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发表于 2004-5-8 23:00:00 | 显示全部楼层 |阅读模式
千字文 1    

(引自“774102「千字文(抄)」「GLNからこんにちは」“)  
千字文譯解
勅員外散騎侍郎周興嗣次韻 チョクヰングワイサンキジラウシウコウシジヰン
  勅員外散騎侍郎は、中国の昔の唐時代の官職名にて、其官の周興嗣が、他の文の韻をふみて作れり。


天地玄黄 テンチゲンクワウ  あめつちは くろくきに
     天は玄,地は黄にて、玄は赤⒒皮匣皮胜肷胜辍4怂难预咸煳纳咸斓丐紊蚴兢护筏胜辍
宇宙洪荒 ウチウカウクワウ  おほそらは おほいにひろし
     宇宙とは天地の間にて、洪は大、荒は廣きなり。これは天地間の大きく廣きを示せり。世の廣き也。
日月盈昃 ジツゲツエイショク  ひつきは みちかたぶき
     盈とは滿つること、昃とは傾くことにて、日は日中より西に傾き、月は缺けて又滿つるなり。
辰宿列張 シンシュクレッチャウ  ほしのやどりは つらなりはる
     辰は天の十二宮、宿は二十八宿にて共に星の座なり。此辰と宿との日月と共に天に列り懸るをいふ。
寒來暑往 カンライショワウ  さむさきたり あつさゆき
     寒さ來たれば暑き往き、春夏秋冬の常に循環していつまでも限りなく變ることにて、四時の變移なり。
秋收冬藏 シュウシウトウザウ  あきをさめ ふゆかくす
     春夏のころに播きし五穀を秋の日に取りをさめ、冬の日には取り入れし穀を倉に入れてかくすなり。
閏餘成歳 ジュンヨセイサイ  うるふあまり としをなし
     閏は閏月にて陰暦にては四年目に一回閏月あり、此餘りにて一年の日かずを定めしことをいふなり。
律呂調陽 リツリョテウヤウ  りつりょ やうをとゝのふ
     律呂とは音樂のことなり。中国の昔は音樂の調子にて天地間の陽氣をとゝのへたることをいふなり。
雲騰致雨 ウントウチウ  くものぼりて あめをいたし
     地上の水氣が空にのぼりて雲となり、空際にて冷氣にあへば雨となりて地上に降り來ることをいふ。
露結爲霜 ロケツヰサウ  つゆむすぼりて しもとなる
     夏すぎて秋になれば空中の水氣が露となり、それが寒氣にあひて凝り結びて霜となるをいふ。
化被草木 クワヒサウモク  くわは くさきにおよぼし
     かくも世はよく治まりて、王化が人類に及ぶのみならず、非情の草木までも及び被むることをいふ。
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发表于 2004-5-8 23:00:00 | 显示全部楼层
还有呢?
