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楼主: 不殆

孫子兵法

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
聲不過五、五聲之變、不可勝聽也。色不過五、五色之變、不可勝觀也。味不過五、五味之變、不可勝嘗也。戰勢不過奇正、奇正之變、不可勝窮也。奇正相生、如循環之無端、孰能窮之哉。



音階の基本は宮・商・角・徴・羽の五つですが、その組み合わせは無限です。色彩の基本は青・赤・黄・白・挝澶膜扦工ⅳ饯谓Mみ合わせは無限です。味覚の基本は辛・酸・鹹・甘・苦の五つですが、組み合わせは無限です。



このように、戦争の行動は正と奇の二つですが、組み合わせは無限です。正は奇を生み、奇は正に転じ、輪を巡るように尽きません。ですから誰もこれについて知り尽くすことはできません。





激水之疾、至於漂石者、勢也。鷙鳥之疾、至於毀折者、節也。故善戰者、其勢險、其節短、勢如張弩、節如發機。



水が激しく流れ、岩を流せるのは、勢いがあるからです。鷲が獲物を一撃で打ち砕けるのは、時節を得、瞬発力があるからです。それと同じように、戦いの上手い将軍は、勢いを溜め、時節を得て瞬発力を発揮します。例えれば、それは引き絞った弓の弾力が勢いで、放たれた矢が瞬発力です。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
紛紛紜紜、闘亂、而不可亂也。渾渾沌沌、形圓、而不可敗也。亂生於治、怯生於勇、弱生於強。治亂、數也。勇怯、勢也。強弱、形也。故善動敵者、形之、敵必從之。予之、敵必取之。以利動之、以本待之。



もし両軍入り混じった乱戦となっても、自軍を乱してはいけません。もし収拾のつかない混戦となっても、相手に隙を与えてはなりません。乱戦混戦のなかでは、治まっている情況が容易く乱れた状態に変わり、勇ましさは容易く恐れに変わり、強さは容易く弱さに変わり得ます。治乱を左右するのは統率力、勇怯を左右するのは勢い、強弱を左右するのは態勢であります。



*これを心得た戦い方は、自軍の態勢を整え、相手を不利な方向へ導きます。相手に有利なえさを与え、その利で相手を動かし誘い出し、こちらは待機してそれを迎えうちます。



*(これを心得た戦上手は、相手にわざと判る形で誘い、相手にわざと与えては誘う。つまり利益で相手を誘い出し、こちらは裏をかいてそれに当たるのです)という意訳もあり。



故善戰者、求之於勢、不責於人、故能擇人任勢。任勢者、其戰人也、如轉木石、木石之性、安則静、危則動、方則止、圓則行。故善戰人之勢、如轉圓石於千仞之山者、勢也。



以上を踏まえた戦い方は、まず勢いを第一に考え、個人の働きに過度の期待をかけず、勢いに仱辍⒋娣证藘Pける態勢をつくります。勢いに仱毪趣稀⑷藛Tを、坂道を転がる木石のような勢いを発揮させることです。木や石は平らな土地では静止していますが、急な坂道に置けば自然と動き出しますし、角張っていれば転がらず、丸ければ転がります。勢いに仱盲繎椁い颏工毪摔稀⑼瑜な蚬鹊驻剀灓工瑜Δ蕬B勢をつくりそこへ人員を置く事です。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]虚実編[/B]

孫子曰、凡先處戰地而待敵者佚、後處戰地而趨戰者勞。故善戰者、致人而不致於人。能使敵人自至者、利之也。能使敵人不得至者、害之也。故敵佚能勞之、飽能飢之、安能動之。

孫先生がこう説く。相手より先に戦場に赴き、相手を迎えうてば、余裕をもって戦えます。相手よりも遅れて戦場にたどり着き、戦う事になれば、労を強いられます。これを踏まえた上手い戦い方は、相手の行動を制御し、相手にこちらの行動を制御されない事です。

相手に行動をとらせるには、利で釣ることです。相手の行動を止めるには、行動に害があると思わせることです。ですから、相手に余裕があるようならば、行動を制御して疲れさせ、食糧充分ならば糧道を断って飢えさせ、安定した態勢ならば計略でもって混乱させます。

