日语绕口令[早口言葉（はやくちことば）]720句

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:11:14

今天在网上瞎逛，找见这个东西，日语绕口令720句
因为是日本人做的，没有给出完整的平假名读音
哪位达人辛苦一下，帮忙给出完整的平假名音标，方便众小虾们，在这里先谢谢了。
要是有哪位达人做完了标完平假名的版本，还请重新发帖，
另外也请版主在别人做好完整注音版的后删掉本帖，辛苦了。
这里是原始地址：

http://www.nobi.or.jp/i/kotoba/hayakuchi/index.html

好了以下是正体：
あ：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。相生葵瓜(あいおいあおいうり)
青菜葉赤菜葉赤菜葉青菜葉(なっぱ)
青巻紙赤巻紙黄巻紙
◇青巻紙赤巻紙赤巻紙青巻紙(信濃)
◇長巻紙に赤巻紙(信濃)
◇赤巻紙黄巻紙青巻紙(信濃)
◇青巻紙赤巻紙白巻紙
◇赤巻紙に白巻紙白巻紙に赤巻紙(東京)
◇赤まき紙に黄まき紙黄まき紙に赤まき紙(大阪)
◇赤巻紙黄巻紙
赤釜赤合羽
赤屏風白屏風
◇赤い屏風白い屏風
浅草の池の畔(ほとり)に数年大蛇がいるそうじゃが、その蛇がおん蛇(じゃ)かめん蛇(じゃ)か何じゃか分からんじゃ分からんじゃ(早口どどいつ)
あぜどじょ田どじょ田泥鰌(たどじょ)畦泥鰌(あぜどじょ)(信濃)
◇田泥鰌畦泥鰌畦泥鰌田泥鰌
◇畦どじょうに田どじょう
◇あぜどじょ田どじょうちょとにょろり(信濃)
◇向こうの細どぶに細どじょうがにょろり(信濃)
暖かくなる高曇りの天気
渡(あた)り口の粟屋(あわや)の若旦那(あかだんな)が朝から若魚(あかな)の刺身に若布(あかめ)の取合せ山葵(あさび)醤油で酒を上(あが)り若党(あかとう)や吾(あれ)も飲まんか(山口)
姉さん前髪ゃ下げ前髪(相模)
◇お前の前髪下げ[はげ]前髪(信濃)
あの竹垣へ竹立てかけたのは竹立てたかった(近江)
あの長押(なげし)の長なぎなたは誰(た)が長なぎなたぞ(ういろう売りのせりふ・歌舞伎年代記)
雨合羽(あまがっぱ)が番がっぱ(同上)
◇雨合羽玄関番の番合羽
◇雨合羽日合羽
◇有馬玄蕃(ありまげんば)さんの玄関番の番合羽雨合羽日合羽(京都)
天(あま)の川原(かわはら)の鮎とり爺(じじい)が一匹とっちゃわた抜き魚籠(びく)入れ一匹とっちゃわた抜きびく入れ(何回も繰り返し・駿河)
綾部(あやべ)本町(ほんまち)蛇(じゃ)が出るじゃげな悪い蛇(じゃ)じゃげな嘘じゃげな(因旛)
あんたが笛吹きの如(ごつ)笛吹けてち言うばってん笛吹きのごつ笛吹ききらんげん、笛吹きのごつ笛吹かん、わしが笛吹きのごつ笛吹ききるなら笛吹きのごつ笛吹くばってん、笛吹きのごつ笛吹ききらんけん、笛吹きのごつ笛吹かん(肥後)

い：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。如何(いか)な潜戸(くぐりど)もくぐりくぐったがお錠口(じょうぐち)の潜戸はくぐりにくい潜戸でくぐられませぬから上(あが)りませぬ(鼻下長物語)
◇いかな潜(くぐ)り潜り潜りにくい潜り戸も潜り潜り潜ったがお前のように抜けつ潜りつ潜り潜り潜る人は又とねえ(日本一凝鑑)
◇いかな潜り潜り潜り潜りにくい潜戸も潜り潜り潜ったが今日ばかりは潜り潜り潜る(道外物語)
イギリスにきりぎりすドイツに拳骨(げんこ)ヨーロッパに原っぱ(大和)
池ばたけに蛙がぴょこぴょこ七(なな)ぴょこ八(や)ぴょこ九(ここの)ぴょこ十(と)ぴょこ(信濃)
◇蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合せてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ(信濃)
◇井戸端で蛙ぴょこぴょこ七(なな)ぴょこ八(や)ぴょこ九(ここの)ぴょこ十(と)ぴょこぴょこ(信濃)
伊丹(いたみ)の名物おこぼれれんめこぼれんめ(大阪)
いーちくたーちくたーえんばこみょーじん、しょうじん、かなかな聾(つんぼ)、杖つく所に、ちんとんひーきゃーれ(豊後)
一曲二曲六(む)曲六(ろく)(信濃)
一寸のお小仏(こぼとけ)にお蹴つまずきゃるな(ういろう売りのせりふ・歌舞伎年代記)
一寸ばりの小小僧(ここぞう)が小袈裟(こけさ)に紺(こん)ころもに小数珠を小首にこがけて小坂(こさか)を小降りに小寺を参り候(そうろう)(宮城)
いっちゃむっちゃちゃちゃむちゃ油餅ゃ焦げた(信濃)
一滴二滴しる人は法然坊法高坊播磨の別当焼米(やきごめ)の次郎茶碗茶柄杓(ひしゃく)引木(ひきぎ)の八兵衛(信濃)
一筆しめし参らせ候(そろ)とやりたささしもやりたささし書きたささしも書きたさ(日本一凝鑑)
◇うちの娘一人御奉公致させたさも致させたし又うちに置いて青竹茶室でお茶立てさせたさもたてさせたし
一っぺきへぎに乾しはじかみ盆豆盆米盆ごぼう(ういろう売りのせりふ・歌舞伎年代記)
いっぺんへぎ長へぎ干生薑(ほしはじかみ)、木天蓼(またたび)摘み木天蓼、粒山椒野撫子(なでしこ)野石竹(せきちく)(琴線和歌の糸、こんきやう寺)
一本の薪(たきぎ)二本の薪三本の薪

う：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。上の家(え)の厩(まや)もからまやで下の家(え)の厩(まや)もからまやで俺家(おらえ)の厩(まや)もからまやで三つ合せて三からまや(信濃)
上の溝にどろ泥鰌(どじょう)にょろりん中の溝にどろ泥鰌(どじょう)にょろりん下の溝にどろ泥鰌(どじょう)にょろりん三溝(みみぞ)三(み)どろ泥鰌(どじょう)にょろりん
鵜(う)が鮎(あゆ)を追い合う
宇治の火事茶園火災と燃え上がり茶摘み茶仕事茶っ茶無茶苦茶
後(うしろ)の山蛇(やまじゃ)がいるじゃその蛇(じゃ)は女蛇蛇(おんなじゃじゃ)か男蛇蛇(おとこじゃじゃ)か何じゃかかんじゃか分からんじゃ(信濃)
歌歌えったって歌歌いの子なら歌歌うけんど歌歌いの子じゃなし歌歌わん(信濃)
◇歌うたいが歌うたえと言うけれど歌うたいの歌うたえる程歌うたえりゃいいけれど歌うたえりゃへん(信濃)
◇歌うたいが歌をうたえというけれどおら歌をうたっても歌うたいが歌をうたうようにうまく歌をうたえねぇで歌をうたぁねぇ(信濃)
◇おら隣へ歌うたいが来て歌うたえとそういうが歌うたいでねぇで歌うたえんよ(信濃)
◇歌うたいが歌うたいに来て歌うたえというが歌うたいが歌うたうだけ歌え切れば歌うたうけれども歌うたいだけ歌うたい切れないから歌うたわぬ
◇歌うたいが家の裏歌うたいうたい行きよって歌うたうなというたら歌うたいやよって歌うたうと言うて歌うたいうたい行きよった
◇歌うたいの前で歌うたう様な歌うたいなら歌うたいの前で歌うたいましょうが歌うたいの前で歌うたう様な歌うたいでないから歌うたいの前で歌うたい申さなんだ
家(うち)の裏の小坊主がこの子抱いて粉(こ)を食うたらこの子の目に粉(こ)が入(い)った今度からこの子抱いて粉(こ)を食うまい
うちの裏の釣瓶(つるべ)も潰(つぶ)れる釣瓶隣の裏の釣瓶も潰れる釣瓶向うの裏の釣瓶も潰れる釣瓶合せて三裏(みうら)の三釣瓶(みつるべ)は三つ潰れる三釣瓶(信濃)
◇家のつるべはつぶれたつるべ、隣のつるべはつふべれぬつるべ(信濃)
◇うちの釣瓶は潰れぬ釣瓶隣の釣瓶は潰れる釣瓶
うちの裏の古桃(ふるもも)の木に古(ふる)ぼろちょっとひっかけた(京都)
◇古桃の木の古ぼろ(日本一痴鑑)
◇おら裏の古桃の木の古っ株(かぶつ)へ古ぼろなぜ振り掛けた振りかけたかったで振りかけた(信濃)
うちのお客は柿食いお客隣のお客は柿食わぬお客(信濃)
◇うちの客は柿ょくう客だ隣の客も柿ょ食う客だ(信濃)
うちの川いちを鰌踏(どじょうふみ)が来てざぶざぶ言わすな言うのにざぶざぶ言わして濁らかしてしもうた(山口)
家(うち)の切戸(きりど)の桐の切口は隣の切戸(きりど)の桐の切口によく似た桐の切口だ
うちの桐の木の切株の切口と向うの桐の木の切株の切口とよく似た桐の木の切株の切口(時代子供うた、東京)
うちの潜戸(くぐりど)は栗の木の潜戸くぐりよい潜戸
◇この家のくぐり戸はくぐりにくいくぐり戸でくぐろとしたら黒犬くめぶし喰わえて黒血が九斗九升九合出た
家(うち)のくんぐり戸はくんぐりにくいくんぐり戸くんぐりくんぐってくんぐりよいくんぐり戸(信濃)
うちの小僧に寒三十日(かんみそか)寒念仏(かんねんぶつ)を申せと申付(もうしつ)けましたが申したことやら申さぬことやら申さぬことやら申したことやら申したら申したと申しましょうが申さぬけりゃこそ申したと申しませぬ
うちの箪笥(たんす)に鼠(ねずみ)がごとごと隣の箪笥に鼠がごとごとそのまた隣の箪笥に鼠がごとごと三つ三家(みつや)の三箪笥(みだんす)に三鼠(みねずみ)三(み)ごとごと
内(うち)の茶釜の茶袋に茶が無(の)うて隣の茶室の茶釜の茶袋に茶があって(大阪)

