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楼主 |
发表于 2008-1-23 16:00:57
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ただいまも言わず部屋に直行し、布団に潜り込んだ。3 D8 C: b4 f. o2 Z
眠れるわけがない。
% H* T0 i( B4 P$ j) L目を閉じるとあの光景が甦るから。
, c9 }+ b, y1 I4 ^, K/ q5 r結局一睡もしないまま
' K2 n, _3 ]) I$ o- j朝を迎えた。0 `: ?, `; I* a& y. R3 z, d
「…いってきます」. V! B. g3 \ T- G6 `4 @
転んだと嘘をつき、目と口の横にバンソウコウを貼り玄関を出る。
' r( G4 v( e6 m+ {7 \2 k玄関の前にはヒロが立っている。
! v! z. h2 @) d5 g/ r「え…どうしたの?こんな朝早くに…」
n. j0 H n, [" t) d) t3 ^「迎えにきたんだよ!」
; k( P s- _, T/ v' F- Y7 Q# S8 U% j7 X: W「え…なんで??」- L, m( {6 j3 G9 K; f, T3 `
「いいから早く乗れ」( v& n" N7 C6 i. n: U
ヒロはおでこに軽くキスをすると、* Z0 d6 J; D0 J( t- t
体を持ち上げて後ろに乗せた。* y8 D9 p: ]2 G7 `& L
「掴まってろ!」6 c9 s4 w8 Z0 ?* b6 o/ o
ヒロから美嘉の家までは自転車で一時間以上はかかる距離だ。 L( l5 u+ b) }; P) x1 W& R3 k
ただでさえ学校だから早く起きなきゃならないのに…
) l$ z- w9 {! j3 N3 A0 yヒロ何時に起きたの??
6 H: @8 q/ G: l% h3 w心配してくれたんだ。3 x1 ^! U6 F" q" Y# ]
優しいね…。
: \, _: L5 q! l3 e3 T' L P学校へ行くとアヤとユカは顔の傷を見て; K: r' X6 R% \+ A* L) I7 ^0 ]- e4 b
目を見開いた。
) h- o0 v/ [6 n$ \2 i「どうしたの?!」+ j* o! C! }! s
声を揃える二人。
2 [! w# |' a5 a/ k) I7 ?6 N9 }「転んだの!!」, O4 t0 ]2 s1 ]* Q z* `
「美嘉ドジなんだから、気をつけなよ!」. C* M2 k, N% ?5 W8 P& Q, f
「は~い♪」7 h. o T: H, f" L" R
アヤの心配をよそに明るくふるまう。& X+ R. C- }& ]( z5 d
ヒロはそれから毎日学校から家までの往復を送り迎えしてくれた。+ d4 |4 Y, F' N) Z! o2 _
少しずつ$ P- f7 R. w2 {% ^4 ]
心の傷が消えていく…。+ N/ n7 O) ^! N- X8 ~& D6 B8 J
あの事件以来、ヒロは気を使っているのかキスしかしてこない。 s5 k' {* C9 U- I! T
それも
3 q; E3 O. t' I9 i( M# m* q3 jほっぺやおでこに…。* v7 G; z' _( R& t
確かにまだ少し怖い気持ちはある。7 b `4 J2 |4 n" I2 l F; F. X
ヒロの優しい気持ちはすごく嬉しいよ。; _' r/ W6 M V' c* l
だけどね…9 Q5 v5 ]; w& D9 ?, `" p
ちょっと寂しい。
$ Q; q2 r& M( s& ]9 {% A$ S- g jいろんな男に回されたから: ?: Q T9 B( Z
“美嘉の体は汚い”そう思ってるのかなって不安になるよ。
- _$ S# `, Z. U0 i- q: G4 L9 B勇気を出して、ヒロの家で遊んでいる時聞いてみることにした。0 ]5 _* M4 p2 T- l+ [1 s0 t7 |! {
「ねぇ~ヒロはしたいとか思わないの??」
% J8 Z& @- F0 F8 e. z唐突でかつ大胆な質問。
4 v5 P0 u) y3 h# @% Z「何を?」
( D0 _. _0 l( y& Y! \) y「……エッチ!!」
6 U. k- Z6 A9 j2 d4 b) A2 E飲んでいたお茶を吹き出すヒロ。! O+ \% Z2 K8 @, V. O6 q$ m
「は?いきなり何!」/ s' E! p4 U5 p7 F+ s- a9 @7 w! _
「…まじめな話だもん」
1 ]* d$ ~1 `& u+ m0 X! a「…そりゃあしてぇけど美嘉がしたいって思える日まで待つ」/ w* Y/ d5 y3 G' P9 |( o