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 楼主| 发表于 2004-5-8 23:00:00 | 显示全部楼层
11回で終わります
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 楼主| 发表于 2004-5-24 23:00:00 | 显示全部楼层

千字文2
頼及萬方 ライキフバンバウ  さいわひは ばんばうにおよぶ
     頼は幸ひにて、人民に利益ある幸ひは、其國のみならず、版圖外の萬方の國々までも及ぶをいふ。
蓋此身髮 ガイシシンハツ  けだし このしんはつ
     蓋し思ふに、此我が身體髮膚は、我が父母より受けたる大切のものなればといふことなり。
四大五常 シダイゴジャウ  しだいごじゃう
     四大とは、地水火風、五常とは仁義禮智信なり。此四大の理あるを知り、仁義禮智信を守れとの意。
恭惟鞠養 キョウヰキクヤウ  つつしみておもひ くきやうを
     恭しくつゝしみて、我が父母が自分をやしない育てたまひし大恩あることを思ひ、常に忘れざる也。
豈敢毀傷 ガイカンキシャウ  あに あへてきずつけやぶらん
     何とかして、むざと我が身體を、きづつけそこなふことがなるものぞと、孝行の道を教へしなり。
女慕貞潔 ヂョボテイケツ  をんなは ていけつをしたひ
     いやしくも婦人は、貞操、潔白の行ひを慕ひて、此行ひに背かざらんことを期せよといふことなり(ケツはサンズイのない潔)。
男效才良 ダンカウサイリャウ  をとこは さいりゃうにならふ
     男子は、才能と善良とを手本として、これにならひ、假にもよからぬ道に入るべからずと戒しむ。
知過必改 チクワヒッカイ  あやまちをしれば かならずあらたむ
     人は誰も過ちなきを保しがたければ、若し過ちありと知るときは必ず速かに改めずばならぬこと。
得能莫忘 トクノウバクマウ  のうをえて わするなかれ
     能とは、人の必ず行ふべき道にして、此道を知り得たらば、必ず忘るゝことなかれとのこと。
罔談彼短 バウタンヒタン  かれのあやまちを かたるなかれ
     彼とは、自分の他の人すべてを云ふ。他人の短所を知りたればとて必ず口外するなとのこと。
靡恃已長 ヒジキチャウ  おのれがたけたるを たのむなかれ
     己れの長けたることを心にたのみて、人に自慢をするなよ、得意として誇るなよと戒しめしなり。
信使可覆 シンシカフク  まことは くつがへすべからしめ
     信は眞實にて、一旦約束したることをいふ。此約束したることは、必で實行すべきを期せよとの意。
器欲難量 キヨクナンリャウ  うつはは はかりがたきをほっす
     器とは器量なり。己の器量を他人に量りがたくせよ。器量をかくして居れよといふことなり。
墨悲絲染 ボクヒシセン  ぼくは いとのそまるをかなしみ
     昔し墨子とい賢人は、白絲の色々に染まるを悲しみたり。これは人の惡友に染まるを歎きしなり。
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 楼主| 发表于 2004-6-4 23:00:00 | 显示全部楼层

千字文3
詩讃羔羊 シサンカウヨウ  しには かうようをほめたり
     詩經の羔羊篇は、周の文王の徳が南國に及びたることを子羊の皮を衣服せしことに作り讃めたり。
景行維賢 ケイカウヰケン  おほいなるおこなひは これけん
     景は大なり。又、明らかなり。大きに明かなる行ひある人は、必ずこれ賢人であるとのことなり。
克念作聖 コクネンサクセイ  よくおもへば せいとなる
     よく古昔の聖人の言行を思ひ、それに倣ひて修養すれば、其人もまた聖人となるとの意なり。
徳建名立 トクケンメイリツ  とくたちて なたち
     人に徳行ありて、其徳が世に建てば、其行ひが世にあらはれ、隨って其名もあらはるとのことなり。
形端表正 ケイタンハウセイ  かたちをただしくして おもてただし
     人の形容が端正なるときは、其表とて、影も正しく映る。若し端正ならざれば、之に反すとのこと。
