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发表于 2006-3-30 18:19:21
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2006年03月29日(水曜日)付" y Q! i5 r6 X, m4 `, c: K/ W, k
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外務省、建設省、郵政省、厚生省、防衛庁。かつてオウム真理教は、内部組織にこんな名前をつけていた。多くの人々が殺傷されたオウム事件は、いわば妄想された国家による現実の国家への攻撃という一面があった。! `- p& \* T5 Q7 U& x6 |' ?) r: C
+ \8 W& }* N7 b! x% s9 o' D 「省庁」の頂点に居たのが元代表の松本智津夫(麻原彰晃)被告で、「神聖法皇」などとされていた。その松本被告について、東京高裁が27日、弁護側の控訴を棄却し、裁判の手続きを打ち切る決定をした。異議が認められなければ、13の事件で殺人などの罪に問われた「教祖」の死刑が、控訴審で一度も公判が開かれないまま確定する。+ T7 J \7 f, [% `1 B
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来月で初公判から10年がたつ。ここまで長かった。高裁は、弁護側が正当な理由なく控訴趣意書の提出を遅らせたと批判した。しかし、これで終わらせてしまって本当にいいのかという思いも残る。
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弁護側は今月24日になって「28日に提出する」と表明した。その前日の決定だった。裁判所と弁護側の確執のようなものが、わずかでも残されている事件の全貌(ぜんぼう)の解明の可能性を消すとしたら残念だ。
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, [9 |0 l4 V, f. T4 u' Q r 04年の2月、死刑判決が言い渡された東京地裁の法廷で、松本被告を見た。われ関せずという様子で、無表情に座っている。口を閉ざし続ける姿を見れば、遺族や被害者の憤りは募るばかりだろうと思った。
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その日、拘置所に戻った松本被告は「なぜなんだ。ちくしょう」と大声を発したという。一つの「国家」に君臨していた男が、いつの日か、ただの人として自らを省み、口を開く。そんな様は、やはり空想でしかないのだろうか。 |
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