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发表于 2008-8-31 17:34:27
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25.2 受身
0 ~. n' X' d! L では、受身についてくわしく考えみましょう。 , u/ a+ H: g4 t) a5 N
多くの人にとって、まず頭に浮かぶのは英語の「受動態」でしょう。英文法 8 l/ x* e' ^) B! B! z
の説明をそのまま日本語に移し替えてみれば、次の1が元になる受動態、2が ( C& Z/ D, W6 M
その受動態といわれるものです。 ; a0 A1 R! h) Z
1 Aが Bを V-する (猫がねずみを捕まえた)
; w8 X; f4 P7 q, C7 V4 @% C 2 Bが Aに V-される(ねずみが猫に捕まえられた) $ a* D a. K |' H k3 R) J
この対応は日本語でも確かに成り立ちます。(用語は「受身」でも「受動」 5 Q- A/ z# f5 E1 y/ x
でも同じですが、ここでは受身にしておきます。柔道では国際的に使われてい
& e& o9 V. D& Q: y9 O% nるようですし) ; T! U7 x% p, Q% X; r' O# f3 Q) U
受身で考えるべきことは、動詞の受身形の作り方、上の例のような受身の作
" @+ F0 }; p# g9 |# iり方、それ以外の受身の型、受身はどんな時に使うのか、などでしょう。それ $ N' J9 X% e2 x' E
らを一つずつ考えて行きましょう。 + e( H) h: N. U
25.2.1 受身形
+ _% `, f# z" S. ], A X まず、受身形の作り方から。動詞の活用のだいたいのことは前に述べてあり 2 V; ?) T P1 Y a0 B. x
ますから、忘れた人はまたそこを復習しておいて下さい。受身形についてはそ
g2 J8 @% a9 ^こで述べなかったので、ここでかんたんに説明しておきます。 , P( W* O+ y8 }4 `( H" [
, L( _7 O( U/ P( y. V* y[受身形の作り方]
+ B' Z: v, @. J0 G% V五段動詞 $ w& u3 O" q; |9 {7 T! k
語幹に-areru をつける、またはナイ形(のナイをとった形)にレル
& {; o' v% v9 z! s をつける。どちらの言い方でもいいのですが、後の方が学習者には覚え
! c% r2 n- ~) o: \+ r やすいでしょう。 3 X' H: r7 p0 R
呼ぶ→呼ばれる 取る→取られる 書く→書かれる . l" W$ Y, }2 k& f
踏む→踏まれる 打つ→打たれる 防ぐ→防がれる 8 w8 j/ @& C* b$ J. h' j8 f' q$ p
死ぬ→死なれる 笑う→笑われる 話す→話される
8 {, A- @. x7 w2 \% f0 a. P一段動詞 7 e$ N$ ]' R9 T2 O
語幹にラレルをつける
5 f" F* r" b- m. @9 D- |. I& H6 Y 見る→見られる 変える→変えられる
# P6 I9 l+ ?, V2 b不規則動詞
- M0 X6 e8 k, x6 _* M 来る→こられる する→される
. H0 U) k3 L+ n/ q' A+ t/ |) a* r, Z
5 D0 t U! x- V5 n. H なお、「立たされる」のような、いわゆる「使役受身」の形は「25.2.3 使 6 ?$ ]+ {/ g# O( n, z* L
役受身」で扱います。 # f$ O0 b( ^) s, N' ^1 s" l
6 v8 ?) a3 b- a% `
25.2.2 受身の種類 " |- _6 ?: I' t) M% y
さて、受身の具体的な話に入ります。 5 v9 V% y x. u* f' K
日本語の受身は、その「Nが」が人(動物)である場合が基本です。書きこ
5 x: e! \2 U" O; O3 dとば、特に新聞記事や科学的な文章ではそうでない場合のほうが多いのですが、 6 ]3 G6 H) B( i! p9 r
ここでは、今までそうしてきたように、日常的な話しことばをまず考えて行き $ I6 W6 P- {: Q
ます。書きことばに多い受身文については、その後で考えましょう。
4 r, `7 U4 C1 ]7 d: b1 q: a① 直接の受身1:人が & u1 e' H9 l1 m5 }1 _' z0 |
まず、すでに例を出したような、英語の受動文に相当するような型と、それ # L# s3 m4 q' `) S& j8 q6 N0 Z
に類する型から。
3 K: K* C1 z. n$ X①-1 AがBをVする→BがAにV-される : S0 t( R( y4 Z8 L4 R2 j
