52 いくつになっても
歳の話はあまりしたくないのですが、年齢を重ねてもステキになろうと頑張っている女性たちをご紹介しましょう。
まずは、40歳を過ぎた女性です。子育てしながら、フルタイムで仕事をし、アナウンスのレッスンに通って、発声、発音、アクセントなど基礎を学び、司会の方法を学びました。今では、結婚披露宴やパーティの司会をこなしています。もっと上手くなりたいそうで、20代の方に混じって、レッスンを続けています。
続いて同じく40歳になったばかりの子育て中の奥様。声が小さく控えめなので、積極的になりたいと一生懸命声を出しています。20代の方と一緒に練習をしているんですが、声を出したり、人前で話すのが楽しくなってきたようです。また、おたがいにいい刺激をうけているようです。「50歳になる頃にはステキな話し手になれるかしら」と家事をしながら、毎日発声練習をしています。
つぎは、50代の女性です。この方は、おしゃれでいつも華やかです。歌や踊りも大好きで、ステキでいるために、話し方もよくしたいとレッスンをはじめました。講演に行って、上手な方の話を聞いていい所をまねたり、テープに吹き込んでチェックしたり、本気で取り組んでいます。きっと、好きなんですね。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、本当に上手くなりました。スピーチを頼まれると嬉しいそうです。
中には、「いつまでも練習しても仕方がない」と寂しいことをおっしゃる人もいますが、努力している人を間近で見ていますと、あきらめてはいけないことがわかります。少しずつでも続けていれば、進歩するものですし、人前で話す回数も増えれば、慣れます。要は、自分がどれだけ上手くなりたいかの目標が高いかどうかです。あとは、読むこと、話すことが好きであることです。元気な女性たちを前にして、私ももっと自分を磨かなくてはと思います。
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