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楼主: 不殆

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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
                                        先進篇


季康子問、弟子孰爲好學、孔子對曰、有顔囘者、好學、不幸短命死矣、今他則亡

季康子が、弟子の中でだれが学問好きですかと訊いた。
先生は、こう答えた。
顔回が学問好きですが、残念なことに今はもう亡ません。


顔淵死、顔路請子之車以爲之椁、子曰、才不才、亦各言其子也、鯉也死、有棺而無椁、吾不徒行以爲之椁、以吾從大夫之後、不可徒行也

顔回が没した。
父の顔路は先生の車を分解して棺おけを装飾したいと願った。

先生は言った、やはり親の情だな。
私の息子の鯉が没した時にも、分解して装飾しなかった。
私は生活に必要なものを分解してまで装飾をしなかった。
歩いての出仕は少々きついのでね。


顔淵死、子曰、噫天喪予、天喪予

顔回が没した。先生は言った。
ああ、天は私を見捨てられた。もうおしまいだ。


顔淵死、子哭之慟、從者曰、子慟矣、子曰有慟乎、非夫人之爲慟、而誰爲慟

顔回が没した。先生は号泣して泣き崩れた。
お供のものが、先生は泣き乱れておられました、と言ったので、先生が答えた。顔回のような者の為に泣くことができなかえれば、誰の為に泣くのか。


顔淵死、門人欲厚葬之、子曰、不可、門人厚葬之、子曰、囘也視予猶父也、予不得視猶子也、非我也、夫二三子也

顔回が没した。弟子達は立派な葬儀をしたいと願った。
先生は控えなさいと注意したが、弟子達は立派な葬儀を行った。
先生は言った。顔回は私を父のように思ってくれたのに、私は子のようにしてやれなかった。顔回よ、葬儀は私ではなく、弟子達がやってしまった。


季路問事鬼神、子曰、未能事人、焉能事鬼、曰敢問死、曰未知生、焉知死

子路が神に仕える方法を訊ねた。先生がこう答えた。
神に仕える事を考えるよりも、まず人に仕えることを心配したほうがいい。

ついでですが、死とはなんでしょうか?先生は答えた。
生きるということの意味がわからないのに、死のことなどわからないよ。
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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
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閔子騫侍側、ギンギン如也、子路行行如也、冉子子貢侃侃如也、子樂、曰、若由也不得其死然

閔子騫は慎み深く、子路は誇らしげで、冉有と子貢は和やかだった。
先生はこのような弟子達に囲まれていた。
先生は言った、子路はまともな最後を遂げられまい。


魯人爲長府、閔子騫曰、仍舊貫如之何、何必改作、子曰、夫人不言、言必有中

魯の国の人が主君の宝物庫をつくったとき、閔子騫は言った。
前のものを使わないのかい?なにも作り変えることもあるまい。
これを先生が聞いてこう言ったという。
あの者は無口だが、口を開くときは的確な事をいう。


子曰、由之鼓瑟、奚爲於丘之門、門人不敬子路、子曰、由也升堂矣、未入於室也

先生がこう言っていた。
子路のひく琴は、私にはどうも・・。と言ったので、周りは子路を尊敬しなくなった。先生はこう付け足した。子路は水準以上だよ、あと一息なのだよ。


子貢問、師與商也孰賢乎、子曰、師也過、商也不及、曰、然則師愈與、子曰、過猶不及也

子貢が子張と子夏はどちらが優れていますか?と訊ねた。
先生は子張はやり過ぎる、子夏は足りない、と答えた。
子張の方が優れているということですか?と言うと、先生は、やり過ぎは、足りないのと同じ事だ。と答えた。


季氏富於周公、而求也爲之聚斂而附益之、子曰、非吾徒也、小子鳴鼓而攻之、可也

季氏は家老の分際で金儲けに走っていた。
しかし冉求は季氏のために重税を取り立てて、金儲けを助けた。先生は言った。
冉求の野郎め、やりおったわ!諸君、少しこらしめてやりなさい。

*(こらしめるのは派手意訳で、厳密には太鼓などをならして圧力をかけておやり、のような訳文)



