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发表于 2004-3-10 23:00:00
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03月10日
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氦幛我伦挨蜃扭毪韦盲时伺稀弗单啷楗い巫訉O」を自称し、メディアも「サムライ・レディー」と紹介する。14日のロシア大統領選に立候補しているイリーナ・ハカマダさんだ。プーチン大統領圧勝の予想の中、孤軍奮闘する改革派の日系ロシア人である。
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いまのロシアで公然とプーチン批判をするのは、はばかられる雰囲気があるようだ。しかし彼女は「うそと恐怖で成り立っている社会だ」「すべてがプーチン大統領の気分しだいで動く」と厳しく政権批判をする。 , K1 N' ^0 u. ~
$ O# B, A' `9 d 選挙に民主主義の装いを与えるためだけの対立候補だ、といった陰口もささやかれている。もちろん彼女は否定する。いまの権威主義的体制が抑え込んでいる「ロシアの魂」を解放するのが使命といい「沈黙していてはいけない。声をあげよう」と呼びかける。そうしないとソ連に後戻りしてしまう、と危機感に訴える。 `* [+ ~' {% ], A
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ソ連に亡命した元日本共産党員の故袴田陸奥男氏とロシア女性との間に生まれた。経済学者から企業家に転身して成功、そして政治の舞台に上った。尊敬する人物は「鉄の女」といわれたサッチャー元英首相らしい。
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$ k5 ] k2 B, F/ x; t+ } ロシアではいま、改革派に逆風が吹いているようだ。貧富の差の拡大や治安の悪化は、改革派がもたらしたもので、それを立て直そうとしているのがプーチン大統領だ。そんな見方をする人も少なくない。多少は抑圧的でも、強い指導者が必要なときだ、として現政権支持へ傾いている。 , F% C S/ I( s- m9 f
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「改革派の火を消すな」と唱えるサムライ・レディーに、はたしてどれだけ支持が集まるか。 - s! `7 X0 ~% {3 u1 ?% j2 v1 P" f% }
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" s7 @) ]" V# X9 r# P3 E' R 少なくとも私の知る限りで、西洋文学の古典のうち、ダンテ『神曲』ほど数多く日本語訳が出版されているものはない――。こう記す今道友信著『ダンテ「神曲」講義』には、地獄篇(へん)の冒頭部分の訳が並んでいる。
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「われ正路を失ひ、人生の羈旅半ばにあたりてとある暗き林のなかにありき(山川丙三郎)」「人生の道の半ばで、正道を踏みはずした私が、目をさました時は暗い森の中にいた(平川祐弘)」。このいずれとも違っている。
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昨日、東京の医療少年院を仮退院した男性が、神戸での殺傷事件のさなかに書いていた「懲役13年」という文章のことだ。「魔物は俺(おれ)を操る」などと心の葛藤(かっとう)をつづった文の末尾にも地獄篇の一節があり、それはこうだったという。「人の世の旅路の半ば、ふと気がつくと、俺は真(ま)っ直(す)ぐな道を見失い、暗い森に迷い込んでいた」 : W3 w8 \2 b* i9 ^& D, ?
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ほかの幾つかの訳にも当たってみた。すると、寿岳文章訳と酷似していた。「ひとの世の旅路のなかば、ふと気がつくと、私はますぐな道を見失い、暗い森に迷いこんでいた」。「ひとの世」というところに目が引きつけられた。あの事件で、世の中そのものが闇に迷い込んだような、当時の思いがよみがえったからである。 , S/ e* D" c/ _0 i8 Q: B0 o
9 E( N9 f* {* F/ Q あれから7年、彼は21歳になった。「旅路のなかば」に近づいて、本当に暗い森の出口を見つけられたのだろうか。社会は男性をどう包み込んでいけるのか。被害者や家族の悲しみは、今もはかり知れない。 3 ]8 b1 [% n6 P) M5 b3 b! U
) `8 p( S" v: o9 u/ E; x 「ひとの世」は、重くて大きな迷いと謎を負いつつも道を探ってゆくことになる。 |
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