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孙子兵法

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发表于 2004-7-6 23:00:00 | 显示全部楼层 |阅读模式
始計第一

兵は国の大事。

 死生の地、

 存亡の道、察せざるべからざるなり。

ゆえに、これを五事を以って経し、

    これを七計を以って校し、その情を索む。

五事、一に曰わく「道」、

   二に曰わく「天」、

   三に曰わく「地」、

   四に曰わく「将」、

   五に曰わく「法」なり。

「道」は、民を上と、意、同ぜしむなり。

 ゆえに、以ってこれとともに死すも可なり、

     以ってこれとともに生すも可なりて、危まず。

「天」は、陰陽、寒暑、時制なり。

「地」は、遠近、険易、広狭、死生なり。

「将」は、智、信、仁、勇、厳なり。

「法」は、曲制、官道、主用なり。

およそこの五は、将、聞かざるなきも、これを知る者は勝ち、

                     知らざる者は勝たず。

七計に曰わく、主、いずれか有道なる。

       将、いずれか有能なる。

       天地、いずれか得たる。

       法令、いずれか行なわれたる。

       兵小ⅳい氦欷珡姢胜搿

       士卒、いずれか練れたる。

       賞罰、いずれか明たる。

吾、これを以って勝負を知る。

将、吾が計を聴かば、

 これを用いてかならず勝つ。これを留めん。

将、吾が計を聴かざれば、

 これを用いてかならず敗る。これを去らん。

計、以って聴を利し、すなわち、これに勢を為し、以ってその外を佐く。

 勢は、利に因りて権を制すればなり。

兵は、詭道なり。

 ゆえに、能にして、これに不能を示し、

     用にして、これに不用を示し、

     近にして、これに遠を示し、

     遠にして、これに近を示す。

     利してこれを誘い、

     乱じてこれを取り、

     実してこれを備え、

     強じてこれを避け、

     怒してこれを撓め、

     卑してこれを驕き、

     佚してこれを労し、

     親じてこれを離す。

     その無備に攻め、

     その不意に出ず。

これ、兵家の勝。先じて伝うは可ならざるなり。

それ、いまだ戦わずして、廟算、勝つは、

    算を得ること多ければなり。

   いまだ戦わずして、廟算、勝たざるは、

    算を得ること少ければなり。

算多きは勝ち、

 勝少きは勝たず。

  いわんや算無きにおいておや。

吾、これを以ってこれを観れば、勝負、見わる。

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作戦第二

馳車千駟、革車千仭〖资颉⑶Ю铯思Zを饋るに、

 すなわち、内外の費、賓客の用、膠漆の材、車甲の奉、

       日に千金を費して、しかる後に十万の師挙がる。

その戦を用うや、久ければ、兵を鈍し鋭を挫す。

 城を攻めれば、すなわち、力を屈し、

 久しく師を暴せば、すなわち、国、用足らず。

それ、兵を鈍し鋭を挫し、力を屈し貨を殫せば、

 すなわち、諸侯、その弊に仱袱破黏痢

       智者ありといえども、その後を善むこと能わず。

ゆえに、兵、拙速を聞くも、

       いまだ巧遅を睹ず。

それ、兵久しくして国利するは、いまだこれあらざるなり。

用兵の害を知るを尽さざるは、

 すなわち、用兵の利を知るを尽くすこと能わざるなり。

善く兵を用いる者は、役、籍を再せず、

          糧、載を三せず。

          用を国に取るも、

          糧は敵に因る。

           ゆえに軍食足るも可なり。

国の師に貧するは、遠輸すればなり。

 遠輸すれば、すなわち百姓貧す。

師に近づけば、売を貴む。

 売を貴むれば、百姓、財、竭く。

  財、竭きれば、すなわち、丘役に急し、力は中原に屈す。

用、家に虚しく、百姓の費、十にその七を去る。

車、破し、馬、罷し、公家の費、十にその六を去る。

智将は務めて敵に食む。

 敵食一鍾は、吾の二十鍾に当る。

 ◆◆一石は、吾の二十石に当る。

敵を殺すは、怒なればなれども、

敵の貨を取るは、利なればなり。

戦いて、車十佉焉悉虻盲欷小

 その先んじて得たる者を賞め、

 その旌旗を更え、車、雑えてこれに仱辍

         卒、善してこれを養う。

これを「敵に勝ちて強を益す」と謂う。

兵は、勝えるを貴ぶも、

   久しきを貴ばず。

兵を知るの将は、民の司命にして、

        国家安危の主なり。

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止サ谌齖

国を全るを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。

