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楼主: 呼唤十字星

《南十字星》原文及汉语翻译

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 楼主| 发表于 2011-11-13 12:03:56 | 显示全部楼层
「同じことだ」
「全然違うでしょ。大体何でそんなにのびてるの?」
「異国で道も分らないのに、放り出されたんだぞ!このホテルを必死で探して歩いてたんだ。」「誰かに聞きゃいいのに」
「日本語で、か?-それに、ホテルの名を忘れちまった。」
「救い難しいわね」
「こんな長い名をつける方が間違ってる!」
八つ当たりである。
「-だけど、あのペーターって人、どこへ行ったのかしら?」
と、美貴が言った。
確かに、美貴たちに自分から声をかけて来ながら、また突然姿を消してしまったというのは、妙である。
すると、そこへ―。
「何だ、ここにいたのか」
と、当のペーターがロビーへ入って来た。「どこへ行ったのかと思った」
森は一人でむくれている。
ルミ子が説明すると、ペーターは苦笑いして、
「確かに急いでいて、彼のことは気にしてなかったね」
「気にしなくていいわ、これからも」
と、ルミ子は言った。「でも、どこへ行ってたの?」
「いや、妙な仲介が入ることがあるからね、こういう場合。その用心さ。
「仲介って?」
「何か、盗まれら物を買い戻したいとか、さらわれた人間を取り戻したい、って話を耳にするとね、マフィアとか、あの手の連中が
動くことがあるんだ」
「マフィア?」
「うん、仲介してやる代りに、手数料を取る。べらぼうな額をね。そうなると、ますますややこしくなるから。前もって手を打っておく
必要がある」
「へえ…」
ルミ子は、唖然としている。「何か、映画の中の話みたい」
「現実に、そんなことがあるんだよ」
と、ペーターは言った。
「で、話はついたの?」
「うん。向うも今はほかの仕事で忙しいらしい。そんな小さなことまで手が回らない、と言ってたよ」

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“一样的。”
“完全不一样好吧。你干嘛这么累?”
“在国外不认识路,还让我上外面去!我拼命才找回这个旅店。”
“不会问问别人啊。”
“用日语?——还有就是这个店名我忘了。”
“没救了。”
“这店起这么长的名字有木有搞错~!”
店名有八个字。
“那个,皮特哪去了?”
美贵问。
的确,对着美贵她们却自言自语,然后又突然消失了,真是奇怪。
这时,
“怎么了?我不在这呢吗?”
说话这个人正是皮特。皮特走了进来:“以为我去哪了?”
森田一个人赌气着。
留美子说明了下,皮特苦笑:
“确实我很匆忙,他的话请不要介意。”
“现在在就不介意了。”
留美子说到。“但是,你去哪了呢?”
“没去哪,有家很微妙的中介适合这种场合,我注意了下。”
“中介?”
“就是知道什么想买回被盗的东西了,想赎回被绑架的人这种风声, 黑手党手下活动的地方。”
“黑手党?”
“恩,靠中介挣取回扣。巨额的回扣。那样的话,事情越来越复杂了。有必要事先着手。”
“诶!”
留美子哑然,“这怎么有点像电影呢。,”
“这是现实,现实中也是有的。”
皮特说。
“那么,回话呢?”
“恩,对方现在好像很忙,说没空管这么小的事。”
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 楼主| 发表于 2011-11-14 15:03:53 | 显示全部楼层
本帖最后由 呼唤十字星 于 2011-11-15 14:13 编辑

「あなた―マフィアを知ってるの?」
「知り合いがいる、ってだけだ。何かと便利だからね」
と、ペーターは言った。「さて、あの広告に対して、犯人たちがまたどう応じて来るかだね」
しかし、ルミ子と美貴は、ポカンとして、ペーターを眺めているばかり…。
森田は一人、ふてくされて、そっぽを向いていた。