猫が魚を食べる→魚が猫に食べられる ! t/ h: r! B* N3 ]9 e! I' N, z+ c2 v
動詞の対象が「Nを」で示されるような動詞です。いちばんふつうの受身。 : U3 ]$ s& d) R& A; d7 O1 i
ねずみが猫に捕まえられた/食べられた。 " C; G9 v. b; }
私は先生に/から しかられた/ほめられた。 1 D0 D! l7 r0 }0 {
追う、追いかける、食べる、呼ぶ、怒る、たたく、殴る、殺す、
# C- ?, _0 |7 M. T O 抱く、憎む、愛する、信頼する、批判する、軽蔑する、・・・ / `" s+ G5 V t; w: I6 p; Q; z
動作の主体はふつう「Nに」で表されますが、精神的な意味の動詞では「A
) }1 F; V, W: {7 ~/ ~から」の形も使われます。直接対象に働きかけて変化を加えるような「Bを」 / U$ Z) x) Z' x/ P* M) o8 t2 o
でなく、「B」に対して精神的・言語的な働きかけをするだけだからでしょう . u1 z O* K, j; X3 \- R6 d
か。 6 q3 ~2 r- U4 N4 E6 T9 Q2 i
彼女はみんなから 愛され/憎まれ/信頼され/批判され ている。
; q7 \: S9 ]+ s6 Z) e6 ]' a4 @ さて、以上の例はみな「人(動物)が人(動物)にV-される」という形のもの ) D& p" V& p% K
でした。「人または動物」というのは、意識・感情を持つもの、という意味で ( _) I% ?# C$ y; a. B r: _
す。例えば、最初の「魚が猫に食べられる」という例の「魚」は、池で泳いで " a! T: E4 x+ Y/ V) s) ]
いる金魚か鯉を思い浮かべるのがふつうでしょう。魚屋の店先に並んでいる魚 0 {8 p" k5 Z! x/ v5 ]2 a6 S
なら、「(魚屋が)魚を猫に食べられた」のような、(後で述べる「Nの」の
! g; g7 t! G1 V" B2 L+ t+ x d受身になって)「Nが」は「人が」になるでしょう。つまり、この「直接の受 , O/ P. ?7 N& b$ r6 x h
身」では、「Nが」のNは生きているものであること、その動作を受けること : n0 w. _' \1 r( i; ~
を「感じる」ことができるものであることが基本にあるのです。 2 ~3 B% R) c5 y
受身というのは、ある動作・現象を、その主体の視点から表現するのではな
9 c; r+ G0 w! X" _く、「その動作・現象の影響を受ける側の視点から表現する」、ということが $ P$ v! Z8 F5 ~! S+ W
基本にある文型です。その「受ける側」として話し手が視点を置きやすいのは
- K) }2 _" z' |/ o0 D& F意識を持つもの、文法書の言葉で言えば「有情」のもの、であるということに : D/ t' E, w: x( b" A/ z
なるようです。 . A3 c0 |3 s& G. [- l) S
ただし、後で見るように「モノが」の受身ももちろんたくさんありますか
1 W& Q$ {2 P; T* U, u% l* \) r* `6 yら、受身の基本的な発想として、「人が」の受身がある、ということです。 ( Y9 V3 ~* e; j3 H: P1 f2 {
「人(動物)がモノに」の受身の例を少し。話しことばでは少ないようです。 0 J! |- H% u- N. ?% r- b
私の目の前で、犬が車にはねられた。
; O* Q4 m) S: U) p: k 私たちは、その事件に大きく影響された。
* b" p) t( H i' U 彼女は毎日仕事に追われている。
' i) t) T- Y( E" x「仕事に追われる」は「?仕事が彼女を追う」とは言わないので、例外的 + g# A( ^8 K* q% W, I0 j, Y
なものです。他の受身文からの類推による慣用的な言い方と見なします。
k. N% o2 S* O' K) H: f. B もう一つ慣用的な言い方で、「~の手で」という形があります。 + n @% ?2 u0 o! M: n# V6 B
私は祖母の手で育てられた。
+ N- `( y4 k( R% }% N% J 意味的には「祖母に育てられた」のでしょうが、このように言うことがあり $ ~* T K. u/ o' w9 \/ a' t# I
ます。「×祖母の手が私を育てた」とは言えないので、対応する元の文がない
4 o+ |: g. X3 t7 i d. Hことになります。 6 b1 o% _, G6 d( S$ X/ G
①-2 AがBにVする→BがAにV-される
' h% L8 V# ^7 Z# _犬が私にかみつく→私が犬にかみつかれる
2 _- J; Q6 k- H) Q: ] s 上の「Bを」が「Bに」の例。ふつう、自動詞とされますが、直接的な対象 4 X4 n: x& L5 |- ?
