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发表于 2008-1-23 11:05:12
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ちょっとイヤミっぽく言い放つ。
" p! Y1 e. z8 q# e% xヒロからは笑顔が消え、目を細めてムッとしたように答えた。
2 L4 d5 ]3 p* z7 \" o) }「俺、女いねーし。」
5 Z0 S% B8 Y7 a1 x! A; U+ P( ~+ c「昨日ノゾムから聞いたよ?別に嘘つかなくてもいいじゃん!!」
3 s' k% {2 Q1 u t( F, Hヒロは美嘉の尋問に困っている様子だ。
P; q2 P; H8 _0 d4 W「ノゾムから聞いたのか。まぁ一応いるけど…もう別れるつもりだから」' L* [* k/ r5 t0 ^
「ふぅぅぅん…」
0 Q- x, l( b: T# O* `% r( yそっけなく返事をする。
& _5 B o, A# ~2 f; k3 T0 M窓の外を眺めながらふと考えていた。& _. j) e+ d# v
別れるとか…
- } F6 l$ i. s' D! p0 h嘘っぽいよね。7 O3 x6 _. s, ]2 }# Y
彼女いるなら最初からいるって言えばいいのに。- ]9 I0 T) d( ?* o/ \# r
秘密にするつもりだったのかな??& B7 y9 j* s1 ^1 {9 b* s
ヒロのこと、わからなくなってきちゃった…。
, w: O. P) _# G# e4 S& mそのまま会話をせずに別れた。
# x1 @- t! G4 f, @その日以来、ヒロから前以上に連絡が来る。
, y, b& X- y$ a- s放課後話す事も増えた。
+ n5 }* x3 l/ j0 z3 o" t+ ]/ ]# hヒロは真剣に話を聞いて力強い言葉をくれる。
8 E8 W( X T. @5 `4 k' s `3 L" j話していくうちに信用出来ないと思っていたはずなのに…
" P$ G t0 H- g2 lいつしかヒロに対して心を開き、悩みまでも相談するようになった。" @0 V3 Z0 m8 }$ I2 K2 \9 @
見た目が怖いヒロ。
: `9 ^1 K6 C( G( E7 B" qでも笑うと目が垂れて幼く見えたりもする。
8 O: T) @: X Q* K9 l最初に会った時のイメージが少しずつ取り除かれ
- `6 D2 i' V& D1 Y( I彼女がいることを知っていながらも次第にヒロに惹かれていった。
' [4 V2 ^- J" h, r- y9 o0 @一人で悩むのが嫌になりアヤとユカに相談する。9 W, y$ `9 `% Z
そこで出た結論は…4 K' n2 H$ Y' h9 H$ Y
“ヒロが彼女と別れる気が本当にあるのかを聞いて、もし別れる気がないのなら諦める”9 y( L; k" K4 u/ T
二人に励まされながら、勇気を出してヒロにメールを送信した。4 ~' ?4 I8 P4 O! l. @- h
《カノジョトワカレルキアル?》+ L- o& L. Q z3 T" _
《ナイナラアエナイ》: R0 n: w& H# S/ U& f
♪ピロリンピロリン♪
- t2 p& V: U# l; c, Nメールを送ってからまだ一分も経っていない。% E; f! r. j0 Q6 A( d1 `* K
ヒロからの返事は即答でしかもたった一言だった w$ h, T1 R& _; T3 }3 B5 l
《モウワカレタカラ》
; L. l( H; x5 j5 p$ U「美嘉やったじゃん♪」7 q& _" c6 b" X0 Q' G1 B
メールの返事を見てぴょんぴょん飛び跳ね5 h1 F y9 k, ^$ D) \8 s8 U# H
まるで自分のことのように喜んくれているアヤ。+ E2 A! Q! a5 _: ^" S7 ^
「良かったね♪」
) u* ~) ~% U4 N1 v7 s0 Xユカも笑顔でガッツポーズをしてくれた。( J$ i% `" I# U' Z9 g. O, c6 d3 d
「……ありがとぉ。」% k3 D( W3 F7 ~- `) n# R) F
好きな人が彼女と別れたら嬉しいはずなのに…
1 A$ e& R. T X$ X) |0 X8 T( }なんでだろう。5 e8 W$ o1 @8 b; I r' Y, K
素直に喜べない。
# D, }* R! t. U5 k' @だって、また嘘をついてるような気がするから。; N% ]& G2 c2 P; x6 L3 F$ {3 p
まだ心のどこかに不安が残っている。
$ L/ m7 C4 W* Q) X6 Wまだ100%…4 n ~ ~) M J% J! i( X0 Q
信じてない気持ちがある。2 P J; b d& a: p! m7 w, u# ?4 G
最初につかれた嘘を今もまだ微妙に引きずってたりもするんだ。; x& H% [( I+ ?