え：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。絵扇絵団扇(えおうぎえうちわ)
絵姿(えすがた)になる江差追分(えさしおいわけ)
柄も四尺(ししゃく)刄(は)も四尺合せて八しゃくの大長刀(おおなぎなた)(小田原相談)
縁の下の胡麻(ごま)がらは濡れごまがらか干し胡麻がらか(信濃)
◇庭の垣は犬胡麻殻か真胡麻殻かあれこそほんの真胡麻殻(小田原相談)
縁の下の地蔵様に足さし出さっしゃいますなと言うたにまた足さし出さっしゃいました
◇縁の下の地蔵さん足さし出したがらっしゃるゆえ足さし出すなというのに足さし出したがらっしゃる

お：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。お綾や、母親におあやまりなさい
扇に玉子生米生杉葉(すぎは)
お江戸のお浅草のお池のお蓮のお上にお雨蛙がお三匹お目をぱちくりおぱちくり(信濃)
◇お浅草のお観音様のお池のお蓮のお葉のお上にお蛙のお子がお三疋お山椒の様なお目をしておぱちくり
大阪市四(し)丁目塩屋の新助さん塩四升(ししょう)しがんで白眼むいて死んだ(大和、しがんで＝噛む)
大阪市日本橋二丁目西の肉屋の二階の鶏二匹西向いて逃げた(奈良)
◇大阪市心斎橋四(し)丁目塩屋のしぶんぼ塩四升(ししょう)ねぶって白眼むいて死んだげ(大和)
大阪心斎橋四(し)丁目塩屋のしぶちん塩四升(ししょう)しがんで白眼むいて死によった(奈良)
◇大阪市塩屋の新助さん塩四升しがんで白眼むいて死んじゃった(奈良)
◇大阪市日本橋二丁目西の肉屋の二階の鶏二匹西向いて逃げた(大和)
◇西の京の庭の鶏二匹西むいて逃げた(大和)
大鍋の大(おお)まなばし小鍋の小まな箸(信濃)
◇大鍋に大きな箸小鍋に小さな箸(信濃)
◇大どこの大鍋に大まなばし小どこの小鍋に小まなばし(信濃)
大(おお)奉書中奉書小奉書(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
大真瓶(おおまがめ)中真瓶小真瓶
大山牛蒡九十本(くじっぽん)(相模)
奥様の前の大きな覚え帳
おくさんのおねまにお蚤がお一匹お手手におっぱをおつけてお取ろとおもたらお逃げたお逃げた(奈良)
奥さんのお召におはねがおつきになって落としても落ちません(奈良)
桶に毛が生えりゃ桶屋さ困る(信濃)
桶屋の前(まえ)後家桶背負ってった後家の桶だか桶屋の桶だか後家桶だと見えて後家桶背負ってった
お皿のお蓬(よもぎ)餅およばれたい
折敷(おしき)に箸百八十膳天目百ぱい茶百盃棒八百本(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇狸百疋箸百ぜん天目百ぱい棒八百本(歌舞伎年代記、一)
お台所のお切れたお障子からお風がおこうおこうとお吹き遊ばしておすりこ木がおばったりおばったり
お煙草屋のお煙草盆これはお前のおあやまりおあやまり(弘前)
お旦那のおねまにお蚤がおたんとおよっておとろと思たらお逃げたお逃げた(奈良)
お茶たちょ茶たちょちゃっちたちょ茶たちゃ青竹茶筌(ちゃせん)でお茶ちゃとたちゃ(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇お茶たちょ茶たちょ茶ちゃっとたちょ青竹茶筌でお茶ちゃっと茶たちょ(日本一凝鑑)
◇青竹茶筌でお茶ちゃっと立つるを召しませい(関八州繋馬)
お寺の奥でお子が泣くおだましゃれお経の箱を叩いて(相模)
お寺の小僧がこぐなの小味噌をこちょいとこなめてこ頭こちょいとこずかれた(信濃)
お寺の坊さん何してる絵の具と紙と筆出して坊主が屏風へ坊主を上手にかいた(信濃)
◇お寺のぼんさん何してる絵具と紙と筆立てゝ坊主が屏風に絵をかいた(丹波)

[ 本帖最后由 haluhifan 于 2008-3-22 09:22 编辑 ]

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:11:59

か：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。海軍機関学校機械科今学期学科課目各教官協議の結果下記の如く確定。化学幾何学機械学国語語学国家学絵画撃剣
蛙が川ばた駆け足でかける(信濃)
蛙ひょこひょこ三(み)ひょこひょこ合せてひょこひょこ六ひょこひょこ(信濃、皇都午睡初上)
◇蛙ひょこひょこ三(み)ひょこひょこ四ひょこひょこ五ひょこひょこ六ひょこひょこ七ひょこひょこ八ひょこひょこ九ひょこひょこ十ひょこひょこ(道外物語)
◇蛙ひょこひょこ一ひょこ三ひょこ七ひょこ九(ここ)ンひょこ十(と)っぴょこ八(や)ひょこ六(む)ひょこ四(よ)ッぴょこ二(ふた)ひょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこぴょこのぴょい(ぴょいぴょい節)
◇蛙ひとひょこふたひょこみひょこひょこ合せてひょこひょこ六ひょこひょこ
◇池ばたに蛙がぴょこぴょこ七ぴょこ八ぴょこ九ぴょこ十ぴょこ(信濃)
◇清水流れの柳の下に蛙ぴょこぴょこ三っぴょこぴょこ合せて六っぴょこぴょこ
◇帰ろ、ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ、六ぴょこ七ぴょこ、八ぴょこぴょこ、九(ここ)のぴょこぴょこ、十ぴょこぴょこ、しょんがェー(辰巳之園)
加賀様の肩に蚊が三羽とまった嬶(かか)さ掻(か)いてくりょ掻いてくりょ(信濃)
◇加賀の家中(かちゅう)のかの屋のかみさま蚊にくわれてかいくて掻いたらか程悲しさかさなった(信濃)
◇加賀の家中のかいむどんのかみさん、片頬(かたつぼ)蚊がくい、かゆさに掻いたら瘡(かさ)になってかせた(東京)
◇加賀の金沢の家中のかみさんの肩に蚊が一疋とまった痒いから掻いたら瘡かき出した
加賀の鏡屋の加右衛門殿かみさまの腕(かいな)の片方を蚊がくうて、痒さに掻きやったれば痒瘡(かいがさ)にかいなった(鳥取)
加賀の家中のかの屋のかみ様蚊にくわれてかいくて掻いたらか程(ほど)悲しさ重なった(信濃)
加賀の家中の家老のかみさん髪結(ゆ)う髢(かもじ)買おうかよそうかよそうか買おうか家老にきいても皆目(かいもく)知れない(信濃)
加賀の金沢上(かみ)の町の角(かど)のかあ様片手で蚊帳(かや)吊って片足蚊にかまれて痒がって掻いたら瘡かき出した
◇加賀の家中の嘉左衛門の嬶(かかあ)の顔をば蚊が食うて痒うて掻いたら瘡になった瘡とる剃刀(かみそり)貸さんせ瘡取って返す
◇加賀の家中のかの屋のかみさま蚊に食われて痒いくて掻いたらかほど悲しさ瘡になった(信濃)
柿客食い客柿食い(道外物語)
貨客船の旅客
家具夜具身ぐるみ荷車
かげまからかさかげま下駄(ういろう売りの口上、続膝栗毛八上)
傘一本棒一本雨合羽かかり合羽(信濃)
◇傘一本棒一本傘二本棒二本・・・・傘十本棒十本
樫(かし)の木丸薪(まるまき)割る薪割り
堅木の丸薪割る薪割り
片原町(かたはらちょう)の角(かど)でかまぼこさんという人がかまぼこみたいな家(うち)建ててねっからお客がこんちきちん(こんちきちき／こんちきち／ちきちんのやっちゃんほい)(土佐)
河童が喇叭(らっぱ)吹いて河ばた駆け足で駆ける(信濃)