出其所不趨、趨其所不意。行千里而不勞者、行於無人之地也。攻而必取者、攻其所不守也。守而必固者、守其所不攻也。故善攻者、敵不知其所守。善守者、敵不知其所攻。微乎微乎、至於無形。神乎神乎、至於無聲、故能爲敵之司命。

相手の出てこられないところを進み、相手の不意を突き、遠路を進んで疲れを見せないのは、障害のないところを進むからです。攻撃を加えて必ず成功を収めるのは、手薄なところを攻めるからです。守って必ず守り抜けるのは、攻め難いところを守るからです。

戦い上手な将にかかると、相手は、どこを守ればいいのか判断がつかなくなり、守備上手な将にかかると、相手は、どこを攻めていいのか判断がつかなくなります。その様子はまるで、よくよく隠して姿が見えず、よくよく静かで音がないようであり、そのような行動をとって、ようやく相手を翻弄できるのであります。
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
進而不可禦者、衝其虚也。退而不可追者、速而不可及也。故我欲戰、敵雖高壘深溝、不得不與我戰者、攻其所必救也。我不欲戰、雖畫地而守之、敵不得與我戰者、乖其所之也。



進んで防げないのは、虚をつくからです。退いて追いつかれないのは、速やかに行動するからです。戦いを望むなら、塁たかく、堀ふかく、あいての守りがどんなに固くても、こちらと戦わざるを得ない、相手の放置できないところを攻めることです。戦いを望まないなら、こちらの守りがどんなに手薄でも、あいてが攻めてこられないように、相手の目標を他へ移させることです。





故形人而我無形、則我專而敵分。我專爲一、敵分爲十、是以十攻其一也。則我袛彻选⒛芤孕撃寡、則吾之所與戰者、約矣。吾所與戰之地不可知、不可知、則敵所備者多。敵所備者多、則吾所與戰者、寡矣。故備前則後寡、備後則前寡、備左則右寡、備右則左寡。無所不備、則無所不寡。寡者、備人者也。姓摺⑹谷藗浼赫咭病
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故知戰之地、知戰之日、則可千里而會戰。不知戰地、不知戰日、則左不能救右、右不能救左、前不能救後、後不能救前、而況遠者數十里、近者數里乎。以吾度之、越人之兵雖多、亦奚益於勝哉。故曰、勝可爲也。敵雖小⒖墒篃o闘。



戦うべき場所、戦うべき時期を計画出来るなら、どんな遠地に出ても、安心して戦えます。逆に、戦うべき場所、戦うべき時期を計画出来なければ、左の部隊が右の部隊を、右の部隊が左の部隊を救う事が出来ず、後の部隊と前の部隊も連携がとれず、それらの位置取りがばらばらだったなら、だれも助けられません。



考えるに、越国のように大軍を擁していても、それだけで、勝敗を決する要因とはなりえません。成功は、勝利できる条件をつくる事で得られます。相手がどんな大勢でも、以上述べたように、戦えないように仕向ける事が出来るのであります。





故策之而知得失之計、作之而知動静之理、形之而知死生之地、角之而知有餘不足之處。故形兵之極、至於無形。無形、則深間不能窺、智者不能帧R蛐味雱凫缎、胁荒苤H私灾宜詣僦巍⒍崴灾苿僦巍9势鋺饎俨粡汀⒍鴳戊稛o窮。



勝利できる条件をつくるには、情況をよく把握し、相手に誘いをかけるなどして出方を観察し、相手に行動させるなどして地形上の弱点を探り、偵察して相手の戦力を量ります。



戦いの肝は、相手にこちらの動きを見せない事です。動きを見せなければ、相手の間者が潜り込んできても何も探れませんし、どんな智者でも、対策のとりようがありません。



相手の出方に応じて行動し、成功を収めた方法は、第三者や素人にはすべてを理解できません。これらの者達は、どのような形で勝利を収めたかを理解できても、それらがどのように哂盲丹欷郡猡椁胜い椁扦埂