軍を全るを上と為し、軍を破るはこれに次ぐ。

旅を全るを上と為し、旅を破るはこれに次ぐ。

卒を全るを上と為し、卒を破るはこれに次ぐ。

伍を全るを上と為し、伍を破るはこれに次ぐ。

 このゆえに、百戦百勝は、善の善なる者には非ざるなり。

       戦わずして人の兵を屈するが、善の善なる者なり。

上兵は、证蚍イ摹

 その次なるは、交を伐つ。

 その次なるは、兵を伐つ。

 その下なるは、城を攻む。

城を攻むの法は、為すも、已むを得ざるなり。

 櫓、◆◆を修め、器械を備うるに、三月して後、成る。

 距◆、また三月して後、已む。

 将、その忿に勝えずして、これに蟻附すれば、士を殺すこと三分の一。

  しかも城の抜けざるは、これ、攻の災なり。

善く兵を用いる者は、人の兵を屈くも、戦かうに非ざるなり。

          人の城を抜くも、攻めるに非ざるなり。

          人の国を毀るも、久まるに非ざるなり。

           かならず全るを以って天下に争う。

           ゆえに、兵、頓れず、しかも利、全るも可なり。

これ、止イ畏à胜辍

用兵の法、十なれば、すなわち、これを囲み、

     五なれば、すなわち、これを攻め、

     倍なれば、すなわち、これを分く。

     敵すれば、すなわち、これと戦うこと能い、

     少なれども、すなわち、これに逃ぐこと能い、

     しからざれども、すなわち、これを避くこと能う。

      小敵の堅は、大敵の擒なり。

それ、将は国の輔なり。

 輔、周なれば、すなわち、国、かならず強し。

 輔、隙なれば、すなわち、国、かならず弱し。

君の軍を患わす所以には、三あり。

 軍の進むべからざるを知らずして、これに進むを謂う。

 軍の退くべからざるを知らずして、これに退くを謂う。

  これを「軍を縻ぐ」と謂う。

 三軍の事を知らずして、三軍の制を同ずれば、すなわち、軍士、惑う。

 三軍の権を知らずして、三軍の任を同ずれば、すなわち、軍士、疑う。

  三軍、すでに惑いかつ疑えば、すなわち、諸侯の難、至る。

  これを「軍を乱して勝を引く」と謂う。

勝を知るに、五あり。

 以って戦うべきと、以って戦うべからざるを知る者は勝つ。

 泄绚斡盲蜃Rる者は勝つ。

 上下、欲を同ずる者は勝つ。

 虞を以って不虞を待つ者は勝つ。

 将、能にして、君、御せざる者は勝つ。

この五者が勝を知るの道なり。

曰く、彼を知り、己を知れば、百戦も殆からず。

   彼を知らざるも、己を知れば、一勝一負す。

   彼も知らず、己も知らざれば、戦うごとにかならず殆し。

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軍形第四

昔の善く戦う者は、先じて、勝つこと可ならざるを為して、

         以って、敵の勝つこと可なるを待つ。

勝つこと可ならざるは、己に在り。

勝つこと可なるは、敵に在り。

 ゆえに、善く戦う者も、勝つこと可ならざるを為すは能うも、

            敵の勝つこと可ならしむは能わず。

  ゆえに、曰く、「勝つは、知るは可なるも、

              為すは可ならず」。

勝つこと可ならざるは、守りなり。

勝つこと可なるは、攻めなり。

 守りは、すなわち、足らざればなり。

 攻めは、すなわち、餘り有ればなり。

  善く守る者は、九地の下に蔵す。

  善く撃む者は、九天の上を動く。

   ゆえに、自を保ちて勝を全ること能うなり。

勝を見ること、腥摔沃胨诉^ぎざれば、

 善の善なる者には非ざるなり。

戦、勝ちて、天下、善と曰うは、

 善の善なる者には非ざるなり。

  秋毫、挙ぐるも、多力と為さず。

  日月、見ゆるも、明目と為さず。

  雷霆、聞ゆるも、聡耳と為さず。

古の善く戦うと謂う所の者は、勝ち易きに勝つ者なり。

 ゆえに、善く戦う者の勝や、智名も無く、勇功も無し。

 その戦、勝ちて◆わず。

  ◆わざるは、その勝ちを措く所、已に敗るる者に勝てばなり。

善く戦う者は、敗れざるの地に立ちて、

       敵の敗るるを失わざるなり。

勝兵は、先ず勝ちて後に戦いを求む。

敗兵は、先ず戦いて後に勝ちを求む。

善く兵を用うる者は、道を修めて法を保つ。

 ゆえに、勝敗の政を為すこと能う。

兵法、一に曰く度、

   二に曰く量、

   三に曰く数、

   四に曰く称、

   五に曰く勝。

 地は度を生じ、

  度は量を生じ、

   量は数を生じ、

    数は称を生じ、

     称は勝を生ず。

勝兵は、鎰を以って銖を称るがごとし。

敗兵は、銖を以って鎰を称るがごとし。

勝者の民を戦わすや、積水を千仞の谷に決すがごときは、

 形あればなり。

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兵勢第五

肖蛑韦啶毪恕⒐绚蛑韦啶毪搐趣胜毪稀

 分数、これなり。

肖蜿Lわすに、寡を闘わすがごとくなるは、

 形名、これなり。

