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成语故事

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发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层 |阅读模式
暗中模索あんちゅうもさく 
 
                                       手探りでいろいろやってみること
 

  唐の許敬宗(きょけいそう)という人物がいた。

彼は、宰相(さいしょう=総理)までつとめた有名な人物であった。

ただ、政治の面では皇帝にへつらうことが多く

歴史書の編纂に関して自分の都合で史実をねじ曲げたり

その軽薄な行動や傲慢な性格が、人々の反感をかっていた。



さらに、物忘れのひどさは有名で

人と会っても覚えていないことが多かった。



そんな彼に対して、ある人が言った。



「あなたはもの覚えが悪すぎる。

 ぜひ一度、何晏氏、劉楨氏などの優れた文人たちに

 会ってみてごらんなさい。

 たとえ暗闇の中で彼らを模索(もさく=探す)しても

 正しく見極めることができるくらい印象的な人たちだ。

 決して忘れることなどできないだろう。



 あなたはいろいろと活躍して有名だが

 そんな素晴らしい人たちとの出逢いもないようだ。

 あなたは、実はまだまだ何もよくわかっていないのだ。」



と、忠告した。
 

  人間は、ひとりでは本当に弱い生き物。

自由を誇示し、力に任せて強がっている人も

弱いからこそそういう生き方をしなければならない。

弱いことはいけないことではない。

弱いからこそ人に優しくありたいと願い、

弱いからこそ勇気を持って困難を仱暝饯à毪长趣扦搿

弱さを認めない限り、本当の自分と向き合うことなどできない。

 

真の強さとは、信じること。愛すること。

本当に強い人は、優しさに満ちあふれている。

きっと、己をよく知り、余裕があり、自信があるからです。

みなさんの周りの人たちも、きっとそうですよ。


 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
完    璧かんぺき
 
                        完全でかけたところがないこと
                   (原義は、借りたものを無事に返すという意味だった。)と
 

  強大国である秦の昭王は、趙の国の恵文王が持っていた「和氏の璧(かしのへき)」

という宝の玉が欲しくてたまらない。                

趙の国に使者を送り、15の都市との交換を申し出た。



恵文王は、「秦の国は、いずれ我が国を滅ぼそうとしている強国だ」と

わかっているので、昭王の申し出は信用することができない。

素直に差し出せば、交換の件をうやむやにされるかもしれない。

かといって、断れば、それを口実に攻めてくるかもしれない。



困っていると、相如という人物が申し出てきた。

「私を使者に立ててください。

 交換条件が成立すれば、璧をおいてきましょう。

 交渉がうまくいかないときは、無傷のまま璧を持ち帰りましょう。」と。



そして、相如は秦の都で昭王と対面した。

璧を手渡すと昭王は大いに喜んだが、案の定、交換条件は知らん顔である。

相如は「実は、その玉には小さなキズがありまして??」と申し出て

その璧を手にするやいなや、後ろの柱まで一気に下がった。



「都市との交換のつもりがないようなので、この璧は私が持ち帰ります。

 それをお許しなさらないのなら、私の頭もろとも柱に打ちつけて砕いてしまいましょう。」

と叫んだ。



昭王は、相如の気迫に押されて、璧とともにそのまま趙の国に帰国させた。

そうして、璧は完全なまま恵文王の手元に戻った。



   ■参考 和氏の璧


 

  責任をとるということは、口では簡単に言えても、とてもむずかしいことです。

起こってしまったことは、取り返しがつかないことがあるからです。

大切なものを守るためには、知恵と勇気が必要です。

大きな難題でも、知恵と勇気を生かせば仱暝饯à椁欷毪猡筏欷胜ぁ

誰も傷つけずに物事を解決することこそ

人間の英知ではないでしょうか。



「これで完壁だ。」と安心しているあなた!