柴也愚、參也魯、師也辟、由也ガン

柴は野暮で、曹参は鈍く、子張はうわべだけで、子路はがさつ、という欠点をもっていた。


子曰、囘也其庶乎、屡空、賜不受命而貨殖焉、億則屡中

先生がこう言っていた。
顔回は理想に近い、生き方を追求するから金が入らない。子貢は独力で商売をして儲け、予測した事はよくあたる。


子張問善人之道、子曰、不踐迹、亦不入於室

子張はいい生き方について訊ねた。先生はこう答えたという。
まず基本を踏まえないと奥義は得られない。
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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
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子曰、論篤是與、君子者乎、色莊者乎

先生がこう言っていた。
言っている事、書いた事だけを見ていては、その人が本当に立派か、うわべだけかわからない。


子路問、聞斯行諸、子曰、有父兄在、如之何其聞斯行之也、冉有問、聞斯行諸、子曰、聞斯行之、公西華曰、由也問、聞斯行諸、子曰、有父兄在、求也問、聞斯行諸、子曰、聞斯行之、赤也惑、敢問、子曰、求也退、故進之、由也兼人、故退之

子路が、新しいものを覚えたら、すぐ実践すべきでしょうか?と訊ねた。
先生は、いやいや、まず詳しい人の意見を参考に実践すべきだね。と答えた。

冉求が、新しいものを覚えたら、すぐ実践すべきでしょうか?と訊ねた。
先生は、そうだね、すぐ実践しなさい。と答えた。

これを横から聞いていた公西華が、あれ?子路さんの時と冉求さんの時とでは答えが違います。どういうことですか?と訊ねた。

先生は答えた。冉求は引っ込み思案だから積極的になるよう勧めて、子路は他人の分までやる勢いだから、慎重になるように勧めたのだよ。


子畏於匡、顔淵後、子曰、吾以女爲死矣、曰、子在、囘何敢死

先生が匡という土地で拘留されたとき、はぐれた顔回と合流した。
先生は、顔回のことが心配で心配でしかたがなかった。と言うと、顔回は、先生を残して、くたばれませんよ。と答えた。


季子然問、仲由冉求、可謂大臣與、子曰、吾以子爲異之問、曾由與求之問、所謂大臣者、以道事君、不可則止、今由與求也、可謂具臣矣、曰、然則從之者與、子曰、弑父與君、亦不從也

季子然が、子路と冉求ではどちらが優れた臣下といえるでしょうか?と訊ねた。先生はこう答えたという。はっはっは、子路と冉求ですか?

優れた臣とは、自分の信念に基づいて主君に仕え、必要な時には諌め、身を退きますが、両者はこれは出来ないでしょう、頭数だけの臣というべきでしょうか。

季子然が更に、それでは、主人の言いなりになる人物でしょうか?と訊ねると、先生は、いえ、命令されても親兄弟に手をかけることは絶対ありません。と答えた。



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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
                                        先進篇


子路使子羔爲費宰、子曰、俜蛉酥印⒆勇吩弧⒂忻袢搜伞⒂猩琊⒀伞⒑伪刈x書然後爲學、子曰、是故惡夫佞者

子路が季氏の補佐をしたとき、子羔という若者を長官に推薦した。
先生が、これではあの勉強盛りの若者を台無しにしてしまう。と言うと、子路は、人をまとめ、政治もします。書を読むだけが勉強とはいえません。と答えた。

先生は言った。やれやれ、口達者なヤツだ。


子路曾皙冉有公西華、侍坐、子曰、以吾一日長乎爾、無吾以也、居則曰、不吾知也、如或知爾則何以哉、子路率爾對曰、千乘之國、攝乎大國之間、加之以師旅、因之以飢饉、由也爲之、比及三年、可使有勇且知方也、夫子哂之、求爾何如、對曰、方六七十、如五六十、求也爲之、比及三年、可使足民也、如其禮樂、以俟君子、赤爾何如、對曰、非曰能之也、願學焉、宗廟之事、如會同、端章甫、願爲小相焉、點爾何如、鼓瑟希、鏗爾舎瑟而作、對曰、異乎三子者之撰、子曰、何傷乎、亦各言其志也、曰、莫春者春服既成、得冠者五六人童子六七人、浴乎沂、風乎舞ウ、詠而歸、夫子喟然歎曰、吾與點也、三子者出、曾皙後、夫三子者之言何如、子曰、亦各言其志也已矣、曰、夫子何哂由也、子曰、爲國以禮、其言不譲、是故哂之、唯求則非邦也與、安見方六七十如五六十而非邦也者、唯赤則非邦也與、宗廟之事如會同非諸侯如之何、赤也爲之小相、孰能爲之大相

