|
貧乏の標準とは何か? - d$ U( R F- A; I6 h2 B. @
5 `( v8 S) A( V# k! V1.世界には“貧乏人”という非常におそろしい類の人間がいる。
% [" s0 ^. z7 |8 \1 N" }& s3 o+ [, V3 o/ A5 p% \# B
; y" e$ e# w( U3 I# J7 r1 d
彼らはその貧しさのため、いかなることもしてのける。
3 ]2 D3 R+ | G9 ?" D0 }, x) G( D7 F2 w% L* Y' {: j# Z( h( _
8 q! p; G' a9 H4 H+ a6 s' P+ v; ?, b: M
それでは貧乏の標準とは何であろうか。: a2 ]9 p2 o! F4 p9 A# m; _0 M: F" f
" d! h5 ~% m" ^8 x6 L" K; |, d4 [
3 X& ^! Y) ~+ F5 }! f- B$ s収入がどのくらい以下だと貧乏人なのであろうか。
4 x3 U6 ]( G5 c4 `
3 j' w6 X, Z& a. H( g6 p+ S' E# N) R
8 q4 e7 _ |8 S答えはこうだ、ある人が貧乏人であるかないかは収入とあまり関係ない。
" L$ w5 U6 @0 r: T A' Y4 r) F
% l8 c4 x8 S- l( X
, r3 b" N4 P0 k3 V) W5 i* N; g貧乏人であるかないかは精神構造と行動方式によって決まる。 ; h/ T3 g: m1 j* P
b1 N( a. Y- l1 ~2.たとえ月給が1万元であっても、毎年12万元、10年で120万元、20年で240万元であり、/ u8 N/ K+ n) e2 @: w
さらにこの20年一文も使ってはならず、転職も許されない。よしんば転職したとして、やはり休みもなくただちに2 h7 {1 c6 P/ M5 B& w1 o. Z
次の会社に出頭しなければならず、青春の20年は240万元の価値のみである。
# ^6 j: o9 o2 G9 s5 v, f2 l1 @
) Q; K: V( e8 e3.ローンで家や車を購入し、夜バーに浸かり、ちょっとした旅行に出掛け、良いタバコを吸い、
3 B; w1 Y1 n! w3 y20元のランチを食べ、美容をし、ランコム製品を買うなど、月末には基本的に底が見えてしまう。
6 A, f$ p: W0 |3 {8 U+ X: ?
( ?' I. q, F0 l! b5 Q4.従って1万元を取っている人が2千元の人より多く貯金できるとは限らない。
. K' j1 Z I8 w: g2 }) F) f
* z5 L @) Y U7 g& N- F% `5.さらに日本と中国を比較してみよう。$ m# o" Q! j2 S+ d* N
仮にある日本人の月給が40万円、人民元だと3,4万元として、2 o6 o# w0 M& |
ある中国人の月給はおそらく3千元しかないとしたら、これ月給差は10倍だよ、と言ってもこの日本人はこの中国人より10倍も良い生活を送れるだろうか。当然そんなことはない。周知の事実である。 6 i8 n& v3 |& t2 d: E$ a
* |6 L# w" d6 a" U: g6.それでは何が原因だろうか?一般的な回答は、日本は生活水準が高いから、である。この種の回答はまったく意味がない。なぜなら生活水準とは、道理の分からない責任のない概念であり、この世界の本質に触れていないからである。
0 n6 ~" T5 G: |/ e
3 x! \; a- z+ E( e% R% D7.私は研究を通してついに、その背後に隠れた秘密を発見した。
& w( N( q" I6 [1 ?