空谷傳聲 クウコクデンセイ  くうこく こえをつたへ
     空谷は谷の中のこと、空谷にて聲を發すれば、こだまとなりて聲に應ずる如くなるものにして、
虚堂習聽 キョダウシフチャウ  きょだう ちゃうにならふ
     また、何物も無き廣き堂の内にて、音を發すれば、其聲は、滿堂に聞えわたるが如しとのこと。
禍因惡積 クワインアクセキ  わざわひ あくのつもるにより
     人の禍害を被ることは、己れが惡行の積もりし結果なれば、常に惡行なきやう愼まざるべからず。
福縁善慶 フクエンゼンケイ  さいはひは ぜんのたまものによる
     又、幸福の來るは、善行ありし賜ものなれば、居常勉めて善行を爲すべしとのことなり。
尺璧非寳 セキヘキヒホウ  しゃくのたまは たからにあらず
     さしわたし一尺もある玉は世に稀なる寳なれば、決して貴ぶべきものにては無しといふこと。
寸陰是競 スンインシキャウ  すんのひかげを これきそう
     それよりは寸陰とて、僅の光陰を惜みて勉めはげむこそ、眞實の寳なりとのことを示せり。
資父事君 シフジクン  ちゝによりて きみにつかまつる
     我が父母に事ふる道を以て君に事ふべしとのことにて、かくすれば必ず忠臣と稱せらるべしとの意。
曰嚴與敬 エツゲンヨケイ  いつくしみと うやまふとをいはく
     君に事ふるの道は、如何に心得て可なるかといふに、これは、おごそかにして敬ふにあるなり。
孝當竭力 カウタウケツリョク  かうは まさにちからをつくすべし
     孝とはいかなることかといふに、己れの力の及ぶ限り、父母の心を安んじて奉養することなり。
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发表于 2004-6-4 23:00:00 | 显示全部楼层
学习中……
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发表于 2004-6-4 23:00:00 | 显示全部楼层
suteki
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发表于 2004-6-5 23:00:00 | 显示全部楼层
おい、すごいぞ。そこまで、ぼくはむりです。
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 楼主| 发表于 2004-6-26 23:00:00 | 显示全部楼层

千字文4
忠則盡命 チュウソクジンメイ  ちゅうはすなはち いのちをつくす
     忠とは我が身命を抛ナゲウちて、君命を重んじ、忠實に献身的  に、其一身一家を顧みず奉仕するを云ふ。
臨深履薄 リンシンリハク  ふかきにのぞみ うすきをふみ
     忠孝の道をつくすことは、宛も深き淵に臨むがごとく薄き水を履むが如く、愼みて行ふべきなり。
夙興温青 シュクコウオンセイ  つとにおきて あたゝめすゞし
     朝は早くおきて君父の安否を伺ひ、冬はあたゝかにし、夏は涼しからんことに注意して勉むる(セイは冫偏の青)。
似蘭斯馨 ジランシケイ  らんににて これかんばしく
     以上述ぶる如く忠孝の道を盡さんには、たとへば蘭の幽谷に生じて、芳香を放つがごとくに。
如松之盛 ヂョショウシセイ  まつの さかんなるがごとし
     又、松の蒼々として青く、丁々として高く、枝葉の繁茂する如く、人に仰慕せらるゝこと。
川流不息 センリウフソク  かはは ながれをやまず
     以上の善行は一時のほまれのみならず、川の流れて千古久しく息まぬが如く、終生怠ることなく。
淵澄取映 エンチョウシュエイ  ふちはすみて うつろひをとる
     又、淵の水澄めば、すべての影の映るが如くに、飾りなく眞心を盡して行ふべきをいふ。
容止若思 ヨウシジャクシ  かたちは おもふがごとく
     容止はすがた形なり。端正にして、疎暴の擧動なく、静粛にして常に物思ふが如くせよとのこと。
言辭安定 ゲンジアンテイ  ことばは やすらかにしづかにす
     又、其ことばつきは、常におちつきて、よく安らかに定まりて、輕躁ならず穩かにあるべし。