「おおいたい…」
奈々子は、ベッドに起き上って、顔をしかめた。
―そろそろ夕食時間だということは分っていた。しかし、いやに早いような気がする。
放り投げられて、何時間か気を失っていたせいだろう。
それにしても…。あの馬鹿力!
助けてなんか、やるんじゃなかった。-つくづく、奈々子は、己惚れの好さに、いや気がさして来てしまった。
腰だの、膝だの、頭だの…。あちこちぶつけて、すりむいているし…。
シャワーでも浴びようか。こうなったら、お風呂にでも好きなだけ入って、おぼれ死んでやる。
理屈の合わない怒り方をしていると、足音がして、ドアのかぎを開ける音。
「あ・・・」
今度は二人で来た!
一人は夕食の盆を持っている。あの、心臓が苦しくてのびてた奴。
もう一人、奈々子を放り投げた奴が、一緒に入って来た。
「何よ…。何するのよ」
と、奈々子は、二人が近付いたので、後ずさった。
そういや、神原ってのが言ってたっけ。
逃げ酔うとしたら、この二人が、奈々子のことを、殺しさえしなきゃ、何してもいい、ってことになってる、って…。
「それ以上、近付いたら…引っかくからね!私は猫年なんだから!爪は痛いんだぞ!」
日本語でやっても、通じるわけがない。
すると、二人の大男、同じに足を止めると、一斉に、
「どうも、すみません!」

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“你——知道黑手党?”
“只是有过耳闻,好像因为便利。”
皮特说。“那,对那个广告,犯人他们又怎么应对呢?”
但是,留美子和美贵都在发呆的一个劲的看着皮特。
森田一个人赌气的看向一边。

“噢,疼死我了........”
奈奈子从床上爬起来,皱紧眉头。
——差不多快要到吃完饭的时间了。但是,总觉得太早。
被摔后昏厥了多长时间的原因吧。
而且,那种傻力气。。。
救人这事就不该做。——奈奈子仔细一想,开始讨厌自恋的老好人了。
腰上,膝盖上,头上哪都是擦伤。
要洗个淋浴什么的,那样的话,只要能去洗,就一头溺死。
正在发泄无理得怒意时,脚步声响,紧接着是门上的开锁声。
“啊”
这次俩个人一起来的。
一个拿着晚饭的盆。那个,心脏有病的家伙。
还有一个人,就是把奈奈子摔晕的家伙,一起进来了。
“干什么?想要干什么!”
奈奈子见俩个人靠近前来,吓得急忙退后。
不要像神原说的那样。。。
想要逃走,这俩个人就把奈奈子杀了还是怎么的都行的说。
“够了!再往前一步我就要挠了!我可是属猫的,抓过可是很痛的!”
日语应该是交流不了滴。
但是,俩个大汉同时驻足了。一齐说到:“实在对不起。”(日语)

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发表于 2011-11-19 17:08:37 | 显示全部楼层
とてもおもしろい小説で、いい翻訳です。どうして五日まで出さないなのですか。
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 楼主| 发表于 2011-11-20 10:05:58 | 显示全部楼层
回复 cs8785 的帖子

实在不好意思,以为没人看,所以最近稍微忙了点就没更新。
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发表于 2011-11-21 07:57:07 | 显示全部楼层
不会,打扰你了,真不好意思。我一直在看的,很精彩。
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 楼主| 发表于 2011-11-21 18:43:27 | 显示全部楼层
回复 cs8785 的帖子

好的,有时间我一定会更新下去的,谢谢你的支持,。
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 楼主| 发表于 2011-11-23 11:28:17 | 显示全部楼层
本帖最后由 呼唤十字星 于 2011-11-24 10:09 编辑