5 t( L, Y+ n6 {0 S) ~) i+ J8.すなわち社長が意識していようがなかろうが、資本(あるいは人の財産に対するとどまることのない占有欲)は意識的に自己を守っている。& E" k% O0 w6 w* \* D
もし月給2万元の人が、月給2千元の人と同じ消費概念、消費水準を有している、もしくは実行するとしたら、彼は一月しか仕事をする必要はなく、社長に対し以下のように言えるようになる。“ちょっと休ませてください”社長はこう質問する。“どのくらい休みたいんだ”彼はおそらくこう答える。“10ヶ月休ませてください。2万元ありますし、私の消費水準では10ヶ月仕事しなくても生活を維持できますから。” ) ~2 r8 K9 _: O; z2 M* Y. r2 A
' [8 N' p U/ [4 h6 ~ g9.どんな社長もこのような状況は見たくない。 ( P. v: `. n+ K0 W, @! p
* s8 M3 j+ p- p" L1 J
10.それではどのようにこの問題を解決するのか?問題はない、大多数の人は皆“虚栄”という先生に教育されている。! e' S! Z, S) @! k$ \7 a/ S( s
月給が1万元だったらランチは20元が自然じゃない?5元のランチなんて食べれないよ。出かけようとすれば自然とタクシーに足が向かう。マイホーム購入?当然高級住宅街でなくては、それに一番望ましいのは3L2DK、総額250万元ほどで当然現金はなし、それならばと父母に借りるか銀行にローンするか、最後には聞こえが良いように:“自分に圧力をかけて、今よりもっと努力しよう!” 7 X% S) y" N2 V1 q
9 N, \. l! _, f0 r3 I" ^! D11.社長が見たらこっそり笑うに違いない、自分の社長のみならず不動産業者や銀行も笑いが止まらない、おそらくそれ以上にもたくさんの人が笑うだろう、もう思いつかないほどだ。
7 h; K( b9 K: U5 h: u) ^: Y0 Y
8 N. y6 q7 b5 J+ p- s/ E12.もっとおかしいのは、たくさんの人が自分はお金持ちだと思っている。 . Z {! o$ z% w# u' ^' Q# m
8 Y; [5 ^$ r# j; z: E13.実はこれは、社長が部下に見せている一種の錯覚にすぎない。/ k) _, @1 _8 m8 _9 G2 T
$ V8 I7 S' k& v, Z5 {14.希望グループの劉永好は現在百億円にも上る資産の総裁であるが、10何年前はマーケットでウズラの卵を売っていた。当時の写真に写る彼は上海に出稼ぎに来た農民工とまったく変わりなく、田舎くさくて痩せている。しかし現在では、完全に李嘉誠にも対抗できる気質と実力を備えている。彼は貧乏人とお金持ちの区別を心得ているはずだ。彼は当時まだ一文も無かったころ、実はすでにお金持ちだった。ただ世の人が分からなかっただけに過ぎない。
! B1 h1 Q' F! ^ q4 M; I* I4 {
5 t% z2 d& E) B% ^
& _* |' l) I `4 Q2 u9 C- q( f, Y15.お金持ちの定義は:財産金銭のコントロールを受けない人、自分の意志を実現できる人である。 3 e. i) Y4 i3 y( Q# T: o+ l7 @# |
+ V# l) A! u" R1 O8 `0 [0 N
16.貧乏人の定義は:財産金銭のコントロールを受ける人、自分の意志を実現できない人である。
2 l. |- T4 G0 P) L& f6 N
- V% t! B: V8 _1 r17.逆に言えば、ある人が貧乏人であるかないかは収入と関係ない。
( `+ p) p& n' t$ d$ Y6 o# E. c& N+ k6 V: H8 r7 B0 h
18.自分の意志、魂、信用、友人を裏切ったならば、その人は永遠に貧乏人である。
0 E. X1 S* y: t2 A( f単語帳 / L2 D: F% c" C; v& t
7 D6 G% ^( Z+ Q H. r J3 X' Q; Dしゅっ‐とう【出頭】3 h" \: d7 _ z" B5 ?
本人自ら、ある場所、特に役所などに出向くこと。「警察に―する」「―命令」) E" n `2 q* e# Y0 t# E9 T
他にぬきんでていること。立身出世や主君の寵愛において、他よりまさっていること。また、その人。浮世物語「主君の気に入りて知行をとり、―しけるほどに」
4 ?& G1 O* ~0 f0 ~% ~4 k- s5 ^ 出頭衆・出頭人の略。浄、ひらかな盛衰記「鎌倉殿の―を鼻にかけ」 * ~6 R! y! ?, ~! B1 ?) |* U
/ d0 J7 j1 B4 u6 D" E) J4 s9 Fきょ‐えい【虚栄】
, O6 L0 V7 ?' i5 y 実質の伴わない、外見だけの栄誉。7 U. n. y" a) l( i* P& ^
うわべだけを飾って、自分を実際より良く見せようとすること。みえ。「―を張る」「―の
* S. n( B! h8 A巷」' e$ @6 @! s' H+ g% k; K
いかに富を築くか( }0 y; H2 M2 _) ?