かー２：
河童と亀が賭事してかちかち山を駆け上がり河童は途中で脚気にかかり葛根湯(かっこんとう)を飲んでいた亀は構わずかっかかっかと駆け上って賭物(かけもの)をすっかり取った(東京)
門(かど)に立っとる何者じゃ、蓑(みの)着て笠着て棒突いて、めんかてばかりの化け物じゃ、それ出せやれ出せ行灯(あんどん)出せ、行灯のかげから刀(かたな)出せ(愛知)
角(かど)のかじょの鍛冶屋のがさま固栗(かたくり)囓(かじ)て固くて食(か)れねど烏(からす)に食(か)せた(青森)
角の嘉平さんの蚊にかまれて掻目(かきめ)の瘡(かし)ゃなった(佐賀)
角の乾物屋で勝栗買ったら堅くて噛めないから洋犬(かめ)にやったらかりかり噛んだ
角の万(まん)やんが馬屋(まや)から馬(ま)を出(だ)いてまいことまくれて真赤な血が出てまだ治らんとや(島根)
上賀茂の上孫(かみまご)で下賀茂の下孫(しもまご)じゃ
上高畑(かみたかばたけ)に行くのですか下高畑に行くのですかいいえ上高畑でもなし下高畑でもなし中(なか)高畑に行くのです
鴨が米噛みゃ小鴨が小米かむ(東京、時代子供うた)
◇鴨米かむ小小鴨が小米かむ
◇鴨米かみゃ小鴨が小米かむ、鴨米噛みゃ小鴨が小米かむ(大阪)
◇鴨が米くて小鴨が小米喰て、鴨が米、小鴨が小米喰う
◇鴨か小鴨か小鴨か小鴨か(毛吹草、廻文)
がらがら御免なさい米屋でございます昨日五升今日五俵(東京、時代子供うた)
がらぴいがらぴい風車(かざぐるま)起きゃれがれ小ぼし起きゃがれ小法師(こぼし)ゆんべもこぼして又こぼした(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
がらんぴっしゃん真平御免でわしゃァ町内の若い者でござんすが今度この度(たび)祭に於いてだしを引きずりひん回そうと思うんだが、お前さんの家の軒が三尺三寸出っぱっているんで切らせてもらいてぇんだがどうでぇ、おっ嬶(かあ)
川端の高塀に竹立てかけた
川原撫子(なでしこ)野石竹(せきちく)(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
かんかん尽しを言おうなら蜜柑(みかん)金柑酒にかん子供羊羹(ようかん)やりゃ泣かん親の折檻子がきかん
神田鍛冶町角の乾物屋勘兵衛さん勝栗かちかち噛んでも堅くて噛めない(信濃)
◇神田鍛冶町の角の乾物屋の勘兵衛さんの所でかち栗買ったら固くてかめない返しに行ったら勘兵衛さんの嬶が出て来て癇癪(かんしゃく)起こしてかりかり噛んだらかりかり噛めた
◇神田鍛冶町の角の乾物屋の嘉七の嬶が蚊にくわれて痒いって蚊帳の中へかっこんだ(嬶の片頬ぺたに蚊がとまって痒いからかいたら瘡かき出した)
◇神田鍛冶町の角の菓子屋の嘉七の嬶が菓子箱かっくり返して踵(かかと)に瘡かいた嘉七が川の中へかっこんだ
神田鍛冶町の角で買ったかち栗固くて噛めないから返して帰ろう(愛知)
◇神田鍛冶町の角の乾物屋の嬶がよこした勝栗買って噛んだら固くてかめない(東京)
◇神田鍛冶町の角の乾物屋のかち栗買ったが固くて噛めない返しに行ったら勘兵衛の嬶が出て来て癇癪起こしてかりかり噛んだらかりかり噛めた
姦婦(かんぷ)と姦婦と喧嘩して姦夫が姦婦を姦婦といえば姦婦も姦夫を姦夫という
寒三十日(かんみそか)かんさん念仏申せと言うたが申したことか申したら申したと申しそうなもんじゃが申さないやら申したと申しません(兵庫)

き：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。規格価格か懸引価格か
菊吉(きくきち)々々々々(きくきくきくきち)切りまで菊吉吉々(四方のあか)
菊栗きくくり三(み)菊くり合せて六(む)きこみ六むきごみ(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇きく切りきく切り三きく切り、これを合せて六きく切り、切って掛けたる弊帛(へいはく)は(琴線和歌の糸、こんきやう寺)
◇菊桐々々三菊合せて菊桐六菊桐(日本一凝鑑)
貴様(きさま)の脚絆(きゃはん)も革脚絆我らが脚絆も革脚絆(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
貴殿の頭は禿げ頭拙者の刀は錆刀(信濃)
客ござって柿ござる柿ござったが客ござって客柿くって柿客食わずに客柿食い柿くい客に柿くわぬ客(道外物語)
客一人に柿一つ客二人に柿二つ客三人に柿三つ客四人に柿四つ客五人に柿五つ客六人に柿六つ客七人に柿七つ客八人に柿八つ客九人に柿九つ客十人に柿十(とお)(大阪)
◇今日午後学校で剣劇ごっこきっかけ聞く子がごくきかん気できっかけ聞く気か聞かん気かおこごと食い食いきっかけを聞く
行者の飲む茶は下茶(げちゃ)か上茶(じょうちゃ)か(信濃)
京の狂言師が京から今日来て今日狂言して今日京まで帰る(信濃)
◇京の狂言師が今日京から来て今日狂言して今日京へいんだ(大阪)
◇京の狂言師が今日来て狂言今日して京の故郷へ今日帰る(愛知)
◇京の狂言師が京から今日来て今日狂言して故郷の京都へ、サマ今日帰る、イヨサがすいしょで気はさんざ(文政末年流行歌、小唄志彙集)
京の三十三間堂の仏の数は三万三千三百三十三体あるという(鼻下長物語、一息で繰り返す数の多いのをよしとする)
◇京の三十三間堂の仏の数が三万三千三百三十三体ござるとそりゃまたほんまかじょうかいな
◇京の三十三間堂にゃ仏の数は何ぼうか、三万三千三百三十三体ござるというたげな(島根)
◇京の三十三間堂の仏の数は何ぼうか、三万三千三百三十三体だげな仏作りて眼を入れて(島根)
◇京の三十三間堂に仏の数が三万三千三百三十三体あるというが、うそかいな、ほんかいな(信濃)
◇京の三十三間堂の仏の数を数えて見れば三万三千三百三十三体ござる(愛知)
京の三十三間堂の仏のかずは三万三千三百三十三体あるといな(絃曲酔弁当、一息に十度繰り返す、大阪)
◇京の京の三十三間堂の仏の数は三万三千三百三十三体あるとは誠にじょかいな(奈良)
◇京の三十三間堂にゃ仏の数が三万三千三百三十三体居らすというたいなァそれが誠にほんかいなァうそかいなァ(熊本)
京の生鱈(なまたら)奈良生(なま)まな鰹(かつお)(一番難しいとされている)
京の生鱈(なまたら)奈良生(なま)まながつおちょと四五貫目(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
去年の古栗拾い袋を持って今年の栗を拾えば、去年の古栗拾い袋というぞよねや、古栗ひろい袋(土佐)
きんきんくりくりびったりっと泣く、さっさびっくりちゃっくり泣く、ただりんがちゃんころりったゆって泣く(岐阜)
金坊主が金屏風に金坊主をかいた(信濃)
◇坊主が屏風に坊主をかいた