ある日のこと、子路.曹皙(曹参の父).冉求.公西華と先生が雑談を交わしていた。

先生が言った。おまえら、いつもワシは自分達の真価を知ってくれないと言うが、おぬしたちの真価を発揮して一体何をしたいか、教えてくれんか?なーに遠慮はいらんよ。

子路がまっさきに答える。
小国が大国に狙われて、さらに食糧不足に陥っていたら、この俺がはせ参じてそれらを治めて、3年も経たないうちに大国にできます。

子路の発言に先生は答える。がーーはっは~!(爆笑)

冉求が言う。
割に小さい領地を私が治めれば、3年もあれば人民を豊かに出来ます。礼のことは土地の立派な人を頼ります。

冉求の発言に先生は答える。ふむふむなるほどね。

公西華が言う。
僕は何かをやりたいのではなく、廟での会合の時、礼関係の補佐につきたいです。

公西華の発言に先生は答える。ほうほう。

琴を弾いていた曹皙は、演奏を止めるとこう言う。3人のような立派なのとは違いますが...

先生が答える、いや、気にすることはない、自由に発言しておくれ。

それを聞いて曹皙は言う。
春が終わって温かくなり出した頃、気の知れた数人と共に、川で水浴びをして遊び、高台で風に吹かれ、歌でもうたいながら帰りたいです。

先生はこの発言に、うなづいて、賛成した。

他の3人が退席すると、曹皙は訊ねた。
子路のことを笑っていましたが、なぜでしょうか?

先生が答える。
国を治める時には礼をわきまえるべきだが、子路の言葉はあまりにストレートなので笑っちゃったんだ。

では、ほかの者はどうでしたか?

先生答える。
冉求の場合は、小さいと言っても治めるとなれば大事だ。公西華の場合もやはり大事だが、子路とは慎ましさが違う。公西華などが補佐役になってしまうと、だれが大役につくべきかねぇ。
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                                        顔淵


顔淵問仁、子曰、克己復禮爲仁、一日克己復禮、天下歸仁焉、爲仁由己、而由人乎哉、顔淵曰、請問其目、子曰、非禮勿視、非禮勿聽、非禮勿言、非禮勿動、顔淵曰、囘雖不敏、請事斯語矣

顔回が人間らしさについて訊ねた。先生はこう答えた。
自己の欲.精神を制御して、社会的には、礼を身に付ける。その努力をすれば、世間にも人間らしさが馴染むようになるだろう。人間らしさ、を行うのは自分次第だ、人に押し付け、人を意識してやる類のものではない。

顔回が、それにはどうしたらよいでしょう。と訊ねた。先生が答えた。
礼に外れたことは見ず、礼に外れた事は聞かず、礼に外れた事はしないこと。これらがコツだろう。

顔回はこう言った。微力ながらその言葉を実践してみます。


仲弓問仁、子曰、出門如見大賓、使民如承大祭、己所不欲、勿施於人、在邦無怨、仲弓曰、雍雖不敏、請事斯語矣

冉雍が人間らしさについて訊ねた。先生はこう答えた。
家の外で人に会う時には丁寧に対応し、指導者の立場になった時には丁寧に使い、自分が嫌だと感じたことを他人にはしないようにする。これで恨みを買う事がなくなるだろう。

冉雍はこう言った。微力ながらその言葉を実践してみます。


司馬牛問仁、子曰、仁者其言也ジン、曰、其言也ジン、斯可謂之仁已乎、子曰、爲之難、言之得無ジン乎

司馬牛が人間らしさについて訊ねた。先生はこう答えた。
人間らしい人は言葉を慎重に使う。

司馬牛が言う。言葉を慎重に使えば人間らしいといってもいいのですか?