完璧の「璧」の字が「壁(かべ)」という誤字になっています。

それでは、完璧とはいえません(笑)。


 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
疑心暗鬼 ぎしんあんき
 
                      疑いの心をもって見ると
                                 あやしくないものまであやしくみえる
 

  斧(おの)をなくした者がいた。

となりの息子がどうもあやしい。

そう疑ってみると、彼の歩く様子はあきらかに不自然である。

出会ったときの視線もいつもと違うし、顔色までもがおかしい。

話している言葉も不自然な感じがするし、話題も単調である。

日常の動作や態度がすべて怪しく、隠しごとをしているのは間違いなかった。



ところがある日、近くの谷間で斧が見つかった。

よくよく考えてみると、自分がそこに置き忘れていたのだった。



その帰り道に、となりの息子と会って話をしたが

そのときもそれ以後も、全くあやしげな様子は感じられなかった。
 

  人を疑う心は、さまざまな恐ろしい妄想「暗鬼」を生みます。

好きになった人を見る目には、その人の良いところしか映りません。

嫌いな人の言動は、嫌なところばかりが気になって何もかもが我慢なりません。



人を信じるか、信じないか、好きか、嫌いかは、相手の問題ではありません。

よく考えてみると、すべて自分の心持ちから生まれた感情なのです。

相手がゆがんで見えるときは、自分のゆがんだ心に気づくべきなのかもしれません。




 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
鶏鳴狗盗けいめいくとう  
 
                                       どんな人物が役に立つかわからない
 

  斉の国の王族「孟嘗君(もうしょうくん)」は賢明な指導者。

彼の周りには有名な学者もいれば、なぜか犯罪者もたくさん集まってきた。

彼は、身分や過去を問うことなく、すべての人々を同じように待遇した。

隣国の秦の昭王は、彼の人望の厚さに脅威を感じ、殺してしまうつもりで捕まえた。



孟嘗君は、昭王の愛人に、なんとか釈放してもらえるように、と頼んでみた。

彼女は「狐の白い毛皮」を要求したが、実は、それは昭王が蔵の中に大切に保管しているものだった。

困っていると、なかまから見下げられていた、盗みの上手な者が

狗(イヌ)のように宮中の蔵に忍び込んで、白い毛皮を盗みだし、孟嘗君を救った。



無事に釈放された孟嘗君だが、昭王は釈放したことを後悔して、再び追っ手を向けた。

逃げた孟嘗君は、朝にならなければ通ることができない関所まで来た。

あせっていると、いつもなかまから見下げられていた、ものまねの上手な者が

鶏の鳴き真似をして、役人に朝だと勘違いさせて、無事に通りぬけることができた。



孟嘗君がこの二人をなかまとして迎えたとき、人々は納得していなかった。

しかし、力量を見抜いて待遇していた孟嘗君の眼力に、みんな感服することとなった。



 

  だれでも、キラリと光る個性を持つことができます。

あなたにしかできないことが、星の数ほどあるはずです。

人の価値は、生まれや生活ぶりで決まるわけではありません。



人を選ぶ者は人から選ばれることになるでしょう。

いざというときだけの都合のいい人間関係など成り立つはずはありません。

みんなに平等に与えられた命の重みを知り

お互いを尊重しあることができたなら

どれほど素晴らしいことでしょう。

 








 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
塞翁が馬さいおうがうま
 
                                       人生万事呙渭驻嫌铚yできない
 

  国境の塞(とりで)の近くに住んでいる、占いの得意な翁(おきな=お年寄りのこと)がいた。

その翁の馬が逃げ出して、北の地へ逃げてしまった。

周りの人々が「残念ですね」と、なぐさめにいくと、

翁は「いや、このことが、福になるかもしれない」と言った。



それから数ヶ月後。なんと、その翁が言ったとおりに

逃げた馬が、すばらしい名馬を連れて帰ってきた。

周りの人々が「良かったね」と、お祝いにいくと、

翁は「いや、このことが、禍(わざわ)いになるかもしれない」と言った。



その翁の家には名馬が増え、息子は侎Rが大好きになっていった。

そして、なんと、翁が言ったとおりに

息子が落馬して、股(もも)を骨折する重傷を負った。

周りの人々が「かわいそうなことになりましたね」と、お見舞いにいくと、

翁は「いや、このことが、福となるかもしれない」と言った。



それから1年後、戦争が起こった。

かなり悲惨な争いとなり、塞の近くの若者の10人のうち9人までが死んでしまった。

ところが、息子は足が悪かったため、兵役に出ることはなく無事だった。

やはり、その翁が言ったとおりになったのだった。



 

  福が禍いとなり、禍いが福となることはよくあります。

呙蔚湼¥稀⑷碎gの知ることができるような浅いものではないようです。

 

