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楼主: ophelia

枕草子(清少納言)

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 楼主| 发表于 2004-1-27 23:00:00 | 显示全部楼层
五九 滝は



 滝は 音無の滝。布留の滝は、法皇の御覧じにおはしましけむこそ、めでたけれ。那智の滝は熊野にありと聞くが、あはれなるなり。轟の滝は、いかにかしかましく恐しからむ。

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 楼主| 发表于 2004-1-27 23:00:00 | 显示全部楼层
六〇 河は



 河は 飛鳥川、淵瀬も定めなく、いかならむと、あはれなり。大井河。音無川。七瀬川。

 耳敏川、またもなにごとをさくじり聞きけむと、をかし。玉星川。細谷川。いつぬき川、沢田川などは、催馬楽(さいばら)などの思はするなるべし。名取川、いかなる名を取りたるならむと、聞かまほし。吉野河。天の河原、「たなばたつめに宿借りらむ」と、業平が詠みたるも、をかし。

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发表于 2004-1-28 23:00:00 | 显示全部楼层
ophelia前辈支持这么久,问候一下,我很喜欢。可惜时间能力有限,只能粗粗阅过,来不及研究 。
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 楼主| 发表于 2004-1-29 23:00:00 | 显示全部楼层
我也只是粗粗一读。希望能给喜欢它的朋友提供一点方便。
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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六一 暁に帰らむ人は、



 暁に帰らむ人は、装束なといみじううるはしう、鳥帽子の緒、元結かためずともありなむとこそ、おぼゆれ。いみじくしどけなく、かたくなしく、直衣、狩衣などゆがめたりとも、誰か見知りて笑ひそしりもせむ。

 人はなほ、暁の有様こそ、をかしうもあるべけれ。わりなくしぶしぶに、起きがたげなるを、強ひてそそのかし、「明け過ぎむ。あな見苦し」など言はれて、うち嘆くけしきも、げに飽かずもの憂くもあらむかし、と見ゆ。指貫なども、居ながら着もやらず、まづさし寄りて、夜言ひつることの名残、女の耳に言ひ入れて、なにわざすともなきやうなれど、帯など結ふやうなり。格子押し上げ、妻戸ある所は、やがてもろともに率て行きて、昼のほどのおぼつかなからむことなども言ひ出でにすべり出でなむは、見送られて、名残もをかしかりなむ。思ひいで所ありて、いときはやかに起きて、ひろめきたちて、指貫の腰こそこそとかはは結ひ、直衣、袍、狩衣も、袖かいまくりて、よろづさし入れ、帯いとしたたかに結ひ果てて、つい居て、鳥帽子の緒、きと強げに結ひ入れて、かいすふる音して、扇、畳紙など、昨夜枕上に置きしかど、おのづから引かれ散りにけるを求むるに、暗ければ、いかでかは見えむ、「いづら、いづら」と叩きわたし、見いでて、扇ふたふたと使ひ、懐紙さし入れて、「まかりなむ」とばかりこそ言ふらめ。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六二 橋は



 橋は あきむつの橋。長柄の橋。天彦の橋。浜名の橋。ひとつ橋。うたた寝の橋。佐野の船橋。堀江の橋。かささぎの橋。山菅の橋。をつの浮橋。一筋渡したる棚橋。心狭けれど、名を聞くにをかしきなり。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六三 里は



 里は 逢坂の里。ながめの里。寝覚の里。人妻の里。頼めの里。夕日の里。妻取りの里、人に取られたるにやあらむ、わがまうけたるにやあらむと、をかし。伏見の里。朝顔の里。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六四 草は



 草は 菖蒲。菰(こも)。葵、いとをかし。神代よりして、さるかざしとなりけむ、いみじうめでたし。物のさまも、いとをかし。沢瀉(おもだか)は、名のをかしきなり。心あがりしたらむと思ふに。三稜草(みくり)。蛇床子(ひるむしろ)。苔。雪間の若草。木蚋(こだに)。酢漿(かたばみ)、綾の紋にてあるも、異よりはをかし。

 あやふ草は、岸の額に生ふらむも、げに頼もしからず。いつまで草は、またはかなくあはれなり。岸の額よりも、これは崩れやすからむかし。まことの石灰などには、え生ひずやあらむと思ふぞ、わろき。ことなし草は、思ふことをなすにやと思ふも、をかし。

