を差し出してサインしたんです、どうりであの時・・」

「そうです」

朱弁護士は肯定した。

「私が全て滞りなく処理しました。この屋敷はもうあなたのものですよ」

「わかりました」

江雨薇は毅然にうなづいた。

「朱さん、じゃあ残りを読んでいただけません?」

「そうしましょう」

朱弁護士は読み始めた。

「其の四

 ・・付帯条件は以下のとおりである。

A.風雨園の土地と建物はいかなる者にも譲り渡すことはできない。言い換えれば江雨薇が生存する限り風雨園は江雨薇の所有であり続け、将来その実子にのみ相続出来るものとする。

B.三男耿若塵は終身風雨園に居住する権利を持つものとする。

C.耿克毅のもとで多年に渡って働き続けた老李、李媽、及び運転手の趙については彼らが拒否しない限りこれからも風雨園で雇用されるものとする。

其の五。

耿克毅の遺産は老李、李媽、趙の三人に各二十万元づつ支給される。但し現在は原資の不足により若塵の管理下、耿克毅紡績工場の会計より三年間に渡って支給される。江雨薇は風雨園の骨董を若干なら売却して実子の養育費あるいは三人の使用人の給与に充てる事が可能である。

其の六

耿克毅はこれらの遺言を弁護士である朱正謀に全て委任し厳格に執行させるものとする。\

1971年6月2日」

朱弁護士は頭を上げると室内を見渡した。

「これが遺言書の内容の全てです。ここに作成時、耿克毅が完全に正常な精神状態でいたという証明書もあります。ご覧になりますか?」

彼はその証明書を培中に手渡した。

「もしも内容に依存がなければこの場でサインをしてください」

「サインなんてできるか」

培華は徹底抗戦の構えらしい。

「とにかく風雨園だ、これを一介の看護婦なんぞに横取りされて腹の虫がおさまるわけないじゃないか」

「ちっとは賢くなれ、培華」

培中が冷ややかに諭した。

「お前の腹の虫がどうだろうが、風雨園はとっくに他人のものになったんだ。結局遺産なんて最初からなかった、風雨園を除けば父さんが残したのは借金だけだ。もしもサインしなけりゃお前がそれを背負い込むんだぞ」

「そいつは・・」

培華は悔しそうに床を蹴った。

「父さんは我々が承諾しないのを見越してとっくに権利を移してたんだな、この看護婦に・・」

彼は口をゆがめて江雨薇をにらみつけた。

「手まわしがいいな、商売女さんよ!」

江雨薇は顔を真っ青にしながらなおも黙っていた。培中と培華はしぶしぶサインを行い、若塵も続いた。思紋は依然として納得がいかない顔だ。

「こんな事があってたまるもんですか、この女だけが一人いい目を見ただなんて、培中、だから言ったじゃないこういう女は生まれつき淫乱だって、ろくなもんじゃない・・」

「朱さん」

江雨薇は口を開いた。声は大きからず小さからず高ぶることもなくいたって冷ややかに抑えのある言い方で。

「手続きはこれで全部終わりましたか?」

「ええ」

「この屋敷は私のものなのですね」

「とっくに以前から」

「わかりました」

江雨薇はすっくと立ち上がると突然培中培華兄弟、思紋と美珂に向かってすごい剣幕で言い放った。

「そこの汚らわしい人間の皮をかぶった獣達、早くここから出て行きなさい!以後これからこの風雨園の敷居をまたいだならすぐに家宅侵入罪で通報します!さあ!出ていきなさい、すぐに!」