を取るものはそのまま直接の受身になります。
4 I& Q! \, [2 V$ a2 ~3 N0 z 私は酔っ払いに寄りかかられた。(←酔っ払いが私に寄りかかる) 2 Q1 j# V4 z2 V+ K6 ~7 S
私は犬に飛びつかれた。(←いぬが私に飛びつく)
. t5 \% A U& g! r# _2 W ほれる、ほえる、飛びかかる、・・・
" r3 O, g. ~1 v①-3 AがBにCをVする→BがAにCをV-される
$ e+ b& l3 z& X8 q+ d' r0 v友達が私に仕事を頼む→私が友達に仕事を頼まれる
" z3 E. M B% L; B 補語が「に・を」の型で、対象の「Nに」が受身文の「Nが」になるもの。
8 ~6 }% k0 ?# b, H# L 友達に仕事を押しつけられた。(友達から)
( J4 C7 q) _, p4 L: t$ }3 Y- e x ある人にこんなことを言われた。(ある人から) 3 E$ S- j7 h) g, z4 h# K( v
私たちは彼女にいろいろなことを教えられた。(彼女から)
/ G A" Q# s7 L- I# \ この文型では「Aに」の代わりに「Aから」を使うことができます。もとも + ?% Z* Z5 q8 W& `; V# r
と「Bに」が「到達点」のような意味合いを持っている(友達→私)ので、そ ; Y- ?; K0 v7 R
の逆の「出発点」の「Aから」に近くなるわけです。
1 b+ [3 F5 ]8 a c0 X" c①-4 AがBにCをVする→CがAからBにV-される
5 O* H; ?; e% D/ \/ U3 X: T- h; [3 B$ T 同じく「NにNを」の「Nを」が受身文の「Nが」になるもの。元の「Nに」
0 _1 s$ K# a+ |7 Z, W$ ~; Yが残っているので、「Aが」はわかりにくくなるのを避けて「Aに」にはなら ; J( q2 k: ^1 q+ q
ず、「Aから」になります。
# I- z% p. Q+ u3 V% v' O( ~& [ 新任の彼は支店長から皆に紹介された。
8 r( [* P2 c2 Y T! Z- K+ T2 U こういう例文を作ると、ずいぶんぎこちない感じがしますが、話しことばで & M9 ]5 e8 }% s7 G' f& D
は「Nから」か「Nに」が省略され、自然になります。 ' {1 _: W) n& c* d6 f- c" E
きのう、みんなに紹介されたけど、誰が誰だかまだわからないよ。 ( W( Y) y$ k" h1 L" y8 _2 a
ただいま支店長からご紹介いただきました田中です。
. l. _) k: F/ D2 ^- P①-5 AがBをCとVする→BがAにCとV-される
4 m$ f. @3 {' K- h# T) [ 「BをCと」の補語をとる動詞です。数は少ないです。
" W7 C/ ?* F9 L: p8 H 彼女はみんなに幸運の女神と呼ばれた。(彼女を幸運の女神と呼ぶ)
: F4 s& v" _- n3 w6 m. M& i! M) B 彼の行為は監督者にカンニングとみなされた。(監督者が彼の行為 k8 U% [6 T- [$ o$ b. i0 o4 e# I/ K
をカンニングと見なす) ( R9 p5 n' T1 ~4 {& H
「Bを」がない例。さらに少ないです。 ! v g9 P9 Y9 Y9 @
彼女は彼と絶交した。→ 彼は彼女に絶交された。 * l9 G& O" F8 D" w
② 直接受身2:モノが # d3 g {+ P" h: `
さて、以上では受身文の「Nが」が人の場合のみを取り上げました。人や動
! i p4 H& n7 M0 v8 u物以外の名詞を受身の「主体」(受け手?)とすると、書きことばという感じが 5 n1 K* C5 q$ @# r+ f" a& ^
します。 4 e5 D4 r! Q7 K; R/ E
オリンピックがソウルで開かれた。
1 l/ O7 e$ L9 j) i4 z$ c1 s メキシコではスペイン語が話されている。 6 s8 \7 M3 ~+ E* t1 Y
多くの資料が集められた。
' F7 ?8 `8 P/ S8 z% I! b. a+ j メダルが受賞者に渡された。 6 h; Q5 q! `! O
この小説は広く読まれている。 " ^7 N, d6 W: D3 w
計画の概要が担当者から発表された。 . S6 ?- X( F: b- w+ O, {" ~1 j
この城は秀吉によって築かれた。 ! Z* W8 G$ C j
