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发表于 2006-3-16 20:41:04
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2006年03月15日(水曜日)付5 r5 a0 V8 @& q. X* c! U% b# S
0 E# F; P2 {2 i+ W2 T1 S8 _ 「三月十五日に御用心を」「なに奴(やつ)だ、あれは?」「占い者が三月十五日に御用心をと申しております」「連れてまいれ、これへ……」。シェークスピアの『ジュリアス・シーザー』(岩波文庫・中野好夫訳)の一場面だ。古代ローマの独裁者シーザーは、紀元前44年の3月15日に、元老院の議場で暗殺された。$ P& q/ B" E9 r, o' y0 [
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「ブルータス、お前もか」は、倒れる時の言葉だが、「わが子よ、お前もか」と伝える書もある。いずれにせよ、信頼していた相手に裏切られるようなことが発覚した場面で使われる一言となった。
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先日来の日本航空の内紛では、経営陣の交代を要求して「連判状」がつくられたという。その中にある名前を知って、「お前もか」などと誰かがつぶやく場面があったかも知れない。
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日々、大勢の人の命をあずかっている航空会社が、内紛などにかまけていていいはずはない。日航には、しっかり立て直してもらいたいと思っていたら、今度は、低価格の運賃が売り物だという航空会社で、問題が発覚した。) H; U( o. Q) s1 A4 z( [" L+ B
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新興のスカイマークエアラインズで、旅客機の機体に付いた傷を抜本的に修理せずに、期限を9カ月も超過して飛ばし続けていたという。いったん事故が起きてしまった時の惨状を考えれば、いくら小さな傷でも放置できないはずだ。
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航空業界では、安全や安心への国民の信頼を裏切るような出来事が絶えない。大事に至る前に発覚したからいいようなものの、こんなことが一体どこまで続くのだろうか。シーザーの一言を、しばらくは忘れたい気にもさせられる。 |
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