以前勝利を収めた方法を、相手に応じた方法を取らず、情況も見ずに、もう一度違う戦いで当てはめようとすれば苦労する事となります。



*(その姿は、同じ手を二度と繰りかえさないで、相手の出方毎に対応しますので、困ることがありません)が素直?な意訳。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
夫兵形象水、水之形、避高而趨下、兵之形、避實而撃虚。水因地而制流、兵因敵而制勝。故兵無常勢、水無常形。能因敵變化而取勝者、謂之神。故五行無常勝、四時無常位、日有短長、月有死生。



争いの形態は、水のように、高い所を避け低い所へ流れるがごとく、充実した相手を避け、手薄をつくものです。水は地形に応じて流れますが、争いもまた時勢に応じて流れることです。いわば、兵に常勢なく、水に常形なし、とでも申しましょうか。相手に応じた行動を心がけることで勝利を収めることが出来、これこそ絶妙な用兵と考えます。



それはちょうど、五行が相克しながらめぐり、季節、日月が絶えず変化しながら回るのと似ています。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]軍争編[/B]

孫子曰、凡用兵之法、將受命於君、合軍聚小⒔缓投帷⒛y於軍争。軍爭之難者、以迂爲直、以患爲利。故迂其途、而誘之以利、後人發、先人至、此知迂直之計者也。

孫先生がこう説く。戦争の進め方と言いますのは、まず将が主から命令を受けて、軍をまとめ編成し、陣を整えて敵と対峙するものです。しかしそれは機先を制する行動ほど難しいものではありません。

機先を制する行動の難しさは、意図して遠回りをして油断させ、相手よりも先に行動する事と、不利を使って有利に変える事です。これは、遠回りをしつつ、利で誘って動きを止め、遅れて行動しながらも、先に事を成し遂げるような方法で、迂直の計と申す、対峙する時に有効な手段です。


軍爭爲利、袪帬懳!Ee軍而爭利、則不及。委軍而爭利、則輜重捐。是故巻甲而趨、日夜不處、倍道兼行、百里而爭利、則擒三將軍、勁者先、疲者後、其法十一而至。五十里而爭利、則蹶上將軍、其法半至。三十里而爭利、則三分之二至。是故軍無輜重則亡、無糧食則亡、無委積則亡。

行動を起こす時、鈍い行動は危険です。全軍を挙げて行動をとれば相手に後れを取ることになります。また、一隊を任せて先行させても今度は補給隊と離れてしまいます。

これを考慮すると、重装備をはずした軍団が、昼夜兼行の急行軍で遠方の戦地におもむいて戦おうとすれば、全軍が敵の虜となります。その理由は、体力のある兵士だけが先行し、疲れた兵士は後ろに残されて、いざ戦いになった時、結局動かせるのは兵士のごく一部となってしまうからであります。

これが近場であっても、半数は切り離され、先鋒隊が虜になります。また、これがすぐ側であっても、戦力の低下は免れません。

これらの事を踏まえますと、軍の連携や補給が分断し、食糧が無ければ、事は成らないと言えます。
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故不知諸侯之终摺⒉荒茉ソ弧2恢搅蛛U阻沮澤之形者、不能行軍。不用郷導者、不能得地利。故兵以詐立、以利動、以分合爲變者也。



また、諸国の事情を知らずして外交は成らず、山林沼沢などの地形情況を知らずして進軍は成らず、現地のモノを用いずして地の利を得る事成りません。



競争の基本は相手を出し抜き、有利な条件のもとで動き、分散や集中を時勢に応じて哂盲工胧陇扦埂





故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷震。掠郷分欣胤掷覚喽鴦印O戎刂敝嬚邉佟⒋塑姞幹ㄒ病
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
軍政曰、言不相聞、故爲之金鼓。視不相見、故爲之旌旗。夫金鼓旌旗者、所以一人之耳目也。人既專一、則勇者不得獨進、怯者不得獨退、此用兄ㄒ病9室箲鸲嗷鸸摹儜鸲囔浩臁⑺宰內酥恳病9嗜娍蓨Z氣、將軍可奪心。



