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发表于 2006-12-19 04:44:42
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【天声人語】2006年12月18日(月曜日)付 7 L+ u" T8 I4 s8 Y R" m
地下鉄を降りると、魚のにおいがする。都営大江戸線の築地市場駅。朝日新聞の最寄り駅なので、毎朝のように鼻をくんくんさせている。年の瀬を迎えて、市場かいわいは、おせち料理の材料を買い求める人々でごった返し始めた。
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0 p% X) F. v, j3 p/ u/ N 市場の正門に、気になる掲示板がある。日々、落とし物や忘れものが書き出されている。「ふぐ1尾、はも1尾、ひらめ2尾」「数の子」「かんぱち、あいなめ」「かわはぎ」などなど。おいしそうな品物がいつも並ぶ。
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+ i3 D/ y5 t' x- D! A 生ものが多いので、ついつい心配してしまう。腐る前に持ち主が現れればいいけれど、来ないときはどうするのだろう。出入りの業者が引き取って、さばくのか。そう思って、市場のベテラン職員に問い合わせたら、「去年まではそうでした」という答えが返ってきた。
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* H. f% I |! M 規則に沿って、業者が買い取る。その売上金を警察に届け出る。半年たって、だれも名乗りでなかったら、その代金を届け主にきちんと渡す。いまどき、ほっとするような制度があった。それが昨夏から、「安全と安心を優先させる」という理由で、日を置かずに廃棄処分にするようになった。* |9 N$ x$ ^" X. N7 W' }1 C
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「テロ対策」のひとつだという。保管中に爆発でもしたら困ると考えてのことだ。かつては、冷凍マグロが一匹ごろんと落ちていたり、逃げ出したスッポンが歩いていたりした。テロの影などなかった時代のこぼれ話だ。
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で、スッポンはどうなったのか。さぞ高値がついたろうと思いきや違った。雑食なので、逃走中にゴミも食べたかもしれないと敬遠され、売れなかったらしい。 |
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