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能登半島地震、一部地域で断水続く
震度6強を観測した能登半島地震から27日で3日目です。深刻な水不足が住民の生活を直撃しています。被災地では断水が続き、避難所生活を送る住民たちも疲労の度が深まっています。
避難所となっている輪島市門前町の諸岡公民館では、住民が壊れた家具やガラスなどを運び込んで、ゴミの山となっています。門前町ではゴミ処理場が既に限界を迎えつつあり、これからますます増えるがれきの対策に行政は頭を痛めています。
最も被害の大きかった輪島市では、依然4900世帯で水道の断水が続いていますが、このうち、2500世帯については復旧しつつあるということです。また、余震による被害も出始めていて、27日朝、市内の水道管が破裂している箇所がみつかりました。
一方、27日から公的な支援を受けるために必要な「罹災証明書」の発行のため、市の職員が新潟県小千谷市から派遣された4人とともに、市内すべての家屋を対象にした調査を始めました。
市内の葬儀場では、唯一の犠牲者である宮腰喜代美さんの告別式が営まれました。弔問客の中にはけがをした人の姿も目立ち、地震の被害の大きさを物語っていました。このあと、27日夜からは雨が降ることも予想されていて、引き続き警戒が必要です。(27日11:32) |
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