と、コーラスをやりだしたのである。
これには奈々子、引っくり返りそうになってしまった。
一人がポケットから小さな本を出すと、ページをめくって、
「ア―…マチガイ…デシタ。ゴメンネ」
「はあ?」
「クスリ…ダンケ」
二人が、とぎれとぎれの日本語を並べて、何とか言おうとすることを、奈々子は必死で想像力をめぐらせ、やっと分った。
つまり、後から駆けつけて来た男は、相棒が倒れているのを、奈々子にやられた、と思い込んで、カットなり、かつぎ上げて投げつけた、ということだった。
後で、相棒から、事実を聞いて、反省したということで、お詫びに来た、というわけである。
「何だ、そういうことなのね」
と、奈々子は肯いて、「ま、いいや。-別に骨が折れたってわけでもないしね」
ケロッとしてしまうのが、また奈々子らしい。
本当にすまないと思ってるんなら、逃がしてくれりゃいい、とも思うが、そうなると、今度はこの男たりが危ないのだろう。
「ヤア、ヤア。オーケー、オーケー」
と、奈々子は笑って肯いて見せた。
人間の気持は、通じるものである。二人の男は嬉しそうに、ニコニコして肯き合い、奈々子の前にテープルを持って来て、夕食の盆を置いた。
「ダンケ。-あの…カフェ?」
コーヒーはカフェ、というのは奈々子も憶えていた。
「ヤア」
男の一人が出て行くと、奈々子は、大してお腹も空いていなかったが、ナイフとフォークを手に、食べ始めた。
すると、男が戻って来て…。
奈々子は、その盆に、特大の―日本のクリスマスに、四人家族で食べるより倍も大きいケーキがドン、とのっているのを見て、仰天した。
どうやらお詫びの印に、このケーキを持っていたらしい。しかし…。その甘そうな匂い。
匂いだけで、奈々子は食欲を失ってしまった…。
「ダンケ・・・。あの―一緒に食べない?ね?」
と、身ぶりでやっていると…。
車の声がした。二人の男は顔を見合わせると、急いで、部屋を出て行った。
「誰かしら…」
神原かしらね。でも、あの二人、いやに怖い顔して出てったけど。
奈々子は、ともかく、巨大な肉の塊に、ナイフを入れた。
すると―階下で、何かが叩き壊されるような、凄い声がしたのだった。

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说着拿出了杯子。
这使得奈奈子差点摔倒。
一个人从口袋中拿出个小本,翻了几页,
“啊。弄错了,谢谢,对不起。”
“哈?”
“药....谢谢。”
俩个人断断续续的日语拼字说的话,让奈奈子费劲脑汁才弄明白。
他们的意思是后赶来的男人看见伙伴倒下了,以为是奈奈子干的,就发火了。把奈奈子举起来摔在地上。就是这么回事。
后来,从同伴处知道了事情真相,于是反省后,前来道歉。
“什么啊,原来是这样。”
奈奈子点了点头,“算啦——反正骨头也没折断。”
这种满不在乎的表现还真是奈奈子的风格。
要是真的想认错,就让我逃脱了,虽然这么想,但是那样的话,他俩就危险了。
“呀,呀,OK,OK"
奈奈子笑着点了点头。
人的心情是有表现的。俩个男人很高兴,笑着互相点头,把桌子搬到奈奈子面前,摆上晚饭用的碗。
“谢谢——那个,咖啡有吗?”
奈奈子还记得德语里咖啡怎么说。
“呀."
一个男人出去了,奈奈子虽然不怎么饿,但还是拿起刀和叉子,开始吃起来。
一会,男人回来了。
奈奈子看着碗里一块特大的——比一家四口的食量还大的日本奶油蛋糕,大吃一惊。
好像是为了道歉证明诚意,就拿来的蛋糕。但是...这么甜的味道!
光是闻到甜味,奈奈子就没有食欲了。
“谢谢...那个,你们也一起吃吧。啊?”
说着还手舞足蹈的比划着。
汽车的声音响起。俩个男人互相看了一下,急忙出了房间。
“谁呢?”
神原吧。但是,那俩个人出门时的表情好像很害怕啊。
奈奈子不管那么多,暂且先用刀子切进一块巨大的肉块里。
突然——楼下传来什么被打碎似的巨大声响。
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 楼主| 发表于 2011-11-24 15:25:38 | 显示全部楼层
本帖最后由 呼唤十字星 于 2011-11-25 12:08 编辑