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:12:49

き：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。規格価格か懸引価格か
菊吉(きくきち)々々々々(きくきくきくきち)切りまで菊吉吉々(四方のあか)
菊栗きくくり三(み)菊くり合せて六(む)きこみ六むきごみ(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇きく切りきく切り三きく切り、これを合せて六きく切り、切って掛けたる弊帛(へいはく)は(琴線和歌の糸、こんきやう寺)
◇菊桐々々三菊合せて菊桐六菊桐(日本一凝鑑)
貴様(きさま)の脚絆(きゃはん)も革脚絆我らが脚絆も革脚絆(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
貴殿の頭は禿げ頭拙者の刀は錆刀(信濃)
客ござって柿ござる柿ござったが客ござって客柿くって柿客食わずに客柿食い柿くい客に柿くわぬ客(道外物語)
客一人に柿一つ客二人に柿二つ客三人に柿三つ客四人に柿四つ客五人に柿五つ客六人に柿六つ客七人に柿七つ客八人に柿八つ客九人に柿九つ客十人に柿十(とお)(大阪)
◇今日午後学校で剣劇ごっこきっかけ聞く子がごくきかん気できっかけ聞く気か聞かん気かおこごと食い食いきっかけを聞く
行者の飲む茶は下茶(げちゃ)か上茶(じょうちゃ)か(信濃)
京の狂言師が京から今日来て今日狂言して今日京まで帰る(信濃)
◇京の狂言師が今日京から来て今日狂言して今日京へいんだ(大阪)
◇京の狂言師が今日来て狂言今日して京の故郷へ今日帰る(愛知)
◇京の狂言師が京から今日来て今日狂言して故郷の京都へ、サマ今日帰る、イヨサがすいしょで気はさんざ(文政末年流行歌、小唄志彙集)
京の三十三間堂の仏の数は三万三千三百三十三体あるという(鼻下長物語、一息で繰り返す数の多いのをよしとする)
◇京の三十三間堂の仏の数が三万三千三百三十三体ござるとそりゃまたほんまかじょうかいな
◇京の三十三間堂にゃ仏の数は何ぼうか、三万三千三百三十三体ござるというたげな(島根)
◇京の三十三間堂の仏の数は何ぼうか、三万三千三百三十三体だげな仏作りて眼を入れて(島根)
◇京の三十三間堂に仏の数が三万三千三百三十三体あるというが、うそかいな、ほんかいな(信濃)
◇京の三十三間堂の仏の数を数えて見れば三万三千三百三十三体ござる(愛知)
京の三十三間堂の仏のかずは三万三千三百三十三体あるといな(絃曲酔弁当、一息に十度繰り返す、大阪)
◇京の京の三十三間堂の仏の数は三万三千三百三十三体あるとは誠にじょかいな(奈良)
◇京の三十三間堂にゃ仏の数が三万三千三百三十三体居らすというたいなァそれが誠にほんかいなァうそかいなァ(熊本)
京の生鱈(なまたら)奈良生(なま)まな鰹(かつお)(一番難しいとされている)
京の生鱈(なまたら)奈良生(なま)まながつおちょと四五貫目(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
去年の古栗拾い袋を持って今年の栗を拾えば、去年の古栗拾い袋というぞよねや、古栗ひろい袋(土佐)
きんきんくりくりびったりっと泣く、さっさびっくりちゃっくり泣く、ただりんがちゃんころりったゆって泣く(岐阜)
金坊主が金屏風に金坊主をかいた(信濃)
◇坊主が屏風に坊主をかいた

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:14:49

く：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。潜りにくい潜り窓くぐって(琴線和歌の糸、こんきやう寺)
久保田車屋(くるまや)の食う豆腐の黒婆ァ潜り戸くぐるどて黒犬(くろえん)こに囓じられだ(羽後)
久保田の九(く)丁目の九右衛門(くえもん)の神さん黒い物お好きで黒い小袋は黒豆九(く)升九(く)合、黒門くぐるどて黒犬にくつかれ、くろこぶしくじかれて黒血こ流して、九郎右衛門に聞かせたば黒くなってごせやで、黒い膏薬(こうやく)九十九枚(くじゅうくまい)くつけたば、くるくるとえぐなった(羽後)
蔵前のそのさき黒田屋さんのお母さんは黒いものがお好きで黒羽二重(はぶたえ)黒繻子(じゅす)の帯しめて黒い鼈甲(べっこう)の櫛(くし)をさし目黒様へ参るとて黒犬にくろぶし食いつかれてまくらさんぼうに駆け出した(東京)
◇黒木町の黒作り屋の黒木屋の黒犬がくらいついて黒血ゃ九斗九升九合出た(越中)
栗の木の切り口
栗の木のくぐり戸はくぐりにくい(信濃)
◇くんぐり戸くんぐり戸くんぐりつけりゃくんぐり易いくんぐり戸(信濃)
◇久留米のくぐり戸は栗の木のくぐり戸くぐりつけりゃくぐりいいくぐり戸だがくぐりつけなけりゃくぐりにくいくぐり戸じゃ
栗屋の九平さん九月の九日に栗飯九合たいてくっつり食うて臭い糞たれた(奈良)
来るは来るは何が来る高野の山のおこけら小僧(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
久留米の潜り戸栗の木の潜り
黒石の黒門爺こァくぐたけァくろぼし痛めて久保田薬(くぼたくすり)こ九文(くもん)だいつけたけァくりくりと治った(青森)
黒田さんの黒助が黒茶町(くろちゃまち)に黒鯛を買いに行って黒犬に食い付かれて黒血が流れた(筑前)
くんぐり戸くんぐりくんぐりつけりゃくんぐりやすいくんぐり戸(信濃)
◇こえむさのこぐり戸はこぐりずれいこぐり戸、こぐり馴れりゃこぐりいいこえむさのこぐり戸(信濃)
◇栗の木のくぐり戸はくぐりにくい(信濃)

け：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。毛牛蒡(ごぼう)長牛蒡
けさちゃならけさちゃけはつくけんざいもののけんふくろけんこけんこ(信濃)
下駄百足棒八百本
玄関のお生壁(なまかべ)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:16:20

こ行ー１：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。甲州甲府の紅梅町の穀屋(こくや)の小僧が米を背負ってこぐり戸をこぐる所でころんでこぶをこしらえて、これからこぐり戸をこぐらないと後悔した(信濃)
甲州甲府の米屋の小僧が米を背負って転んで瘤ゥでけて困りもんの小僧で困りやす(甲斐)
高野弘法大師さんこの子を抱いて粉ひいてこの子の目へ粉いれ給うこれからこの子を抱いて粉挽こまいのう高野弘法大師さん(大阪)
◇高野の弘法大師この子だいて粉ひいてこの子の目に粉がはいってこんどからこの子だいて粉ひこまい(小坂・京都・奈良)
◇こうごう大師粉ひいてこの子を抱いてこの子の目へ粉はいって今度からこの子を抱いて粉ひかんとこ(大和)
◇紺屋の弘法大師がこの子を抱いて粉を食うてこの子の目へ粉が入ってもうこの子を抱いて粉を一生くうまいかい(山口)
高野の雨合羽日合羽
高野の坊主が屏風に上手に坊主の画をかいた(大阪)
◇高野の坊主が屏風へ坊主の絵をかいた(紀伊)
◇高野の坊主が東寺の坊主の屏風に東寺の坊主の絵をかいたその屏風を東寺の屏風にしょう
◇兵庫の坊主が屏風をもて来て坊主が屏風に上手に坊主の絵をかいた
小右衛門(こえむ)さの小くぐり戸はこぐりずれいこぐり戸こぐり馴れりゃこぐりいい小右衛門さのこぐり戸(信濃)
◇久能の久遠山の栗の木のくぐり戸は滅相くぐりいい栗の木のくぐり戸じゃ
こきいきんこひょここきょきんこひょこきんこひょこ(信濃)
こここぼれ梅ここもこぼれ梅
◇潮来(いたこ)の名物おこここぼれ梅
小(こ)こな小(こ)みじん小(こ)うな小(こ)新発意(しんぽち)小棚の小下の小桶に小味噌が小あらず小杓子(しゃくし)持って小掬(すく)って小よこせ小早く小持てと小住持(じゅうじ)小自身に小せきに小せれば(道外物語)
ここに黒船町(くろふねちょう)の黒米屋の九郎左衛門さんのお袋さんが目黒の黒門前で真黒くろの黒犬めがくっくるりと転げて寝たを見付けてこりゃ黒縮緬 (ちりめん)の黒羽織が落ちてると思ってな、ひょっくりよっと掴(つか)んだらわんといってくっつかれて小便たご引っくり返しでんぐり返しかっくりかやしそっくり返して小便一升五合呑んだそだ、そだそだそだから目が出たどぶから蛇が出た尻からぶいが出た出た出た出たドドドン(物貰いの唱え言、旧観帳二中)
ここの囲炉裏(いろり)はぬる囲炉裏隣の囲炉裏もぬる囲炉裏そのまた隣の囲炉裏もぬる囲炉裏合せて三囲炉裏ぬる囲炉裏(信濃)
ここのこぐり戸は栗の木のこぐり戸こぐりにくいこぐり戸(奈良)
ここの小山(こやま)の小寺の小僧が小棚の小味噌をなめてこつんとこつかれた(愛知)
◇小山の小僧が小棚の小みそをこそっと取って和尚にこつんとこつかれた(奈良)
小米のなま噛み小米のなま噛みこん小米の小なま噛み(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇お慈悲下され小米のなまかみ(大矢数)
◇小米も生噛こん小米も小生噛(小田原相談)
◇小米の生米小米の生米こん小米のなま米なま米
ここん小米の粉(こ)生米(ういろう売りの口上、続膝栗毛八上)
小新発知(こしぽち)、小棚のこ下に、小桶に小味噌がこあるぞ、こ杓子小持って小すくってこよこせ(歌舞伎年代記一)
◇ここな小新発知小棚の小下に小棚に小味噌が小あらず小杓子小持って小掬って小よこせ(小田原相談)