篤初彰馈ˉ去伐绁互ぅ印 ·悉袱幛摔ⅳ膜稀·蓼长趣摔Δ毪悉筏痋
     一事一業を爲すに、最も初めに篤く注意を加ふれば、其事業は栅嗣坤筏晒Δ工毪兢趣韦长趣胜辍
愼終宜令 シンシウギレイ  をはりをつゝしみ よろしくいましむべし
     又、其初めのみにて無く、終りを愼みて鄭重にする時は、善良の結果を得る故常にこれを戒むべし(ギはワカンムリの宜)。
榮業所基 エイゲフショキ  えいげふ ところもとづく
     榮業とは官途に就くことなり。以上述ぶる如く身の行ひを正くするときは、其行は立身の基となる。
籍甚無竟 セキジンムキャウ  せきじん をはりなし
     さすれば籍甚とて、譽れは限りなく傳へられ、後世までも美名の遺ることにてあるとの意なり。
學優登仕 ガクイウトシ  がくまさり つかへにのぼり
     學問が腥摔摔工挨欷郡肴摔稀⑹斯伽筏屏⑸恧工毪长趣菀驻摔皮ⅳ毪趣韦长趣胜辍C銓Wすべし。
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 楼主| 发表于 2004-7-16 23:00:00 | 显示全部楼层

千字文5
攝職從政 セッショクジュウセイ  しょくをとり まつりごとにしたがう
     すでに官途に就けば、重要の職務を執り行ひ、常に其責任者となりて國政に從ふべきなり。
存以甘棠 ソンイカンタウ  ながらへるは かんたうをもってし
     周の時代の召公が、在生中に甘棠の下にて政を聽き、萬民其徳恵に浴したるが如く頗る公平なこと。
去而益詠 キョジエキエイ  さりて しかうしてますますうたはる
     召公が去死して後には、其甘棠を伐るなどの詩を詠じて、枝葉さへも伐らざることを期したり。
樂殊貴賎 ガクシュキセン  がくは たっときといやしきをことにし
     中国の昔、音樂は天子、諸侯、士大夫、庶民と種々の區別あり。各々分によりて樂みたること。
禮別尊卑 レイベツソンピ  れいは たかきとひくきをわかつ
     又、冠、婚、喪、祭等の禮式も、貴賎、上下の別ありて、上下整然と調ひ、混ぜざりしなり。
上和下睦 ジャウワクワボク  かみやわらぎ しもむつび
     天下よく治まりて、人君は臣民をあはれみ、臣民は君主を尊敬して上下和ぎ睦じかりしことなり。
夫唱婦隨 フシャウフズヰ  をっとみちびき つましたがふ
     又、一家にありても、夫は唱へ、婦は隨ふとて、夫の命令に婦は服從して、夫婦和合すること。
外受傳訓 グワイジュフクン  そとに かしづきのをしへをうけ
     外に出でゝは家庭教師の如き守り役の訓へを受けてよく之れを守ることを云ふ。外とは家の外部也。
入奉母儀 ジウホウボギ  いりては はゝののりをうく
     家の内部に入りては、よく母につかへ、母の教を守らざるべからず。儀とは範にて、手本のこと。
諸姑伯叔 ショコハクシュク  もろもろのをばをぢ
     諸姑とはもろもろのをばにて、父の姉妹なり。伯叔とはをぢにて、父の兄弟なり。伯は兄叔は弟。
猶子比兒 イウシヒジ  いうしは こにたくらぶ
     猶子とは猶ほ子の如くにして、己れのをい、めいのことなり。比兒とは我が子に比するなり。
孔懷兄弟 コウクワイケイテイ  はなは けいていをおもひ
     孔は、はなはだにて、兄弟を思は人の至情なり。兄弟は特に親しみ愛すべし。下(次)の句に及ぶ語なり。
同氣連枝 ドウキレンシ  きをおなじくし えだをつらぬ
     兄弟は同じ一本の幹より出でたる枝葉にて、同じく父母の氣を受け、枝を連ぬる如き間柄なり。
交友投分 カウイウトウブン  ともにまじはる ぶんにとうじ
     常に交際する友人は、其分に應じて、意氣の合ふものをえらぶべし。これを、交友投分といふなり。
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 楼主| 发表于 2004-8-13 21:58:55 | 显示全部楼层
  千字文6


切磨箴規 セツマシンキ  いましめを きりみがく
     切るが如く磨くが如く、文藝を研ぎはげみ、互ひに言行を戒めたゞして其過失を救ふべきこと。
仁慈隱惻 ジンジインソク  いつくしみ いたむこころは