24ぶら下った男
何の音だろう?
奈々子は、食べかけていた手を休めて、階下から聞こえて切る音に耳を傾けた。
どう考えても、それは「友好的な音」とは言い難かった。——ドシン、バタン、バリン、と続いて、やがて静かになる。
見張りの二人が、えらく怖い顔で出ていたのを、奈々子は見ていたので、どうもただごとじゃない、と気づいていた。
車の音がしたから、誰かがやって来たことは間違いない。-誰が、何の用事でやって来たのだろう。
ゴトッ、ゴトッ、と足音がして、何人かが階段を上がって来る。
美貴やルミ子たちが、ここを捜し当てて、助けに来てくれたというのなら、奈々子も大喜びするところだが、そうは思えない。
奈々子は、立ち上った―。
そして…。ドアが聞く。
「ここだな」
と、日本語が聞こえて来た。「どこに行った?」
「あいつらが、どこかへ隠したのかも…」
もう一人も日本人である。
「いや、そんな時間はなかったはずだ。-捜してみろ」
誰だろう?
奈々子は、声だけ聞いていた。ベッド下へ隠れていたのである。
あんまり気のきいた隠ればしょうとは思えないが何しろ時間がなかったのだから、仕方ない。-向うがうまく引っかかってくれるといいが。
一人の方の声は、何となく聞いたことがあるような気もする。もちろん、断言はできないのだが。
バスルームのドアを開ける音がした。
「-おい窓が開いてる!」
「何だと?」
二人がバスルームへ入って行く。
その間に、奈々子は、ベッドの下から這う出した。
「こんな狭い所から出られるかな」
「やってできないことはないだろう」
と、二人が話しているのが聞こえて来る。
あの二人だけ、ってことはないだろう、と奈々子は見ていた。たぶん他にも誰か連れて来ている。
奈々子は、部屋を出ようとしたが、階段をまた上ってくる足音。-まずい!
どうにもならなくて、奈々子は、内側へと開いたドアの陰、壁との間に、入り込んだ。
これじゃ、見付かっても仕方ない。
「-外へ出ても、遠くへは行ってないだろう」
と、一人が言った。
これは、かなり若い男の声だ。もう一人、何となく聞き憶えのある声の方は、もう少し中年近い印象だった。
「そうだ。そこの戸棚の中を覗いてみろ」
と、若い方が言った。
「-いないな。ベッドの下は?」
「うん。-いない。そうなると、やはり外へ出たのか」
「どうする」
二人が、少し考え込んでいる様子。そこへ、新たに上って来た一人が、ドイツ語で話かけた。

