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楼主 |
发表于 2004-4-15 23:00:00
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■《天声人語》 04月16日付
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イラクで解放された3人の日本人は、テレビの画面で見る限りは、意外なほど落ち着いていた。けがも見当たらず元気そうだ。3人の動く映像に、久々に安堵(あんど)した。 ) W* C B9 i& @- h- r
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/ W- Q4 S' K9 i+ G, P; O) a5 V n 先日、サンテグジュペリの『ある人質への手紙』について書いた。スペインの内戦で、武装民兵による身柄拘束という状況下でもあった、互いの生は認め合う「人間への敬意」を救出への望みにしたかった。 0 ?) i! c. m( f. l
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. g. K1 W& H4 X. R9 k7 K9 S いがみ合い、戦っている者同士も、しょせんは同じように地上に産み落とされた子供たちである。3人が、どこでどうしていたかは分からない。しかし、命という壊れやすく取り返しのつかないものをおそれる思いが、その周りにあり続けるようにとの思いだった。解放に至る経緯は詳しくは分からないが、命の回線が切れなかったことを何ものかに感謝したい。各国の残された人質も無事に戻るよう、改めて願う。 + l+ S0 u K) c; }4 m q
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はるか遠くから届く耳慣れない言語が、救出への望みをつなぐ回線となった。「ヤバーニ」という言葉がアラビア語の衛星テレビ・アルジャジーラから繰り返し流れてきた。日本人という意味である。ニュースを伝える側も、聞いている「ヤバーニ」の側も、互いに知っていることがあまりにも少ないと思った。
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命を奪い合う戦乱の中に連れ込まれてから互いに手探りしているような、手順の不幸も感じられた。敵が誰なのかも分からない状況にあるという前線の兵士たちが、それを最も強く感じているのではないか。 $ K2 q) X# ]" K; m- I- F
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解放の報にはほっとしながらも、この戦争への疑問は、ふくらむばかりだった。
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