三軍の小ⅳ胜椁簲长蚴埭堡茢·霟oからしむも可なるは、

 奇正、これなり。

兵の加うる所、◆を以って卵に投ぐるがごとくなるは、

 虚実、これなり。

およそ戦いは、正を以って戦い、奇を以って勝つ。

ゆえに、善く奇を出だす者は、窮り無きこと天地のごとく、

              竭きざること江河のごとし。

 終りてまた始まるは、日月、これなり。

 死してまた生るるは、四時、これなり。

 声、五に過ぎざるも、

  五声の変、勝げて聴くは可ならざるなり。

 色、五に過ぎざるも、

  五色の変、勝げて観るは可ならざるなり。

 味、五に過ぎざるも、

  五味の変、勝げて嘗むは可ならざるなり。

 戦勢、奇正に過ざるも、

  奇正の変、勝げて窮むは可ならざるなり。

奇正の相生は、循環の端、無きがごとし。

 たれかこれを窮むこと能わんや。

激水の疾、石を漂わすに至るは、勢あればなり。

鷙鳥の撃、折を毀わすに至るは、節あればなり。

このゆえに、善く戦う者は、その勢、険にして、

             その節、短なり。

             勢、弩を◆くがごとく、

             節、機を発すがごとし。

乱は治に生じ、

 怯は勇に生じ、

  弱は強に生ず。

治乱、数なり。

 勇怯、勢なり。

  強弱、形なり。

善く敵を動かす者は、これに形すれば、敵、かならずこれに従い、

          これに予すれば、敵、かならずこれを取る。

利を以ってこれを動し、

 卒を以ってこれを待つ。

善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責めず。

 ゆえに、人を択びて勢に任すこと能う。

勢に任す者は、その人を戦わすや、木石を転がすごとし。

 木石の性、安なれば、すなわち、静、

      危なれば、すなわち、動、

      方なれば、すなわち、止、

      円なれば、すなわち、行。

善く人を戦わすの勢、円石を千仞の山に転がすがごとくなるは、

 勢あればなり。

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虚実第六

先じて戦地に処して敵を待つ者は、佚す。

後れて戦地へ処して戦に趨る者は、労す。

ゆえに、善く戦う者は、人を致らして、

           人に致らされず。

敵人を自から至らしむこと能うは、

 これを利すればなり。

敵人を至るを得ざらしむこと能うは、

 これを害すればなり。

敵、佚すれば、これを労すこと能う。

  飽ずれば、これを饑すこと能う。

  安ずれば、これを動すこと能う。

その趨かざる所に出で、

 その意わざる所に趨く。

千里を行きて労れざる者は、無人の地を行けばなり。

攻めてかならず取る者は、その守らざる所を攻むればなり。

守りてかならず固つ者は、その攻めざる所を守もればなり。

善く攻むる者は、敵、その守もる所を知らず。

善く守もる者は、敵、その攻むる所を知らず。

進みて禦ぐこと可ならざるは、その虚を衝けばなり。

退きて追うこと可ならざるは、速やかにして及ぶこと可ならざればなり。

我、戦うを欲すれば、

 敵、塁を高め溝を深むといえども、我と戦わざるを得ざるは、

  そのかならず救う所を攻むればなり。

我、戦うを欲せざれば、

 地を画してこれを守るといえども、敵、我と戦うことを得ざるは、

  その之く所を乖るればなり。

人を形わして、我、形わすこと無ければ、

 すなわち、我、専りて、敵、分かる。

我、専りて一と為り、敵、分れて十と為らば、

 これ、十を以ってその一を攻むるなり。

  すなわち、我は肖摔筏啤长瞎绚胜欷肖胜辍

肖蛞预盲乒绚驌膜膜长饶埭Δ稀

 すなわち、吾のともに戦う所の者、約れればなり。

吾、ともに戦う所の地、知らること可ならず。

 知られざれば、すなわち、敵の備うる所の者、多く、

  敵の備うる所の者、多ければ、すなわち、吾のともに戦う所の者、寡し。

ゆえに、前に備うれば、すなわち、後、寡く、

    後に備うれば、すなわち、前、寡く、

    左に備うれば、すなわち、右、寡く、

    右に備うれば、すなわち、左、寡く、

    備えざる所、無ければ、すなわち、寡からざる所、無し。

寡き者は、敵に備うる者なればなり。

肖撙稀⑷摔蚣氦藗浃铯筏嗾撙胜欷肖胜辍

戦うの地を知り、戦うの日を知れば、

 すなわち、千里して会戦するも可なり。

戦うの地も知らず、戦うの日も知らざれば、

 すなわち、左は右を救う能わず、

      右は左を救う能わず、

      前は後を救う能わず、

      後は前を救う能わず、

      いわんや、遠き者は数十里、近き者も数里なるをや。

以って、吾、これを度るに、

 越人の兵、多しといえども、また、なんぞ勝つを益さんや。

ゆえに曰く、勝は為すも可なり。

       敵、肖筏趣いà嗓狻椁oからしむべし。

これを策りて、得失の計を知り、

これを作して、動静の理を知り、

これを形して、死生の地を知り、