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24 吊挂的男人
什么声音响起了。
奈奈子刚刚要开动的手又停了下来,倾听楼下传来的声音。
怎么想也不会认为那是什么好事发出的声音。——咚,乓,啪的声音此起彼伏,一会又安静了下来。
奈奈子看到看守的俩个人,神情惶恐的出去,感觉发生的不是小事。
汽车的声音响起,肯定是谁来了。谁呢,来了为了什么事吧。
咔哒咔哒的脚步声,什么人上了楼梯。
美贵和留美子她们搜到这来救自己的话,奈奈子可就太高兴了,但是,这可看不出来。
奈奈子站了起来。
这时,门开了。
“在这呢。”
听到的是一个用日语说的声音。“去哪了呢。”
“那些家伙藏哪去了?”
又一个日本人。
“呀,要没时间了。——找找看。”
谁呢?
奈奈子只能听到声音。她藏在了床下。
虽然不能认为是很聪明的隐藏地点,但毕竟没时间了,也没有办法的事。——对方不能顺利找到就好。
好像觉得有一个人的方向有的声音响起。当然,不能断定。
浴室的门打开的声音。
“哦,窗户开着呢。”
“你说什么?”
俩个人进了浴室。
这个空当,奈奈子从床下爬了出来。
“从这么小的地方出去了啊。”
“应该是不可能的吧。”
奈奈子听到俩个人在说话。
不能只是俩个人吧,奈奈子看去。大概还带来别的人了。
奈奈子想从屋里出去,但楼梯上又响起一个人上楼的声音——不好!
奈奈子怎么也钻不进内侧打开的门和墙之间的空隙里,这样的话,要被发现了。
“——即使出去了,也不会走的太远才对。”
一个人说到。
这是个很年轻的男人的声音。另一个人总觉得听过他的声音,有些接近中年人感觉。
“这样,在这个柜橱里找找。”
年轻人说。
“——没有,床下呢?”
“恩,——没有,这样的话,果然是出去了吧。”
“怎么办?”
俩个人稍微思考下的样子。这边又上来一个人,用德语搭话。
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 楼主| 发表于 2011-11-26 13:49:18 | 显示全部楼层
若い方が、ドイツ語で返事をすると、もう一人を、
「行こう。神原の奴が来るとまずい」
と、促した。
「女はどうする?」
「必ずホテルへ連絡するさ。あの連中を見張ってりゃ、居場所はつかめる」
「なるほど」
二人が出て行って、ドアが閉る。
奈々子はホッとした。-こんなにうまくいくなんて!
しかし、今の二人は誰なのだろう?奈々子たちのことを、ちゃんと知っている様子だったが。
ともかく、今の話を聞いていても、奈々子は助けるつもりでここへ来たのではないらしいことは分る。奈々子の勝手な想像では神原と同様、何か良からぬことに係り合っている連中で、神原と敵同士、というところであろう。
神原が来るとまずい、とか言ってたけど、引き上げるのだろうか?そしたら、今のうちにここから逃げ出して、町まで行けるだろう。
ドアをそっと細く開けて、一階の様子に耳を傾けていると、何やらドイツ語で言う声がして、ドタドタと足音が…。
ドアが閉り、少しして車の音が、遠ざかって行った。―どうやら、引き上げて言ったらしい。
奈々子は、まだ油断できないぞ、と自分に言い聞かせ、ゆっくりと部屋を出て足音を殺しながら、階段を下りて行った。
そっと、一階の様子を覗いてみると―何とも、ひどいこと。
机や椅子は、引っくり返っているだけでなく、二つに割れたり、足が折れたり、めちゃくちゃである。
よくやったわね、こんなに…。
奈々子は、呆れて首を振った。そして―そういえば、あの二人の男。どこへ行ったんだろう?
逃げたのかしら。-まあ、お金のため、とはいえ、命をかけてまで、人質を奪われないように頑張るほどのこともあるまい。
「それが普通の人間ってもんよね」
と、奈々子は一人で納得している。
さて―これからどうしよう?
外へ出ても、辺りはもう暗くなっている、一旦外へ出て、朝までどこかに隠れているか…・。

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年轻人用德语答复后,另一个人催促到:“走吧,神原那家伙回来就不好办了。”
“女人怎么办?”
“肯定会与旅馆联络的。监视她的同伙就能找到他们的住处。”
“这样啊。”
俩个人走了出去,门关上了。
奈奈子松了口。——这么痛快的就走了。
但是,刚才那俩个人是谁呢?奈奈子他们的事情好像很清楚的样子。
总之,听了刚才的话,就知道他们并没有打算来搭救奈奈子。奈奈子随意一想,觉得他们和神原一样,不是能和什么好事联系上的人,也许是神原的死敌吧。
他们说神原来了就糟了,那么会上去吗?那样的话,现在从这里逃出去,能逃到小镇上去吧。
奈奈子悄悄的把门打开了一条缝,往一楼的方向听了听,有用德语说着什么的声音,然后就是咔哒咔哒的脚步声了。
门关上,一点点汽车的声音,逐渐远去了。——好像是上去然后走了。
奈奈子对自己说不能疏忽大意了,一边控制着自己的脚步声,一边向楼梯下走去。
偷偷的朝一楼望了望——真是过分啊。
不仅桌子椅子都倒了,被削成两半的,折腿的,乱七八糟的放着。
竟然做的这么过分。
奈奈子呆呆的摇了摇头。而且——说起来,那俩个大汉呢。他们去哪了?
逃跑了吗?——算了,虽说是为了钱,但也绝不会到拼命抢夺人质这种地步的。
“这就是普通的人啊。”
奈奈子自己信服了。
那么,接下来怎么办?
去外面,周围变得黑漆漆的。一旦出去,在早晨前,就得藏起来吗。
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发表于 2011-11-28 08:14:23 | 显示全部楼层
“いや、そんな時間はなかったはずだ。-捜してみろ”应该翻译成为“不会,应该没有那样的时间,找找看。”这句话指的是没有躲藏的时间。
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 楼主| 发表于 2011-11-28 09:28:49 | 显示全部楼层
回复 cs8785 的帖子

