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发表于 2006-2-13 16:56:15
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【天声人語】2006年02月12日(日曜日)付 ( ~: F, P* I0 Y/ @" E
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公開中の邦画『博士の愛した数式』と、洋画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』はどちらも老いた数学者の試練を描く。かつての天才が作中それぞれに説くのは、数や式の持つ美しさである。
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, O; g- _8 D; J! G+ F) `7 ]1 ~ X 数学の美や深遠さは、凡才にはやや実感しづらいところがある。だが、数学五輪に出場するような俊才ならきっと堪能できるのだろう。何しろこんな難問を解いてしまう若者たちだ。「nを割り切る相異なる素数はちょうど2千個ある。2のn乗+1はnで割り切れる。この条件を満たす正整数nは存在するか」\+ J9 f' F% E- x) |) a( }+ c& H
[' \$ j) e0 l. v/ d9 E; v. P w* Q& m) r 全国13会場できのう、数学五輪の日本代表を選ぶ試験があった。参加したのは高校生以下の百数十人だが、東欧スロベニアで夏に開かれる五輪に進めるのは各国とも6人まで。会場にはトリノ五輪にも劣らない緊張感が漂っていた。$ k1 ~# [, ~& E7 a
$ y( b6 p0 i ^4 N5 M7 [ 1959年にルーマニアで始まった数学五輪には、既に半世紀近い歴史がある。90を超す参加国で際立つのは中国の強さだ。この10年で7度も優勝した。米国や韓国も強豪だが、日本は最高8位どまりである。
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国ごとの平均的な数学力なら世界屈指の日本が、数学五輪となると上位に届かない。「日本の学校は英才教育をためらいますから。飛び抜けた頭脳をさらに伸ばす場がほとんどなかった」。数学オリンピック財団事務長で元高校教諭の渡辺義正さんは話す。
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' O2 h; b( p4 n" i) `4 Y; }7 h7 L& d3 b$ ^ 本番では同じ問いが各国語に訳して出題される。発想で解く米国、論理のドイツ、直感のイタリア…。解き方には国柄がはっきり表れる。教科書に即したまじめで地道な解法が日本勢の特徴だという。 |
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