これを角して、有余不足の処を知る。

兵を形るの極は、無形に至る。

 無形なれば、すなわち、深間も窺うこと能わず、

            智者も证毪长饶埭铯骸

形に因りて勝を錯くも、小⒅毪长饶埭铯骸

人、皆、我が勝つの形を知るも、

 吾、勝つの形を制うるの所以を知る莫し。

その戦、勝つや、復さずして、

 その形、応うや、窮り無し。

微かな、微かな、無形に至る。

神かな、神かな、無声に至る。

 ゆえに、敵の司命を為すこと能う。

それ、兵形は、水を象す。

水の形は、高きを避けて下きに趨く。

 兵の形も、実きを避けて虚きを撃つ。

水は、地に因りて流れを制し、

 兵は、敵に因りて勝ちを制す。

ゆえに、水に常形無く、

     兵に常形無し。

敵に因りて化を変じて勝を取る者を、「神」と謂う。

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軍争第七

将、君に命を受け、

   軍を合し肖蚓郅帷

    和を交えて舎まるに、軍争より難きはなし。

軍争の難きは、迂を以って直と為し、

       患を以って利と為せばなり。

その途を迂して、これを利を以って誘い、

 人に後れて発するも、人に先じて至る。

  これ、迂直の計を知る者なり。

軍争は利を為すも、

 軍争は危も為す。

軍を挙げて利を争えば、

 すなわち、及ばず。

軍を委てて利を争えば、

 すなわち、輜重、損る。

甲を巻きて趨り、日夜処まず、道を倍して行を兼ねるも、

 すなわち、勁き者、先んじ、疲るる者、後る。

百里にして利を争えば、

 すなわち、三将軍を擒われ、その率、十にして一至る。

五十里にして利を争えば、

 すなわち、上将軍を◆され、その率、半ば至る。

三十里にして利を争えば、

 すなわち、三分の二、至る。

軍、輜重無ければ、すなわち、亡ぶ。

  糧食無ければ、すなわち、亡ぶ。

  委積無ければ、すなわち、亡ぶ。

兵は、詐を以って立ち、

   利を以って動き、

   分合を以って変を為す者なり。

その疾きこと、風のごとく、

 その徐なること、林のごとく、

  侵掠すること、火のごとく、

   動かざること、山のごとく、

    知り難きこと、陰のごとく、

     動くこと、雷震のごとし。

郷を掠むるに、肖蚍证薄

地を廓むるに、利を分く。

権を懸けて動く。

先んじて迂直の計を知る者は勝つ。

 これ、軍争の法なり。

軍政に曰く、

 言うとも相い聞えず、ゆえに、金鼓を為し、

 視すとも相い見えず、ゆえに、旌旗を為す。

それ、金鼓旌旗は、以って人の耳目を一する所なり。

人、すでに専一なれば、すなわち、勇む者も独り進むを得ず、

                怯ゆ者も独り退くを得ず。

これ、肖蛴盲Δ毪畏à胜辍

夜戦には火鼓を多くし、

昼戦には旌旗を多くす。

 以って人の耳目を変える所なればなり。

三軍は気を奪うも可なり。

将軍は心を奪うも可なり。

朝の気は鋭、昼の気は惰、暮の気は帰。

ゆえに、善く兵を用うる者は、その鋭を避け、

              その惰帰を撃つ。

 これ、気を治むる者なり。

治を以って乱を待ち、

静を以って譁を待つ。

 これ、心を治むる者なり。

近を以って遠を待ち、

佚を以って労を待ち、

飽を以って飢を待つ。

 これ、力を治むる者なり。

正々の旗に邀うことなく、

堂々の陳に撃つことなし。

 これ、変を治むる者なり。

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九変第八

高陵、向うなかれ。

背丘、逆うなかれ。

絶地、留るなかれ。

◆北、従うなかれ。

鋭卒、攻むなかれ。

餌兵、食むなかれ。

帰師、遏むなかれ。

囲師、闕くなかれ。

窮寇、迫るなかれ。

 これ、用兵の法なり。

塗に由らざる所有り。

軍に撃たざる所有り。

城に攻めざる所有り。

地に争わざる所有り。

命に受けざる所有り。

将、九変の利に通ずる者は、

 用兵を知る。

将、九変の利に通じざる者は、

 地の形を知るといえども、地の利を得ること能わず。

兵を治めて九変の術を知らざる者は、

 五の利を知るといえども、人の用を得ること能わず。

知者の慮は、かならず利害に雑わる。

 利に雑われば、務め、信すも可なり。

 害に雑われば、患い、解くも可なり。

諸侯を屈かすは、害を以ってすればなり。

諸侯を役かすは、業を以ってすればなり。

諸侯を趨らすは、利を以ってすればなり。

用兵の法、その来らざるを恃むこと無く、

     吾の以って待つ所有るを恃むなり。

     その攻めざるを恃むこと無く、

     吾の以って攻むこと可ならざる所有るを恃むなり。

将に五危有り。

 必死、殺すも可なり。

 必生、虜うも可なり。

 忿速、侮るも可なり。

 廉潔、辱むも可なり。

 愛民、煩すも可なり。

およそ、この五者は、将の過なりて、

          兵の災なり。

軍を覆し、将を殺すは、かならず五危を以ってす。

