咖啡日语论坛

 找回密码
 注~册
搜索
楼主: ophelia

孔乙己

[复制链接]
发表于 2004-5-17 23:00:00 | 显示全部楼层
不错是好东西呀
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2004-7-6 23:00:00 | 显示全部楼层
孔乙己还欠十九个钱呢!

回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2004-7-6 23:00:00 | 显示全部楼层
鲁迅先生的东西,真是没得说,连日本的市场也能占领的文学啊
回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-7-7 23:00:00 | 显示全部楼层
有底蕴的东西迟早会闪光的。
回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-13 22:16:28 | 显示全部楼层
  我从十二岁起,便在镇口的咸亨酒店时当伙计,掌柜说,样子太傻,怕侍候不了长衫主顾,就在外面做点事罢。外面的短衣主顾,虽然容易说话,但唠唠叨叨缠夹不清的也很不少。他们往往要亲眼看着黄酒从坛子里舀出,看过壶子底里有水没有,又亲看将壶子放在热水里,然后放心:在这严重监督之下,羼水也很为难。所以过了几天,掌柜又说我干不了这事。幸亏荐头的情面大,辞退不得,便改为专管温酒的一种无聊职务了。我从此便整天的站在柜台里,专管我的职务。虽然没有什么失职,但总觉得有些单调,有些无聊。掌柜是一副凶脸孔,主顾也没有好声气,教人活泼不得;只有孔乙己到店,才可以笑几声,所以至今还记得。

私は十二歳の時から、魯鎮の外れにある咸亨酒店に小僧に入った。主人は、お前は見るからに気がきかないから、上客相手の給仕はつとまるまい、表のほうを手伝うように、と言ってくれた。表の半纏階級の客は、応対には楽だったが、しつっこい分からず屋が少なくなかった。ともすると、酒を瓶(かめ)からつぐところを、自分で確かめないことには承知しなかった。燗壺(かんつぼ)の底に水があるかないかを検分して、それから、燗を付ける湯に入れるまでを見届けて、やっと安心する始末である。こんな厳重な監督をされていたのでは、水を割るのも並大抵ではない。そこで、四、五日すると、主人はまたも、私に腕がないと言い出した。幸い、世話人の顔が良かったので、首にするわけにも行かず、お情けで燗番専門という張り合いのない仕事のほうへ回された。

それからというものは、私は、一日中スタンドの内側に居て、自分の仕事に精を出した。大した失敗もなかったかわりに、至極(しごく)退屈で、物足りなかった。主人は鬼っ面だし、客も気難しいときているので、元気になりようがなかった。ただ、孔乙己が来たときだけは、笑い声が出た。それで、今でも覚えている。



孔乙己是站着喝酒而穿长衫的唯一的人。他身材很高大;青白脸色,皱纹间时常夹些伤痕;一部乱蓬蓬的花白的胡子。穿的虽然是长衫,可是又脏又破,似乎十多年没有补,也没有洗。他对人说话,总是满口之乎者也,教人半懂不懂的。因为他姓孔,别人便从描红纸上的“上大人孔乙己”这半懂不懂的话里,替他取下一个绰号,叫作孔乙己。

孔乙己は、立ち飲み仲間で長衣を着ているただ一人であった。背が恐ろしく高く、青白い顔色をして、しわの間によく生傷の痕(あと)があった。ごましおのあごひげをぼうぼうにはやしていた。着ているのは長衣には違いなかったが、汚れてボロボロになっていて、まるで十年以上も繕ったり洗ったりしたことがないふうだった。人と話をするときは、二言目には「なりけりあらんや」なので、相手はちんぷんかんぷんである。彼は、姓が孔(こん)であるところから、他人が、手習い草子の「上大人孔乙己」という訳の分かるような分からぬような文句からとって、彼に孔乙己(こんいーちー)というあだなを付けてやったのである。

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-13 22:18:04 | 显示全部楼层
  孔乙己一到店,所有喝酒的人便都看着他笑,有的叫道:“孔乙己,你脸上又添上新伤疤了!”他不回答,对柜里说,“温两碗酒,要一碟茴香豆。”便排出九文大钱。

孔乙己が店へ顔を出すと、一杯やっていた連中が、みんなで彼をからかう。一人が
「孔乙己、お前の顔にまた新しい傷が増えたな」
と呼びかける。孔乙己は、相手にならないで、帳場のほうへ
「二本つけてくれ、それから豆を人皿」
そして銅貨を九文並べる。



他们又故意的高声嚷道:“你一定又偷了人家的东西了!” 孔乙己睁大眼睛说,“你怎么这样凭空污人清白……”

連中はまた、わざと大きな声で
「お前、きっとまた、人のものを盗んだな」
と怒鳴る。
孔乙己は、目をむいて
「なんで、そんな、ありもしないことを言って、濡れ衣を着せ……」