     仁慈は、いつくしみ、なさけふかきなり。隱惻とは、人の難儀を見ていたむ心あり。同情あつし。
造次弗離 ザウジフツリ  ざうじ はなれず
     造次は、しばらくの間といふことにて、寸時も仁慈隱惻の、四の者に離るべからざるを云ふ。
節義廉退 セツギレンタイ  せつぎれんたいは
     節儀とは、其志の正しきことにて、義理を重んずること。廉退とは嚴直にて謙退の行ひあるなり。
顛沛匪虧 テンパイヒキ  てんぱいにも かけず
     顛沛とは、物の顛タオるゝ間、すこしの間なり。其の間にても、節義廉退の志を虧くべからず。
性靜情逸 セイセイジャウイツ  こゝろねしづかなれば じゃうやすく
     人の性質おちつきて靜かなるは、その情もおのづから、のびちかにして安かるべきなり。
心動神疲 シンドウシンヒ  こゝろうごけば しんつかる
     心定まらず、動きやすきは、其行ひも亦輕躁にてそれにしたがひ、精神も疲労するをいふ。
守眞志滿 シュシンシマン  まもれば まことのこゝろざしみち
     人道の眞を明らめ、人道の極意を守らんには、その志も円滿にして足らざるはなし。
逐物意移 チクブツイイ  ものをおへば こゝろばせうつる
     事物の變遷を見て、それに惑ふて動くものは意志も常に變移して定まらず、到底支持する所なし。
堅持雅操 ケンヂガサウ  かたく ただしきみさほをたもてば
     堅く正しき操を保ちまもり、此の美徳を離さゞるときは、自然世に知られ、人に尊敬せらるゝ故。
好爵自縻 カウシャクジビ  よきくらゐ おのづからまとはる
     好爵とて、よき官爵その他、欲し求むるところのもの、それらの自ら至りて其身にまとはる。
右通廣内 イウツウクワウダイ  みぎは くわうだいにかよひ
     宮殿の廣大にして、建て列なれるを、右に行けば廣内といふ宮殿に通ず。おごそかにして清し。
左達承明 サタツショウメイ  ひだりは しょうめいにいたる
     左に行きて進めば、承明殿に達することを得。此の二句は殿内の廣大なる一斑を示せるなり。
既集墳典 キシフフンテン  すでにして ふんてんをあつめ
     墳典とは、三墳五典とて、古代の書籍の名なり。此の書籍を數多く、既に集められたるなり。
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发表于 2004-8-14 06:23:08 | 显示全部楼层
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 楼主| 发表于 2004-8-14 20:12:20 | 显示全部楼层
千字文 7


亦聚群英 エキシュウグンエイ  また ぐんえいをあつむ
     それのみならずまた、群英とて古今東西の世にすぐれたるものをも、一堂の内にあつめたり。
孟軻敦素 マウカトンソ  まうかは あつくしてすなほに
     孟軻は世に名高き賢人の孟子にして、敦素とは其の性質厚くして、すなほなる人にてありしなり。
史魚秉直 シギョヘイチョク  しぎょは まことになほし
     史魚は史官の名は魚といふ人にて衛の國の大夫なり。此の人は秉直とて少しも曲らぬ直き人なり。
庶幾中庸 ショキチュウヨウ  ちゅうようを こひねがひ
     中とはかたよらぬこと。庸とは常にしてかはらぬこと。此の中庸をこひねがひ望みて之れを得。
勞謙謹勅 ラウケンキンチョク  つとめてゆずり つゝしみつゝしむ
     勞謙とは専ら人にへりくだりゆづり、謹勅とは、其の言行を正しくつゝしみて方正實直なるなり。
聆音察理 ケンオンサツリ  おんをきいて りをさっし
     人の音聲を聞きて其の理を察し知れよとの義にて、わづかのことにも注意を怠らぬをいふ。
鑑貌辨色 カンホウベンショク  かたちをかんがみて いろをわきまふ
     又、其の容貌を見て、喜怒哀樂の情を辨別せよとの義にて、これ亦何事にも注意せよとの意なり。
貽厥嘉猷 イケツカイウ  その かいうをのこし
     嘉猷とは、よきはかりごとにて、人道を守りてよく一家を經營する計畫を子孫にのこし。
勉其祗植 ベンギキショク  その きしょくをつとめよ
