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楼主: 不殆

孫子兵法

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]地形編[/B]

孫子曰、地形有通者、有掛者、有支者、有隘者、有險者、有遠者。我可以往、彼可以來、曰通。通形者、先居高陽、利糧道以戰、則利。可以往、難以返、曰掛。掛形者、敵無備、出而勝之。敵若有備、出而不勝、難以返、不利。我出而不利、彼出而不利、曰支。支形者、敵雖利我、我無出也。引而去之、令敵半出而撃之、利。隘形者、我先居之、必盈之以待敵。若敵先居之、盈而勿從、不盈而從之。險形者、我先居之、必居高陽以待敵。若敵先居之、引而去之、勿從也。遠形者、勢均、難以挑戰、戰而不利。凡此六者、地之道也、將之至任、不可不察也。

孫先生がこう説く。地形を大別すると、通、挂、支、隘、険、遠。があります。


通とは、敵味方ともに進攻できる地形の事で、ここでは先に日当たり良い高所をおさえ、補給線を確保すれば有利です。

挂とは、進むのは容易で、退くのが困難な地形の事で、ここでは敵が守りを固めていない場合には勝利する事も可能ですが、守りを固められていると、進んでも撤退困難なので不利です。

支とは、敵味方ともに進めば不利になるような地形の事で、ここでは敵の誘いに仱盲皮悉胜椁骸ⅳい盲郡笸摔い啤长蛘Tい出すなら有利になります。

隘とは、入り口のくびれた地形の事で、ここではこちらが先に占拠したなら、入り口を固めれば有利です。敵が入り口を固めていたなら戦っては不利です。入り口の守備が不充分であるなら、慎重に様子を見ます。

険とは、険しい地形の事で、ここではこちらが占拠する時に日当たりの良い高所をおさえ、敵を迎えうつと有利です。もし先を越されていたなら、退いて戦わない方が賢明です。

遠とは、本国から遠く離れた地形の事で、ここでは敵味方の力が互角の場合、交戦しても苦戦は免れません。


この六つの地形の大別を把握して戦法を選択する事は、将の任務です。よく心得ておくべきことです。
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故兵有走者、有弛者、有陷者、有崩者、有亂者、有北者。凡此六者、非天地之災、將之過也。夫勢均、以一撃十、曰走。卒強吏弱、曰弛。吏強卒弱、曰陷。大吏怒而不服、遇敵ウラミ而自戰、將不知其能、曰崩。將弱不嚴、教道不明、吏卒無常、陳兵縱橫、曰亂。將不能料敵、以少合小⒁匀鯎膹姟⒈鵁o選鋒、曰北。凡此六者、敗之道也、將之至任、不可不察也。



また、次のことも心得ておくべき事です。それは走、弛、陥、崩、乱、北。のことで、これらは偶然や撙螑櫎丹槔搐毪瑜Δ适卤扦悉胜⒔摔瑜肴藶膜扦埂





走、力が互角の時、分散して一の力で十の敵と戦う事になるような場面。



弛、兵士が強くて、幹部が無能な場合。



陥、幹部が有能で、兵士が無能な場合。



崩、幹部と部下の仲が悪く、命令を聞かず、独断で戦い始め、部下の能力も認めていない場合。



乱、幹部が厳しさに欠け、軍令が徹底せず、統制もなく、戦闘配置も陳腐な場合。



北、将が状況を把握できず、劣勢で大勢と戦ったり、弱いのに強敵と戦うなどし、精鋭部隊も欠いている場合。





これらに陥り、敗北するのは、将の責任であり、これらも配慮し心得ておくべき事です。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
夫地形者、兵之助也。料敵制勝、計險阨・遠近、上將之道也。知此而用戰者必勝。不知此而用戰者必敗。故戰道必勝、主曰無戰、必戰可也。戰道不勝、主曰必戰、無戰可也。故進不求名、退不避罪、唯民是保、而利於主、國之寶也。



地形は、戦うための助けにもなります。相手の動きを観察し、地形と合わせて勝利する方法を画策するのは、将としての務めであります。これを心得て戦うものは成功を収め、心得ずに戦うものは失敗を招きます。



また将は、必ず成功できる見通しがつけば、例え主が反対しても、戦いを辞さない覚悟が必要です。逆に、成功の見通しが全くつかないのであれば、例え主に戦えといわれても、拒み戦わない覚悟が要ります。



そして、事が成っても名誉を求めず、失敗しても罰を拒まず、ただ民の保全のみ考え、主の利益を考えているくらいの心構えで、事に臨んでこそ、国の宝として扱われる存在となり得るのであります。