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-13 22:19:20 | 显示全部楼层
  “什么清白?我前天亲眼见你偷了何家的书,吊着打。” 孔乙己便涨红了脸,额上的青筋条条绽出,争辩道,“窃书不能算偷……窃书!……读书人的事,能算偷么?”
「濡れ衣が聞いてあきれらあ。おらあ、一昨日、この目で見たんだぞ。お前が、何(ほー)家の本を盗んでさ、吊るされて、打たれるところをな」
すると孔乙己は、顔を真っ赤にして、額の青筋を一本一本立てて、抗弁する。
「竊書(せっしょ)は盗みとは申せん……竊書はな……読書人の常じゃ。盗みと申せるか」



接连便是难懂的话,什么“君子固穷”,什么“者乎”之类,引得众人都哄笑起来:店内外充满了快活的空气。

それから、難しい話になって「君子固(もと)より窮す」(『論語』の句)だとか、なんとかで「あらんや」となる。そこで、一同はどっと笑いこけて、店の内外に快活な空気があふれる。

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-13 22:20:19 | 显示全部楼层
  听人家背地里谈论,孔乙己原来也读过书,但终于没有进学,又不会营生;于是愈过愈穷,弄到将要讨饭了。

人が陰で噂しているのを聞くと、孔乙己は、もとは学問をした人間なのである。ところが、何としても秀才の試験(国家試験の受験資格試験)に受からなかったし、暮らしを立てることもできなかった。そこで、だんだん貧乏になって、乞食をせんばかりに落ちぶれてしまった。



幸而写得一笔好字,便替人家抄抄书,换一碗饭吃。可惜他又有一样坏脾气,便是好喝懒做。坐不到几天,便连人和书籍纸张笔砚,一齐失踪。

幸い手がよく書けたので、人の依頼で書物を筆写して、かつかつその日の糧にかえていた。ところが、惜しいかな、彼には悪い癖があった。飲んだくれの怠け者なのである。仕事を始めて幾日も経たぬうちに、本人はおろか、書物や紙や筆硯まで、そろって行方不明になってしまう。

回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2004-8-13 23:22:46 | 显示全部楼层
图片很有感觉。嘻,像小时候看的小人书,现在都不好找了。
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2004-8-14 07:13:27 | 显示全部楼层
下面是引用jajiuma于2004-07-7 12:00 AM发表的 :
孔乙己还欠十九个钱呢!

鳥鳥, 怎么了, 發了兩次?
難不成是咖啡的臨時聘用的"語文老師"? 呵呵
OO的圖文並茂, 偶喜歡!
回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-14 17:41:25 | 显示全部楼层
  如是几次,叫他抄书的人也没有了。

それが度重なると、彼に筆写を依頼するものもなくなった。



孔乙己没有法,便免不了偶然做些偷窃的事。

仕方なしに、孔乙己は、たまには盗みをはたらくような羽目になった。



但他在我们店里,品行却比别人都好,就是从不拖欠;虽然间或没有现钱,暂时记在粉板上,但不出一月,定然还清,从粉板上拭去了孔乙己的名字。

しかし彼は、私たちの店では、品行が他の連中よりましで、いつまでも借金を貯めておくようなことはなかった。たまに持合せのないことがあって、澶摔膜堡皮い皮狻⒁辉陇冉Uたぬうちに、きっと勘定を支払って、澶榭滓壹氦趣いγ挨蛳工韦¥扦ⅳ盲俊



孔乙己喝过半碗酒,涨红的脸色渐渐复了原,旁人便又问道:“孔乙己,你当真认识字么?” 孔乙己看着问他的人,显出不屑置辩的神气。

孔乙己(こんいーちー)は、半杯ほど飲むうちに、赤く染まった顔が次第にもとの色に戻ってくる。すると、そばの男が、またこう言って尋ねる。
「孔乙己、お前、ほんとに字が分かるのかい」
孔乙己は、相手の顔を眺めて、口をきくのも大人げないというふうを見せる。

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-14 17:44:02 | 显示全部楼层
  他们便接着说道,“你怎的连半个秀才也捞不到呢?” 孔乙己立刻显出颓唐不安模样,脸上笼上了一层灰色,嘴里说些话;这回可是全是之乎者也之类,一些不懂了。在这时候,众人也都哄笑起来:店内外充满了快活的空气。

すると相手はまた、
「お前、どうして秀才の卵にもなれなかったんだい」
それを聞くと、孔乙己は、いっぺんにしおれて、そわそわしだす。顔がさっと曇って、口の中で何やらブツブツ言うが、今度はまるっきり「なりけりあらんや」調だから、何を言っているのか分からない。この時とばかり、みんなでどっと笑う。店の内外に快活な空気があふれる。