先生が答える。言葉の実践が難しいと思えば、言葉も慎重になる。そこがミソだ。


司馬牛問君子、子曰、君子不憂不懼、曰、不憂不懼、斯可謂之君子已乎、子曰、内省不疚、夫何憂何懼

司馬牛が君子(立派な人)について訊ねた。先生はこう答えた。
立派な人は心配も恐れもない。

司馬牛が言う。心配も恐れもしないのが立派な人なのですか?

先生が答える。自分の心に問いかけ疚しい事がなければ、何も心配・恐れることはない。
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                                        顔淵


司馬牛憂曰、人皆有兄弟、我獨亡、子夏曰、商聞之矣、死生有命、富貴在天、君子敬而無失、與人恭而有禮、四海之内、皆爲兄弟也、君子何患乎無兄弟也

司馬牛が、兄が荒くれて身を滅ぼしそうであった為、悲しんでこう言った。みんな兄弟がいるのに私にだけいない。

子夏が言った。こんなコトワザを知っているかい?「人の生死は、人間の意志ではどうにもならない呙扦ⅳ辍⒏护饷舛à幛摔瑜毪猡巍剐证问陇鲜朔饯胜い怠H摔榷帳烁钉悉à小⑹澜缰薪孕值埭摔胜恧ΑP值埭韦ⅳ毪胜筏胜伞荬摔堡毪长趣猡胜恧Α


子張問明、子曰、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂明也已矣、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂遠也已矣

子張が聡明について訊ねた。先生はこう答えた。
知らず知らず、じわじわとくる悪口、いかにもせっぱつまったような嘘の訴え、これらに惑わされないようなら聡明といって良いだろうね。

知らず知らず、じわじわとくる悪口、いかにもせっぱつまったような嘘の訴え、これらをよく判断できるようなら、見通しが利くといっても良いだろうね。


子貢問政、子曰、足食足兵、民信之矣、子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵、曰必不得已而去、於斯二者、何先、曰去食、自古皆有死、民無信不立

子貢が政治について訊ねた。先生はこう答えた。
食糧を充分に備え、軍備を充分して、人から信頼される事だ。

子貢が言う。この3つの中でどれを優先させますか?
先生は答えた。まず軍備を捨て、食糧を捨てるべきだろう。人からの信頼が得られなければ国家は成り立たない。


棘子成曰、君子質而已矣、何以文爲矣、子貢曰、惜乎夫子之説君子也、駟不及舌、文猶質也、質猶文也、虎豹之カク、猶犬羊之カク也

棘子成が言った。
立派な人とは、質朴が大切だ。装飾などは必要ない。

この言葉に子貢が言う。
惜しいねえ、この人の君子観は。これではどんなに速い車でもその言葉に追いつけないね。装飾は質朴のようなものだし、質朴も装飾のようなもので、どちらも大切だ。虎や豹の毛を抜いた皮は、犬や羊の皮と同じ様なもので、性質だけでは人を計れない。
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                                        顔淵


哀公問於有若曰、年饑用不足、如之何、有若對曰、盍徹乎、曰、二吾猶不足、如之何其徹也、對曰、百姓足、君孰與不足、百姓不足、君孰與足

王様の哀公が有子に訊ねた。
凶作で財政が苦しいのだが、なにか良い方策はないだろうか?

有子が答える。
いっそのこと税率を引き下げてはいかがでしょう?

哀公が言う。
国の財政が苦しいのになぜ税率を引き下げる事が出来ようか。

有子が答える。
国民が富んでこそ国も活気付きます。国民が苦しいのに、国だけが豊かで一体なにができましょうか。


子張問崇徳辨惑、子曰、主忠信徒義、崇徳也、愛之欲其生、惡之欲其死、既欲其生、叉欲其死、是惑也、詹灰愿弧⒁嗟o以異

子張が徳を高め、迷いを明確にすることを訊ねた。先生がこう答えた。
忠と信を基本にして義へと移るのが、徳を高めることになろう。

相手を愛している時には、いつまでも長生きして欲しいと思うが、ひとたび憎しみを抱くようになると、相手の安否などなんとも思わなくなる。この気持ちの移り変わりが迷いといえる。


