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楼主 |
发表于 2006-7-23 08:59:19
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小さな力、大きな力
家に帰ると母が真っ赤な目をして、ボーっと座り込んでいた。驚いて理由を聞くと母は黙って窓を開けた。マンション十階にある僕の家からは、一面の森が見える。木は向こう側にある街を上手に隠し、まるで森がずっと続くかのようである。両親はこの窓からの風景が一目で気に入ったらしい。そして、この森が市の条例によって守られていることを知り、ここに決めたのだと話してくれた。
) W" t, W5 ~! f& I外を見た僕は目を疑った。森がない…。凄い力で薙(な)ぎ倒されたのかのように、ほとんど木は倒され、、森は消えてしまっていた。& w8 s" y8 ~9 t; w4 E
「何が起きたのか分からないの。すごい音だったのよ。突然、人や機械が森に入ってね。たくさんの虫や鳥が飛び出して来て…。」
1 y' Z; d1 i# t: z0 g, ]: Y0 G. ?6 J4 z' m母は力が抜けたように話した。
: E4 [: U# E7 u( @7 D0 h) Eマンションが大騒ぎになった。そして数日のうちに、裏の森が市の条例から外れていた事、森の持ち主が売りたがっている事、業者が耕地を条件にして話をすすめている事などを知った。市長さんや議員の方々が、森の跡地を見にきて眉をひそめた。でも、どうする事も出来ないのだ。個人の資産と自然のあるべき姿とは両立出来ないものか。
4 ]& J0 x! y' B0 P3 f7 L7 e今の僕には何も出来ない。大好きだった森が瀕死の状態なのを見ても、何をして良いのかがわからない。図書館で市の条例について調べた。インターネットで自然保護を引いてみた。だが、僕の手には余る大きな物を感じ、無力感だけが残った。2 U, p$ a/ V; w+ H* f
ある日の夕食の後、父にこの森の為に出来る事を聞いてみた。
1 K" t" d. x- x4 ^9 A8 k: p, I「君に出来る事は、この森の様子を覚えておく事だね。決して忘れない事。本当はここだけじゃない。世界中で同じ様な事が起きているんだ。無秩序な開発で森や山はどんどん消えていく。まずは知る事だ。現状や他の人達がどんな活動をしているか。」( M# H( I3 b/ P5 e7 Q9 Z' j: B; q
と父は言った。隣りでは母が、牛乳パックをはさみで切り開いている。僕はいつもゴミの分別を、うるさく言う母を思い出した。小さな事だけど、母は僕の前を歩いている。リサイクルという自然環境保全を着実に実行している。出来ない、出来ないとすぐに結果を求めるのは、この大きな問題においては愚かな事なのだ。すぐやれる事から着実に行動し、その上で先を見て考えなければいけないのだ。) S3 N* Y% |+ T' N
小さな力の集まりがいつか、大きな力になる日を信じ、心の中に苗木(なえぎ)を一本一本植える所から始めなければならない。なぜなら数年後には確実に社会に出、環境について責任を担う時が来るのだから。
( p G% M# b, Y1 d4 \# w目を閉じると僕の目の前には、あの森が広がる。小さい頃からずっと、パワーを与え続けてくれた森が、だから僕は頑張れる! |
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