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パターはどこへ溶けた?(谁动了我的奶酪)

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发表于 2006-6-25 01:21:12 | 显示全部楼层 |阅读模式
この本に登場するのは、賢いキツネとのんびり屋のネコ、それと「パター」です。
この一見、シンプルで、何気ない物語には、状況の急激な変化にうろたえず自分らしく生きるためのヒントが込められているのです。

パンダはどこへ溶けた?

上善は水の如し。
水は良く万物を利して而も争わず

正文は明日から載せさせていただきます。。
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 楼主| 发表于 2006-6-29 12:16:44 | 显示全部楼层
 むかしむかし、あるところに、二匹のキツネと二匹のネコが住んでいた。二匹のキツネは、「マイケル」と「ジョニー」という名で呼ばれていた。一方ネコの名前は「タマ」と「ミケ」だった。
 彼らの関心事はバターであった。ここではバターは一番のご馳走であった。だからバターは彼らにとって全ての幸せだと信じられていた。
 キツネとネコは毎日、森に出かけていった。キツネはキツネのバターのために。ネコはネコのバターのために。
 マイケルとジョニーはキツネである。人を騙せるだけの優秀な頭脳もあるし、一日中森を走り回るだけの体力もある。自分たちはバターを探すために生まれてきたのだと自負していた。
 タマとミケはネコである。めんどうなことは大嫌いで、ひねもすゴロゴロしていたかったが、ゴロゴロしても腹だけは減る。しかたなしにバターを求めて、森の中を歩き回っていた。歩き回りながらもネコはいつも思っていた。
 「バターの方から来てくれればいいのに」
 こんなふうに思いながら、ネコたちもバターを探して、森の中を"一応"歩いた。
 このようにキツネとネコは違っていたが、バターを探しに行く時は、お互いに協力して森の中に入っていった。内心キツネは「ネコなんかに見つけられるはずがない」と思っていた。ネコはネコで「きっとキツネが見つけてくれるだろう」と思っていた。
 もともと、協力してバターを探そうと声をかけてきたのはキツネの方だった。キツネたちがここにやってきたのはつい最近のことである。噂では、キツネ他とはバターを求めて、各地を転々としているらしい。それで、今度はこの森のバターを手に入れるために、ここへやってきたというわけだ。
 キツネたちのやり方は周到だ。まず、その森に詳しい動物に協力を求める。そして、首尾よくバターが見つかれば、よく分かる頭脳とよく動く口を駆使して、僅かな分け前だけを相手に渡して、大半は自分たちのものにしてしまうのである。
 キツネたちは、この自分たちのやり方にゆるぎない自信を持っていた。しかし、今回は……ネコだ。相手が悪い。
 それでも、この森のどこかに大好きなバターが落ちていて、そこにたどり着きさえすれば、念願のバターを、幸せを、手に入れられることになっていたから、キツネとネコはお互い協力しながらバターを探した。
 マイケルとジョ二ーはキツネである。持ち前の頭脳と体力を最大限に生かしながらバターを探した。マイケルはよくきく鼻でバターのありそうな場所をかぎつける。ジョ二ーは地図に印をつける。夜にはその地図を広げ、バターのありそうな場所の見当をつける。朝になると、森に戻り、また、匂いをかいでは印をつけ、印をつけては匂いをかぐ。これがキツネのやり方であった。
 タマとミケはネコである。さすがにネコらしく、気まぐれで何をやっても続かない。十分探してはすぐ飽きてしまい、草むらで見つけた虫で遊んだり、寝っ転がって喉をゴロゴロと鳴らしたりしていた。
喉が鳴り始めたら眠くなる。もうそうなると、バターのことなどどうでも良くなってしまうのであった。
 それでも、ある日、彼らはとうとう探していたものを見つけた。「池のほとりの白いペンション」の玄関先に大きなバターを見つけたのだ。それは、誰でもないマイケルとジョニーとタマとミケのバターであった。
 キツネたちは「俺たちが先に見つけたんだ!」といい張った。ネコはそれでいいと思った。誰が先に見つけようが、ネコにとってはたいしたことではなかったのである。
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发表于 2006-7-1 08:46:11 | 显示全部楼层
不错 
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