齊景公問政於孔子、孔子對曰、君君。臣臣、父父、子子、公曰、善哉、信如君不君、臣不臣、父不父、子不子、雖有粟、吾豈得而食諸

斉の王様の景公が政治について訊ねた。先生がこう答えた。
ひとたび王になれば、王は王らしい姿勢をとり、臣下になれば、臣下は臣下としての務めを果たし、親になれば、親らしい態度を心がけ、子として生まれたなら、子としての務めを果たす事です。

景公が言う。
なるほど、なるほど。王がしっかりせず、臣下が支えず、親が育てず、子が親を思いやらねば、物が豊かになった所で、おちおち生活も出来ないな。


子曰、片言可以折獄者、其由也與、子路無宿諾

先生がこう言っていた。
一言聞いただけで、ものの判断ができるのは、子路ぐらいだね。子路はいったん引き受けたことは、すぐに実行するのが常だった。

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                                        顔淵


子曰、聽訟吾猶人也、必也使無訟乎

先生がこう言っていた。
訴訟の裁きをやれといわれれば人並みにこなせよう。しかし私は、訴訟をほとんど必要としない国づくりを目指したいのだ。


子張問政、子曰、居之無倦、行之以忠

子張が政治について訊ねた。先生はこう言っていた。
どんな地位でも初心を忘れず、どんな仕事でも真剣にやってみせることだ。


子曰、君子博學於文、約之以禮、亦可以弗畔矣夫

先生がこう言っていた。
様々に広く吸収し、それを慎重に実践するなら、道を外れる事はなかろう。


子曰、君子成人之美、不成人之惡、小人反是

訳1
先生がこう言っていた。
立派な人は、他人の善行には協力するが、悪事には荷担しない。小ずるい人は逆で、善行には協力せず、悪事には荷担する。

訳2
先生がこう言っていた。
立派な人は、他人の粗さがしをするよりも、長所を誉めるようにする。小ずるい人は逆で、他人の長所を見ずに、粗さがしばかりして、その部分をけなす。

訳3
先生がこう言っていた。
立派な人は、相手の長所を見抜き、それを伸ばす手伝いをし、欠点が大きくならないようにする。小ずるい人は逆で、相手の長所を押さえつけ、欠点を強調して陥れる。
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季康子問政於孔子、孔子對曰、政者正也、子帥而正、孰敢不正

季康子が政治について訊ねた。先生はこう答えた。
政治とは曲がったものを正す事です。指導者のあなたがまっすぐ努めれば、誰もがまっすぐ努めましょう。


季康子患盗、問於孔子、孔子對曰、苟子之不欲、雖賞之不竊

季康子が盗伽魏嵝肖蛐呐浃筏朴崵亭俊O壬悉长Υ黏à俊
上に立つ者が私利私欲に走らなければ、国民もしだいに欲に走らなくなるでしょう。


季康子問政於孔子、曰、如殺無道以就有道、何如、孔子對曰、子爲政、焉用殺、子欲善而民善矣、君子之徳風也、小人之徳草也、草上之風必偃

季康子が政治について訊ねた。
秩序を外れた者を排除し、秩序を守る者を育成するのはどうでしょう?

先生が答える。
政治をするのに、排除する必要はありません。まずあなた自身が秩序を守れば、国民も自然と守るようになりましょう。例えるなら、指導者が風で、国民が草です。草は風にあたればなびきます。

子張問、士何如斯可謂之達矣、子曰、何哉、爾所謂達者、子張對曰、在邦必聞、子曰、是聞也、非達也、夫達者、質直而好義、察言而觀色、慮以下人、在邦必達、在家必達、夫聞者色取仁而行違、居之不疑、在邦必聞、在家必聞

子張が訪ねた。
どのようになれば達人と言えるでしょうか?

先生が言う。
ん?お前さんが言う達人とはどのようなことかな?