ということは、禍いは、かならずしも悲しむべきものではないし

福も、心から喜ぶものではないのかもしれません。

その後の生き方で、過去の評価は変わるものです。



人生、何がどうなるか、全くわからない。

それだから、人は一生懸命生きていけるのでしょう。






 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
先んずれば即ち人を制すさきんずればすなわちひとをせいす
 
                                   人より先に事を行えば、人を押さえることができる。
 

  強大な権力を誇った秦の始皇帝が亡くなった後

世の中はふたたび乱世となった。

挙兵を決意した殷通(いんとう)は項梁(こうりょう)に話を持ちかけた。



「私は、ある人物から教えられた。

先んずればすなわち人を制す、と。

人よりも先に事を起こせば、優位に立つことができるし、

少しでも遅れると、他人に支配される。

俺の部下となって一緒に闘おうではないか。

今、このチャンスを逃すわけにはいかない。」



項梁は、こころよく承知し、甥(おい)の項羽を室内に呼んだ。

ところが、目くばせを合図として、項羽はたちまち殷通の頸(くび)をはねた。



「先んずれば」と心がけた殷通が真っ先に殺されたのは皮肉なことである。



「塞翁が馬」<さいおうがうま> 呙渭驻嫌铚yできない



 

  新しい事をはじめることは勇気が必要です。

しかし、はじめてやるからこそ、大きな価値が生まれることがあります。

やはり、人の真似だけではおもしろくないでしょう。



ただ、いくら勇気があったとしても

行動しなければ何の価値も生み出しません。

言葉だけで物事は進まないのです。

  

かつて、人間がまだ獣に近い頃は、

きっと強さと撙坤堡猡韦颏いr代だったでしょう。

弱いものは倒れ、強いものだけが生き残る。

死が身近だからこそ、一生懸命生きていたはずです。

どうせ、一度きりの人生。

自分の信じる道を精一杯生きたいものです。


 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
三顧の礼さんこのれい 
 
                       礼を尽くして、賢人を招くこと。目上の人に特別に信頼されること



当時、第3の勢力だった「劉備」は、

自分の勢力を拡大するために、優秀な軍師を探していた。

ある者が、諸葛孔明という優秀な人物がいる、と進言してきた。

さっそく劉備は、孔明の住む草葺きのわび住まいを訪ねたが、逢ってもらえない。

2度めも、逢えなかった。

ようやく3度めにして、孔明は劉備の熱意に感謝し、配下に参じることになった。



その後、劉備は孔明の活躍などで地域を平定し、皇帝の座につくことができた。

孔明は「わが主君は、粗末な我が家に何度も足を撙螭恰⑾嗾劋胜丹盲俊工雀兄xし

孔明の子孫は、代々皇帝を支えた、ということである。

 

   一度や二度では、礼を尽くしたとはいえません。

 人の心を動かし、信頼を得るためには

 何度ことわられても屈しない熱意が必要です。

 

 物事を簡単に承知したのでは、貫禄に欠けます。

 相手が信頼できる立派な人物かどうか、本当に自分が必要なのか

 しっかりと見極める眼が必要です。

 

 それが、自分の本来の力を生かすことにつながるはずです。


 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
千 里 眼せんりがん
 
                       ずっと   ずっと先のことまで見とおす能力
 

光州の長官「楊逸(よういつ)」は、大肖驉郅工胝x感の強い人物。

横暴な態度や、法を守らない者が大嫌い。

部下の出張には、不正な接待があってはいけないというので必ず弁当を持たせる徹底ぶり。

そして、何かが起これば、善悪の判断良く、素早く対応する人であった。



部下たちは語り合う。

「楊君は、物事をよく見通し、決断力もある。我々部下を信頼してくれている。」

「直接目が届かない所などない。はるか遠い千里の先でも我々のことはお見とおしだろう。」

「人の上に立つ人はこうあって欲しい。」と。

 

   