 察せざるべからざるなり。

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行軍第九

孫子、およそ軍を処き敵に相うを曰う。

山を絶ゆるに、谷を依う。

生を視て高に処す。

隆と戦いて登る無かれ。

これ、山に処すの軍なり。

水を絶ゆるに、かならず水を遠る。

 上に雨降りて水沫至らば、渉らんと欲する者は、その定まるを待つなり。

客、水を絶えて来たらば、これを水の内に迎う勿かれ。

 なかば済らしめてこれを撃つは、利なり。

戦うを欲する者は、水に附きて客を迎う無かれ。

 生を視て高に処し、水の流れを迎う無かれ。

これ、水上に処すの軍なり。

斥沢を絶ゆるに、ただ亟やかに去りて、留まる無かれ。

もし斥沢の中に軍を交えれば、かならず水草を依いて、袠浃虮长埂

これ、斥沢に処すの軍なり。

平陸は、易に処して、高きを右背し、死を前し、生を後す。

これ、平陸に処すの軍なり。

およそ、この四軍の利、以って黄帝の四帝に勝つ所なり。

およそ軍は、高を好み、下を悪う。

      陽を貴び、陰を賎む。

      生を養い、実に処す。

軍に百疾無きは、これを必勝と謂う。

丘陵◆防は、必ずその陽に処して、これを右背す。

 これ、兵の利、地の助なり。

およそ、地に、絶壁、天井、天牢、天網、天陥、天隙、有らば、

 かならずすみやかにこれを去り、近づくなかれ。

吾はこれを遠れ、

 敵はこれに近づけよ。

吾はこれを迎え、

 敵はこれを背させよ。

軍行に、険阻、◆井、葭葦、山林、◆薈、有らば、

 かならず謹んでこれを覆策す。

これ、伏姦の処る所なり。

近にして静かなるは、その険を恃むなり。

遠にして戦を挑むは、人の進むを欲するなり。

その所、易に居るは、利するなり。

袠浃蝿婴稀⒗搐郡毪胜辍

胁荬握隙啶稀⒁嗓工毪胜辍

鳥の起つは、伏するなり。

獣の駭くは、覆するなり。

塵高く鋭きは、車来たるなり。

 低く広きは、徒来たるなり。

 散じて条達するは、樵採するなり。

 少にして往来するは、軍を営ずるなり。

辞卑くして備益すは、進むなり。

辞強くして駆進むは、退くなり。

約無くして和請うは、证毪胜辍

軽車の先ぎ出でて、その側に居るは、陳なり。

奔走して兵車を陳するは、期するなり。

なかば進み、なかば退くは、誘するなり。

杖して立つは、飢するなり。

汲みて先ぎ飲むは、渇するなり。

利を見て進まざるは、労するなり。

鳥の集まるは、虚するなり。

夜に呼ばわるは、恐するなり。

軍の擾るるは、将の重からざるなり。

旌旗の動くは、乱するなり。

吏の怒するは、倦するなり。

馬に粟して肉を食し、

 軍に懸◆無くしてその舎に返らざるは、窮寇なり。

諄々翕々として徐やかに人と言るは、肖蚴Г工毪胜辍

数ねて賞するは、窘するなり。

数ねて罰するは、困するなり。

その肖蛳趣吮─袱漆幛宋筏毪毪稀⒉痪沃沥辘胜辍

来たりて委謝するは、休息を欲するなり。

兵、怒してあい迎え、久しく合わず、また、去るざるは、

 かならず謹みてこれを察せよ。

兵は、多きが益には非ざるなり。

 ただ武進する無く、力を併せて敵を料らば、人を取るに足るなり。

それ、ただ慮も無く、敵を易るは、かならず人に擒わる。

卒、いまだ親附せずして、これを罰すれば、

 すなわち、服さず、服さざれば、すなわち、用い難し。

卒、すでに親附して、罰、行なわれざれば、

 すなわち、用うこと可ならざるなり。

これを合すに文に以ってし、

これを斉うに武に以ってす。

 これを「必取」と謂う。

令、もとより行なわれ、以ってその民を教うれば、

 すなわち、民、服す。

令、もとより行なわれず、以ってその民を教うれども、

 すなわち、民、服さず。

令、もとより行なうは、肖趣趣猡讼啶さ盲毪胜辍

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地形第十

地形に、通あり、

    挂あり、

    支あり、

    隘あり、

    険あり、

    遠あり。

我、以って往くも可なり、敵、以って来るも可なるを、「通」と曰う。

 通形は、先んじて高陽に居し、糧道を利し、以って戦わば、

  すなわち、利なり。

以って往くも可なるも、以って返るは難きを、「挂」と曰う。

 挂形は、敵、備え無ければ、出でてこれに勝ち、

     敵、もし備れば、出でるも勝たず、以って返るも難く、利ならず。

我、出でて利ならず、彼、出でて利ならざるを、「支」と曰う。

 支形は、敵、我を利するといえども、我、出ずるなかれ。

 引きてこれを去り、敵をなかば出だしめてこれを撃つは、利なり。

隘形は、我、先んじてこれに居し、必ずこれに盈ちて以って敵を待つ。

 もし敵、先んじてこれに居し、盈つれば、従うなかれ。

               盈ちざれば、これに従え。

険形は、我、先んじてこれに居し、必ず高陽に居して以って敵を待つ。

 もし敵、先んじてこれに居さば、引きてこれを去り、従うなかれ。

遠形は、勢、均しかれば、以って戦いを挑むに難し。戦えども、利ならず。