こ行ー２：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。小杓子小(こ)ん娘(むすめ)こさいかこせんかこがいかこぐる松の小よねか(舟歌の一節、松の葉三)
五条の橋で牛蒡売が牛蒡牛蒡と五条橋を呼んだ(愛知)
梢から猿が三匹三下(さんくだ)り合の手を引く手と手と手と手
御前が御前五時に御膳を五膳召上った
小卵大卵大卵小卵
こっちの厩(まや)も空厩となりの厩も空厩三つ合せて三からまや(信濃)
◇おらまやも空まやだ隣のまやもからまやだ向うの厩もからまやだ三つ合せて三からまや(信濃)
小鍋に小味噌が小あがらず小すくってよこせ(鼻下長物語)
この牛は月に三石(さんごく)三斗(さんどう)三升(さんしょう)三合三勺三才喰(くら)う牛にて御座候程に皆寄りとめて下され(三度一息にいう、中古雑唱集)
この掾(えん)の下の釘引抜きにくい
◇掾(えん)の下の杭引抜きにくい
◇ちょっと打ったるこの杭は引抜きにくい抜きにくい
この桐の木の切株はうちの桐の切株によう似た桐の木の切株だ
この牛蒡(ごんぼ)はええごんぼ取っといて盆の盆牛蒡にしよう(鳥取)
この胡麻殻が生胡麻殻か乾(ひ)胡麻殻か(紀伊)
◇白胡麻殻か黒胡麻殻かあれが本当の黄胡麻殻
◇庭の垣は犬胡麻殻か真胡麻殻かあれこそほんの真胡麻殻(小田原相談)
この屏風よい屏風塩津の坊主に屏風がないこの屏風塩津へやって塩津の坊主の屏風にしょう
◇あの屏風はわいが旦那寺の坊主の好きな屏風ゆえに経師にやって坊主の好きな表具の坊主の屏風にしたい(落語、金明竹)
この孫は上賀茂の下孫で下賀茂の上孫じゃ
◇上賀茂の紙屋の孫兵衛か下賀茂の塩屋の孫兵衛か上賀茂の紙孫か下賀茂の塩孫か
駒込の我が儘娘三つ合わして三駒込の三わがまま娘(東京、時代子供うた)
小山の小寺の小僧が小棚の小味噌を小なめて小頭こきんと小突かれた(信濃)
◇小山の小寺の小味噌を小なめて小槌でこつんとこづかれた(信濃)
◇お寺の小僧が活動の帰りに角の菓子屋でかち玉買って来て固くて食えんで返して帰った(信濃)
◇小山の小僧が小棚の小味噌をこそっと取って和尚にこつんとこつかれた(大和)
これの潜り戸はくんぐりにくいくんぐり戸兄(にい)さんとくぐったらくんぐりおぼえたぁくんぐりおぼえた(島根)
五郎が五両で十郎が十両貰った(信濃)
こんきょうじのこんきょうもんきょう法印が座の真中につっと出てこんきょうじのこんきょうもんきょう法印が法力を荒増お目に掛け奉る(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
こんこんこんこんこんこの寺さ、小豆(こまめ)鍋かけて小豆ころばねァで鍋ァころだ(羽後)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:18:10

さ行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。坂本町の山王さんの桜の木に猿が三匹下(さ)がったほんぽに下(さが)らず真逆様に下(さが)った(筑後)
作者の脚色役者の約束
左社(さしゃ)の主張
させ干せ雨傘人に貸すな唐傘
讃岐の金比羅子供の巾着(信濃)
◇讃岐の金比羅狸のきんたま
猿が木から拝みゃがる
◇山王の桜で猿が拝みゃがる
猿が逆さに桜に三匹下(さが)った
猿が町の三岳院の桜の木に猿が三千三百三十三匹下(さが)ったただも下らず猿子抱いて下った

し行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。寿限無寿限無五劫の摺り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末喰う寝る所に住む所やぶらこうじのぶらこうじパイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助
じげもじげもごこぼの車力(しゃりき)、車力を踏んだりあじゃら鉢(ばち)、ぱいぷぱいぷぱいぷのしゅりが、しゅりがのくんりんざい、りきりきのりきりん坊、ちょうりり坊、播磨の別当ひきぎの栄助(丹後、落語の寿限無の訛り、沢山あるらしい)
四条の新町しんこ屋の新兵衛さんが尻にしんこはさんでいんだ(京都)
◇四条の新町しんこ屋の新兵衛さん尻にしんこ挟んで辛気くさがって死なはった(京都)
しっ皮袴(かわはかま)のしっぽころびを三針(みはり)はり長(なが)にちょと縫うてちょとぶん出せ(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
芝の増上寺の栗の木の潜戸(くぐりど)は潜りにくい潜戸で潜りつけたら潜りいい
しめのしんざいけの鴫(しぎ)四万(しまん)四千(しせん)四百(しひゃく)四十四(しじゅうし)匹尻並べて死んどった(大和)
じゃんじゃん寺かお蛇々(じゃじゃ)が出て来てこわい蛇(じゃ)じゃげな嘘じゃげな(伊勢)
繻子(しゅす)ひじゅす繻子しゅちん(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇繻子繻子緋繻子、すずしゅちん(日本一凝鑑)
◇繻子緋繻子緋紗綾(ひさや)繻珍(しゅちん)緋縮緬(ひぢりめん)
精進の坊主にゃ屏風がないこの屏風ゥ精進ィ背負い上げて精進の坊主の屏風にしろ坊主屏風坊主屏風(甲斐)
書写山(しょしゃさん)の社僧正(しゃそうじょう)()ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記、一
◇げに我とても上方僧、書写山社僧の惣名代(そうみょうだい)、今日の奏者は書写ぢゃぞ書写ぢゃぞ、所在も世帯もこれまでか(琴線和歌の糸、こんきやう寺)
◇住僧社僧正(小田原相談)
◇御寝言にまで諸社山の社僧正(柳多留、五五)
四郎丸(しろうまる)の四郎の尻穴(しりあな)へ虱(しらみ)が四疋(しひき)しっかりしがみついて四郎が死んでも知らぬ顔の虱四疋(越後)
白胡麻殻やら黒胡麻殻やら真胡麻殻やら犬胡麻殻やら、胡麻殻胡麻殻干(ひ)胡麻殻真胡麻殻(琴線和歌の糸、こんきやう寺)
城の番場で合羽屋が合羽乾す俄(にわか)に天狗風合羽舞い下り合羽屋があわててお掘へ落ちた(浪華百事談)
新石町(しんこくちょう)の新三郎が新造をつれて新富町の新富座を見に行った(東京)
信州信濃渋田見新家の重(しげ)さの尻に虱が四匹(しひき)しがみついて死んでた(信濃)
信州信濃の新平さの尻に虱が四匹しっかり止って死んどったげな(愛知)
◇信州信濃の新兵衛さんの尻に虱が四匹しがみついて死んで居った(信濃)
新茶たちょう茶立ちょう青茶立たちょう茶立ちょう古茶立ちょう茶たちょう(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇新茶立たちょうよりこちゃお茶立ちょうエお茶立て立ちょうより茶を立ちょうえ茶をたちょうエお茶たて茶たちょうに茶を立ちょうエ
新町の新九郎さんの尻に虱が四疋しみついて死んどった(京都)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:19:28

す行：◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。雀米かむ生米噛むここん小雀小生米噛む(信濃)
住吉の橋の反ったは大工からか木からか木を削り鉋(かんな)かくれば鉋(かんな)からかも知らねえ(壇浦兜軍記)
◇住吉の橋のそりよは大工からか木からか木を削り鉋をかけたら大工わざではあろまい(丹波氷上郡田植歌)
李(すもも)も桃ももう売れた

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:24:12

せ行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。生産者の申請書審査
是々非々主義(ぜぜひひしゅぎ)
瀬田の唐橋唐金(からかね)擬宝珠(ぎぼうしゅ)
瀬田の唐橋ゃ大津の鍛冶屋が親子もろとも汗水たらして朝から晩までトッチンカッチン叩いてのばして持って冠(かぶ)せた唐金(からかね)擬宝珠(ぎぼうしゅ)が瀬田の唐橋唐金擬宝珠だ(近江)
せんがとこの千なり瓢箪(ひょうたん)千成って一つ呉(く)りょうというたらばせんが居(お)らんでようやらぬ(丹波)
善光寺の孝行坊主香香(こうこう)食って腹病(や)んでこちゃ香々食うめえな(信濃)
善光寺のとうとう念仏十(とお)から十申せば必ず金仏(かなぼとけ)になりとや申す(10回繰り返す、信濃)
前述の事情
浅草寺(せんそうじ)の千手観音専念千日千通拝んで千束町で煎餅買って千たべた(東京)
善通寺のつうつう念仏五口(いつくち)申せば金仏(かなぼとけ)になるというそうという(讃岐)