「なんてことだろ!」

思紋が叫んだ。

「気が狂ったんじゃない!早速お屋敷の主人になった気でいるよ!」

「そう、おかしくもなるわ!」

雨薇は前に踏み出すと思紋に向かって怒鳴った。

「特にあんたが真っ先に出ていくのよ!一日中ぎゃあぎゃあまるでカラスみたいにわめくしか脳のない女!」

「待ってくれ!」

培華も憤懣を抑えられず叫んだ。

「そんな言い方は・・」

「まだわからないの!」

雨薇は彼の言葉を遮りひときわ大きく声をはりあげた。

「老李!趙さん!」

疾風のように二人はやって来た。

「老李、趙さん」

雨薇は冷静だった。

「旦那様は風雨園を私に譲ってくださいました。お聞きになりましたね?」

「はい、確かに」

老李は恭しく答えた。

「お嬢様、どうぞ御用をお申し付けください」

「ではこの人達を追い出して!」

雨薇は培中培華兄弟を指さした。聞くが早いか老李は早速兄弟に近づいていった。

「老李!」

培華が悲鳴をあげた。

「まさか手を出す気じゃないだろうな?僕はお前の主人だぞ!」

「旦那様もあんたみたいなバカ息子がいなけりゃもっと長生きできたんだ」

老李は牙をむいた狼のように培華を追いつめていった。

「それにもっと早く締め上げてやれば旦那様も喜んだだろう」

老李は培華の間近に迫った。

「培華!」

培中が叫んだ。

「じたばたせずに逃げるが勝ちってもんだ、もうこんなところに用はない!」

培中はそう言うと培華を引っ張りよせてそそくさと出口へ向かったが最後に振り返り若塵にこう言い残した。

「良かったな若塵、父さんはお前達二人に結構な遺産を残してくれた。さぞかしお前は可愛がられたんだろう、つぶれかけの会社と、それに女までお下がりをくれるなんてな!ははは!」

笑い声は彼らが外へ出て車に乗り込むまで長く響いた。彼らは走り去った。江雨薇は紙のように白い顔を手で覆いソファーに座りこみ疲れきり力を無くして痛みをこらえるように呟いた。

「若塵、あなたのお父さんは最後にとんでもないむちゃをやってくれたわ!」

若塵は暖炉にもたれ黙っているがその顔色は雨薇よりいくらもましなわけではない。眉をしかめまるで永遠に解けない問題を考えているかのようだ。やがて朱弁護士が立ち上がると微笑みながら言った。

「彼らの戯れ言を気にする必要はありませんよ。あなたがたはやるべき仕事をすればいいのです。それから、私と唐部長はここで失礼しますがその前にあなたに渡すものがあるのです」

彼は鞄から二つの封書を取り出しそれを雨薇と若塵それぞれに渡した。

「これは耿克毅が死ぬ一週間前に私に預けたものです。死後に渡すよう依頼されました」

雨薇はそれを受け取った。表には老人の筆跡で。

”江雨薇さんへ”

彼女はなにがなんだかわからなかった。実際今日起こった出来事の全てが今も夢のように思える。ただただ彼女は困惑驚愕混乱していた。そのうえ更にまだおまけもついている。朱弁護士と唐部長は席を辞し、若塵は唐部長に声をかけた。

「明日は朝一番で出社します。これからどうやって会社を立て直すか考えないと」

「お待ちしております」

唐部長は答えた。

彼らは去り、老李と趙もすでに退室していた。大広間に残ったのは雨薇と若塵だけだ。二人は視線を交わすとすぐに手のひらの封筒に目を落とした。封筒は密封されており雨薇は少しとまどいながらも封を切り中の手紙を取り出した。そこには老人の筆跡で簡潔にこう書かれてあった。

「雨薇へ。

わしは風雨園をお前に譲ることにした。お前だけがここを本当に愛してくれると信じるからだ。風雨園という以上少なからぬ風雨もつきものだがそれをお前が乗り越えてくれる事を願ってやまない。誰がお前に雨薇と名付けたか知らないがすでにお前はこの風雨園に咲く一輪の薔薇となる運命だったのではないかな。その薔薇が艶やかにきらびやかに咲くことを祈っている。
 贈り物について驚かないでほしい。お前はわしのもとへ若塵を連れ戻してくれた。わしはとても口では尽くせぬほどの感謝の気持ちでいっぱいなのだ。この花園がお前に暖かいぬくもりと幸せ、喜び、そして少女が見る夢の全てを与えてくれればわしは本望だ。

 しかしお前が賢い娘ならこれだけは覚えていてほしい。それは若塵の事は忘れろということだ。あいつは腰の定まらん道楽者でどうにも手の負えんやつだ。若塵の求愛を受ける前にやつのこれまでの女遍歴を考えてみるがいいだろう。

お前の幸せを祈って。

耿克毅 」

彼女が読み終わり顔を上げた時ちょうど若塵も読み終わり彼女に視線を投げかけた。だが彼のその眼差しは形容し難い驚きに満ちていた。若塵側の手紙にはなにが書かれてあったのか彼女はたまらなく気になったがあまりに頭が混乱し尋ねる勇気も湧いてこない。

贈り物もそうだがその手紙の中の最後の部分は途方もなく意外を極めていた。老人は雨薇と若塵の恋愛を望んでいない事がなにより明らかなのだ。これは彼女と彼いったいどちらの為?もう近づくなっていう事?たしかに若塵の女遍歴は枚挙にいとまがないのだろう。老人は彼女をもろいガラス細工のように思い過ぎたあまりに忠告をしたのではないだろうか。彼女は心の整理ができなかった。そして若塵が大股で近づいてきた。