視卒如嬰兒、故可與之赴深谿。視卒如愛子、故可與之倶死。愛而不能令、厚而不能使、亂而不能治、譬若驕子、不可用也。



兵士には赤ん坊のような配慮を加えて扱うくらいで、兵士は将と谷底まで行動を共にするようになるのであります。兵士には我が子のような配慮を加えて扱うくらいで、兵士は喜んで呙蚬菠摔工毪瑜Δ摔胜毪韦扦ⅳ辘蓼埂



しかし、可愛がるだけで、命令が行き届かず、面倒見が良いだけで、思い通りに動かせず、内部が乱れても収められないのであれば、わがまま勝手な子供を養っているようなもので、ただの役立たずになります。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
知吾卒之可以撃、而不知敵之不可撃、勝之半也。知敵之可撃、而不知吾卒之不可撃、勝之半也。知敵之可撃、知吾卒之可以撃、而不知地形之不可以戰、勝之半也。故知兵者、動而不迷、舉而不窮。故曰、知彼知己、勝乃不殆。知天知地、勝乃可全。



自軍の情況を把握してから戦っても、あいての情況を把握しないまま戦うのであれば、成否の確率は半々です。相手の情況を把握してから戦っても、自軍の情況を掴まぬうちに戦えば、それも成否の確率は半々です。また、自軍と相手の情況を把握してから戦っても、地形に応じた戦いを知らなければ、それでも成否の確率は半々でしょう。



これらの注意点を踏まえた戦上手は、行動を起こしてから迷う事無く、戦いを始めて苦境に立たされることがありません。



自軍、相手の情況を把握してこそ危険を回避でき、天の時、情況、時世と地の利、地形を考慮して戦ってこそ、勝利を収めることができるであります。



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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]九地編[/B]

孫子曰、用兵之法、有散地、有輕地、有爭地、有交地、有衢地、有重地、有ヒ地、有圍地、有死地。諸侯自戰其地者、爲散地。入人之地而不深者、爲輕地。我得亦利、彼得亦利者、爲爭地。我可以往、彼可以來者、爲交地。諸侯之地三屬、先至而得天下之姓摺戓榈亍H肴酥厣睢⒈吵且囟嗾摺懼氐亍I搅帧㈦U阻、沮澤、凡難行之道者、爲ヒ地。所由入者隘、所從歸者迂、彼寡可以撃吾之姓摺憞亍<矐饎t存、不疾戰則亡者、爲死地。是故散地則無戰、輕地則無止、爭地則無攻、交地則無絶、衢地則合交、重地則掠、ヒ地則行、圍地則帧⑺赖貏t戰。

孫先生がこう説く。戦場はつぎのような分類ができます。散地、軽地、争地、交地、衢地、重地、ヒ地、囲地、死地です。


散地とは、自領内で交戦する際の、戦場となる地域を指します。

軽地とは、進攻して浅いところを指します。

争地とは、敵味方ともに奪取して有利になる地域を指します。

交地とは、敵味方ともに進攻可能な地域を指します。

衢地とは、外国と隣接して先にそこを押さえた者が諸国の注目を集めうる地域を指します。

重地とは、進攻して深いところで、城に囲まれた地域を指します。

ヒ地とは、山林、険阻、沼沢など行軍困難な地域を指します。

囲地とは、進路狭く、退くに迂回を必要とし、守り手が小勢でも、大軍を防げる地形を指します。

死地とは、速やかに勇戦しないと生延びられない地域を指します。


そしてそれぞれの戦い方は、

散地、戦わない。軽地、留まらない。争地、先を越されたら攻めない。交地、連携を密にする。衢地、外交重視。重地、現地調達を心掛ける。ヒ地、速やかに通過する。囲地、证搿K赖亍^戦する。
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
古之善用兵者、能使敵人前後不相及、泄巡幌嗍选①F賤不相救、上下不相收、卒離而不集、兵合而不齊。合於利而動、不合於利而止。敢問、敵姓鴮怼⒋艉巍T弧⑾葕Z其所愛、則聽矣兵之情主速、乘人之不及、由不虞之道、攻其所不戒也。



昔の戦上手は、敵の前と後の軍を切り離し、大小の隊の連携を切り離し、将と兵の連携を切り離し、上司と部下の信頼を切り離すなどして、統率を取らせないよう仕向けて、敵軍が一丸となれないように仕向けたようです。そして、有利と見れば戦い、不利と見れば戦いませんでした。