 忍ぶ草、いとあはれなり。道芝、いとをかし。茅花(つばな)も、をかし。蓬、いみじうをかし。

 山管。日かげ。山藍。浜木綿。葛。笹。青つづら。なづな。苗。浅茅、いとをかし。

 蓮葉(はちすば)、よろづの草よりもすぐれてめでたし。妙法蓮花のたとひにも、花は仏にたてまつり、実は数珠につらぬき、念仏して往生極楽の縁とすればよ。また、花なきころ、緑なる池の水に、紅に咲きたるも、いとをかし。翠翁紅とも詩に作りたるにこそ。

 唐葵、日のかげにしたがひて傾くこそ、草木といふべくもあらぬ心なれ。さしも草。八重葎。つき草、うつろひやすなるこそ、うたてあれ。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六五 草の花は



 草の花は 撫子(までしこ)、唐のはさらなり、大和のも、いとめでたし。女郎花。桔梗。朝顔。刈萱(かるかや)。菊。壺すみれ。

 竜胆は、枝ざしなどもむつかしけれど、異花どもの皆霜枯れたるに、いと花やかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし。

 また、わざと、取り立てて、人めかすべくもあらぬさまなれど、かまつかの花、らうたげなり。名ぞうたてあなる。雁の来る花とぞ、文字には書きたる。かにひの花、色は濃からねど、藤の花にいとよく似て、春秋と咲くがをかしきなり。

 萩、いと色深う、枝たをやかに咲きたるが、朝露に濡れてなよなよとひごり伏したる。さ牡鹿のわきて立ちならすらむも、心異なり。八重山吹。

 夕顔は、花のかたちも朝顔に似て、言ひ続けたるにいとをかしかりぬべき花の姿に、実の有様こそ、いとくちをしけれ。などて、さはた生ひいでけむ。ぬかづきといふ物のやうにだにあれかし。蘆の花。

 これに薄を入れぬ、いみじうあやしと、人言ふめり。秋の野のおしなべたるをかしさは、薄こそあれ。穂先の蘇枋にいと濃きが、朝露に濡れてうちなびきたるは、さばかりの物やはある。秋の果てぞ、いと見所なき。色々に乱れ咲きたりし花の、かたもなく散りたるに、冬の末まで頭の白くおほどれたるも知らず、昔思ひて顔に風になびきてかひろぎ立てる、人にこそいみじう似たれ。よそふる心ありて、それをしもこそ、あはれと思ふべけれ。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六六 集は



 集は 古万葉。古今。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六七 歌の題は



 歌の題は 都。葛。三稜草。駒。霰。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六八 おぼつかなきもの



 おぼつかなきもの

 十二年の山氦辘畏◣煠闻H。知らぬ所に、闇なるに行きたるに、あらはにもぞあるとて、火もともさで、さすがに並みゐたる。今出で来る者の、心も知らぬに、やむごとなき物持たせて人のもとにやりたるに、遅く帰る。ものもまだ言はぬちごの、そりくつがへり人にも抱かれず泣きたる。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
六九 たとしへなきもの



 たとしへなきもの

 夏と冬と。夜と昼と。雨降る日と照る日と。人の笑ふと腹立つと。老いたると若きと。白きと取K激杖摔趣摔嗳摔取M溉摔胜椁庑膜钉筏ⅳ毪颏辘趣悉辘郡毪颏辘稀ⅳ蓼长趣水惾摔趣兢埭妞搿;黏人取7胜à郡肴恕lせた人。髪長きと短き人と。

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 楼主| 发表于 2004-1-30 23:00:00 | 显示全部楼层
七〇 夜烏どものゐて、



 夜烏どものゐて、夜中ばかりに、いね騒ぐ。落ちまどひ、木伝ひて、寝起きたる声に鳴きたるこそ、昼の目に違ひてをかしけれ。

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 楼主| 发表于 2004-1-31 23:00:00 | 显示全部楼层
七一 忍びたる所にありては、



 忍びたる所にありては、夏こそをかしけれ。いみじく短き夜の明けぬるに、つゆ寝ずなりぬ。やがてよろづの所あけながらあれば、涼しく見えわたされる、なほ今すこし言ふべきことのあれば、かたみに答などするほどに、ただ居たる上より、烏の高く鳴きて行くこそ、顕正なるここちして、をかしけれ。

 また、冬のいみじう寒きに、埋もれ臥して聞くに、鐘の音の、ただ物の底なるやうに聞ゆる、いとをかし。鶏の声も、はじめは羽のうちに鳴くが、口を护幛胜槁劋堡小ⅳい撙袱Δ猡紊瞍hきが、明くるままに近く聞ゆるも、をかし。

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