あ。そうです。ありがとう。
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 楼主| 发表于 2011-11-28 10:29:54 | 显示全部楼层
「ウーン」
何だ、今の?
奈々子は、キョロキョロ見回した。しかし何も見えない。
空耳かね…。奈々子は外へ出ようとした。
「ウーン…」
こりゃどうも、空耳ではないらしい。
四かも―どうやら頭の上の方から、聞こえて来る。
で、当然のことながら、奈々子は頭上を見上げた。
「キャーッ」
と、悲鳴を上げたのは、奈々子だった。
あの二人の大男―見張りをしていた男たちが、天井のはりから、ぶら下っていたのである。
奈々子、その場にドスン、と尻もちをついてしまった。-こんなびっくりしたのは、あの〈南十字星〉が爆弾で吹っ飛んで以来だ。
心臓が、飛び出しそう!-びっくりさせるな!
だけど…。その二人だって、好きで奈々子をびっくりさせたわけではなかった。
二人とも、縄で縛られ、はりから吊り上げられている。頭を何かで殴られたのだろう。
血が顔を伝って落ちていた。
「ひどいことして…」
と、奈々子は、思わず呟いた。
驚きからさめると、奈々子は、さっき、あの二人が、わざわざ日本語の練習までして、謝りに来たことを思い出し、とてもこのまま放ってはおけない、という気になった。
こんなの、放っといて早く逃げりゃいい、とも思うのだが、そこは持って生れた性格というやつである。
まず、何とかあの二人を下ろさなくてはならない。しかし、はりでは高くて、とても上れないのである。
「何かないかしら…。何でもいいけ―何でもよくない」
自分でもわけのわからないことを呟きながら、奈々子は、手当り次第、ドアや引出しを開けてみた。
ナイフがあった!-ナイフと言っても、鉛筆を削るのにはあまり役に立ちそうもないが、包丁の代りにはなるかもしれない。
それくらい大きくて、重い。
「はしご。はしごか何かない?」

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
“唔嗯”
什么声音?刚才。
奈奈子四处张望着。但是什么也没看到。
听错了啊....。奈奈子就想往外走。
“唔嗯...。”
这实在不是听错了。
而且——声音好像是从头上传来的。
所以,理所当然的,奈奈子抬起头来看。
“啊!”
一声尖叫的是奈奈子。
那俩个大汉——看守的俩个男人在天花板的衡量上吊着。
奈奈子看到这个场面,扑通一下坐在了地上。——这种惊吓,是在《南十字星》爆炸消失以来的第一次。
心脏好像要跳出去似的!吓死人了。
但是。。。那俩个人也不是喜欢吓唬奈奈子的。
俩个人全部被绳子绑着,从房梁上吊着。头部被什么打了。血顺着脸上流了下来。
“做的这么过分。。。”
奈奈子不禁嘟囔到。
惊吓中醒来的奈奈子想起刚才俩个人特地练习日语,前来道歉的事情,觉得不能这样放着不管。
虽然也想过就这样放着不管,早点逃跑就行了,但是这种性格是奈奈子与生俱来的。
首先,必须设法把俩个人放下来。但是,房梁那么高,实在是上不去啊。
“什么都没有吗?什么都好啊,——什么都没用啊。”
奈奈子一边嘟囔着自己都不知道什么意思的话,一边顺手瞎摸,门啊,抽屉什么的打开来看。
有把小刀!说是小刀,实际上不是什么用来削铅笔的小刀,也许是菜刀。
而且又大又重。
“梯子呢,梯子什么的没有?”
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发表于 2011-11-28 14:21:29 | 显示全部楼层
不错 支持一下 楼主辛苦了
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 楼主| 发表于 2011-11-29 14:09:48 | 显示全部楼层
回复 891098 的帖子

