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しいたけのβーグルカンは抗がんとして使用されている
現在、日本人の死因の一位は「癌」。昭和56年に脳卒中を抜いて以来、ずっと一位を独走し、今では、「三人に一人が癌で亡くなる」と言われてます。「癌を予防したい」と考える人もふえ、免疫力を高めることをうたった健康食品やサプリメントも人気です。
私たちにおなじみの食材、きのこにも、古くから免疫機能を高める働きがあると考えられ、癌やアレルギー疾患などに取り入られてきました。実際には、しいたけのきのこ類に広く含まれる「βーグルカン」には免疫力を強化し、癌や細菌、ウィルスなどを排除する能力を高める作用のあることがわかっています。
βーグルカンとは、植物繊維の仲間で糖がたくさんつながった多糖体です。いろいろなきのこに含まれていますが、きのこの種類によって、タイプは異なります。特に、しいたけに含まれるβーグルカンは「レンチナン」と名付けられ、免疫細胞を活性化させる作用が認められ、約20年前に抗がん剤として承認、現在も胃がん治療に使用されいます。 |
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