「君の手紙を見せてくれないか?」

彼は思いつめたように言った。

「あっ、だ、だめ!」

彼女の口からは思わず拒絶の言葉が出た。いそいで手紙を胸にかかえ決して老人の”忠告”を彼に見られまいとした。彼はその反応にひるみ思わず後ずさって疑いぶかげに彼女を見た。

「なにか見られちゃマズいことか?」

彼の顔がどんよりと曇った。雨薇はそんな彼を祈るような思いで見つめた。まさかあなたは私にやましさがあるなんて疑わないでしょ?まさかあの兄弟達と同じ目で私を見たりしないわよね?まさか私と老人の間になにかあったなんて思いはしないわよね?!彼女はただ祈った。

「あなたの手紙を見たりしないからそのかわり私のも見ないで。いいでしょ?」

彼女はそれだけ言った。彼は半時も考えてから言い放った。

「わかったよ!」

彼は不承不承答えた。

「勝手にしろ!」

そうしてさっさと二階へ駆け上がっていき、彼女は一人取り残され心の痛みに耐えた。今のことで若塵の気持ちを害し、彼を遠くへ追いやってしまったかもわからない、いや元々彼との感情も幻だったかもしれないけれど。彼女は深い霧の中に自分がいるような気がした。なにも見えずなにも考えられない。頭の中にはぼんやりとあの詩の一節が何度も浮かんだ。

「天不老 情不絶
 この世あるかぎり 愛は永遠


 心似双絲網 終有千千結
 心は一対のあざなえる網  やがては千千(ちぢ)にからまれり」

そう、心は一対のあざなえる網、やがては千千(ちぢ)にからまれり!彼女の心の中のもつれはすでに幾万にも達していた。

【第17章へ続く】
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发表于 2006-6-6 13:52:54 | 显示全部楼层
引用第179楼友达日语2006-06-05 16:57发表的“”:
mizuiroさんへ。

>中国は昔男性が何人の奥さんを持ってもかまわな(かった)のです。

私も昔の中国に生まれたかった(爆)。
.......
友达日语さんへ

ご回答ありがとうございます。
また、ご添削にも感謝します。

>「大太太」が「大奥様」ですね。「二太太」は「二号(にごう)」です。後は順番に「三号(さんごう)、四号...」

あはは。「二号」ですか。
現代では、「愛○」の意味として使いますね^^。

最近、源氏物語という映画のDVDを見ました。
日本では、昔確かに正妻と妾が別居ですね。

张艺谋監督のとても有名な作品「大红灯笼高高挂」(日本名は「紅夢」、「紅楼夢」ではなく)を思い出しました。
とてもいい作品なので、チャンスがあれば、ぜひ見てください。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7509

>『紅楼夢』を知っている日本人は少なくありませんが、内容を正確に言える日本人はほとんどいない
でしょう。
私も越劇の『紅楼夢』と「連環画」しか知りません。でも越劇『紅楼夢』のビデオは100回以上見ました。
「林黛玉」が「夏宝玉」の結婚の宴(うたげ)の音を聞きながら、死んでいく有名なシーン(場面)です。
なによりも越劇は衣装がきれいだし「林黛玉」を演じた女優さんが良かったです^^
「連環画」の『紅楼夢』は、「夏宝玉」が大人になると可愛くなくなってしまうので(笑)、少年時代の部分
しか読んでないんです。

越劇の言葉は全然分かりません。(><)
越劇『紅楼夢』のビデオは100回以上ですか。すごい!

中国四大古典小説の一つの『紅楼夢』をもっとたくさんの外国の人に読んでほしいです。
でも、原作だと、外国人には難しいですね。
ドラマの『紅楼夢』もあります。
林黛玉(陈小旭),【贾】宝玉(欧阳奋强)版のです。
私は去年やっと手に入れたものです!
『紅楼夢』というドラマを撮影する当時に、中国全土で俳優を募集していました。
主人公の雰囲気は『紅楼夢』の原作の人物の雰囲気に一番近いと言われています。
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发表于 2006-6-6 14:28:08 | 显示全部楼层
「家(け)」についてもう少しお伺いしたいところがあります。