啊,还有你的支持,多谢。
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 楼主| 发表于 2011-11-29 14:56:12 | 显示全部楼层
キョロキョロしていると、上から何やら声ふって来た。
一人の男―奈々子を放り上げた方だ―が、気が付いた様子、何やら喚いている。
奈々子は、ドイツ語など分からない。しかし、この場合は、おそらく、
「おろしてくれ!」
と言っているのに違いない。
切羽詰まれば、言葉は分らなくても、気持ちは通じるものだ、と奈々子は思った。これは、あまりに特殊な場合かもしれないけど…。
奈々子が、
「分ったら!はしごは。はしごはどこ?」
と、怒鳴って、はしごを上る手つきをすると、幸い通じたらしい。
「バック!バック!」
たぶん、英語の方がまだ分ると思ったのだろう。
バック?後ろ?-そんなもんないわよ。
「アウト!アウト!」
野球やってんじゃないわよ。-アウト。
外か!この家の外だ。
「オーケー、オーケー」
と、手を上げて見せ、奈々子は、家から外へ出た。
外の、「パック」。-つまり、きっと裏手の方だ。
しかし、あいつも英語力、相当低いわね、と、奈々子は変なところで安心しているのだった…。
電話が鳴った。
「何だか、電話の鳴り方も、ヨーロッパはのんびりしてるわね」
と、ルミ子は言って、受話器を取った。
ここは美貴の部屋。-奈々子が消えてしまったので、ルミ子が、美貴と一緒にいるのである。
「ヤア」
と、ルミ子は言った。「-え?もしもし?」
「何だ、ルミ子か。何してるんだい?」
「-野田さん?」
と、ルミ子は言った。「どこからかけてるの?」
「ホテルのロビー」
「このホテル?」
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
奈奈子四下张望后,发现是从头上发出的声音。
一个男人——就是那个把奈奈子投出去的那位——很注意的样子,喊着什么。
奈奈子虽然不懂德语,但现在这个场合,恐怕他说的应该是“放我下来。”吧。
无可奈何之时,语言即使不通,心灵也是相通的,奈奈子这么觉得。这也许是太特殊的场合。
奈奈子大声回道:“知道啦,梯子呢?梯子在哪?”
做了个爬梯子的手势,幸运的是,那家伙好像明白了。
“后面,后面。”(英语)
大概,认为奈奈子会懂英语吧。
后面?——哪有啊。
“外野!外野!”(英语)
又不是棒球。——还什么外野。
外面啊,这所房子的外面。
“好的,好的。”
奈奈子举起手让他看见,然后走出门外。
外面的后面。——也就是说,肯定在背面。
但是,那家伙的英语水平相当低啊,奈奈子虽然别扭,但还是安心了下来。

电话响了。
“总觉得,在欧洲电话都少了。”
说着,留美子拿起了话筒。
这是美贵的房间。——因为奈奈子消失了,所以留美子就和美贵一起住了。
“呀,”留美子说到“——诶?喂喂?”
“什么啊,是留美子吗?你在干什么呢?”
“——野田先生吗?”
留美子说到。“你在哪里打的电话?”
“宾馆的大厅里。”
“这所宾馆。”
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