そ行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。そうだ村の村長さんが曹達(そうだ)食って死んだそうだ葬式はまだすまないそうだ(島根、全国に亜種あり)
◇そうだ村の村長さんはそうだのんで死んだそうだ葬式まだ済まないそうだ
◇そうだ村の村長さんはそうだのんで死んだそうだ葬式饅頭(まんじゅう)うまいそうだ
◇そうだ村の村長さんはそうだのんで死んだそうだ葬式饅頭(まんじゅう)でっかいそうだ
そこに立った鶴首(つるくび)は白鶴首か黒鶴首かあれこそ真の真黒々の黒鶴首(信濃)
粗品粗酒粗食
曹達屋(そうだや)のそだ助ァ曹達くて死んだそだ(青森)
そのお石にお蹴躓(けつまづ)きやるな
その脚絆(きゃはん)は親の脚絆か子脚絆か親も脚絆なら子も脚絆親の脚絆子の子脚絆(信濃)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:25:38

た行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。たあぷぽぽたあぷぽぽ、ちりからからからつったっぽ、たぽたぽ一丁だこ落ちたら煮て食お、煮ても焼いても喰われぬ物は、五徳鉄弓(ごとくてっきゅう)かな熊童子に石熊石持虎熊虎きす、中にも東寺の羅生門には、茨木童子が、うで栗五合掴(つか)んでおむしゃる、かの頼光の膝元去らず(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記、一)
第五交響曲に観客驚愕
大沢寺(だいたくじ)の大赤っ禿げ小赤っぱげ(信濃)
田一反に茶一斤田二反に茶二斤田三反に茶三斤田四反に茶四斤田五反に茶五斤田六反に茶六斤田・・・十反に茶十斤(鼻下長物語)
台所の前の竈(くど)のところの白徳利(福岡)
高崎の先に北高崎
竹屋の竹壁竹立てかけた
竹屋にたけ高い竹立てかけた
向こうの竹垣に竹箒木立てかけた
田どじょ畦どじょ畦田どじょ(信濃)
狸百疋(ひゃっぴき)箸百膳天目百杯棒八百本(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記、一)
旦那の眉毛は長眉毛

ち行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。筑後牛蒡(ごぼう)豊後牛蒡
◇加賀の牛蒡毛牛蒡(大経師昔歴)
茶会社の社長茶瓶で茶会社の社長
茶釜雨合羽
茶釜つごもり
茶煙草のんで煙草茶のむ茶たばこ煙草茶茶たばこのむ(道化物語)
茶の木のちゃくろやっくり返してさあさあちゃちゃくちゃのめちゃくちゃ(信濃)
ちょうこう山(さん)しょうこう院ちょうこく寺(じ)のしょうこうちょうこう坊(日本一凝鑑)
◇しょうこう山こうしょう寺しょうこう院のちょうしょうこうそうが院代そうこうしょうちょう(道外物語)
ちょうにちょう七長三郎、ちょんちょろめきの長次郎、ずうまん坊にわん入道(琴線和歌の糸、雪景色)
◇ちきちきちん坊それおん坊、添えたか入道播磨の別当焼け山弥治郎、ちゃかもがちゃあぶるせんずり観音、久太郎別太郎、聟(むこ)にゃすっぽんぽん(日向)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:26:57

つ行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。つごもり笊蕎麦(ざるそば)
つみたてつみあげつみ山椒(さんしょ)(ういろう売りのせりふ、続膝栗毛、八上)
摘み蓼(たで)つみ豆摘み山椒(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記、一)
◇一へんへぎ長へぎ、ほしはじかみまたたび、つみたで、つぶれ山椒(端唄ごんぎやうじ)
つるつるてんはぎはらてん破れた前垂れあててんてん夏は寒天(かんてん)心太(ところてん)島々弁天手を打ちゃ合点一天(いつてん)合中(がっちゅう)六天それでも私のもとでこてん(豊前)

て行：
でっぷでっぷでんのじょ、でん車の上にぽっぽひよ鳥、こうするけいじょう(長崎)
◇でっぷでっぷでんのじょ、茶碗おいたらあぶない事じゃった、味噌漬、砂糖漬、なんぼがぼんぼんじゃった(長崎)
伝染病予防法
出ん出られんけん出られんけん出んけん来んけんこん来られんけんこられてはようか(肥後)
天王寺のお蓮池にお蛙がお三匹お黒豆のようなお目をむいておぴょこおぴょこおぴょこ(大阪)
◇お天王寺のお蓮池にお蛙がお三匹おさんしょ壷のような目をむくなぜお目をむくお目をむきたさにお目をむく(大阪)
天王寺の塔々念仏十申したら仏になるといな(絃曲酔弁当二、皇都午睡初上、十回繰り返し)
天王寺の舞々堂から舞を舞えとの毎度の使(つかい)前度(まえど)のように舞が舞えるなら参って舞も舞いますけれど前度のように舞が舞えませぬから参って舞は舞いませぬ

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:27:53

と行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。東金(とうがね)の籐右衛門(とうえもん)どんの床の間へ唐(とう)の芋が十(とお)あったらばどの子かどうぞ付けて十食うた
東京一が肴売り生(なま)まぐろ生鯖(なまさば)生なまず生烏賊(いか)(信濃)
東京特許許可局
東光寺の坊主様へ客が来た柿食う客か柿食わぬ客か(甲斐)
東祥寺の塔々念仏十申せば必ず金仏(かなぶつ)さまになるという
とうとう念仏とう念仏十申せば来春(らいはる)親にあえるというが真(まこと)か嘘か実証(土佐、一息で何回言えるか回数を競う)
◇とうとう畑の十(とお)畑十口(とくち)いうたら親に逢う
十日市の籐兵衛(とうべえ)さんが唐黍(とおきび)団子十食うて十日目にほてた(岡山)
泥鰌にょろにょろ小にょろにょろ(肥前)
◇泥鰌にょろにょろ三にょろにょろ合せて六にょろにょろ
戸棚の上に生米一升
とっきょきゃっきゃここ(信濃)
◇特許許可局
◇農商務省特許局日本銀行国庫局
隣からひね米まじりの炊いて喰える米を借りに来ましたひね米まじりの炊いて喰える米を貸してやりましょうかひね米まじりの炊いて喰える米を(小唄のちまた)
隣のいろりも黒塗いろりだがおらがいろりも黒塗いろりに相違ござらぬ(道外物語)
隣のお婆さんが寒三十日寒念仏を申しましょうと申しましたが申したことやら申さぬ事やら申したら申したと申しましょうが申さんからにゃ申したと申しませぬ(小歌志彙集)
◇長屋のお婆さんが寒三十日寒念仏を申したと申しまするが申したことやら申さんことやら申したら申したと申しましょうが申さんからにゃ申したと申しません(小唄のちまた)
隣の壁に竹立てかけた
隣の客はよく柿を食う客だ(東京、時代子供うた)
◇隣の客も柿食う客我等がとこもよう柿をくう客(道外物語)
◇おら客は柿ょ食う客だ(信濃)
◇隣の客が柿食う客、家のお客も柿食う客(信濃)
◇隣の客はよう柿くう客だ(愛知)
◇隣の客は柿くう客(東京)
◇隣の客はよく柿食う客だ客が柿食や飛脚が柿食う飛脚が柿食や客が柿食う客も飛脚も柿食う客飛脚
隣の竹兵衛なぜ竹立て掛けた竹立てかけたかったで竹立てかけた(信濃)
◇裏の竹垣竹立てかけた(信濃)
隣の茶釜の茶袋の茶を取って内の茶釜の茶袋の茶にしよう(大阪)
隣の茶釜は唐金(からかね)茶釜だがおらが茶釜もからかね茶釜(道外物語)
隣の茶釜はから茶釜こちの茶釜もから茶釜(ういろう売りの口上、続膝栗毛八上)
隣の戸棚においてある柿は客の食う柿か客の食わぬ柿か
隣のひげ牛蒡九十把くびった(肥後)
隣の屏風に坊主がよってこちの屏風に坊主がよらん(大阪)
◇隣の屏風の坊主を取ってこちの美容部の坊にしょう(大阪)
隣の弓張(ゆみはり)提灯小田原提灯ほおずき提灯ぶら提灯借り来ました弓張提灯小田原提灯ほおずき提灯ぶら提灯を貸してやりましょうか弓張提灯小田原提灯ほおずき提灯ぶら提灯を(小唄のちまた)
隣屋敷から茶をはしゃがすとて茶をはしゃがし籠借りに来たから貸してやります茶をはしゃがし籠を(道外物語)
殿様お丸行灯奥様おぼんぼり(東京、時代子供うた)
殿様の長袴(ながばかま)若殿様の小長袴、武具馬具武具馬具三(み)武具馬具これを合せて六武具馬具(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇殿様の長袴若殿様の長袴(皇都午睡、初上)
殿さんじゃったっちゃ誰じゃったっちゃ

