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发表于 2004-8-30 08:07:20
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08月30日6 s+ |! G4 b, {3 o
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東京の池袋駅からほど近い豊島区立南池袋小には、ちょっと変わった一角がある。「豊島みみずく資料館」だ。長年収集してきたフクロウにちなむ品々を、飯野徹雄・東大名誉教授が、フクロウにゆかりの郷土玩具のある豊島区に寄贈、今春開館した。 ! S. U* c( C! @ @1 u' n) X" k p
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フクロウの生態や、世界のフクロウのイメージ、工芸品、玩具などが展示されている。その中に、アテネの守護神で、学芸や知恵などをつかさどる女神アテナに付き従うのがフクロウとの説明がある。
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+ G: K, s% |! Y* Q ギリシャとフクロウとのなじみは古く、アリストファネスの喜劇「鳥」にも繰り返し登場する。「アテナイにフクロウ」とは、何かをその本場に持ち込むことから「シャカに説法」のような意味になるという。
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" @2 E9 T. S5 j% x 飯野さんの『フクロウの文化誌』(中公新書)によれば、ローマの時代になると、商工業の守り神だった女神ミネルバがアテナと同格とみなされ、学芸の神の役割を引き継いだ。そして、ヘーゲルの言葉が生まれる。
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) ^* ^) z7 R8 j& f C; c4 D 「ミネルバのフクロウは黄昏(たそがれ)が来ると飛びはじめる」。種々の学芸の中で、総合的で最終的な学問として最後に到達するものである哲学を、学芸の象徴としてのミネルバのフクロウにたとえたという。 , W0 A0 _& F* Y! P+ E6 N" {
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ゼウスの頭から武装した姿で生まれたとされるアテナは、戦いの神でもある。そのアテナを祭るパルテノン神殿の下で開かれた五輪が、終局を迎えた。数多くの感動を世界にもたらしたが、丘の上の白い廃虚は、知恵と戦いのはざまで苦悩する世界の象徴とも見えた。ミネルバのフクロウは、今どこにいるのだろうか。 |
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