でもしかし、相手が万全の態勢で攻め寄せてきた場合はどうすればよいでしょうか。その場合は、先手を取って、相手の重視している部分を攻撃する事です。



戦いはなにより迅速な行動が重要で、それで相手の隙に仱袱啤⑾嗍证问直·什糠证颏膜⒁獗恧颏膜い茟椁Δ猡韦扦ⅳ辘蓼埂





凡爲客之道、深入則專、主人不克。掠於饒野、三軍足食。謹養而勿勞、并氣積力。弑嬛、爲不可測。投之無所往、死且不北、死焉不得、士人盡力。兵士甚陷則不懼、無所往則固、入深則拘、不得已則。是故、其兵不修而戒、不求而得、不約而親、不令而信。禁祥去疑、至死無所之。吾士無餘財、非惡貨也。無餘命、非惡壽也。令發之日、士卒坐者涕霑襟、偃臥者涕交頤。投之無所往、則諸ケイ之勇也。



敵領での戦いでは、敵領内の深いところまで進攻すれば、味方兵は自分を奮い立たせて戦います。食糧は敵領で調達し軍をまかないます。そして充分休養をとらせて鋭気を養います。さらに相手の意表をついた作戦をたてて戦います。



兵士はこのような逃げ場の無い窮地に立たされれば、逃げ出せないので必死に戦うしかありません。逃げ道が無いとわかると、かえって恐れなくなり、追い込まれると一致団結し、敵領深く進めば良く連携し、絶体絶命の情況になれば必死になります。



このような情況では、特に指示しなくても自分達で戒め合い、要求しなくても力を尽くし、軍規で拘束しなくても団結し、命令しなくても信頼感ある行動をとるものです。こうなればあとは、迷信や風聞を禁じて動揺させないようにすれば、身を崩してでも戦うことでありましょう。



しかし、兵士が余財を投げ打つのは、財がいらないわけではありません。命を投げ打つのは、命が惜しくないわけではありません。出撃命令が下ったときには、くずれて泣き、涙で襟をぬらします。伏せては泣き、抱き合っては泣く事でしょう。



窮地に立たされた兵士が、センショ、ソウケイのような見事な働きをするのには、こういう理由があるのです。



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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故善用兵者、譬如率然。率然者、常山之蛇也。撃其首則尾至、撃其尾則首至、撃其中則首尾倶至。敢問、可使如率然乎。曰、可。夫呉人與越人相惡也、當其同舟濟而遇風、其相救也如左右手。是故方馬埋輪、未足恃也。齊勇若一、政之道也。剛柔皆得、地之理也。故善用兵者、攜手若使一人、不得已也。



戦の上手い将軍は、卒然のような行動をとります。卒然とは、常山の蛇のことです。頭を打てば尾が襲い、尾を撃てば頭が襲います。胴を打てば頭と尾が襲います。ではしかし、軍を卒然のように動かせるものでしょうか。それは可能です。



呉と越は互いに憎みあっておりますが、舟で仱旰悉铯弧⒃怆yしかければ、双方共に協力し助け合うことでありましょう。このような団結を生むには、馬をつなぎ、車で陣がためをするだけでは不十分です。全てを一つにまとめるには、政治指導が必要です。緩急を心得、地の理を心得ることが大切です。



これを踏まえた上手い戦い方とは、まるで自分の体を動かすように、前述のように軍をまとめ動かす事です。



將軍之事、静以幽、正以治。能愚士卒之耳目、使之無知。易其事、革其帧⑹谷藷o識。易其居、迂其途、使人不得慮。帥與之期、如登高而去其梯。帥與之深、入諸侯之地而發其機。若驅群羊、驅而往、驅而來、莫知所之。聚三軍之小⑼吨峨U、此將軍之事也。九地之變、屈伸之利、人情之理、不可不察也。



将が軍を扱う際には、冷静で厳正な態度で臨むことです。兵士には作戦の全てを知らせる必要はありません。軍事はもちろん、致预摔膜い皮馔袱扦埂¥蓼俊⒁苿婴湫熊姢摔膜い皮獗郡酥椁护胜い长趣扦埂



それは、任務を与えたら、高いところへ上げた後、降りるはしごを外してしまうようなものです。敵領内深く進めば、放たれた矢のように進ませるようなものです。羊を追わせるようにしながらも、その羊の居所も、行動も知らせないようにするようなものです。



このように全軍を窮地へ置くことが将の務めです。ですから将は地形の区別、行動の判断、心の洞察について、よくよく通じていなければなりません。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
凡爲客之道、深則專、渼t散。去國越境而師者、絶地也。四達者、衢地也。入深者、重地也。入溦摺⑤p地也。背固前隘者、圍地也。無所往者、死地也。是故散地、吾將一其志。輕地、吾將使之屬。爭地、吾將趨其後。交地、吾將謹其守。衢地、吾將固其結。重地、吾將繼其食。ヒ地、吾將進其途。圍地、吾將塞其闕。死地、吾將示之以不活。故兵之情、圍則禦、不得已則、過則從。