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:29:08

な行：
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。長い町の長井屋の流れの下に長い虫ゃ七筋(越中)
永年(ながねん)住んだ蛇(じゃ)があるそうじゃが何じゃかかんじゃか判らんそうじゃ
◇浅草の池のほとりに数年大蛇がいるそうじゃがその蛇が雄蛇か牝蛇かなんじゃか判らんじゃ(東京)
長巻紙に赤巻紙(信濃)
◇長巻紙赤巻紙
◇長巻紙に青巻紙
◇青巻紙赤巻紙、赤巻紙青巻紙(信濃)
長町裏の長持(ながもち)の上に生米七つぼ(大阪)
長町の長巻紙長巻紙(津軽)
長町の長町裏の長持の上に生米三粒(京都)
長町の七曲り長い七曲り(信濃)
◇長町の七曲り、やすい七曲り(東京)
◇長町の生卵
◇長町の長眉毛
◇長町の七曲り七曲りにくい七曲り、七曲ってみれば七曲り易い七曲り(紀伊)
長持の上に生米生卵(信濃)
◇生麦生米生卵
◇長持の上に生米七つ
◇長持の上に生米七粒(信濃、愛知)
◇長持の上に生卵七つ生米七粒(信濃)
◇長持の上に生米七粒七並べ(信濃)
◇長持の上に生米三粒たまが頭がたまが向うのたてかべ竹を立てかけた(信濃)
◇長田屋の長持の上に生米七粒並べて眺めてなめた(信濃)
長持の上に生豆一粒(繰り返す、尾張童遊集)
◇長持の上に生米七粒
◇長持の上に生米生卵
◇長持の上に生米生麦生卵
長持の上に生麦七粒生米七粒生卵(信濃)
なた豆摘み蓼(たで)粒山椒(皇都午睡、初上)
なた豆七粒生米七粒七粒なた豆七粒生米(近江)
夏の生夏豆
七曲り七つ曲って長持の上の生米七粒(紀伊)
生壁に竹立てかけた
生米長豆腐長道中
生米七粒雀に呉れた(信濃)
◇雀米かむ生米かむ(信濃)
◇生麦生米生たまご
◇なま米噛み噛み小便しょ(南門鼠帰)
なま米なま杉葉(東京)
生蛸なま蛸夏ま蛸(大蔵流狂言、蛸)
生卵生卵生卵(紀伊)
生葱(ねぎ)生米生卵
生松の生松葉生杉の生杉葉
生豆生米生牛蒡(東京、時代子供うた)
生麦生米生卵
◇長持の上に生米生卵(信濃)
◇長持の上に生卵七つ生米七粒(信濃)
奈良県奈良市奈良坂町なんど屋の楢公(ならこ)よう泣く楢公(奈良)
納戸の生米生卵生米生麦生卵(甲斐)

に行：
二階の客はよく柿くう客だ
◇おら客は柿ょくう客だ
◇隣の客はよく柿くう客向こうの客もよく柿くう客うちの客もよく柿くう客
西ケ迫(さこ)弥吾郎爺は夜も昼も頭巾かぶり通した(福岡)
西の京の庭の鶏二匹西向いて逃げた(奈良)
二朱の子の小二朱
二条の西洞院人形屋の二階で鶏西向いて逃がした(京都)
◇二条の西洞院西へ入ル鶏屋の二階に鶏が二羽いて俄(にわか)に西向いて逃げた(京都)
◇西洞院西へ入ル肉屋の二階で肉食った(京都)
日本橋二丁目の肉屋の二階で鶏にわかに西向いて逃げた(愛知)
◇肉屋の二階で肉食う西向いて逃げた(奈良)
庭のお池に鴨が八百羽鴨が米噛みゃ小鴨が小米噛む(信濃)
◇鴨米かむ小鴨が小米かむ
庭のせきちく、その根が引き分けにくい、何の因果で菰編(こもあみ)なろうた、こも編みゃ躄(いざり)のする仕事(山口)
庭の石竹根は引くに引きにくい(大阪)
◇うちの裏の石竹ちょと根が引抜き分けにくい
◇河原撫子いよの石竹、その根はその根は引抜きにくのの木、宮のお首は取りにくの木(大塔宮曦鎧)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:30:21

ね行

練絹(ねりぎぬ)に平絹(ひらぎぬ)

の行
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。野葵家葵(のあおいいえあおい)
野撫子(なでしこ)野石竹(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇川原撫子野石竹(歌舞伎年代記一)
のら如来のら如来三のら如来に六のら如来(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇のら如来のら如来三、三如来六如来これを合せて十二のら如来、又それを合せて二十四のら如来(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇のら如来身のら如来(導入部加羅女)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:33:32

は行
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。刃釜(はがま)に生米
生薑(はじかみ)盆豆盆米盆牛蒡(ごぼう)
畑の八郎兵衛さんが鳩八万八千八百八十八羽し取った(大和)
八疋の蜂が八公(はちこう)の禿鉢額(はげはちびたい)を八針さした
花恥ずかしき鉢かずき姫
春の雨気は長雨気

ひ行
東のおんじ生米を噛(か)みやったか(信濃)
飛脚が栗剥くお客柿くう
飛脚が栗むきゃお客が栗食いお客が栗剥きゃ飛脚が栗くい飛脚とお客とむきむきくった(信濃)
◇お客が柿ょむきゃ飛脚が柿くう飛脚が柿ょむきゃお客が柿くうお客も飛脚もよく柿くう客飛脚
一(ひと)ひょこ三ひょこひょこ蛇ぬらぬらなめくじ参りやしょ、とてつる拳(常磐津、笑門俄七福)
雛(ひな)がぴょこぴょこ虫っぴょんぴょんぴょこ(信濃)
兵部(ひょうぶ)が前を刑部(ぎょうぶ)が通る、兵部が屏風を刑部が持たずば、坊主に買わせて、しょうぶが坊主の屏風にしょ(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇兵部が屏風を刑部に買わせて兵部が持たずば刑部が坊主の屏風にしょ(皇都午睡、初上)
屏風屋の前坊主屏風背負って行(い)た坊主の屏風だァ、屏風屋の屏風だなァ、坊主の屏風だ、こめて坊主屏風背負って行た(津軽)
◇屏風屋の前坊主が屏風を背負って行く屏風屋の屏風か坊主の屏風か坊主の屏風と見えて坊主が屏風を背負って行く
広島の紐(ひも)で火鉢(ひばち)を縛(しば)る
備後表(おもて)豊後合羽(土佐)
備後がっぱ備後がっぱ(大阪)
ぴんこちゃんとぽんこちゃんと風呂入ってぴんこちゃんがぽんこちゃんの腹蹴ってぽんこちゃんがぴんこちゃんの腹蹴った(奈良)
備後の貧乏なお坊さん豊後へ行って豊後の屏風に貧乏なお坊さんの絵をかいた(信濃)
ぴんぴんぴんよ打ってもぴんよ、打たでもぴんよ(愛知)

ふう助様の古屋敷から、ふっかり物ァふではって、ふぷせでふころんで、ふざァかぶふっかし、ふごやさいってふごやぐふっつけて、ふかふかとふかった(青森)
深草深草深草
◇ふかくさふかくさふかくさすさくたふたすさふかすかふかすふかすかすかくさ(日本一凝鑑)
福岡の福屋の福助ァ富士山さふのぼて富士山ふもとの、ふやェこで、ふがかって、ふころで、ふじゃかぶ、ふかして、ふごやく、ふっけだけァ、二日目で、ふなおた(陸奥)
福助福福福袋福福担(かつ)いで福袋
武具馬具ぶぐばぐ三ぶぐばぐ合せて武具馬具六ぶぐばぐ(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇武具馬具武具馬具三武具馬具これを合せて六武具馬具(皇都午睡初上、琴線和歌の糸こんきやうじ)
鮒(ふな)きんかん椎茸(しいたけ)定めてごたんな蕎麦切(そばきり)そうめん、うどんかぐどんな(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
踏み豆踏み蓼(たで)踏み山椒(鼻下長物語)
古栗の木のふる切り口(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇古栗の木の古切れ木
古草履に古提灯すっこらこっけら駒下駄すてこいまかせのつんつんつん(信濃)
豊後の牛蒡は毛牛蒡長牛蒡長毛長牛蒡(豊後)

へ行
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃとよくしゃべるいつも来るお江戸豆蔵(まめぞう)によく似な(信濃)
屁でもおかきやれ
縁(へり)ふみゃれへり踏みゃれおへへりおふ踏みゃれ(日本一凝鑑)
◇へりふみやれへりふまずへりふんだりふまなんだりおへへりおふふまず(道外物語)
弁慶の元服源兵衛の元服(信濃)
弁慶の元服弁慶の元服(大阪)