およそこの六者が地の道なり。

 将の任に至るに、察せざるべからざるなり。

兵に、走あり、

   弛あり、

   陥あり、

   崩あり、

   乱あり、

   北あり。

 およそこの六者は天の災にあらず、将の過なり。

それ、勢、均しく、一を以って十を撃つを、「走」と曰う。

   卒、強にして、吏、弱なるを、「弛」と曰う。

   吏、強にして、卒、弱なるを、「陥」と曰う。

   大吏、怒して服さず、敵に遇わば◆えて自ら戦い、

    将、その能を知らざるは、「崩」と曰う。

   将、弱にして、厳しからず、

    教道、明らかならず、

     吏卒、常やかならず、

      陳兵、縦横なるは、「乱」と曰う。

   将、敵を料る能わず、

    少を以って肖撕悉ぁ

    弱を以って強を撃ち、

     兵に選鋒無きは、「北」と曰う。

およそこの六者は、敗の道なり。

 将の任に至るに、察せざるべからざるなり。

それ、地形は、兵の助なり。

 敵を料して勝を制し、遠近険易を計るが、上将の道なり。

 これを知りて戦を用うる者は、

  かならず勝ち、

 これを知らずして戦を用うる者は、

  かならず敗る。

戦道、必勝ならば、主、無戦と曰えども、必戦も可なり。

戦道、不勝ならば、主、必戦と曰えども、無戦も可なり。

 進みて名を求めず、退きて罪を避けず、

  ただ民を保ちて主を利するは、国の宝なり。

卒を視るに嬰児のごとし。

 ゆえに、これと深谿に赴くも可なり。

卒を視るに愛子のごとし。

 ゆえに、これと倶に死するも可なり。

厚にして使う能わず、

 愛にして令す能わず、

  乱にして治す能わざれば、

 たとえれば驕子のごとくして、用いるは可ならざるなり。

吾が卒の以って撃たすべきを知るも、

 敵の撃つべからざるを知らざれば、勝のなかばなり。

敵の撃つべきを知るも、

 吾が卒の以って撃たすべからざるを知らざれば、勝のなかばなり。

敵の撃つべきを知り、吾が卒の以って撃たすべきを知るも、

 地形の以って戦うべからざるを知らざれば、勝のなかばなり。

兵を知る者は、動じて迷わず、挙げて窮せず。

ゆえに曰く、「彼を知り、己を知らば、勝ちてすなわち殆うからず。

       天を知り、地を知らば、勝ちてすなわち全うすべし。」

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九地第十一

地に、散地あり、

   軽地あり、

   争地あり、

   交地あり、

   衢地あり、

   重地あり、

   ◆地あり、

   囲地あり、

   死地あり。

諸侯、みずからその地に戦うを、「散地」と為す。

人の地に入りて、深からざるを、「軽地」と為す。

我、得るもまた利となり、彼、得るもまた利となるを、「争地」と為す。

我、以って往くも可にして、彼、以って来るも可なるを、「交地」と為す。

諸侯の地、三属し、先んじて至りて天下の肖虻盲毪颉ⅰ羔榈亍工葹椁埂

人の地深く入りて、城邑多く背するを、「重地」と為す。

山林?険阻?◆沢、およそ難行の道を、「◆地」と為す。

由りて入る所、隘、従いて帰る所、迂にして、

 彼、寡なるも以って吾の肖驌膜膜饪嗓胜毪颉ⅰ竾斓亍工葹椁埂

疾戦すればすなわち存し、疾戦せざればすなわち亡するを、「死地」と為す。

このゆえに、散地は、すなわち、戦かうこと無く、

      軽地は、すなわち、止まること無く、

      争地は、すなわち、攻めること無く、

      交地は、すなわち、絶すること無く、

      衢地は、すなわち、交を合し、

      重地は、すなわち、掠し、

      ◆地は、すなわち、行き、

      圍地は、すなわち、证辍

      死地は、すなわち、戦う。

古の善く兵を用うる者は、敵人に前後を相い及ばさせず、

               泄绚蛳啶な绚蓼丹护骸

               貴賎を相い救わさせず、

               上下を相い扶けさせず、

               卒を離して集めさせず、

               兵を合して斉えさせざること能う。

利に合えば、動き、

 利に合わざれば、止む。

あえて問う、敵、姓摔筏皮蓼丹死搐椁螭趣埂ⅳ长欷虼膜巳绾巍

 曰く、先んじてその愛する所を奪わば、すなわち聴かん。

    兵の情は速を主とす。

     人の及ばざるに仱浮

      虞えざるの道に由り、

       その戒めざる所を攻めるなり。

およそ客を為すの道は、深く入らば、すなわち、専じて、主人、克たず。

           饒野に掠めれば、三軍、食足る。

           養に謹めて労を勿さば、気を併せて力を積む。

           兵を撙椁分を計らば、測せざるを為す。

           これを往く所無きに投ずれば、死すとも北げず。

           士人、力を尽くさば、勝、いずくんぞ得んや。

           兵士、甚だしく陥らば、すなわち、懼れず、