子張が答える。
周りの評判が良く、仲間内からも評判が良い事です。

先生が言う。
ふむふむ、私に言わせればそれは評判が良いだけで、達人ではなさそうだ。評判が良くても、かならずしも達人とは限らない。私が思う達人とは、正直で信義を貫き、人の言葉を良く聞き、相手の事を見て、慎重に接し、いかなる時にも実力を発揮することだ。評判が良いという事は、表向きよく見せて、それで周りからの評判が良いだけの場合もあり得る。
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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
                                        顔淵


樊遅從遊於舞ウ之下、曰、敢問崇徳脩慝辨惑、子曰、善哉問、先事後得、非崇徳與、攻其惡無攻人之惡、非脩慝與、一朝之忿忘其身以及其親、非惑與

樊遅がお供をして、雨乞いの台で遊んでいた時に訊ねた。
あの~、徳を高めて、よこしまな気持ちを無くし、迷いを明確にするにはどうしたら良いでしょうか?

先生はこう答えた。
ほほう、面白い質問だね。仕事を第一と考え、報酬は二の次と設定する。これが徳を高めることになるかなぁ。自分を厳しく律し、他人にやさしく接すること、これがよこしまな気持ちを無くすカギになるかなぁ。一時の怒りにわが身を忘れ犯罪を起こし、親族にまで災いをもたらす事が迷いになるかな。


樊遅問仁、子曰愛人、問知、子曰知人、樊遅未達、子曰、擧直錯諸在、能使枉者直、樊遅退、見子夏曰、嚮也吾見於夫子而問知、子曰、擧直錯諸枉、能使枉者直、何謂也、子夏曰、富哉是言乎、舜有天下、選於袛H皐陶、不仁者遠矣、湯有天下、選於袛H伊尹、不仁者遠矣

樊遅が思いやりについて訊ねた。先生はこう答えた。
他人を愛する事だ。

今度は、智について訊ねた。先生はこう答えた。
人をよく観察する事だ。

樊遅はまだ釈然としなかったので先生がこう言った。
正直者を嘘つきよりも重く用いれば、嘘つきは正直者となろう。

樊遅はその後、子夏と会って話した。
先生がさっき「正直者を嘘つきよりも重く用いれば、嘘つきは正直者となろう」と言ったんだけど、これってどういう意味だろうか?

子夏はこう言った。
深いねその言葉は、舜が天下を取ったとき、大勢の中から選んで皐陶をひきたてたので、真っ当でない者共は遠ざかった。湯が天下を取ったときも、大勢の中から選んで伊尹を引き立てたので、真っ当でない者共は遠ざかったのだ。

おきかえ:正直者・嘘つき→有能・無能/謙虚・傲慢など


子貢問友、子曰、忠告而以善道之、無自辱焉

子貢が友人関係について訊ねた。先生はこう答えた。
友人が過ちを犯したら改めるように忠告するのが好ましいけれど、どうしても言う事を聞かない場合は、それ以上口を出さない方が良い。しつこく言い過ぎて、好んで気まずい雰囲気を造る事は無い。

曾子曰、君子以文會友、以友輔仁

曹参がこう言っていた。
趣味・教養を通じて交友を深め、交友を通じて自分を成長させる。交友はこうありたいものだ。
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                                        子路篇


子路問政、子曰、先之勞之、請益、曰、無倦

子路が政治について訊ねた。先生はこう答えた。
国民の先頭に立つこと、そして国民の苦労をねぎらう事だ。
子路は更に詳細な答えを求めると、先生はこう答えた。
怠らない事だ。


仲弓爲季氏宰、問政、子曰、先有司、赦小過、擧賢才、曰、焉知賢才而擧之、曰、擧爾所知、爾所不知、人其舎諸

冉雍が季氏のとある領地の取締役になって、政治の事について訊ねた。先生はこう答えた。
任務の分担を明確にする事、地位さな過失は大目に見ること、有能な者を抜擢する事だ。

冉雍が、どうすれば良い人材を見つけられるでしょうか?というので、先生が答えた。
お前にわかった人物を起用しなさい。お前にわからなかった人物は他の者が推薦してくる。


子路曰、衛君待子而爲政、子將奚先、子曰、必也正名乎、子路曰、有是哉、子之迂也、奚其正、子曰、野哉由也、君子於其所不知、蓋闕如也、名不正則言不順、言不順則事不成、事不成則禮樂不興、禮樂不興則刑罰不中、刑罰不中則民無所措手足、故君子名之必可言也、言之必可行也、君子於其言、無所苟而已矣

子路が言った。
衛の王が先生を登用して政治を任せたとすれば、先生は何から先にするんですか?