敵領内、深く進攻すれば団結し、浅く進攻であれば団結は難しいものです。国を越えて戦うということは、孤立する事であります。敵領の、四方に通じている所が衢地。深部が重地。浅い所が軽地。前後ともに険しく進退困難な所が囲地。逃げ場の無い所が死地です。





先に挙げた散地では、兵のまとめて団結します。



軽地では、軍どうし連携を密にします。



先に挙げた争地では、相手の背後をとります。



先に挙げた交地では、守りを固めます。



衢地では、外交を重視します。



重地では、食糧を調達します。



先に挙げたヒ地では、すみやかに通過します。



囲地では、自軍を窮地に置いて奮戦させます。



死地では、置かれている情況を兵に示します。





兵の心理は、包囲されれば抵抗を、他に手段がないと奮戦し、最終的には命令に従います。



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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
是故不知諸侯之终摺⒉荒茉ソ弧2恢搅
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故爲兵之事、在順詳敵之意、并敵一向、千里殺將、是謂巧能成事。是故政舉之日、夷關折符、無通其使、厲於廊廟之上、以誅其事、敵人開闔、必亟入之、先其所愛、微與之期、踐墨隨敵、以決戰事。是故始如處女、敵人開戸。後如脱兔、敵不及拒。



戦う時、わざと相手の狙いにはまった振りをしつつ、隙をついて集中して攻撃すれば、どんな遠方に軍を送ったとしても、敵将を翻弄する事が出来ます。これこそ、上手い戦いかたと言えましょう。



開戦になれば、関所を閉鎖して通行証を無効にし、使者の往来を禁止して、作戦を練るため軍議を開き計画を決定します。もし相手につけいる隙があれば、速やか隠密に狙いをさだめ、相手が重視する所に先制攻撃をかけます。そして相手の出方に応じて作戦計画に修正を加えていきます。



このように、最初はそ知らぬ振りをして油断を誘い、その隙をついて攻め立てれば、相手が頑張った所で防ぐことはできません。



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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]火攻編[/B]

孫子曰、凡火攻有五。一曰火人、二曰火積、三曰火輜、四曰火庫、五曰火隊。行火必有因、煙火必素具。發火有時、起火有日。時者、天之燥也。日者、月在箕壁翼軫也。凡此四宿者、風起之日也。

孫先生がこう説く。火攻めには五つあります。人馬を焼く、兵糧を焼く、物資を焼く、倉庫を焼く、陣営を焼く。です。火攻め行うにはある条件が必要です。また火や煙を炊く材料も必要です。火をつけるには適した時期があります。それは、あたりが乾燥し、月が箕壁翼軫にかかるときです。月がこの四つにかかるときは、風が強い時期であります。


凡火攻、必因五火之變而應之。火發於内、則早應之於外。火發而其兵静者、待而勿攻。極其火力、可從而從之、不可從而止。火可發於外、無待於内、以時發之。火發上風、無攻下風、晝風久、夜風止。凡軍必知五火之變、以數守之。

火攻めを行う時は、おかれた時期や環境に応じた行動をとります。

敵陣に火の手が上がったなら、外から素早く反応して攻撃します。火が出ているのに相手が静かな場合には、様子を見て行動を判断します。火力を見て、活動できる時は活動し、活動できない場合は避けます。外部から火を放てる場合には、内部の活動を待つまでも無く、行動します。風上で火が上がったなら、風下から攻めてはいけません。日中の風は持続しますが、夜の風は止みやすいです。

行動をとる場合には、これらのような対応を心掛け、条件を活用することが大切です。
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故以火佐攻者明、以水佐攻者強、水可以絶、不可以奪。



このような火攻めは軍事行動の助けになります。また水攻めも同じく軍事行動の助けとなります。ただし、水攻めは補給線などを断つことは出来ますが、効果的に物資を奪取することは難しいものです。





夫戰勝攻取、而不修其功者凶、命曰費留。故曰、明主慮之、良將修之、非利不動、非得不用、非危不戰。主不可以怒而興師、將不可以慍而致戰。合於利而動、不合於利而止。怒可以復喜、慍可以復悅、亡國不可以復存、死者不可以復生。故明主慎之、良將警之、此安國全軍之道也。



