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[天声人语] 080420怀念“月夜诗人”

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发表于 2008-4-23 22:58:48 | 显示全部楼层 |阅读模式
080420怀念“月夜诗人”

冬の夜の「冴(さ)え」に対し、春の宵は「おぼろ」である。湿気を含んで潤んだ大気が、ものうい気分をかもし出す。歳時記によれば昼間は霞(かすみ)と言い、日が落ちてからを「おぼろ」と呼ぶそうだ。

相对于冬夜的“凛冽”,春宵则显得“朦胧”。潮湿温润的空气,使人的倍感慵倦。据岁时记所载,这种空气在白天谓之雾霭,日落后则称之为朦胧。

こよいは東の空に満月が昇る。月の出と日の入りは、ほぼ同じになる。蕪村が〈菜の花や月は東に日は西に〉と詠んだのは、いまごろのことか。天気しだいでは「おぼろの満月」が浮かぶかもしれない。

今宵,东方夜空升起了一轮满月。月出和日落,几乎是在同一时分。芜村所吟咏的“菜花满地,月挂东方日在西”,就在这个时节吧。如若气候适当,浮出便是“朦胧满月”,亦未可知。

〈うすいおぼろに、/いぶされて、/月は魚になりまする。/ほそい木にゐる、/丹頂(たん・ちょう)も、/とろり、とぼけて飛びまする……〉。ご存じない方がほとんどだろうが、「月夜の詩人」と呼ばれた吉川行雄の作品の一節である。小さな朗読会がきのう、東京であった。

“朦胧飘渺里/月儿化作鱼/高高挂细枝/一羽丹顶鹤/昏昏然飞去……”这一节出自有“月夜世人”之称的吉川行雄的作品,估计知道的人不会太多吧。昨天,东京举办了一个小小的朗诵会。

吉川は明治の末に山梨で生まれた。少年時代の病で体が不自由になり、窓から月を眺めて暮らした。6畳の部屋から詩心を羽ばたかせ、30歳の早世までに、月夜を美しく詠んだ童謡詩を多く残した。

吉川出生于明治末年的山梨县。少年时代他体弱多病,行动不便,过着窗中望月的生活。六铺席大小的房间里,他的诗心尽情地翱翔着,直到他30岁早逝为止,他给人留下了很多吟咏月夜之美的童谣诗。

いつしか忘れられたが、3年前、金子みすゞを再発見した童謡詩人、矢崎節夫さんの目に留まる。評伝が刊行され、ふたたび静かな光を放ちはじめた。しゃれた作品もある。〈月のランプに/うつすらと、/雲のカーテン/ひかれます。/いちごばたけの/いちごには、/霧のミルクを/そえましよか……〉。

不知不觉中,他的诗已被人忘却了。3年前,被曾经重新发现了金子弥斯的童谣诗人矢崎节夫先生注意到了。评传发表了,他的诗也重新放出了静静的光辉。其中也不乏俏皮的作品。“月亮的灯泡上/被拉上了一层/薄薄的/云做的窗帘。/让我们给地里的/草莓/也配上些/雾做的牛奶吧……”。

人は子どもであることを捨てて大人になるのではない。そんな、「童心」をいつくしむ思いが詩文ににじむと矢崎さんは言う。こよい春の満月を仰ぎ、手を伸ばして取ろうとした幼い日を懐かしむのも、悪くなさそうだ。

人并非抛弃了童趣而成为大人的。矢崎先生说,他的诗文里透露出了对如此“童心”的怜惜。仰望今宵的满月,重温那欲伸手摘月的童年时光,似也不失为一件美事。
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发表于 2010-9-20 16:44:22 | 显示全部楼层
本帖最后由 abyssthinice 于 2010-9-20 18:17 编辑

“〈うすいおぼろに、/いぶされて、/月は魚になりまする/ほそい木にゐる、/丹頂(たん・ちょう)も、/とろり、とぼけて飛びまする……〉。”为句号隔开的两句诗。

译文“朦胧飘渺里/月儿化作鱼/高高挂细枝/一羽丹顶鹤/昏昏然飞去……”中的“高高挂细枝”给人的感觉是指月亮。

原文“ほそい木にゐる”似修饰“丹頂”。



“金子みすゞ”为何只译为“金子弥斯”?还有个“ゞ”呢。按楼主的惯例,该译为“金子弥斯滋”吧。:)

一般似译为“金子美铃”。(见http://zh.wikipedia.org/zh-cn/%E ... 0%E7%BE%8E%E9%88%B4
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