第二学年の終りに、私は藤野先生を訪ねて、医学の勉強をやめたいこと、そしてこの仙台を去るつもりであることを告げた。彼の顔には、悲哀の色がうか。、。んだように見えた何か言いたそうであつたがついに何も言い出さなかつた「私は生物学を習うつもりです。先生の教えてくださつた学問は、やはり役に立ちます」実は私は、生物学を習う気などなかつたのだが、彼がガッカリしているらしいので、慰めるつもりで嘘を言つたのである。
「医学のために教えた解剖学の類(たぐい)は生物学には大して役に立つまい彼は嘆息して言つた。
到第二学年的终结,我便去寻藤野先生,告诉他我将不学医学,并且离开这仙台。他的脸色仿佛有些悲哀,似乎想说话,但竟没有说。
“我想去学生物学,先生教给我的学问,也还有用的。”其实我并没有决意要学生物学,因为看得他有些凄然,便说了一个慰安他的谎话。
“为医学而教的解剖学之类,怕于生物学也没有什么大帮助。”他叹息说。 |