              往く所無くんば、すなわち、固まる。

              深く入らば、すなわち、拘し、

              已むを得ざれば、すなわち、戦う。

           このゆえに、その兵、修めずして戒め、

                     求めずして得て、

                     約さずして親み、

                     令せずして信ず。

           祥を禁じ、疑を去らば、死に至るまで之く所無し。

吾が士に余財無きも、貨を悪むに非ざるなり。

    余命無きも、寿を悪むに非ざるなり。

令発の日、士卒、坐する者は、涕、襟を◆おし、

        偃臥の者は、涕、◆に交わる。

これを往く所無きに投ずれば、諸◆の勇なり。

善く兵を用うる者は、譬えれば、率然のごとし。

 率然とは、常山の蛇なり。その首を撃たば尾に至り、

             その尾を撃たば首に至り、

             その中を撃たば首尾倶に至る。

敢えて問う、兵は率然のごとくならしむこと可なるか。

 曰く、可なり。

    それ、呉人と越人と相い悪むなれども、

     その船を同じくして渡りて風に遇うに当たりては、

      その相い救くるや、左右の手のごとし。

    このゆえに、馬を方ぎて輪を埋むるも、未だ恃むに足らざるなり。

    勇を斉え一に若ぶは、政の道なり。

    剛、柔、みな得るは、地の理なり。

    善く兵を用いる者、

     手を携わして一に若ぶるは、人に已むを得ざらしむればなり。

将軍の事、静をもって幽れ、正をもって治める。

     士卒の耳目、よく愚どりて、これに知る無からしむ。

     その事を易し、その证蚋铯贰⑷摔俗Rる無からしむ。

     その居を易し、その途を迂し、人に慮すを得ざらしむ。

師与の期、高きに登りてその梯を去るがごとし。

     深く諸侯の地に入りては、その期に発す。

     舟を焚き、釜を破り、群羊駆るがごとし。

     駆りて往き、駆りて来たるも、之く所知る莫し。

     三軍の肖蚓郅幛啤ⅳ长欷蜿摛送钉氦毪稀ⅳ长旖姢问陇胜辍

九地の変、屈伸の利、人情の理、察せざるべからず。

およそ客を為すの道は、深ければすなわち専じ、

           浅ければすなわち散ず。

国を去り、境を越えて、師するは、絶地なり。

四に達するは、衢地なり。

入る深きは、重地なり。

入る浅きは、軽地なり。

背固く前隘きは、囲地なり。

往く所無きは、死地なり。

散地には、吾、まさにその志を一さしめんとす。

軽地には、吾、まさにこれに属さしめんとす。

争地には、吾、まさにその後を趨らんとす。

交地には、吾、まさにその守を謹まんとす。

衢地には、吾、まさにその結を固めんとす。

重地には、吾、まさにその食を継がんとす。

◆地には、吾、まさにその途を進めんとす。

囲地には、吾、まさにその闕を塞がんとす。

死地には、吾、まさにこれに活きざるを示さんとす。

兵の情、囲には、すなわち、禦ぎ、

    已むを得ざれば、すなわち、闘い、

    過れば、すなわち、従う。

諸侯の证蛑椁钉胝撙稀ⅳⅳ椁袱峤护铯肽埭铯骸

山林、険阻、沮沢の形を知らざる者は、軍を行かす能わず。

郷導を用いざる者は、地の利を得る能わず。

この三者、一を知らざれば、覇王の兵には非ざるなり。

それ、覇王の兵、大国を伐ちては、

         すなわち、その小⒕郅蓼毪虻盲骸

        威、敵に加わらば、

         すなわち、その交、合さるを得ず。

このゆえに、天下の交を争わず、

      天下の権を養わず。

己の私を信ずれば、威、敵に加わる。

 ゆえに、その城は抜くも可なり。

     その国は堕すも可なり。

無法の賞を施し、無政の令を懸るは、

 三軍の肖蚍袱工长取⒁蝗摔蚴工Δ搐趣贰

これを事をもって犯し、言をもって告ぐるなかれ。

これを利をもって犯し、害をもって告ぐるなかれ。

 これを亡地に投じ、しかる後に存す。

 これを死地に陥じ、しかる後に生す。

それ、肖虾Δ岁垽氦欷小ⅳ筏脶幛藙伽驗椁工长饶埭Α

為兵の事は、敵の意を順詳するに在り。

 一に并びて敵に向い、千に里して将を殺す、

  これを、「巧みに事を成すこと能う者」と謂うなり。

政挙の日は、関を夷めて符を折り、その使を通ずるを無くし、

      廊廟の上に◆みて、以ってその事を誅む。

敵人、闔を開けば、かならずすみやかにこれに入り、

         その愛する所に先んじ、

         与するの期を微め、

         墨を践み、敵に従いて、もって戦事を決す。

始め処女のごとければ、敵人、戸を開く。

後に脱兎のごとければ、敵人、拒ぐに及ばず。

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 楼主| 发表于 2004-7-6 23:00:00 | 显示全部楼层
火攻第十二