兵書、軍政にこう見えます。言葉だけでは広く号令をかけられない時、鐘や太鼓を用いる。視ても見えない時、旗を用いる。



鐘や太鼓や旗は、兵士達の耳や目を一つにまとめます。これを統率すれば、勇猛なものも独断で進む事無く、臆病なものも独断で逃げるような事はなくなり、これが軍をまとめる秘訣です。夜は灯火や太鼓を増やします。鳴り物や旗を多用するのは兵士たちの耳目を一つにするためです。これはときに全軍の注意を惹き付け、敵将の気さえも奪えます。





是故朝氣鋭、晝氣惰、暮氣歸。善用兵者、避其鋭氣、撃其惰歸、此治氣者也。以治待亂、以静待譁、此治心者也。以近待遠、以佚待勞、以飽待飢、此治力者也。無邀正正之旗、勿撃堂堂之陣、此治變者也。



気分というのは朝旺盛で、昼になるとダレ始め、夕方には休みたくなるものです。



上手く戦うには、相手の士気が旺盛なうちは争いを避け、士気が衰えたところで攻撃します。このような事が士気を掌握する方法です。態勢を固めあいての乱れを待ち、静かにして騒がしいものを待ち受ける、このような事が心理を掌握する方法です。近くに布陣して、はるばる遠方から来る相手を待ち受け、休養をとって相手の疲れを待ち、食事をとりつつ相手の飢えを待つ、このような事が戦力を掌握する方法です。戦列を整え向ってくる相手には、正面衝突を避ける、このような事が変化を掌握する方法です。



故用兵之法、高陵勿向、背丘勿逆、佯北勿從、鋭卒勿攻、餌兵勿食、歸師勿遏、圍師必闕、窮寇勿迫、此用兵之法也。



以上を踏まえた兵をまとめる方法とは、



高い所にいる相手に攻撃せず、丘を背にした相手に逆らわず、わざと逃げる相手の行動には仱椁骸⑹繗萃ⅳ氏嗍证日铯骸ⅳ趣辘孙wびつかず、帰国する相手の進路を塞がず、包囲しても逃げ道を開けておき、必死な情況に追い込んだ相手に攻撃を加えない。



このような感じのやり方であります。





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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]九変編[/B]

孫子曰、凡用兵之法、將受命於君、合軍聚小ⅴ业責o舍、衢地合交、絶地無留、圍地則帧⑺赖貏t戰。途有所不由、軍有所不撃、城有所不攻、地有所不爭、君命有所不受。

孫先生がこう説く。戦争のやり方は、将が主の命令を受けて、戦場に向うものですが、

行軍困難な所に留まらない、外国の勢力圏内で外交に重きをおく、相手領内深部に留まらない、包囲されて進退ままならないとき計略を用いて脱出する、絶体絶命のとき勇戦する。これらに気をつけるものです。

道には進んではならない場所があり、敵には攻撃してはならない敵がおり、城には攻めてはいけない城があり、土地には奪ってはならない場所があり、命令には従ってはならないものもあるのです。


故將通於九變之利者、知用兵矣。將不通九變之利者、雖知地形、不能得地之利矣。治兵不知九變之術、雖知五利、不能得人之用矣。

このような対応を理解している将に軍を率いる資格があります。理解していなければ、地形を知っていても地の利を得る事が出来ず、変化に応じた対応を知らなければ、原則を知っていても、兵を哂盲工胧陇悉扦蓼护蟆
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
是故智者之慮、必雜於利害。雜於利而務可信也、雜於害而患可解也。是故屈諸侯者以害、役諸侯者以業、趨諸侯者以利。



智者は利益と損害の、両面から物事を見ようとするものです。利益を考える時には、損害も考慮することで事は順調に進み、損害を考えるとき、利益も考慮することで心配事を無くします。



他国を屈服させたいと願うときには害を強調し、消耗させたいと願うときには魅力的事業などで行動をとらせ、抱き込むときには利を強調します。





故用兵之法、無恃其不來、恃吾有以待之。無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。



争う時、相手の来襲がないことに期待するのではなく、こちらの充分な備えに頼ります。相手の攻撃がないことに期待するのではなく、こちらの攻撃できないような構えに頼ります。