戦って勝利しても、利益を得る事が出来なければ成功とはいえません。これでは、骨折り損のくたびれもうけです。



ですから、賢い主君と将軍は、慎重な態度で事に臨み、利を見出せなければ動かず、得を見出せなければ用いず、危険ならば戦いません。



主君は怒りに任せて事を起こしてはいけません。将軍は憤慨して事を起こしてはいけません。情況を良く見て利があれば動き、利を見出せなければ動かない事です。怒っていてもやがて時が経てば笑えます。憤慨していても時がくれば落ち着きます。



しかし国が滅ぶと、二度と蘇らず、人の場合も同じく生き返ることはありません。主君は慎重な態度で事に臨み、将は警戒を怠らないことで、国の安全が保たれ、軍も維持できるのであります。

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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
[B]用間編[/B]

孫子曰、凡興師十萬、出征千里、百姓之費、公家之奉、日費千金。内外騷動、怠於道路、不得操事者、七十萬家。相守數年、以爭一日之勝、而愛爵祿百金、不知敵之情者、不仁之至也、非人之將也、非主之佐也、非勝之主也。故明君賢將、所以動而勝人、成功出於姓摺⑾戎病O戎摺⒉豢扇§豆砩瘛⒉豢上箪妒隆⒉豢沈烄抖取⒈厝§度恕⒅獢持檎咭病
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 楼主| 发表于 2004-1-1 23:00:00 | 显示全部楼层
故用間有五。有因間、有内間、有反間、有死間、有生間。五間倶起、莫知其道、是謂神紀、人君之寶也。因間者、因其郷人而用之。内間者、因其官人而用之。反間者、因其敵間而用之。死間者、爲誑事於外、令吾間知之、而傳於敵間也。生間者、反報也。



人を使って探る、用間には、郷間、内間、反間、死間、生間の五つがあります。これらを誰にも気取られないように用いる事は素晴らしい技術です。宝とするべきでしょう。



郷間とは、相手の領民を使って探る方法です。

内間とは、相手の役人を買収して探る方法です。

反間とは、相手の間者を手なづけて逆用する方法です。

死間とは、命を投げ打って相手に被害を与える方法です。

生間とは、相手領内から生還して情報をもたらす方法です。





故三軍之事、親莫親於間、賞莫厚於間、事莫密於間。非聖智不能用間、非仁義不能使間、非微妙不能得間之實。微哉微哉、無所不用間也。間事未發而先聞者、間與所告者皆死。



用間を任せる人物は、全軍の中でも信頼できる者を選び、厚い待遇を与えなければなりません。またその行動は誰に対しても極秘にします。



用間を任せる人物は、機転の利く知恵と、裏切らない人格を備える者でなければ、良い働きは期待できず、使いこなすこともできません。



間者の行動は微妙な行動でも気を配る必要があります。間者が極秘情報を流すなどした場合は、本人のみならず情報提供を受けた者も、処理する事です。





凡軍之所欲撃、城之所欲攻、人之所欲殺、必先知其守將、左右・謁者・門者・舍人之姓名、令吾間必索知之。必索敵間之來間我者、因而利之、導而舍之、故反間可得而使也。因是而知之、故郷間・内間可得而使也。因是而知之、故死間爲誑事、可使告敵。因是而知之、故生間可使如期。五間之事、主必知之、知之必在於反間、故反間不可不厚也。



相手に攻撃を加える時、城を攻めようとする時、兵を討とうとする時は、間者に相手の軍の指揮官や、側近、取次ぎ、門番、従者などの詳細を調べ上げさせ、それを把握する事です。



相手の間者が忍び込んできた時には、探し出して買収し、反間として逆用する事です。この反間の行動により、相手の者を抱きこみ、郷間、内間を得て、そのうえで死間を送り込んで行動させれば、生間として、また生間も計画どおり任務を果たせるでしょう。



これらの間者の使い方をよくよく心得ておく事です。そしてなかでも反間は重要ですので、その待遇は最も厚くする必要があるでしょう。





昔殷之興也、伊摯在夏。周之興也、呂牙在殷。故明君賢將、能以上智爲間者、必成大功。此兵之要、三軍之所恃而動也。



その昔、殷王朝が夏王朝を倒したとき、夏王朝の事情に通じていた伊尹を宰相に起用して成功を収めたと言います。また、周王朝が殷王朝を倒したとき、殷王朝の事情に通じていた呂尚を宰相に起用して成功を収めたと言います。



このように、優れた主君や将が、すぐれた能力の間者を起用して大きな成功を収めるのです。この用間の行動は戦争の要であり、全軍の行動が、この用間の働きに左右されるといっても過言ではありません。

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发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
老大,太难了,也太长了。我看不懂。5555555555555555555555
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