先生が答えた。そうだな、名を正すかな。

えへ~?まったく先生は遠回りしますね。なぜ名を正すんです?

先生答える。
子路はがさつだな。名が正しくなければ言葉も順当でなく、言葉が順当でなければ仕事も出来ず、仕事が出来なければ礼儀や音楽も盛り上がらず、礼儀や音楽が盛んでなければ刑罰も上手くいかず、
家罰が上手くいかなければ、生活が不安だらけになる。

名をつけたら、言葉で言えるし、言葉で伝えたら、他のものも実行できるようになる。立派な人は、言葉についてはいいかげんにしないものだよ。


樊遅請學稼、子曰、吾不如老農、請學爲圃、子曰吾不如老圃、樊遅出、子曰、小人哉樊須也、上好禮、則民莫敢不敬、上好義、則民莫敢不服、上好信、則民莫敢不用情、夫如是、則四方之民、襁負其子而至矣、焉用稼

樊遅が農業を習いたいと言うと、先生はこう言った。
私はベテラン農家にかなわない。

畑作をしたいと言うと、先生はこう言った。
私はベテラン畑師にかなわない。

樊遅が退出すると、先生はこう言った。
まだまだだな樊須は、指導者が礼を好めば下の者は尊敬するし、指導者が信義を好めば下の者はそれなりの対応をせざるおえない。指導者が諏gであれば下の者は真心を働かせる。そうなれば、各方面からそのものを慕ってやって来る。指導者はわざわざ大変な農業に通ずる必要は無い。


子曰、誦詩三百、授之以政不達、使於四方不能専對、雖多亦奚以爲

先生がこう言っていた。
詩経を全て暗記しても、政治も出来ず、外交もままならないのでは、暗記という行為に意味などない。
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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
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子曰、其身正、不令而行、其身不正、雖令不從

先生がこう言っていた。
自分の姿勢が正しければ、命令しなくても自主的に動き、自分の姿勢が正しくなければ、命令した所で動いてくれない。


子曰、魯衛之政兄弟也

先生がこう言っていた。
魯と衛の国の政治はまるで兄弟のように似ている。


子謂衛公子荊、善居室、始有曰苟合矣、少有曰苟完矣、富有曰苟美矣

先生は衛の国の公子の荊のことをこう言った。
貯蓄が上手いね、やっとできた時には、なんとか間に合うと言い、かなり蓄えられた時には、なんとか整ったと言い、非常に蓄えられて時には、なんとか立派になったと言っている。


子適衛、冉有僕、子曰、庶矣哉、冉有曰、既庶矣、叉何加焉、曰富之、曰既富矣、叉何加焉、曰教之

先生が衛の国に行ったとき、冉有が御者だった。

先生が言う。人口が多いね。

冉有が言う。そうですね、人口が多くなったら、次の政策は何でしょうか?

先生が言う。生活の向上だな。

冉有が言う。では生活の向上ができたら、次は何でしょうか?

先生が言う。教育だね。


子曰、苟有用我者、期月而已可也、三年有成

先生がこう言っていた。
もし誰かが、私に政治を任せてくれる国があれば、一年で基礎をかため、三年で立派な成果を上げて見せるのだが。


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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
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子曰、善人爲邦百年、亦可以勝殘去殺矣、赵帐茄砸瞈

先生がこう言っていた。
善人でも百年も国を治めていれば、犯罪をおさえて極刑を無くす事ができると言うが、本当だね、この言葉は。


子曰、如有王者、必世而後仁

先生がこう言っていた。
もし、英雄が現れても、今の世では、名十年か経ってから初めて、思いやりが通じる世になろう。


子曰、苟正其身矣、於從政乎何有、不能正其身、如正人何

先生がこう言っていた。
もし自分の姿勢を正せば、政治をするくらい何ともない。自分の姿勢を正す事が出来なければ、人を導く事など出来ないだろう。


冉子退朝、子曰、何晏也、對曰、有政、子曰、其事也、如有政、雖不吾以、吾其與聞之

冉子が朝廷から退出してきた。先生が言った。
どうして遅くなったのかね?