故將有五危。必死、可殺。必生、可虜。忿速、可侮。廉潔、可辱。愛民、可煩。凡此五者、將之過也、用兵之災也。覆軍殺將、必以五危、不可不察也。



将にも次のような陥りやすい危険があります。



いたずらに必死になれば討たれる。助かろうと焦ると捕虜になる。勇猛で怒りっぽいと操られる。精錬潔白であると挑発に仱辘浃工ぁG椁撕瘠い壬窠Uがまいる。



これら五つは将軍の過失であり、戦争を行うときに害になることです。軍を滅亡させるのは、たいがいこれら五つが原因となっています。十分気をつけるべきことです。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]行軍編[/B]

孫子曰、凡處軍相敵、絶山依谷、視生處高、戰隆無登、此處山之軍也。絶水必遠水。客絶水而來、勿迎於水内、令半濟而撃之利。欲戰者、無附於水而迎客。視生處高、無迎水流、此處水上之軍也。絶斥澤、唯亟去無留。若交軍於斥澤之中、必依水草、而背袠洹⒋颂幊鉂芍娨病F疥懱幰住⒂冶掣摺⑶八泪嵘⒋颂幤疥懼娨病7菜能娭⒒频壑詣偎牡垡病

孫先生がこう説く。情況に応じた戦い方を紹介いたします。

山岳で戦うなら、谷に沿って進み、視界の良い高所に布陣して、相手が先に占拠しているようならばこちらからは攻めません。

河川で戦うなら、水場から距離を置き、相手が攻めてきたときには、水中ではなく、半数が渡ったところで迎えうちます。ただしその時にもあまり河川に近づかない事です。そして、視界の良い高所に布陣し、川下から川上の相手を迎えうつのは控えます。

湿地で戦うなら、速やかに湿地帯を通過して、水と茂みを占拠し、木々を背にして戦います。

平地で戦うなら、背後に高所を置き、前面に低所が広がるようにして戦います。

以上のようにすれば有利に戦えます。黄帝はこのような戦い方を採用したから天下を取れたと言います。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
凡軍好高而惡下、貴陽而賤陰、養生處實、軍無百疾、是謂必勝。丘陵堤防、必處其陽、而右背之、此兵之利、地之助也。上雨水沫至、欲渉者、待其定也。



軍を配置する時は、不利な地形を避け、有利な場所を選びます。じめじめした暗い所を避け、明るく乾いた所を選べば、衛生にも良いですし、疫病も防げます。これは成功を収める態勢といえます。丘陵や堤防の南を選べば、日当たりよく、地の利を得られます。雨で水かさが増えているときは、水が落ち着いてから渡るのが無難です。





凡地有絶澗・天井・天牢・天羅・天陷・天隙、必亟去之、勿近也。吾遠之、敵近之。吾迎之、敵背之。軍旁有險阻、コウ井、蒹葭、林木、エイ薈者、必謹覆索之、此伏姦之所也。



絶澗、絶壁の谷間。天井、深い窪地。天牢、三方包囲で脱出困難な地。天羅、草木が密生で行動困難。天陷、湿地で低地。天隙、山間部のでこぼこ。のような地形には近づかず、すぐ立ち去ります。



また、こちらからは近づかず、相手をこの地へ来るよう仕向けて撃てば、有利になります。逆に、険阻な地、湿地や窪地、密林や密草地などを通過する際は、入念に探索を実施して伏兵を警戒します。



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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
敵近而静者、恃其險也。遠而挑戰者、欲人之進也。其所居易者、利也。袠鋭诱摺硪病P草多障者、疑也。鳥起者、伏也。獸駭者、覆也。塵高而鋭者、車來也。卑而廣者、徒來也。散而條達者、樵採也。少而往來者、營軍也。