>>日本語には、「~家」という言い方もあったんですね。もしかして、ここの「家」の発音は「け」でしょうか。「山田けい」、「鈴木けい」などの言い方は聴いたことがあるので、ずっと「系」という字だと思いました。「け」の聞き間違いだったんですね。「山田け」、「鈴木け」などの言い方は冗談っぽく聞こえるでしょうか。

>例えば吉田さんに「吉田け!」と呼んだら、吉田さんは「きょとん(あっけにとられる時の擬態語)」とするでしょうね。冗談っぽいというより、とっても妙な感じです^^

いえいえ。「吉田け!」と呼ぶわけではりません。
私の耳に入った言葉は
「吉田け は……」もしかして、「吉田けい は……」かもしれません。
漢字で書くと、「吉田系は……」と「吉田家は……」とのどちらでしょうか。
「系」(もしかして「家」)は先祖の意味でしょうか。

自分の家(もしかして先祖)のことあるいは相手の家(もしかして先祖)のことをいうときに、こんな言い方をするのでしょうか。
丁寧な感じですか。それとも冗談っぽく聞こえるでしょうか。
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发表于 2006-6-6 15:00:37 | 显示全部楼层
mizuiroさんへ。

>自分の家(もしかして先祖)のことあるいは相手の家(もしかして先祖)のことをいうときに、こんな言い方をするのでしょうか。

はい。言います。主に「冠婚葬祭(かんこんそうさい)」の時によく言います。冠婚葬祭とは「結婚」「葬儀」「祝宴」等等。先祖を含める場合と含めない場合があります。

例えば結婚式。司会者が「吉田家を代表して、新婦の叔父である吉田太郎様から一言スピーチを頂戴いたします」。

自分で自分の家を「...家」と呼ぶのは、少し尊大(自大)な感じですね。でも「上错花轿嫁对郎」の斉家のような家
なら、むしろ自分の家を「...家」と呼んだほうが似合っています。

現代の狭いアパートに住む普通の3人家族のおとうさんが自分の家を他人に「...家」と紹介したら、ジョークです^^
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发表于 2006-6-6 15:47:06 | 显示全部楼层
友达日语さんへ

なるほど。
「け」はと~てもすっきりになりました。^^
ありがとうございました!

「上错花轿嫁对郎」の訳文は「中国語、日本語、翻訳家の感想」のような構造でとても読みやすいです。
翻訳家作業中、翻訳家と直接に意見を交わすことができるのは初めてでわくわくしています^^。

>それに彼女も杜氷雁が一生を寡婦で過ごすべきでないと思っていた。

「寡婦」の読み方は「やもめ」ですか。
それとも「かふ」ですか。

>「那男人捱不过今年了」

「那男人捱不过今年了」は「今年の年末まで持ちこたえられない」の意味です。
「今年いっぱい」は簡潔で良いと思います。

>「简单的想了想后」。

「深く考えないで」の意味です。
「素直に考えた結果」は非常に上手な訳ですね。
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发表于 2006-6-6 16:09:07 | 显示全部楼层
久しぶりの『心有千千结』です♪
第十一章についてお伺いします。

1.この放蕩息子は腰も定まらず欠点だらけで今までの過ちは枚挙にいとまがないくらいだ。でもこいつにもたった一つマシなとこがある。それは他の二人より正直なとこだ。でも正直なだけじゃ喰ってもいけないしなんの使い道もない。父さんならそんな息子をどうする?

“爸爸,你这个浪子一无是处,满身缺点,他的劣迹已经罄竹难书。他比那两个好儿子唯一所多的,只是一颗良心,但是,良心是没有什么用处的,既不能吃,也不能喝,对于这样一个浪子,你怎么办呢?”

「腰も定まらず」は慣用句でしょうか。
腰に限って使うのでしょうか。

2.「この人でなし、殺せるもんなら殺して……」
“你要杀人呀?你这个死没良心的,……”
「でなし」はどういう意味でしょうか。

3.この4年間、父さんの事は顧みなかったくせに父さんの命が残り少なくなったら帰って来て孝行づらしやがって!
四年来,你对父亲的一切都置之不顾,现在,你知道父亲所剩的时光无几,你就赶回来献殷勤了!

「づらしやがって」の意味は何でしょうか。

4.「培華、さわらぬ神にたたりなしだ。もう行こうぜ。そうでないとこちらのどなたかが殺すとおっしゃる。こんなとこで死んじゃうかばれんぞ」
“培华,识时务者为俊杰,我们走吧!再不走,被这样莫名其妙的谋杀掉,说不定再被毁尸灭迹,那才冤枉呢!”

