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发表于 2004-11-5 10:08:07
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トン、トン、トン
6 C% L! D* ~- c/ \; Z「おかあさんの、魔法の手を貸してください。」$ R) ]2 ^5 V; }, M4 g' g
冬の初めの、寒い日にやってきたのは、鼠の子です。
8 J0 S0 q4 j. H6 K顔がほてって、まっ赤です。
1 Q* P+ [& ~7 z+ \5 @5 u; y- Q1 {「あら、風邪を引いてしまったの?」8 p! f% {" B2 H8 L3 }6 G
あさ子さんは、玄関のドアを開けると、鼠の子を心配そうに覗き込みました。* S6 w# E* H( T4 n; K' q
それから、鼠の子をそっと両手で包むと、暖炉の側の揺り椅子に座りました。 p" s0 n6 N( y* n6 Z/ R% M c; C
こんな寒い 冬の夜
4 P+ k1 ?/ D/ M2 O: O& w+ I; j+ Yかあさんの やさしい手
9 u" K5 F' e9 _, y暖かい手で お休みなさい
% f, l' Z/ \2 V; U, L あさ子さんは、揺り椅子をそっと揺すりながら、おかあさんのいない鼠の子のために、子守歌を歌いました。
! g" g! L1 g( Q: n% T 優しい、優しい、あさ子さんの歌は、部屋中に広がって、鼠の子はとても暖かい気持ちになりました。 ^+ J% @7 O" I/ @) P1 |/ Z* f
体中の熱が、空にどんどん上がっていって、軽くなったような気がしました。
* \# e/ R+ ? z$ C 暖かい部屋で、あさこさんは、一晩中鼠の子を抱いていました。
+ L1 Q% Q6 g& _- Z7 q 夜が明けると、あさ子さんは、鼠の子を床に下ろしました。+ b1 W1 J; E$ U# y
「はい、これでもうだいじょうぶ。」
0 T8 X6 d+ w% }. z0 e「ああ、あったかい。まだまだ、あったかい。おかあさんの手は、やっぱり、魔法の手だね。」) I5 N/ V' Y [/ W* t
ねずみの子は、チョコンとお辞儀をして、かえっていきました。
. n! c. ~; i2 H0 V- e* `5 I9 _ 次の日、外はうっすらと雪化粧をしていました。$ n4 u: h2 M$ k4 k; A
トン、トン、トン9 ~6 s) X6 J8 B& ` T
「おかあさんの、魔法の手を貸してください。」
; g; u: l6 _$ p7 {やってきたのは、狐の子です。3 a8 m* i3 x' L, k
ゴホ、ゴホッと咳をして、苦しそうです。# T% F! b; M6 H
よく聞くと、胸のあたりが、ぜいぜいしています。
% x+ J4 w( P# W& K4 o* ? 「まあ、たいへん。ひどい風邪。早く、お入りなさい。」
' N+ ]# L/ `# b4 c% J6 i4 J; N 狐の子はとてもだるそうでしたから、あさ子さんは、そっと抱っこして、自分のベッドに寝かせてあげました。( I+ V+ P( |6 ?+ A' f) P
そして、その暖かい手で、そっと胸のあたりを撫で始めたのです。
* L; g* I$ W0 d9 q 狐の子のあらい息が、だんだんと静かになっていきました。) k$ V! @" k! A- a `% n, }
胸のぜいぜいも少しとれ、小さくなったようです。5 Z c& C w5 `* Y6 ?* _
「おくっていきましょうね。」0 b6 x7 _( c+ Y" }4 o; S
あさ子さんが、狐の子をそっと抱き上げると、玄関に狐の子のお母さんが、息をきらしてたっていました。4 x+ Y- a5 r, z
「ありがとうございました。この子ったら、魔法の手をお借りするんだって、一人でいってしまって。」
0 B1 D8 V! f% e# c9 ^( R「だいぶ、よくなったようです。お大事に。」
]% ~5 x$ t; ? G$ N6 U( w あさ子さんは、青い手編みのマフラーを、狐の子に、そっと巻いてあげけました。3 v' Q. n2 p @ Z" s) F8 P/ |9 r
白い雪景色の中に、狐の親子の姿が消えていくのを見送ると、あさ子さんは急に、体がだるくなってきました。8 [: f! `& z; @0 t$ `& e, E
寒気がしたので、熱を量って見ると、38度もあります。
/ x/ d9 i1 ]: B9 H- c/ s+ A4 X「わたしも、風邪かしら。」
" |4 \( w- L8 D あさ子さんは、慌ててベッドに潜り込みました。それでも、体中が寒くてしかたがありません。
& u$ b0 a S. `1 p1 a4 J* E「こんな時、だれかが、暖かいスープでも作ってくれたらな。」$ `1 L3 d4 `: P5 E0 U8 P: |
そんなことを考えながら、いつしか寝てしまいました。
; H0 E5 l9 O Y, ~7 e2 J" u あさ子さんは、夢を見ました。% ]2 U% e/ Z% N
だれかわからないけれど、暖かいスープをスプーンで掬って、飲ませてくれたのです。
# w: D" o9 E) l- e6 S3 t1 j5 x その後、子守歌を歌ってくれて、暖かい毛布を、もう一枚をかけてくれたのです。
6 T# l0 b1 o5 Z7 r) l# z; l 夜が明けました。
, J+ S6 L$ X& |9 H 雪はいつしか止んで、青空が広がっています。9 c- a. a+ s& k) ]! s
あさ子さんは、目を覚まして、とても驚きました。* k4 m! `. I. \. o6 e1 Y! A
あさ子さんのベッドの上には、たくさんの動物たちが載っていたからです。
+ F5 G: P( }- a 足元には野兔が、肩のあたりには野鼠が、毛布の上にも、栗鼠や小鳥たちが、びっしりと載っています。
4 |* e2 j4 Z$ N$ I4 I( } ベッドのまわりにも、鹿、狸、狐などが座っていて、心配そうに覗き込んでいます。* p5 M) ]- W$ U) X$ s
おかしなことに、みんな片足を毛布の上に載せているのです。
7 i& K. l6 N- W% `# y" N. q「まあ、みんなありがとう。わたしを、暖めてくれていたのね。」; x- L& f2 s4 e, b3 E. A* c
あさ子さんは、おかしくて少し笑い、うれしくて、ちょっぴり涙を流しました。
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終わり1 d8 V8 H! F2 k: l2 A
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P.S. 译文下周发表!0 j3 ]7 {! W2 T7 B# k* }
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