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发表于 2004-4-25 23:00:00
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不能改别人的帖子,只好把4月24日的补在这里了。
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「世に銭程面白き物はなし」とは井原西鶴の言葉だが、このごろ「面白い銭」がふえてきた。特定の地域やグループだけに流通する「地域通貨」である。
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5 [" F9 w7 i( c; j' {2 i" H1 f$ L まず、名前が面白い。温泉の町、大分県別府市で住民グループ「アチチ中央銀行」が発行するのが、「湯路(ゆーろ)」である。群馬県には「しるく」、岩手県には「わらび」があり、茨城県には「ガマの油」からの「ガマール」、と名物や特産品にちなむ独特の命名が、ほほえましい。 O/ ^0 R/ R- p, W5 B) r
+ W# U7 R3 b! U( b6 u お年寄りの手助け、草むしりや清掃、朗読やパソコン指導などの奉仕活動をしたお礼に支払われることが多い。受け取った通貨で別のサービスを受けたり、物と交換したりする。地域の助け合いやボランティア活動促進のための潤滑油である。さびれ気味の商店街の活性剤としても期待される。 / i V7 a6 f) a
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埼玉県川口市で昨年発行された地域通貨「キューポラ」は、一部がラオスの子ども支援にまわる。希望者がキューポラ募金箱に寄付し、それが換金されて今年1月「ラオス援助会SALA」に託された。地域通貨同士で交換できる仕組みをつくる動きもある。様々な面白い試みが進んでいる段階だ。
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9 b' M, x* g" l' @" c 本物のお札を発行している日銀も温かく見守っている。昨夏、福井総裁は「新しい価値を生み出し、地域社会の発展につながる」と述べて、歓迎の意を表した。総務省も今春から、地域通貨のシステムモデルづくりを始めた。
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) s2 n+ N* T0 L 消えていく通貨も少なくない。しかし、知恵を出し合って多様な人間の輪をつくっていく動きと見れば失敗にくじけることはない。
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04月26日
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3 r" v3 C: ~ r 何がどうなって起きたのか、まだはっきりしない。中国との国境に近い、北朝鮮の駅での列車の大爆発である。情報は乏しいが、極めて閉鎖的なこの国が事故を公表するのは異例だ。
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( y$ `9 W3 a; Q! S2 h いつ、どこまで公表するか、体制内ではやりとりがあったのだろう。それは、発生から今日で18年になる、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故のことを思い出させた。
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異常放射能を検出し事故を推定したのは北欧の国々だった。西側の問い合わせに、当初ソ連は事故と認めなかった。しかし大爆発で死の灰は国境を軽々と越え、否定しきれなくなる。
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& }3 V( \0 U$ l' I 現場を取材したプラウダ紙のウラジーミル・グーバレフ記者は、事件の背景にある官僚体制を痛烈に批判する戯曲「石棺」を書いた。事故を追う検事と関係者の会話で進行する。 # P4 F/ E! _; f& O9 q* I& K j6 \
; `' Q* T1 D2 R2 a 「哕灱紟煛☆稳摔悉い谋茈yしたのですか/検事 日曜日(27日)の昼だ。千台ものバスが2時間半でみんな撙螭溃紟煛·扦狻ⅳ胜激工哎楗弗枪恧筏胜盲郡韦扦工iいても1時間でみんな逃げられたのに/検事 政府の委員会が着くのを待っていたんだ/技師 委員会は違う決定をすることができたのですか/検事 だれも決定できなかったのだ/技師 できなかったのですか、決定したくなかったのですか/検事 決めなかったのだ」。事故の約5年後にソ連は崩壊した。 6 g+ i5 m. E( v3 G! l
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爆発事故の被害は相当深刻のようだ。重い懸案での追及は緩まず進めるとして、今そこで苦しむ人々には手を差し伸べたい。人や物や情報の行き来から、固く閉じた殻に透き間ができることもある。 |
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