2 r: [6 r o9 n% j
' t. G$ h' ?5 B, r' R; O1.金銭と富の話題をはばかる必要はない。なぜなら毎日の仕事と学習が目指す目的の大部分は、一定の富を得ることにあるからだ。1 m+ ^0 d& e6 I% S5 _( z
7 O7 @# J; m: }$ a' mしかも大多数の人は自分の富が十分でないと感じており、より多くの富を得たいと望んでいる。& V- X+ ^1 t% s+ q K
& P/ E% W7 e( G* F1 ~
富はやいばと同じように、物そのものに罪はない。富は悪い行いにも使えるし、善い行いにも利用できる。
7 @8 z) Q2 K+ m2 w; P# D E1 B' u) L4 F( ]- [1 d6 `. r
2.それではいかにして富を築くのか?$ t+ M2 X/ r& o
, \2 }: }- q% ?" l* ]
この話題はいかに外国語を学ぶかと同様、故意に複雑化されてしまった。4 J0 K- P _% Q% Y, `: x
0 D" k e" L2 Y書店へ出かけて、いかに財をなすか、いかに外国語を学ぶかをテーマにしている本がどのくらいあるか、ちょっと見てみるといい。
- c0 e% i |; C4 V5 g8 a" c
$ f: e: D5 y0 E& {/ w外国語学習に関しては、すでに3R外国語学習法としてまとめた通りごく簡単である。
5 e& |1 ~% ]9 ^ A3 L& u8 S7 ?; K+ @5 t: q# x
それでは、いかに富を築くのか?やはり同じように簡単である。
P1 I& {( |7 q% f- i, Y2 T
V( t+ o. Y1 E; `8 O8 \( G3.実のところ富は二種類に分かれていて、一つは金銭そのもの、もう一つはあなた自身である。
3 `5 Y8 z8 _% Z9 D* J. }+ q6 V( ]) _, P8 l
まず第一に、お金は必要であると認めなければならない。お金があればより多くのことを実現できる。お金がないにも関わらず恥知らずにも大声で、お金は罪悪だからきらいだ、などと言ってはいけない。
( u3 a' @( A' w0 C" p) i2 i* B( r' ^- \; d# R/ W- X+ l) |, J" X
自分に対し嘘いつわりのない気持ちを持ち、金銭の重要性を認識しなければいけない。他にはうるさく言わないまでも、少なくとも父母、妻、子供の生活条件を改善できるだけのお金は必要である。彼/彼女らはあなたを非常に愛しているから、お金のことは気にしないからあまり疲れないで、と言ってくれるかもしれない。しかしあなたは男として彼/彼女たちの生活を見る責任がある。だから勇気を持って、お金は必要だ、と認めなければならない。 ~, D- q+ H/ D. b% z8 N' c
`' ~, W6 {# n: w" S: \" O第二に、金銭以外の独立した何か、すなわち人格を持たなければならない、人格こそは力である。3 e+ w9 s* t* ^2 q0 c7 s ]
9 x6 S7 o, \ s* @/ ^; s. j
4.二つ目の項目に置いたが、実は最も重要なことである。
8 ?& d; X$ _6 n! P5 F
4 w3 @) m0 V$ f' y4 tある意味から言えばこの話は、知識こそは力である、よりももっと正確である。あなたはこれまで外国語が流暢であるにも関わらず困窮しているたくさんの人に会ったことがあるだろうが、高等教育すら受けなかった経歴からのし上がり自分の富の王国を築き上げたような人も数多く見たことがあると思う。この種の人は必然的に人格上の魅力を持っている。これが前の部分で述べた、自分自身も富である、ということの意味である。! n o3 {! r6 [+ K* r/ z
3 ]* p2 f s- Vこの種の人に対してはまるで、富の方が彼を好んだ結果彼に向かい絶え間なく湧き出ているかのようであるが、これがすなわち古人の言う、有徳者居之(富は徳のあるものに流れるべき)である。9 L3 U1 @2 u9 h2 Q$ J; F