ほ行
坊主が屏風に坊主を書いた(信濃)
◇坊主が屏風へ上手に坊主三人がいた(相模)
◇坊主が屏風に坊主の上手な絵をかいた(信濃)
◇坊主が屏風に坊主をかいた、なんで坊主が屏風にかいた(信濃)
◇金坊主が金屏風へ金坊主をかいた(信濃)
◇備後の貧乏なお坊さん豊後へ行って豊後の屏風に貧乏なお坊さんの絵をかいた(信濃)
◇坊主が屏風に上手に坊主の絵をかいた(愛知、福岡)
◇坊主が病気で屏風がないからこの屏風を坊主の病気の屏風にしょう(信濃)
◇坊主ァ屏風しょておっけァた、坊主か屏風か、屏風か坊主か(陸奥)
◇坊主が団扇に坊主をかいた(東京)
◇金屏風に備後の坊主が屏風に坊主の絵をかいた
坊主の屏風か命婦(みょうぶ)の屏風か(信濃)
坊主の前を命婦屏風背負(しょ)って通る(信濃)
細溝(ほそみぞ)に泥鰌にょろり(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇細掘に細どじょうがにょろり
◇向うの溝からどじょうちょっとにょろり(皇都午睡、初上)
法性寺(ほうしょうじ)の入道さきの関白太政大臣さん法性寺の入道前(さき)の関白太政大臣めというとお腹を立てなさるによって今から法性寺の入道前の関白太政大臣さんと申しましょうなあ法性寺の入道前の関白太政大臣(皇都午睡、初上、息をつかせずにいう)
◇法性寺の入道前の関白太政大臣様のことを法性寺の入道前の関白太政大臣殿といったれば法性寺の入道前の関白太政大臣様が大きにお腹をお立ちなされたによって今度から法性寺の入道前の関白太政大臣様と言おうやのう法性寺の入道前の関白太政大臣様(鼻下長物語)
◇法性寺忠通の入道の名をみたび息つがずに唱ふ人あらば賭け物すべし(百人一首和歌始衣抄、序)
法性寺の入道前関白太政大臣といったれば腹をお立ちなすったから、今度っから法性寺入道前関白太政大臣様と言おう、法性寺入道前太政大臣様(東京)
盆ござ盆豆盆むしろ盆牛蒡(続膝栗毛八上)
盆米盆茣蓙(ござ)盆牛蒡(信濃)
盆米盆茣蓙盆牛蒡お米の生米おなが米(甲斐)
◇豆盆米盆牛蒡盆
盆豆盆米盆牛蒡(信濃)

haluhifan · 发表于 2008-3-22 09:35:33

ま行
◇は類似言葉。(カッコ)内は蒐集地域、出典等。孫兵衛後家後家孫兵衛三つ合せて三孫孫兵衛後家(道外物語)
◇孫兵衛後家孫兵衛後家孫兵衛後家これを合せて三孫兵衛後家(皇都午睡、初上)
ままのままなり継子(ままこ)産む孫(ふた子山)
豆ブキ歌手
豆盆米盆牛蒡盆
豆屋の豆さん丸こいむしきへ真平御免と丸こに坐って丸こいまくわをまるかぶり(奈良)
丸太町の丸屋の万兵衛さんまっこの町をまん中真直ぐ丸山座敷をまるで借りて負けん気起して真平御免と丸盆真赤のまるぐち真中から丸かぶり(京都)

み行
右の耳から耳輪を三つ
水間橋(みずまばし)に牛滝(うしたき)もみじ、吉野桜に野田藤(のだふじ)(大阪)
みっちゃはみで持つみまめのみぐそ(大阪)
港の長町七曲りにくい七曲り曲って見れば七曲り易い七曲り
南から猿来よった皆見さる(奈良)
美濃の蛇池(じゃいけ)に蛇がいるげじゃが牡蛇(おじゃ)か牝蛇(めじゃ)か何じゃ判らんじゃ(美濃)
◇美濃の蛇池に永年大蛇が棲むそうじゃが雄蛇じゃか雌蛇じゃかなんじゃかかんじゃか分からんじゃ
◇桑野山には蛇がいるじゃげな牡ン蛇か牝ン蛇かわしゃ知らぬじゃがじゃじゃもじゃもじゃとなくじゃげな(駿河)
◇不忍の池には数年大蛇が住むじゃそうじゃがその大蛇が牡蛇か牝蛇か何じゃかかじゃか判らんじゃ(東京)
◇神の峰には蛇がいるじゃげな大きな蛇じゃげな嘘じゃげな(土佐)
美濃の蛇池(じゃいけ)に長年蛇(へび)がいるそうじゃが雌(めん)蛇か雄(おん)蛇かなんじゃかわしゃわからんじゃ(信濃)
◇あったそうな大きな蛇がいるそうな山の奥のその奥に知らんじゃかうそじゃか

む行－１
向(むか)ァの山の古胡桃(ふるぐるみ)のお切り口小口(こぐち)におっかかりゃってお転びゃった(甲斐)
向いの小溝でちょと竹立てかけた(大阪)
むかいの小溝に泥鰌ちょとにょろりにょろり(大阪)
◇向うの小溝に泥鰌が一(ひと)にょろ二(ふた)にょろ三(み)にょろにょろ(福岡)
◇向うの小どぶに、どじょちょとちょろり(東京)
◇向うのどぶに細泥鰌にょろり
向いの高塀に竹ちょっと立てかけた(京都)
向いの長押しの長薙刀(ながなぎなた)はたれが長長押しの長薙刀ぞ(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇あの長押の長なぎなたはたが長なぎなたぞ(歌舞伎年代記、一)
向いの山のつるつるつる鶴首は白鶴首か藍鶴首か、真黒くろくろ鶴首(琴線和歌の糸、こんきやうじ)
◇麦ごみ麦ごみ三(み)麦ごみ合せて麦ごみ六(む)麦ごみ(日本一凝鑑)
向う一本木さへにットいげ冷飯(ひやめし)さシャ汁ぶっかげでぶっかぼぎぶっかぼぎ(津軽)
向いのお山に雌蛇々(めじゃじゃ)と雄蛇々(おじゃじゃ)と住んだげなどれが雌蛇じゃか雄蛇じゃかねっからさっぱり判らない(浮れ草)
向いの壁に竹立てかけた(信濃)
◇向いの生壁生竹なぜ立てかけた(信濃)
向いの栗の木の潜り戸は潜りにくい栗の木の潜り戸(愛知)
向いの胡麻殻は荏(え)の胡麻がらか真ごま殻か、あれこそほんの真ごま殻(ういろう売りのせりふ、歌舞伎年代記一)
◇八百の灯明の油には、白胡麻がらやら黒胡麻がらやら、ま胡麻がらやら、犬胡麻がらやら、胡麻がら胡麻がらひごまがら、真胡麻がらの油を立てられたり(端唄ごんぎゃうじ)
向うの小山(こやま)の小笹の中から小猿が小面(こめん)を小屋まで出した
向うの小山の小寺の小僧が小棚の小味噌を小なめて小頭こきんとこづかれた(信濃)
向うの竹垣へなぜ竹立てかけた竹たてかけたさに竹立てかけた(東京、時代子供うた)
◇向うの竹垣にたが竹立てかけた
◇向うの田撃に竹ぼうき立てかけて雨合羽日がっぱ(東京)
◇向うの竹屋に竹立てかけた
◇向うの戸壁に竹立てかけた
◇むこうの柿の木へ竹立てかけた
◇竹屋の壁に竹立てかけた

む行ー２
向うの棚のなた豆は煮た豆か生なた豆か(甲斐)
向うの茶釜も唐金(からかね)茶釜となりの茶釜もからかね茶釜、うちの茶釜もからかね茶釜、三つ三茶釜皆からかね茶釜(信濃)
◇おらの茶釜は金茶釜隣の茶釜も金茶釜、向うの茶釜も金茶釜、三つ合せて三金茶釜(信濃)
向うの鶴は白鶴首か黒鶴首かあれこそほんの真黒々の黒鶴首か白鶴首か(鼻下長物語)
向うの天狗どんよく鼻さし出しなさるなぜそないに鼻さし出しなさる問えばなお鼻さしなさる
向うの土手を唐人(とうじん)が提灯十(とお)とぼいて十通る
向うの長押(なげし)の長薙刀(ながなぎなた)は誰(た)が長押の長薙刀ぞ(皇都午睡、初上)
向うの菜畑に鴨が百羽小鴨が百羽(近江)
◇向うの菜畑に鴨が八百羽に小鴨が八百羽、鴨が米噛み小鴨が小米かむ
向うの生壁なま竹なぜ立てかけた(信濃)
◇向うの山へなぜ竹立てかけた、竹立てたかったから竹立てかけた(信濃)
◇長持の上に生米三粒たまが頭がたまが向うのたて壁竹立てかけた(信濃)
向うの古桃(ふるもも)の木へ古襤褸(ふるぼろ)が下がった(東京、時代子供うた)
向うの方から光物(ひかりもの)がふかりふかりとふっ飛んで来て向うの人の額(ふたい)へふたりと引付(ふつつ)いた引張(ふつぱ)っても引張っても取れないから褌(ふんどす)引掛(ふつか)けて引張ったらふたりとふっ切れた(東北)
向うの細(ほそ)どぶに細泥鰌がちょとにょろり(信濃)
◇畦どじょう田どじょうにょろり(信濃)
向うの山へ何故竹立てかけた竹立てかけたかったから竹立てかけた(信濃)
◇向うの屋根へだりゃ竹立てかけた
向(むこ)から坊主が屏風を背負って来る屏風が坊主か坊主が屏風か(東京、時代子供うた)
六軒町(むのきまち)の曲り短い六(む)曲りの六軒目(むのきめ)の曲り目が六軒屋(むのきや)
無理に結んだ結び目六つ

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