咖啡日语论坛

 找回密码
 注~册
搜索
查看: 1438|回复: 0

枕草子(三)

[复制链接]
发表于 2004-3-21 23:00:00 | 显示全部楼层 |阅读模式
三 正月一日は、



 正月一日は、まいて空のけしきもうらうらと、めづらしう霞(かす)みこめたるに、世にありとある人は皆、姿、かたち、心異(こと)につくろひ、君をも我をも祝ひなどしたる、様異(さまこと)に、をかし。

 七日、雪間の若菜摘み、青やかにて、例はさしもさるもの目近からぬ所にもて騒ぎたるこそ、をかしけれ。白馬(あをうま)見にとて、里人は、車清げにしたてて見に行く。中の御門の閾(とじきみ)引き過ぐるほど、頭、一所にゆるぎあひ、刺櫛(さしぐし)も落ち、用意せねば折れなどして、笑ふもまたをかし。左衛門の陣のもとに、殿上人などあまた立ちて、舎人の弓ども取りて、馬ども驚かし笑ふを、はつかに見入れたれば、立蔀(たてじとみ)などの見ゆるに、主殿司(とのもりづかさ)、女官などの行き違ひたるこそをかしけれ。いかばかりなる人、九重をならすらむ、など思ひやらるるに、内裏(うち)にも見るは、いと狭きほどにて、舎人の顔のきぬにあらはれ、まことに恕驻猡韦い膜趟稀⒀─韦啶椁啶橄ú肖辘郡毪长长沥筏皮い纫娍啶筏ⅠRのあがり騒ぐなどもいと恐ろしう見ゆれば、引き入られてよくも見えず。

 八日、人の、よろこびして走らする車の音、異に聞こえて、をかし。

 十五日、節供まゐり据ゑ、粥の木ひき隠して、家の御達(ごたち)、女房などのうかがふを、打たれじと用意して、常に後を心づかひしたるけしきも、いとをかしきに、いかにしたるにかあらむ、打ちあてたるは、いみじう興ありてうち笑ひたるは、いとはえばえし。ねたしと思ひたるもことわりなり。新らしう通ふ婿の君などの、内裏へまゐるほどをも心もとなう、所につけて我はと思ひたる女房の、のぞき、けしきばみ、奥の方にたたずまふを、前に居たる人は心得て笑ふを、「あなかま」と、まねき制すれども、女はた、知らず顔にて、おほどかにて居たまへり。「ここなる物、取りはべらむ」など言ひ寄りて、走り打ちて逃ぐれば、ある限り、笑ふ。男君もにくからずうち笑(え)みたるに、ことに驚かず、顔すこし赤みて居たるこそ、をかしけれ。また、かたみに打ちて、男をさへぞ打つめる。いかなる心にかあらむ、泣き腹立ちつつ、人をのろひ、まがまがしく言ふもあるこそ、をかしけれ。内裏わたりなどのやむごとなきも、今日は皆乱れて、かしこまりなし。

 除目(ぢもく)のころなど、内裏わたり、いとをかし。雪降り、いみじうこほりたるに、申文(もうしぶみ)持てありく、四位、五位、若やかにここちよげなるは、いとたのもしげなり。老いて頭(かしら)白きなどが、人に案内言ひ、女房の局などに寄りて、おのが身のかしこきよしなど、心一つをやりて説き聞かするを、若き人々はまねをし、笑へど、いかでか知らん、「よきに奏したまへ、啓したまへ」など言ひても、得たるはいとよし、得ずなりぬるこそ、いとあはれなれ。

 三月三日は、うらうらとのどかに照りたる。桃の花の今咲き始むる、柳などをかしきこそ、さらなれ。それも、まだまゆにこもりたるは、をかし。広ごりたるは、うたてぞ見ゆる。

 おもしろく咲きたる桜を長く折りて、大きなる瓶(かめ)にさしたるこそ、をかしけれ。桜の直衣(なほし)に出袿(いだしうちぎ)して、まらうどにもあれ、御せうとの君たちにても、そこ近く居てものなどうち言ひたる、いとをかし。

 四月、祭のころ、いとをかし。上達部(かんだちめ)、殿上人も袍(うへのきぬ)の濃き薄きばかりのけぢめにて、白襲(しらがさね)など同じ様に、涼しげにをかし。木々の木の葉、まだいとしげうはあらで、若やかに青みわたりたるに、霞も隔てぬ空のけしきの、なにとなくすずろにをかしきに、すこし曇りたる夕つ方、夜など、忍びたる郭公(ほととぎす)の、遠く、そら音(ね)かとおぼゆばかりたどたどしきを聞きつけたらむは、なにここちかせむ。

 祭近くなりて、青朽葉、二藍(ふたあい)の物どもおし巻きて、紙などにけしきばかりおし包みて、行き違ひ持てありくこそ、をかしけれ、末濃(すそご)、むら濃(ご)なども、常よりはをかしく見ゆ。童女(わらはべ)の、頭ばかりを洗ひつくろひて、なりは皆ほころびたえ、乱れかかりたるもあるが、屐子(けいし)、沓(くつ)などに「緒すげさせ、裏をさせ」など持て騒ぎて、いつしかその日にならむと、急ぎおしありくも、いとをかしや。あやしうをどりありく者どもの、装束き(そうぞき)したてつれば、いみじく定者(ぢやうざ)などいふ法師のやうに、ねりさまよふ、いかに心もとなからむ。ほどほどにつけて、親、叔母の女、姉などの供し、つくろひて率てありくもをかし。

