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浪淘沙
李煜
帘外雨潺潺 簾の外には雨がざらざらと
春意阑珊 春も衰えそうな気配で
罗衾不耐五更寒 綾地の衾は夜半の寒さに耐えない
梦里不知身是客 夢の中に旅人の身を忘れたのに
一晌贪欢 一時に嬉しさに耽けてしまった
独自莫凭栏 独りして欄に寄ろうとしない
无限江山 広くて美しい山川は
别时容易见时难 別れれば易しくては見れば難しい
流水落花春去也 落花が流れに漂ったように春は逝いたなり
天上人间 立派な人の世 |
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