, H g) _ m3 C9 R1 ]5.これに反対して、人柄はすごく悪いけどお金はたくさんある人を知っているよ、これはどうしてなの?このように言う人がいるが、羨ましがる必要はない。それは一時的なものであって、後に必ず失うことになる。罪悪から築き上げた富は、自然の法則に清算されるほかない運命にあるのだ。
$ w I* a% {+ Z0 o4 H; O$ w" @: q* u
6.以上が富の秘密である。もしすでに悟った人がいたら、おめでとうと言おう。続く分析は以上から自然に類推できることだ。 u$ {& b! }' t2 ]
7 m5 v& V, g0 G5 v: Vまず第一項目に基づき、すぐに行動をおこさなければならない。老いて死んでしまうまでいつまでも言い訳を探し続けるようではいけない。
6 ~6 T2 r8 x W* ~, X
# |1 V/ ~4 N/ ~* l: n' k& @次に第二項目に基づき、分かち合う精神を持たなければならない。分かち合うとは、与える、という概念に等しい。
; h5 Q% R3 q, {5 v
: v8 A. `/ i0 G# K1 v分かち合うこと、与えることは非常に重要な精神である。
4 ^5 T( P4 A% i3 g$ j0 B4 O8 s# r7 S8 t3 M3 G2 ~' f
7.多くの人はあまりに貧しいために、日々独占と奪い取ることばかりを考えている。例えば隣の同業を徹底的につぶしたくてたまらない、客のポケットからお金を取り尽くした後一蹴りのもと追い出したい、さらにはスープの中に水を混ぜてこれでさらにいくつ売れるとか、お碗の端が欠けてしまったのに続けて使うなどなど。
5 m* ^; ~, u( uこの種の人は永遠に小さな店を持つにとどまり、ひいては店自体も遅かれ早かれ消失する。' }! ^0 H- |. J0 Q9 m
# g0 S2 D9 _/ J" {
富の独占は、富の消失を意味する。物惜しみせずに他人と分かち合い、与えなければならない。
/ E( ?# E$ j! ?6 }
2 {2 e$ r+ ~4 D* O9 j分かち合いは一種の精神であり、次々と人に感染してチャンスと富の集まりやすい環境を生み出す。/ J, E1 E2 ^$ z3 `
, W! x1 d" V6 T2 V" S$ N惜しいことに、この分かち合いと与えることの喜びを知る人は少ない。これも成功できる人が少ない原因の一つである。
0 d8 Z! a4 r8 d3 U! t( ~1 }& g: z2 n) Y$ d. c# ]
8.与えるほど得る。% |! J( g# t0 u7 x% X J& A* v: K
* R# D2 F2 U& u: C! e
単語帳( j. E( F+ D6 p& I% `
4 r' j Y. ^% |' Z9 x1 Y8 b
じん‐かく【人格】
) z1 z# v& L/ R/ M(personality) + B: A( \ E& V5 w+ j9 t
人がら。人品。「―を磨く」4 {1 Y: m/ o6 [# F2 ]6 b+ |
〔心〕( )パーソナリティー に同じ。
0 c8 O& O; K3 \7 i5 p 道徳的行為の主体としての個人。自律的意志を有し、自己決定的であるところの個人。
$ Q* [7 w9 ]1 k! B 法律関係、特に権利・義務が帰属し得る主体・資格。権利能力。 # I; K' H; g4 w/ j7 z( b# J
$ M, w) z! K v/ n& \9 V" D9 I
こん‐きゅう【困窮】
# l2 \7 j1 X: r# S% }; g こまりくるしむこと。「対策に―する」# ~; T+ b. k J- V
貧乏で苦しむこと。「―を極める」「―者」
D# G* H) j; C$ @/ S: D) g) b8 g, _0 {
たえ‐ま【絶え間】
( a' B! c$ L" K絶えているあいだ。切れ間。「―なく雨が降る」/ ]' C6 N. @& i# \! t9 a- x
$ d& a1 d( q: e7 I: h7 l: D
ひと‐がら【人柄】
" {1 u! W& F+ X6 j: I5 } 人の品格。じんぴん。「りっぱな―」9 l& L) E$ l: G7 v
人品のよいこと。よい人物。「なかなかのお―だ」 |
|