相手に接近しても、静まりかえっているのは、有利な地形を頼みにしている危険があります。あいてが遠くから挑発してくるのは、こちらを誘っている危険があります。あいてが何も無い平地に布陣しているのは、その情況に利を見出している危険があります。木が揺れるのは、相手が進攻してくる危険があります。草むらに罠があるのは、牽制しようとしている危険があります。鳥が飛び立つのは、伏兵のいる危険があります。獣が驚き走るのは、奇襲部隊が来る危険があります。土埃が高く舞い上がれば、戦車が進攻してくる危険が、一面に舞えば、歩兵が進行してくる危険が、細く舞い上がれば、相手がタキギをとっている可能性が、かすかに移動しているのは、野営の準備をしている可能性があります。





辭卑而益備者、進也。辭強而進驅者、退也。輕車先出居其側者、陣也。無約而請和者、忠病1甲叨惐摺⑵谝病0脒M半退者、誘也。



相手がへりくだっているのは、密かに態勢を整えて進行の準備にかかっている可能性があります。あいてが強気に出ているのは、退却の準備にかかっている可能性があります。戦車が前面に出てきて、両翼をかためているのは、陣地の構築にかかっている可能性があります。あいてが突如として講和を申しいれたときには、なにか計略が潜んでいる可能性があります。あいてが慌しく動くのは、決戦を記している可能性があります。あいてが進んでは退き、退いては進むのは、こちらを誘っている可能性があります。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
杖而立者、飢也。汲而先飲者、渇也。見利而不進者、勞也。鳥集者、虚也。夜呼者、恐也。軍擾者、將不重也。旌旗動者、亂也。吏怒者、倦也。殺馬肉食者、軍無糧也。懸フ不返其舍者、窮寇也。諄諄キュウキュウ、徐與人言者、失幸病



敵兵が杖にすがって歩くのは、食糧不足の可能性があります。水汲みが真っ先に水を飲むのは、水不足に陥っている可能性があります。有利なのに進まないのは、疲れている可能性があります。敵陣の上に鳥が群がっているのは、すでにあいてが陣を引き払った可能性があります。夜おおごえで呼び交わすのは、恐怖している可能性があります。軍の統制を欠いているのは、将軍が無能な可能性があります。旗が揺れ動くのは、内部に動揺がはしっている可能性があります。幹部がむやみ威張り散らすのは、行詰まっている可能性があります。軍馬を喰らうのは、食糧に困っている可能性があります。炊事道具を片付け外にたむろしているのは、追い詰められて最後の決戦を覚悟した可能性があります。将軍が小声で話しているのは、部下の信頼を失っている可能性があります。





數賞者、窘也。數罰者、困也。先暴而後畏其姓摺⒉痪烈病砦x者、欲休息也。兵怒而相迎、久而不合、又不相去、必謹察之。



やたらに賞するのは、行詰まっている可能性があります。しきりに罰するのも、行詰まっている可能性があります。部下を怒鳴り散らしておきながら、離反を気にするのは、無能な可能性があります。わざわざ遣いをたてあいさつしてくるのは、時間かせぎの可能性があります。激しく攻めながらも戦おうとせず、かといって退きもしないのは、計略の可能性があります。そのようなときには、慎重に探らなければなりません。



兵非貴益多、雖無武進、足以併力料敵取人而已。夫唯無慮而易敵者、必擒於人。卒未親附而罰之、則不服、不服則難用。卒已親附而罰不行、則不可用。故令之以文、齊之以武、是謂必取。令素行以教其民、則民服。令不素行以教其民、則民不服。令素行者、與邢嗟靡病



兵の数がおおければ良いというものではなく、不利を避けて、連携しつつ、情況を把握して戦ってこそ成功をおさめる事が出来るのであります。むやみに飛び込み、情況を判断しなければ、あいてに翻弄されるのがおちです。



兵をなつけず、罰ばかり適用したのでは、心服は得られず、使いこなせません。しかし、なついても、過失あるときに罰しないのでは、これもまた使いこなせません。ですから、兵を優しくてなづけながらも、厳しくまとめれば、うまく軍を仕切れましょう。



民もまた、真っ当な行動で導けば、信頼を得られるでしょう。逆に行動に問題があれば、信頼は得られないでしょう。つまり、ふだんから軍令を徹底してこそ、兵の信頼も得られるのであります。

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