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发表于 2004-10-27 09:02:13
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10月(じゅうがつ)27日(にち)付(づけ); q; S u6 u: {- \, Z
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「木(き)に竹(たけ)を接(つ)ぐ」とは、つなぎ合(あ)わされたものが調和(ちょうわ)しないさまや、条理(じょうり)の通(とお)らないことをいう。ほめられる状態(じょうたい)ではない。しかし、台風(たいふう)23号(ごう)による災害(さいがい)では、37人(にん)が無事(ぶじ)だったのは木(き)に竹(たけ)を接(つ)いだからか、と思(おも)わせるようなことがあった。
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京都(きょうと)府(ふ)舞鶴(まいづる)市(し)で、濁流(だくりゅう)に沈(しず)むバスの上(うえ)で一夜(いちや)を過(す)ごした人(ひと)たちの写真(しゃしん)が先日(せんじつ)載(の)った。そこには不思議(ふしぎ)なものが写(うつ)っていた。バスと立(た)ち木(ぎ)の間(あいだ)の棒状(ぼうじょう)のものだ。ロープにしては太(ふと)すぎる。鉄(てつ)パイプでもない。実(じつ)は、バスのそばに流(なが)れてきた竹(たけ)だったという。 3 y- ]( }' j( v! T8 `. k
: b, z# y2 i- k" h 20日(にち)の夜(よる)、水(みず)の勢(いきお)いでバスが流(なが)されそうになった。近(ちか)くの車(くるま)のロープを取(と)ろうとして飛(と)び込(こ)んだ1人(にん)は、行(ゆ)き着(つ)けず、途中(とちゅう)の立(た)ち木(ぎ)にしがみつく。流(なが)れてきた竹(たけ)をバスと木(こ)の間(ま)に渡(わた)すが、両端(りょうたん)を握(にぎ)り合(あ)うにも限度(げんど)がある。もう1人(にん)が飛(と)び込(こ)んで木(き)まで行(い)き、靴(くつ)ひもで竹(たけ)と木(き)を結(むす)んだ。水(みず)が引(ひ)いた時(とき)、立(た)ち木(ぎ)には、2本(ほん)分(ぶん)の靴(くつ)ひもでつながれた竹(たけ)がぶらさがっていた。
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竹(たけ)は、たまたま流(なが)れてきたのだろう。しかし、舞鶴(まいづる)と竹(たけ)とのつながりは深(ふか)く、市内(しない)の竹林(ちくりん)の面積(めんせき)は府(ふ)で最大(さいだい)だという。竹(たけ)は、刈(か)り取(と)った稲(いね)を干(ほ)す稲架(はさ)の横(よこ)棒(ぼう)にも使(つか)われるそうだ。偶然(ぐうぜん)だったにせよ、流(なが)れ着(つ)いた竹(たけ)に、土地(とち)の色合(いろあ)いが映(うつ)っているようだった。
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2 x1 N& x0 x/ t! r& b% z0 ], l# a, @ 木(き)に竹(たけ)を接(つ)ぎ、靴(くつ)ひもを接(つ)ぐ。このつながりに、どれほど実効(じっこう)性(せい)があったかは分(わ)からない。しかし、平時(へいじ)なら出(で)あうことのなかった物(もの)たちを接(は)ぎ合(あ)わせ、おそらくは、そこに命(いのち)をもつなぐ。
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新潟(にいがた)の苦境(くきょう)をしのびながら、舞鶴(まいづる)での知恵(ちえ)と勇気(ゆうき)と幸 |
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