文末の「ばれる」は理解できません。
どういう意味でしょうか。
「秘密がばれる」、「正体がばれる」の「ばれる」ではないような気がします。

よろしくお願いします。
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发表于 2006-6-6 18:11:13 | 显示全部楼层
mizuiroさんへ。お答えします。

「寡婦」は「かふ」です。でも日常語ではありません。普通は「未亡人(みぼうじん)」や「後家(ごけ)」
のほうが多く使われます。
日本の所得申告書など公式書類には「寡婦」が使われています。

>「腰も定まらず」は慣用句でしょうか。
>腰に限って使うのでしょうか。

慣用句です。「腰が定まる」は「安定する、一つの場所に落ち着く」の意味です。
「腰」以外に「尻(しり、屁股)が定まる」と言う人がいるかもしれませんが、下品なので真似をしないほうが
いいです^^

>“你要杀人呀?你这个死没良心的,……”
>「でなし」はどういう意味でしょうか。

「人でなし」が一つの単語です。「人間ではない」という意味。つまり「不是人」です。「殺せるもんなら
殺してみろ」も喧嘩の時の「決まり文句(老一套的话)」です。

>「づらしやがって」の意味は何でしょうか。

「づら」の漢字は「面」です。中国語の「装...」が近いでしょうか。例えば「装老実」は「真面目づらをする」。

>「こんなとこで死んじゃうかばれんぞ」
>说不定再被毁尸灭迹,那才冤枉呢!”

「死んで、うかばれる」が肯定形です。「うかばれる」は「死んで、魂が天国に行き、仏様に救われる」
という意味です。
この世に未練があったり、酷(むご)い死に方をすると、「うかばれ」ないで、人の魂は「幽霊(魔鬼)」にな
ったり、貞子^^になったりします。
「こんな所で死んでしまってはうかばれない」の口語ですね。
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发表于 2006-6-7 09:40:50 | 显示全部楼层
友达日语さんへ

ご回答ありがとうございます。
とても助かりました。


「人でなし」、「づら」、「うかばれる」などは全部知らない表現です。
小説の中で覚えた単語は印象的には残ります。

「腰が定まる」は「安定する、一つの場所に落ち着く」なんですね。
中国では、「尻が定まる」です^^。(でも、これはちょっと砕けた文の中で使います。)
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发表于 2006-6-7 10:41:22 | 显示全部楼层
友达日语さん
おはよう!

中国人も自分の方言がよく喋ます。地方でふるさとの方言が聞きたら、とても親切と感じます。
「上错花轿嫁对郎」の拙訳見てるとよく面白いです。小さいから見て小説ですから。
20代の中国若い女性なら、琼瑶先生より席绢の本がよく読んでいると思います。

日本もこんなに小説がありますね。でも、中国人は少し知りませんでした。
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发表于 2006-6-7 12:30:57 | 显示全部楼层
mizuiroさんへ。

日本語を習っていない中国の人もドラマでよく使われる日本語は知ってますね。

中国で食事をする時に周りの人が「みし、みし」と言います。最初はなんの意味かわからなかったんですが
「めし(飯)」の事なんですね。ドラマで、悪い日本の軍人が、よく言ってます。

「没法子」という中国語を、今でも日本の古い人は使います。そのまま「メイファーズ」と中国風に発音します。
「老头儿」は完全に日本語の一つになりました。発音も「ロートル」です。

これも昔の日本の映画で使われたからかも知れません。

余談ですが、私は中国の映画の法則を発見しました。「食事のシーン(場面)の出てこない映画は無い」
という事です。だから、私は中国映画を見る時は必ず、あらかじめ何か食べてから見ます。
そうでないと、映画を見ている間、お腹が空いてたまりません(苦笑)

p.s
私は孟庭葦の歌から、たくさんの文型を覚えましたが、「怎么让你伤心伤了你的心的我的心,好伤心」という
歌詞は未だに頭が混乱します





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发表于 2006-6-7 12:37:44 | 显示全部楼层
>怎么让你伤心伤了你的心的我的心,好伤心

本当に難しいです!
日本語はなんですって?
私はこの文の中国語もよくわかりません。
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发表于 2006-6-7 13:22:31 | 显示全部楼层
jewelさんへ。

この歌は孟庭葦の「伤了你的心我伤心」という歌の一節です。

「こんなに貴方を傷つけて、貴方を傷つけた私の気持ちも傷ついた」かな...。

まるで早口言葉みたいです(苦笑)
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