政務がありました。と答えると先生がこう言った。
事務かな?もし政務があるのなら、私を用いていないとしても、私はきっと相談にあずかっているはずだ。
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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
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定公問、一言而可以興邦有諸、孔子對曰、言不可以若是、其幾也、人之言曰、爲君難、爲臣不易、如知爲君之難也、不幾乎一言而興邦乎、曰、一言而可喪邦有諸、孔子對曰、言不可以若是、其幾也、人之言曰、予無樂乎爲君、唯其言而樂莫予違也、如其善而莫之違也、不亦善乎、如不善而莫之違也、不幾乎一言而喪邦乎

魯の王の定公がこう訊ねた。
国を盛んにできる座右の銘というのはないだろうか?

先生答える。
そのものズバリな言葉は見当たりませんが、このような言葉があります。『人の上に立つ事は難しいが、人に仕える事もまた容易ではない』この言葉を理解するのなら、国を盛んにすることも可能です。

定公が訊ねる。
では、国を滅ぼす言葉はないだろうか?

先生答える。
このような言葉があります。『国を治めるのは楽しくない。ただ自分の言う事をだれも反対しないのが楽しい』これは、王のすることが良いうちは問題ありませんが、良くない場合は国を滅ぼす言葉にもなります。


葉公問政、子曰、近者説、遠者來

楚の国の王の葉公が政治の事を訊ねた。先生がこう答えた。
身近にいる領民に慕われる政治をする事です。そうすれば評判を聞いた他の国の領民もやってくるはずです。


子夏爲魯キョ父宰、問政、子曰、毋欲速、毋見小利、欲速則不達、見小利則大事不成

子夏が魯のキョ父という土地の取締役になり、政治について訊ねた。先生はこう言った。
焦って成果を挙げようとは思わない事だ。目先の利益につられない事だ。焦れば成功できないし、目先に気をとられていては、大事を成し遂げられない。



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 楼主| 发表于 2004-1-2 23:00:00 | 显示全部楼层
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葉公語孔子曰、吾黨有直躬者、其父攘羊、而子證之、孔子曰、吾黨之直者異於是、父爲子隱、子爲父隱、直在其中矣

楚の国の王の葉公が先生に自慢した。
私の領内に正直者の躬という男がいて、自分の親が羊を盗んだのを、その息子が進んで役所に訴えました。

先生はこう言った。
私の国のものは、そうはしません。親子は双方にかばい合います。この親と子、双方向の思いやりが正直に繋がると私は思います。


樊遅問仁、子曰、居處恭、執事敬、與之夷狄、不可棄也

樊遅が仁について訊ねた。先生はこう答えた。
内では丁寧に、外では慎重に、交流は諏gにするということは、未開の土地でも棄てられない事だろう。


子貢問曰、何如斯可謂之士矣、子曰、行己有恥、使於四方不辱君命、可謂士矣、曰、敢問其次、曰、宗族稱孝焉、郷黨稱弟焉、曰、敢問其次、曰、言必信、行必果、脛脛然小人也、抑亦可以爲次矣、曰、今之從政者何如、子曰、噫、斗肖之人、何足算也

子貢がこう訊ねた。
士とはどのような人物を指すのでしょうか?

先生答える。
自分の行動について何が恥になるかと言う事をわきまえている人物。そして、ひとたび命令を受ければ立派に使命を果たす人物。これが立派な士といえよう。

子貢が言う。ではその次はどのような人物でしょうか?

先生答える。
身内からは孝行者だといわれ、郷里からは働き者だと言われる者かな。

子貢が言う。では更に次の人物はどうでしょうか?

先生答える。
言動に嘘がなく、そして清潔な者。パッと見嘘っぽい印象を受けるが、とりあえず士だろう。

子貢が言う。では今の政治家はどうでしょう?

先生答える。
ああ、今のか?今の政治家はどれも話にならんな。大概つまらん。

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