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中国の笑話---酒の糟0 q* O, h H7 T9 C. K
張三、無類(むるい)の酒好きだが貧乏なので酒が買えない。そこで外出のたびに酒糟(さけかす)を二枚買っては食べていました。二枚も食べれば、ほろ酔い加減になり。そんな時、彼は友人に出くわしました。『ようー、朝酒をやったね。』『いやー、酒糟を食べただけだ。』帰って来て、そのことを妻に話した。妻は彼をたしなめて言いました。『バカね。酒を飲んだと言えば、体裁がいいじゃないの。』男は成るほど、と思いました。次にまたその友人に会った、友人は前と同じように尋ねたので、『うん、一杯やったよ。』『で、冷(ひや)かい、それとも熱燗(あつかん)でかい?』『いや、焼いたのをだ。』『やっぱり酒糟だね。』友人は笑った。帰って女房に言いました、『バカね、なぜ熱燗と言わないの。』次に又、その友人と会ったので、先手を打って自慢そうに言いました。『熱燗でやったよ。』『何本ぐらい?』『二枚だ。』 |
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