 じっと見つめられると、自分が見透かされているようなキリッとした眼。

 豊かな経験を背景に、確かな判断をする輝く瞳。

 信頼と期待をよせてくれる温かいまなざし。



 目は、口ほどにものを言います。

 目を見れば、わかるのです。

 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
虎の威を借る狐とらのいをかるきつね
 
                       ずっと   有力者の権力をかさにきて威張ること
 

  戦国七雄として勢力を伸ばしていた楚の国王、宣王だが

現実には、彼の群臣のひとりである昭奚恤が実質的な権力を得ていた。

ある日、宣王が「他国では私よりも昭奚恤の方を恐れているというが、実際はどうか」と尋ねた。

誰もが気をつかい、正直な実情を答えることができなかった。



そのとき魏の国から来ていた江乙がとっさに答えた。



虎は、ご存じのように百獣を求めて食べます。

あるとき、捕まえたキツネを食べようとしたところ

キツネは「俺を食べてはいけない。天の神が私を百獣の長だとお決めになった。

うそだと思うなら私の後ろをついてきなさい。」と言った。

虎がキツネの後ろから歩いていくと、獣たちはみんな逃げてしまいます。

虎である自分を怖がって逃げている、ということが虎にはわからず、

キツネの話を信用した、ということです。

王の領土の広さといい、軍隊の力といい、誰も及びません。

それらを昭奚恤に託しているので、他の国々は彼を恐れているのでしょう。



それを聞いた王は、納得した。

 

   

人間は誰もが弱い。弱いから、他人を頼みにします。

他人の助けと自分の精一杯の努力が実を結ぶことにより

大きな事でも成し遂げられるのです。



自分中心にしか物をみることができない人は

自分の努力の部分しか評価できないようです。

そして、良いことは自分の努力の成果だと信じ

つらいことがあれば他人のせいにして文句を言うのです。

自分の弱さを素直に認めることは勇気が必要なのです。



都合のいいときだけ他人を利用して

物事を自分中心の一面からしかとらえられない人がいます。

たとえ自分にとってちっぽけな他人の支えであっても

それに感謝できない人は、幸せにはなれないのかしれません。


 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
似て非なるものにてひなるもの
 
                       ずっと   同じよう同じようだが、実際は全く別のもの
         (後に、にせもの、いかがわしいものなど、悪い意味で使われるようになった)  
 

  孔子が弟子達に言いました。



「私は、外見が似ていて、内実が大いに違うものを憎む。



 たとえば、

 莠(はぐさ)という植物を憎むのは

 穀物の苗に似て紛らわしいからである。



 口先のうまいものを憎むのは、

 その言葉が義に似て紛らわしいからである。



 言葉巧みな者を憎むのは、

 真実に似て紛らわしいからである。



 鄭(てい)の国のみだらな音楽を憎むのは、

 典雅な音楽に似て紛らわしいからである。



 紫のような中間色を憎むのは

 正色である朱色に似て紛らわしいからである。



 そして、偽善者を憎むのは、

 真に徳のある人に似て紛らわしいからである。」





 
 

  人はたったひとつのかけがえのない命を与えられています。

自分に素直に、生き生きとした人生をおくりたい。

そう願いながらも、正直ではない生き方を選ぶことがあります。

うそはつきたくない、けれど、仕方ない。

どうしてそうなるのでしょう。



答えが出ないから、人は悩み、苦しみます。

悩みの中で、人の優しさや諏gさに触れることができます。

苦しみの中で、自分の素直な心と向き合うことができます。

人は、悩み、苦しむから

幸せな人生を送ることができるのかもしれません。



カッコつけたり、ごまかしたり、

人によく見られようとしていても、

わかる人にはわかります。

孔子は、そういう人が大嫌いだったのですね。


 

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 楼主| 发表于 2003-12-13 23:00:00 | 显示全部楼层
矛 盾むじゅん
 
                       ずっと   同じつじつまがあわないこと。論理が一貫しないこと  
 

  楚の国の人で、武器を扱う商人がいた。

彼は、矛(ほこ)という、やりのようなものと、盾(たて)という防具を売っていた。



矛を売るときには

「この矛はとても鋭くて、突き通せないものなどない」と言い、

盾を売るときには

「この盾はとても堅く、どんなものでも突き通すことなんてできない」と言った。



すると、ある客が

「それなら、君の矛で、君の盾を突いたら、どうなるのか」と質問した。



彼は答えることができなかった。







 
 

  世の中には、両立しないことがたくさんあります。

物事を一面だけでとらえると、本当の意味など見えるはずがありません。



人の長所は弱点であり、反対に短所が強みになることもあります。

正義を通したために人を傷つけたり

人に優しくするために過ちを犯すこともあります。



実は、矛盾のない言動なんて、存在しないのかもしれませんね。




 

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发表于 2004-1-8 23:00:00 | 显示全部楼层
ff_cn发帖辛苦了,看了这些成语故事确实长知识。
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