「したい気持ちはあるんだ。怖いけど…でもヒロが美嘉の体を汚いと思ってできないのかなぁって不安なの」6 I! \; }7 W& i$ X! E& ?- q
ヒロは美嘉の頭を自分の胸へと引き寄せた
4 Y0 R7 O, F) } z6 l% f「ばーか!お前俺がそんな男だと思ってたの?」0 m- T& Y9 Q/ P, K+ l$ C
美嘉をベッドまで運び、体をそっと倒す。. o7 I7 b# L. Z* z
「怖くなったら言えよ?無理すんな。俺が美嘉の嫌な事全部忘れさせてやるから。傷消してやるから安心しろ」
5 W* C; P+ ?' ^二人の唇が近づき、体がビクッとする。; U8 H! i$ M7 i D7 T% R8 s* u
「大丈夫…俺だから」
3 S( C% t' Y7 f3 h3 e$ |! r* ~( Wヒロはゆっくり時間をかけて抱いてくれた。( w8 n" p; P7 ^* m9 r1 V
そう( q! b6 ~( B7 }, Z+ m
初めての時よりも…。
& a+ }' @) ?8 ?「俺が一生美嘉を守る」) |$ l/ _8 @3 j- L
その言葉が今の美嘉の傷薬なんだ。
, @: x' L* N5 M* X5 ~5 i) T/ H9 p. Aあの日の傷みは、ヒロによって消されていく…。
6 _( {5 D, `$ a2 n$ F! V夜になり家まで送ってもらった。# @) x$ d* X' D1 b4 C5 V9 I
「またねっ!!」
7 |5 c$ _4 r8 |! b- P: {7 d% B玄関のドアに手をかける。9 n8 `6 q$ _3 I8 Y) Q* W9 D: G) j- D
「美嘉!」' h: j* r2 C0 R3 [
名前を呼ばれた声で振り返った。
/ o# H" v, u" ^3 Eヒロは美嘉の唇に軽くキスをすると
$ K7 ^+ i1 N, v, m「じゃあな!」" E: i" @. s& d3 S0 u
と叫び再び自転車に乗って帰って行った。
; C. F( P' P2 o家に帰りベッドの上にあるぬいぐるみを握りしめる。' x6 h4 O. y Q
ヒロありがとう。
# d& @, K j0 e. j6 h5 _/ R( I美嘉ね…
- v' D3 [* b; G. r+ R/ D1 zあの日のこと忘れられそうだよ。) N" n) I" ~0 X: l9 i
いつの間にかうとうとしていた時…- W: }' d# I; N5 L( X1 `# h, D
♪プルルルルル♪
1 o+ ]" g4 [; G% s$ o4 ?着信:ヒロ
/ N, k1 }, q6 k' Eヒロからの電話で目が覚めた。
l4 o5 A; x+ z7 N- U) r) {! rこの電話によって衝撃の事実が判明する。6 d: ~; s1 ]- u1 `2 j
『あい…』8 { P7 ^; {! R$ V
寝ぼけたまま電話を取る。" i7 G% s4 P" g" p- e1 M) O* w
『…犯人見つかった』
# j4 C+ C( T- \( q# b『ふぇ…犯人…?』
! J1 H/ N' X$ }. L) h2 e- Z) @『お前をレイプした犯人見つかった!』% \- u- X- [* ?0 r, m; E( P
興奮気味なヒロの声に、ガバッと体を起こした。4 J9 r4 r- K1 L! e
『え…マジで??』$ @8 Y8 t7 G6 z) O7 _
『おぅ、マジ。姉貴と姉貴のダチに協力してもらって見つかった。美嘉が車のナンバー見たからそれが決め手で!』; s+ U$ B, P- t% s# q* G' h
『マ…ジかぁ』
: j/ k" @. `9 N1 y9 f犯人が見つかった。
, o2 Q1 W* M3 l5 j) h7 a, ]喜んでいいのだろうか。
; t% @ T; v; Nその時
8 P0 H' o9 X6 r% A7 B( g; w! dある事実を思い出した。
5 s: g" y+ K+ t3 x: B( t+ X. i…写真。+ h% b. U9 X2 A& S+ w3 d9 Z+ C+ M
『ヒロ…写真とられた!!チクッたらばらまくって言われたよ…』
% ^2 V) C" r, y5 ^* s! \ G慌てた美嘉の言葉に、興奮気味だったヒロは静かになり、いつもよりさらに低い声で答えた。( l0 E" F, B9 ]3 K: @# n, t
『はぁ?マジかよ。マジぶっ殺す。俺が写真奪ってやるから。明日会えるか?』2 O; t) w7 l) v2 E2 i0 }. p
『うん…』
+ I- z: C5 H3 ^# { N5 O『明日朝行くから』
% k8 q/ |+ U4 l4 L* f3 Mそうして電話は切れた。 |
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