     祗はつゝしむなり。植は立つるなり。其の身に忠孝の道を守りて、勉めて身を立て家を興せとの敕イマシメ。
省躬譏誡 セイキウキカイ  みを きかいにかへりみて
     みづから常にかへりみて、過失なきやと心がけ、事々物々に注意して愼しみ戒しむべきをいふ。
寵増抗極 チョウソウカウキョク  いつくしみませば あらかひいたる
     君の寵愛が増すときには、極めて高ぶるものなり、能く其程度を守るべきなり。
殆辱近耻 タイジョクキンチ  はずかしめにちかづき はぢにちかづき
     君の寵愛を得て、高ぶるときには、高位の身になるほど人に妬まれ、耻辱に近づくこと多し。
林皐幸即 リンカウカウソク  りんかう さいはひにつく
     林皐とは山林にて、高位高官に昇るときには、好機會を見て退き、山林の間に隱るゝを幸とす。
兩疏見機 リョウソケンキ  りょうそ きをみる
     疏座と疏受との賢人父子ありて、父は足ることを知れば危からずといひ、子は功成り名遂ぐといひ、
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 楼主| 发表于 2004-8-29 12:47:09 | 显示全部楼层
  千字文 8

解組誰逼 カイソスヰヒョク  そをとくは たりかせまらん
     去るべき機を見て病と稱し冠の組紐を解きて去れり、こり誰に逼られしにもあらず、自らせしなりり。
索居閑處 サクキョカンショ  きょを かんしょにもとめ
     しづかなる處に卜して居りて、心をしづからもち、世の富貴を見ても、心にあこがれざるをいふ。
沈黙寂寥 チンモクセキレウ  ちんもくせきれう
     世間に交際するにも、ことば少なくして沈黙することを守り、ものしづかに天を樂しむをよしとす。
求古尋論 キウコジンロン  ふるきをもとめて ついでろんじ
     古への書を讀み、古への道を尋ね、それを論じ、天眞を樂しみ世をすごし、自得するなり。
散慮逍遥 サンリョセウエウ  おもんぱかりをさんじて せうえうす
     隱遁をして、世の煩はしき物おもひの欝情を散じ、おもひのまゝに逍遥とて、そゞろあるきすること。
欣奏累遣 キンソウルヰケン  よろこびいたり わづらひさり
     かくして在れば、欣喜の情が内心に動き、世のわづらひは去りつくす。これは自然のいきほひなり。
戚謝歡招 セキシャクワンセウ  うれいさり よろこびいたる
     戚(セキは戚の下辺に心のある字)はうれひ心なり。此の心配は謝し去りて、歡びごとは招かずとも、自然に來ることを云ふ。
渠荷的歴 キョカテキレキ  きょかは てきれきたり
     渠は溝にて、荷は蓮の花なり、溝に咲けるはすの花は、的歴とあざやかに花ひらきて美しきをいふ。
園莽抽條 エンモウチュウデウ  えんもうは えだをぬきんず
     莽は園内にしげれる草なり、條とてその枝は、伸びぬきんでゝ一面にしげり生長して見ゆること。
枇杷晩翠 ビハバンスイ  びはは おそくみどりに
     枇杷はさまで見どころなけれども、晩とて年のくれの冬になれば翠色をかへず、いつ迄もみどりに
梧桐早凋 ゴトウサウテウ  あをきりは はやくしぼめる
     梧桐とて青ぎりは、すぐれて大なる葉なれども秋にいたれば、他の木よりも早く凋ぼみ落つるなり。
陳根委翳 チンコンヰエイ  ふるきねは すたれなへ
     陳根はふるき根のことにて、委翳は、しぼみすたるゝなり。こりは、秋のさびしき景にて、
落葉飄揺 ラクエウヘウエウ  おちばは ひるがへる
     又、秋に至りて草木の葉は、色あかくなり、ひらひらと風に吹かれ、園内に散りしきてさびし(エウは風偏の揺)。
遊昆獨摺ˉぅΕ偿螗丧Ε蟆 ·いΔ长螭稀·窑趣辘幛挨辘芢
     コン(コンは昆偏に鳥)とは、空中にかけり舞ふ鳥にて、空中の遊ぶ。此鳥は、ひとり思ふまゝに翔けめぐるなり。
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发表于 2004-9-1 21:54:26 | 显示全部楼层
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