空は厚い雲に覆われている。 7 O' x: v4 A$ i3 C# |0 P4 @# T; s
橋が洪水で流された。
" Z% F. {0 `& C/ p. b これらを見て気づくことは、「人がモノをV-する」に対応する受身文「モ + F9 W8 I; d: h2 ^( X
ノがV-される」で、「人に」は省略される、あるいは、言いにくい、という
+ O8 L% e9 _8 Gことです。
% S4 p# W1 I$ M, j$ K& W4 y, ^" n 「オリンピック」の例などは、「誰が開いたか」ということそもそも示しに
/ l; }4 W. C$ [; h9 nくい事柄ですから、受身の形にして、「誰に」は表さなくてもいいようにしま
2 h" n+ @- y3 Z" G5 r0 S4 f. ~す。これは「なぜ受身で言うか」という問題の答えの一つになります。
+ b! l" @) e0 U! j6 v. }9 R 「誰がしたか」がはっきりしていても「モノが人に」は言えません。
* T9 P: P% O. w 彼が多くの資料を集めた。
& w( w8 ~5 K. A, F ×多くの資料が彼に集められた。(「彼のところに」の意ではなく)
) s" g; R7 H1 G1 h! ? 担当者が計画を発表した。 , b: S) O: C; X, e/ T$ k P: S
×計画が担当者に発表された。(「担当者に対して」の意ではなく)
. K! n" f2 w" M- E. N" M; t ただし、上の例にもあるように「人に」でなく、「人によって」「人から」 9 @) G/ Q5 _% ~) K% [# }9 Z; u
などの形にすれば可能です。「によって」のほうが硬い表現です。
2 x R9 M6 s V( B1 E1 [, F2 E3 S 多くの資料が彼一人(の努力)によって集められた。(×から)
4 o; s% `3 Y; V( @ 計画の詳細が担当者によって/から 説明された。
$ `2 G! r7 ^8 p' t* k+ T9 M メダルが大会委員長によって/から 受賞者に贈られた。
8 M+ @8 H. a1 }, f. T- E いくつかの問題点が彼女によって/から 指摘された。 ! F# l7 Q# D) c
その話は彼から彼女に伝えられた。(←彼が彼女にその話を伝えた)
9 ~6 Y! N$ ^9 n+ _. E# k 新郎の経歴が仲人から人々に紹介された。 " ?2 e4 b7 P/ w. J. R9 P! V. A
「Nから」が使えるのは、元の動詞が何らかの意味で対象に対して方向性を
4 L+ M1 a8 f& M持っていると考えられる場合です。言語的な「発表する・伝える・指摘する・
6 v( d) W; o( T6 {# T: B/ G紹介する」や、所有の移動を表す「渡す・贈る」など。 ; g* m o2 H1 S9 x
「小説」の例では、「多くの人々に」とすることができます。特定の個人で
, V- v2 D" C. l. `はなく、一般的な人々・集団であるような場合は「人に」が可能になります。 4 }) [2 [5 d I! U1 W
個別の出来事ではなく、状態的になります。
5 k7 o1 _% v5 X4 c3 ^' O N/ B この歌は子どもたちに親しまれている。 4 [) e3 X, _8 s; E
ワープロは小説家にも使われている。 6 t; L$ c* |! A
「人のあいだで」という言い方もあります。 3 s9 J% \8 d4 S' E. K6 K; G
この伝説は国民のあいだで広く信じられている。 4 J* ^; i* H9 y/ q0 ]/ x( x
「モノがモノに」という形は、数は多くないとしても可能です。また、「モ 9 T, l; S; `5 {- _* W
ノに」が原因の意味合いを持つので、「モノでV-られる」という形が多くな 0 ^( q; n+ P! ^+ |/ }
ります。 2 V: R- H# ^; J* L
空は厚い雲に/で 覆われている。
?$ j" S, U( M: @0 P2 R+ r 橋が洪水で/に 流されてしまった。 ! M0 U2 g, ] i* L% }9 o/ q
その村は回りを山に/で 囲まれていた。 & ]) W) S3 [6 G
木の葉に/で さえぎられて、日が当たらない。
$ B$ W5 E$ o2 F+ y9 s1 g 小屋は落ちてきた岩に/で つぶされ、原形をとどめていなかった。 |
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