 蔵人思ひしめたる人の、ふとしもえならぬが、その日、青色着たるこそ、やがて脱がせでもあらばやとおぼゆれ。綾ならぬは、わろき。
 

三 正月一日
  正月初一,加之春光和煦,难得云蒸霞蔚。世上所有的人,无论装束、相貌、全都用心打扮,互相贺禧的情景与平时判然有别,妙不可言。

初七,在溶雪间采摘新鲜的野菜。绿绿茵茵,在平时目力不及的那般远方野外,常是语声骚然,多么有趣!为了看白马节会,里人把车装饰一新而去。车子穿过中间御门的门栏时,头互相碰在一处,梳子也滑落下来。如不留意,还会身子倾倒,笑声也很有趣。左卫门的护卫那边站着许多殿上人,舍人们手挽弓箭,使马惊啸,脸上露着笑容,入神地看了片刻。再看挡影的屏风那边,主殿司和女官们来来往往,场面多么热闹!想着任何人似乎都穿梭在九重禁地,环视宫内,在十分狭小的地方,舍人们的头露在衣服外面,诚然是在黑色之上铺了无尽的白色,感觉就像溶雪消得斑斑驳驳,看得人眼花缭乱。马发狂的样子很可怖,拉进场时常不敢抬头。
   初八,人们驱车而行,喜气洋洋。到处都是车轮的声音,好生有趣。

正月十五是例行的节日,设坛上供。家中的夫人、女官们隐藏粥筷,伺机而行。为了防止挨打,常留心身后,场面着实有趣。而一不留神,打在了后面,惶恐兴奋地发出笑声,气氛热烈。当然,也有心中生气的。有的女官迫不及待地等着新来的夫婿进到宫中,心想一定要打着小姐,站在靠里的地方,兴奋地窥视小姐的神态。站在小姐前面的女官心领神会,发出笑声。那窥视小姐的女官尽管招手道:“哎呀,太吵了”,加以制止,但小姐却佯装没有听见,依然满不在乎地坐在那里。那个窥视小姐的女官说:“拿上这个”,靠上来,打了小姐的后腰便跑。在场的人哄然大笑。夫婿也不气恼,脸上只是微笑着,也不感到特别吃惊,脸上微微泛着红光,坐在那里,岂不有趣!而且,有时想打同伴,却连夫婿好像也打上了。不知是出于何种居心,也有人哭丧着脸,诅咒别人,说些怨怼的话,真是风趣极了。宫中本是优雅之所,今日全都乱作一团,完全失去了礼数。

 任免官职之时,宫内也是非常有趣。天下大雪,四周都冻成了坚硬的冰。公卿手持叙位的奏章上朝。四位、五位的公卿谈笑风生,心悦神怡,一副胸有成竹的样子。头发花白的低级公卿向人打着关节,进到女官们的房间,尽心讲述自己的贤良。尽管遭到年轻人的模仿和嘲笑,却装着没有看见。虽然拜托 “请好好地面奏天皇,也向中宫美言”,但续了官职的,高兴非常,没有续上官职的,不知有多么地可怜!

 三月三日,春光和暖。桃花开始绽放,柳树也是妩媚多姿,毫不逊色!那些花蕾嫩芽犹在茧中,十分可爱。一旦全开,看上去就没有意思了。

 折几枝开得有趣的樱花插在大花瓶里,岂不风雅!身穿樱花直衣,作成出桂样式,或是会见来客,或是与兄弟相聚,在花瓶旁边交谈,也是很风雅的事。

 四月,贺茂神社祭祀日前后也是很有趣的。无论上达部还是殿上人,虽然外罩颜色深浅不同的袍子,里面的白袭却是一样,衣着飒爽,风度翩翩。树叶尚未繁盛,叶色娇嫩青绿。天空没有云霞摭挡,景象无由地牵动人的情怀。从傍晚到夜里,天空微阴,不知栖在何处的杜鹃发出轻轻的叫声,听上去总觉得是天赖空音,那是什么样的心情!

  祭祀临近,裹着青朽叶、二蓝等物,用纸稍包了一下,拿着它们穿梭在行人之间,岂是不美!末浓、斑浓等比平时好看。女童梳洗头发,模样都很俊峭,但衣服却是破的,也断了线,都快乱掉了。尽管如此,面对屐子、沓,大声叫喊:“套上带子,把鞋里弄好。”焦急地等待,仿佛那一天不知不觉到了,到处行走,也是非常有趣。那些走路怪模怪样,欢喜雀跃的孩子们,衣服打扮得整整齐齐,俨然就像名叫定者的法师,步子迈得井井有条,盼望祭祀的心情是多么迫切!根据身分的不同,她们由父母、阿姨或姐姐的带着,走路的姿态也很有趣。
   一心想做藏人的人,虽然还没有当上,但这些日子总是穿着青色的袍子,好像穿上去就不想脱下来了。不过,不是绫罗的布料,到底不成体统。

回复

使用道具 举报

您需要登录后才可以回帖 登录 | 注~册

本版积分规则

小黑屋|手机版|咖啡日语

GMT+8, 2024-4-26 04:25

Powered by Discuz! X3.4

© 2001-2017 Comsenz Inc.

快速回复 返回顶部 返回列表