………ノゾムに聞くのが一番手っ取り早くて確かな手かもしれない。
! H: W# z$ G( S' Rだけど真実を知るのが怖くて…
; f: N9 t9 B V8 I: K; X4 v1 c結局聞けなかった。/ _- v1 f9 R9 k# M0 ~$ x
ヒロが別れたって言ってるんだもん。
3 D, A7 Q6 A/ b7 U4 z) o今はヒロの言葉を信じるしかないよ…。5 x: T* c/ Z' }" s5 Y+ U$ i
ある日の朝…6 i, O: c% t8 L% L
いつもの通り学校へ行くためバスを待つ。, ]7 q; n1 |9 m) L: w6 L- W3 d
♪ピロリンピロリン♪
1 D! P. i1 x- t+ w& _0 v8 X1 Y) Qメールの着信音が鳴り- W+ ^+ U4 `6 d( T9 h
受信BOXを開いた。, P k4 x, V( g8 @2 u( v
受信:ヒロ
/ l! K# n0 s0 J《キョウガッコウサボロウ!》* o: T, I) j& q9 _" r
…学校サボる?
# S; G% B) _7 m$ S8 Eなぜ??' E6 m; F7 W4 Q; C0 l! \9 V
メールの内容が理解出来ずに電話をする。4 g( m& }/ N1 o% ~, E8 Q
バスが来ちゃうかもしれないから手っ取り早く電話で。 J; g) ~( K% D, A4 K( r5 R0 r
♪プルルルルル♪5 n: J! B' \: w4 J' A" k( h; B
『はいよ~!』
+ k( d' \& d& n, A* c* z9 Wテンションが高めのヒロ。
5 t t' I+ Y! F' |% v. ^『サボるってどーゆー事??』6 n1 p; B& P" H2 m/ [- M
『今日学校サボって俺んちで遊ぼうぜ♪』! K" B- y" s5 z, ^
どうしよう。
4 Z$ [' }7 _7 @, i3 a& F1 _今日は苦手な体育があるんだ。; ]: a; S! Z L0 u( T+ W. J5 q
ヒロと遊びたいし: W7 @3 y8 }% u# O5 _, n) C- E
…まぁいっか!
5 j1 r5 i% N% r5 ?0 C0 \『Ok~!!』( Q. y2 F7 p$ p! Z. ]) n& N
軽く返事をし、ヒロの家から一番近いバス停を聞いてそこに止まるバスに乗り込んだ。) O$ A9 c+ Y6 m( ^& }; Y
バスに乗り、ヒロから聞いた見慣れない場所にあるバス停で降りる。& l1 f( Z, f0 l; }9 e, y# ~- w3 H
バス停の前にいた黒い自転車に乗ったヒロが親指で後ろを指さした。
+ N& t. D+ a6 m3 o! k! g8 i「乗れ!飛ばすからしっかりつかまってろよ~」! {) H4 @4 \: D' g0 @! k4 s8 V/ ^6 s( R
美嘉の体をヒョイと持ち上げ後ろに乗せ、自転車をこぎ始める。5 K9 r) ^9 P: A S) I
ヒロの背中にぎゅっと強くつかまり、初めて感じるヒロのぬくもりにドキドキしていた。
& z0 G! e% }" C, x3 W. ?' y' f+ xヒロの家に到着。9 Q* X0 Y% v. f: A( I
「おじゃましまぁす…」
$ |- q% u/ a. |( k# p小声で呟いたが返答はない。2 z4 \. u, n1 X2 A( u: i
「誰もいねぇよ!」7 m% V% \( c8 G, ^
なぬ!?誰もいない?
: t2 y; y9 ^% bじゃあもしかして二人きり??
1 v# a, k& j9 L& t) z/ K3 ?+ {…今まで付き合った人数は三人。
! C+ @) G1 X" c0 Uどれも短期間で終わった。
! s' M" \: h0 g8 o, U) w7 ?# i7 q理由はお互い本気で好きじゃなかったかからだと思う。( t- x' q, l* R3 o: } P0 ^1 d% K6 W
外でのデートならしたことはある。
6 V" D M3 {$ w& gでも男の人と部屋で二人きりで遊ぶなんて…
# b8 V ?9 a) t( B実は初めてだ。
. O2 o9 Q/ `& N9 L6 W$ R床に散らばった洋服や教科書やアクセサリー類。1 j4 E0 x$ A* x- r% r9 X
さすが男の人の部屋。: L/ C% E3 A' V. d+ W
緊張のせいか落ち着かない。
& m4 z9 c& O2 J; S5 [' F2 z3 xでも慣れてないことはヒロに知られたくない。: e% f$ M! F/ @4 u' F
「緊張すんなって」% Y: h. `, a0 z8 z' h# `0 l: G
ぶっきらぼうに頭を撫でるヒロ。 |
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