およそ火攻に五つあり。

 一に曰わく火人、

 二に曰わく火積、

 三に曰わく火輜、

 四に曰わく火庫、

 五に曰わく火墜。

火を行うに、かならず因あり。

 火を煙くに、かならず具を素とす。

火を発するに時あり。

火を起つるに日あり。

  時とは、天の燥けるなり。

  日とは、宿の箕、壁、翼、軫に在るなり。

   およそこの四宿は風の起つの日なり。

およそ火攻は、かならず五火の変に因りてこれに応ず。

火、内に発すれば、すなわち、早くこれを外に応ず。

火、発して、兵、静かなれば、

 待ちて攻めるなく、その火力を極めて、従うべくしてこれに従い、

                   従うべからずして止む。

火、外に発するも可なれば、内に待つ無く、時を以ってこれを発す。

火、上風に発すれば、下風を攻めるなかれ。

昼風は久しく、夜風は止む。

およそ軍は、かならず五火の変を知りて、数を以ってこれを守る。

火を以って攻を佐くるは、明なり。

水を以って攻を佐くるは、強なり。

 水は、以って絶つも可なれど、

    以って奪うは可ならず。

それ、戦勝攻取して、その功を修めざるは、凶なり。

 命けて「費留」と曰う。

ゆえに、明主はこれを慮り、

    良将はこれを修め、

     利に非ざれば動かず、

     得に非ざれば用いず、

     危に非ざれば戦わず。

主は、怒りを以って師を興すべからず。

将は、慍みを以って戦を致すべからず。

 利に合えば動き、利に合わざれば止む。

怒りは以って喜びに復るも可なり、

慍みは以って悦みに復るも可なるも、

 亡国は以って存るに復るは可ならず、

 死者は以って生るに復るは可ならず。

ゆえに、明君はこれを慎み、

    良将はこれを警む。

 これ、国を安じ、軍を全つの道なり。

用間第十三

およそ、師を興すこと十万、征を出だすこと千里なれば、

 百姓の費、公家の奉、日費千金、

  内外騒動して、道路に怠り、事を操るを得ざる者、七十万家。

あい守ること数年にして、以って一日の勝を争う。

 しかるに、爵禄百金を愛み、敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり。

                         人の将に非ざるなり。

                         人の佐に非ざるなり。

                         勝の主に非ざるなり。

明君賢将の、動きて人に勝ち、功、成して肖顺訾氦胨预稀

 知るに先んずればなり。

知るに先んじるは、鬼神に取るべからず、

         事に象るべからず、

         度に験るべからず。

         かならず人に取りて、敵の情を知る者なり。

間を用いるに五あり。

 郷間あり、

 内間あり、

 反間あり、

 死間あり、

 生間あり。

五間ともに起き、その道知るなき、

 これを「神紀」と謂い、人君の宝なり。

郷間は、その郷人に因りてこれを用う。

内間は、その官人に因りてこれを用う。

反間は、その敵間に因りてこれを用う。

死間は、誑事を外に為し、吾間にこれを知らしめて、敵間に伝わしむるなり。

生間は、反りて報ずるなり。

三軍の事、交、間より親なるなく、

     賞、間より厚なるなく、

     事、間より密なるなし。

聖智に非ざれば、間を用うこと能わず、

仁義に非ざれば、間を使うこと能わず、

微妙に非ざれば、間の実を得ること能わず。

微かな、微かな、間を用いざる所無し。

間事、未だ発せざるに先に聞かば、間と告ぐる所の者は、みな死す。

およそ軍の撃たんと欲する所、

   城の攻めんと欲する所、

   人の殺さんと欲する所は、

    かならず先んじてその守将、左右、謁者、門者、舎人の生命を知る。

吾が間にかならずこれを知るを索めしむ。

敵間の来りて我を間ずるは、因りてこれを利し、導じてこれを舎す。

 ゆえに反間、得て用うも可なり。

これに因りてこれを知る。

 ゆえに、郷間、内間、得て使うも可なり。

これに因りてこれを知る。

 ゆえに、死間、誑事を為して、敵に告げしむも可なり。

これに因りてこれを知る。

 ゆえに、生間、期のごとく使うも可なり。

五間の事、主、かならずこれを知る。

 これを知るは、かならず反間に在り。

  ゆえに、反間、厚からざるべからざるなり。

昔、殷の興るや、伊摯、夏に在り。

  周の興るや、呂牙、殷に在り。

ゆえに、明君賢将は、上智を以って間者を為し、かならず大功を成す能う。

これ、兵の要にして、三軍の恃みて動く所なり。

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