在这些时间,我可以附和着笑,掌柜是决不责备的。而且掌柜见了孔乙己,也每每这样问他,引人发笑。孔乙己自己知道不能和他们谈天,便只好向孩子说话。有一回对我说道,“你读过书么?”我略略点一点头。他说,“读过书,……我便考你一考。茴香豆的茴字,怎样写的?”我想,讨饭一样的人,也配考我么?便回过脸去,不再理会。

そんなとき、私も仲間になって、一緒に笑うのだが、主人は決して叱りはしない。叱るどころか、主人は孔乙己の顔を見ると、いつも自分のほうから話を仕掛けて、みんなを笑わすのだ。孔乙己のほうでも、この連中とは話にならないことを心得ていて、子供を相手にする。あるときなど、私に向かって「本を習ったかね」と話しかけてきた。
「習った……では試験してやろう。茴香豆(ういきょうまめ)の茴の字は、どう書くかね」
私は、乞食同然の男が私の試験をするなんて、と思ったものだから、そっぽを向いて、相手にならなかった。

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-14 17:44:52 | 显示全部楼层
  孔乙己等了许久,很恳切的说道,“不能写罢?……我教给你,记着!这些字应该记着。将来做掌柜的时候,写账要用。”我暗想我和掌柜的等级还很远呢,而且我们掌柜也不将茴香豆上账;又好笑,又不耐烦,懒懒地答他道,“谁要你教,不是草头底下一个来回的回字么?

孔乙己は、しばらく待っていてから、やがて親切な口調で、
「書けないかな……教えてやるから、覚えておくんだよ。こんな字は覚えておく方がいい。今に主人になったとき、帳面をつけるのにいるからね」
私は密かに考えた。私が主人の地位にまで上るのは、まだまだたいへんだ。それに、私たちの主人は、茴香豆を帳面につけたりしやしない。おかしいやら、うるさいやらで、私は吐き出すように
「教えてなんかもらいたくないよ。草かんむりの下に一回二回の回じゃないか」
と、言ってやった。



孔乙己显出极高兴的样子,将两个指头的长指甲敲着柜台,点头说:“对呀对呀!……回字有四样写法,你知道么?

孔乙己はすっかり上機嫌になって、二本の指の長い爪でスタンドを弾きながら、首をうなずかせて
「そうだ、そうだ……回の字には四通り書き方があるが、知っているかな」

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-14 17:46:07 | 显示全部楼层
  我愈不耐烦了,努着嘴走远。孔乙己刚用指甲蘸了酒,想在柜上写字,见我毫不热心,便又叹一口气,显出极惋惜的样子。

私は、もううるさくなったので、口を尖らせて遠くへどいてしまった。孔乙己は、爪の先を酒に浸(ひた)して、スタンドの上に字を書こうとしていたが、私がいっこうに仱隁荬扦胜い猡韦坤椤⒉心瞍扦胜椁踏趣いΔ栅Δ恕@息してみせるのであった。



有几回,邻舍孩子听得笑声,也赶热闹,围住了孔乙己。他便给他们茴香豆吃,一人一颗。孩子吃完豆,仍然不散,眼睛都望着碟子。

近所の子供たちが、笑い声を聞きつけて、見物に集まってくることも、しばしばあった。子供たちが孔乙己を取り囲むと、彼は子供たちに茴香豆をくれてやる。一人一粒ずつである。子供たちは、豆を食べてしまっても、立ち去らずに、まだじっと目を皿のほうへ向けている。

回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2004-8-14 17:47:08 | 显示全部楼层
  孔乙己着了慌,伸开五指将碟子罩住,弯腰下去说道,“不多了,我已经不多了。

孔乙己はあわてる。五本の指を広げて、皿を覆い隠して、腰を屈めて
「もうないよ。いくらもないんだよ」



直起身又看一看豆,自己摇头说,“不多不多!多乎哉?不多也。”于是这一群孩子都在笑声里走散了。孔乙己是这样的使人快活,可是没有他,别人也便这么过。

それから、また腰を伸ばして豆をのぞいてみて、首を振りながら、
「もうない、もうない。多ならんや、多ならざるなり」(『論語』の句)そうすると、この一群の子供たちは、キャッキャッ言いながら帰ってゆくのであった。
孔乙己は、このように人々を愉快にさせた。しかし、彼がいなくても、他の連中がどうということはなかったのである。

回复 支持 反对

使用道具 举报

您需要登录后才可以回帖 登录 | 注~册

本版积分规则

小黑屋|手机版|咖啡日语

GMT+8, 2024-4-28 12:49

Powered by Discuz! X3.4

© 2001-2017 Comsenz Inc.

快速回复 返回顶部 返回列表