咖啡日语论坛

 找回密码
 注~册
搜索
查看: 3104|回复: 7

[天声人语] 天声人语20090803 柚子虫

[复制链接]
发表于 2009-8-4 07:57:02 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 foxshin 于 2009-8-4 07:58 编辑

2009年8月3日(月)付

待っていた坊やが今年もやってきた。とは言っても人間ではない。わが家の鉢植えミカンに姿を現した柚子坊(ゆずぼう)のことだ。葉っぱと見まがう保護色も鮮やかな、アゲハチョウの幼虫をそう呼ぶ▼

我一直翘首以待的的小家伙今年也来了。这里说的并不是人哦,而是我家盆栽上现身的柚子虫---此般称呼保护色鲜艳得足以跟树叶以假乱真的扬羽蝶之幼虫。

芋虫、と聞いただけで総毛立つ人もいる。蝶(ちょう)よ花よの成虫にくらべ、幼虫の人気は散々だ。その芋虫も、柚子坊と呼べば愛らしい赤子のように思われてくる。わが柚子坊は、すでに葉を何枚もむさぼり、健康優良児よろしく丸々と肥えている▼

青虫,有人光听见这名字就汗毛竖立惊悚不已了。跟似花如蝶的成虫比起来,幼虫的人气可谓惨不忍睹。若把那青虫称为柚子虫的话,听起来就像可爱的婴儿了。我们家的柚子虫已经吃了很多片叶子,像个健康优良儿般圆圆的胖嘟嘟的。
柚子坊が1匹育つのに、何十枚も葉を食べるそうだ。何年か前に、1本だけだったミカンが派手にやられた。そこでユズやハッサクを増やした。今なら5、6匹は養える。それでも果実は育つから、収穫の楽しみもある▼

据说一条柚子虫长成会吃掉几十片叶子。几年前我们家仅有的一个盆栽就被吃了个精光。随后多养了几盆柚子和芦柑,现在够养活5,6条柚子虫了,即使这样盆栽也结了果,期待盆栽的收获。

〈二つ折りの恋文が、花の番地を捜している〉と蝶をなぞらえたのは、『博物誌』のルナールだった。のどかな春の蝶のイメージだろう。片や炎天に影を落として舞う夏のアゲハは、身を焼くかのように情熱的で美しい▼

勒那而的《博物志》将蝴蝶比喻成“对折之鸿雁,飞寻花之所在”。这里他说的大概是恬静春日里蝶的景象吧。另一面飞舞着投影在热天里的夏日扬羽蝶,如同身体在燃烧一样的热情和美丽。

わけても日盛りの黒アゲハは神秘的だ。その姿を、宙を舞う喪章にたとえた人もあった。幽明の境をひらひら飛ぶ。そんな想像だろうか。精霊の戻り来るお盆の頃にふさわしい、飛翔の姿かもしれない▼

阳光最烈时的黑扬羽蝶尤其神秘。有人将其姿态比作在空中飞舞的丧章。于幽明之处翩翩起舞,是那种景象吧,或许是适合在精灵们回来的玉兰盆节时节的飞翔姿态。

さて、わが柚子坊である。羽化まで今しばらく、鳥たちから逃れなくてはならない。あの大きな目玉の模様は敵を威嚇するためにあるらしい。それを見て徳川夢声は「団十郎のような立派な目」と驚いたそうだ。武運つたなく餌食(えじき)にならぬよう、名優の威にあやからせたい。案じつつ願いつつ、夏の日がゆく。

话说回来,我家的柚子虫还有一段时间就羽化了,一定要避开鸟类啊。那大大的眼睛似乎是专为了震慑敌人而存在的。见此番情景的德川梦声惊讶不已“如同团十郎一样的大眼睛”,望其能效仿名演员的威力,别背运地成为鸟饵被吞食。亦忧亦愿,夏日渐远。
回复

使用道具 举报

发表于 2009-8-6 14:33:19 | 显示全部楼层
Tuyokiと申します。
勝手な意見を述べさせていただきたいと思います。
ぜひご指摘いただけますようよろしくお願いします。

1.それでも果実は育つから、収穫の楽しみもある
楽しみ は「期待」ではなくて「乐趣」です。

2.炎天に影を落として舞う夏のアゲハは...
“飞舞着投影在热天里的夏日扬羽蝶”
→中国語としては成り立たないのでは?次のように語順を調整してみたが、“投影在炎炎烈日中,飞舞着的夏日洋羽蝶。”やっぱり、変だと思います…誰かいい案があれば、ぜひご提示を!

3.あの大きな目玉の模様は敵を威嚇するためにあるらしい
“那大大的眼睛似乎是专为了震慑敌人而存在的”
→その大きな目は蝶の本当の目ではなくて、羽の模様を指しているのよ。目のような模様。

4.団十郎のような立派な目
→“如同团十郎一样的大眼睛”
立派な目は大きい目とは限りません。
回复 支持 反对

使用道具 举报

 楼主| 发表于 2009-8-6 16:46:01 | 显示全部楼层
2# tuyoki

貴重なご意見ありがとうございます。
正直、いつもここで発信したものは結局独り言でしまいました。
これからもぜひご意見を聞かせていただけませんか。

1、楽しみを「期待」だと思い込んでいました。やっぱり「趣味や娯楽」に変えてよりよいですね。
 「収穫への楽しみもある」なら、「期待」の意味でも通じます。

2、炎天に影を落として舞う夏のアゲハは...
「投影在炎日中飞舞的夏日扬羽蝶。。」、この「着」を略し、語順を変えたらどうですか。

3、あの大きな目玉の模様は敵を威嚇するためにあるらしい
→そうですね。ここは間違ったんです。「羽化」から目玉の模様が「羽」のことを指すとわかりますね。
完璧な考えミスになっちゃいます。

4.団十郎のような立派な目
→「立派」をどう訳したらいいのか困っていました。いろいろ考えたあげく。。
団十郎さんはどんな人かわかれば、適当な意味を訳せるかもしれません。
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2009-8-10 13:30:59 | 显示全部楼层
哎呀 好长啊
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2009-9-10 17:18:21 | 显示全部楼层
本帖最后由 明前 于 2009-9-10 17:23 编辑

嗯嗯~~说一点个人的浅见,大家参详一下。。
(原谅我的电脑目前打不了日文)

1,それでも果実は育つから、収穫の楽しみもある
    楽しみ在此处还是做“乐趣”讲感觉要好一点,此句可译为:即便如此盆栽也结了果,让我也体验了一把收获的乐趣。

2,片や炎天に影を落として舞う夏のアゲハは、身を焼くかのように情熱的で美しい
     此句似乎可译为:翩翩飞舞着投影于炎炎烈日之下的扬羽蝶,如同要燃尽满身热情般美丽不可方物。不知各位意见如何?

3,あの大きな目玉の模様は敵を威嚇するためにあるらしい
    私以为这里所说的【目玉】应该就是指眼睛的意思,因为前文说到了【羽化まで今しばらく】,那就意味着还没有羽化,有哪里来的“羽”呢,所以应该还是指眼睛吧。或者说虫变蝶以后还要有一段时间才能羽化?此处值得斟酌。

4,精霊の戻り来るお盆の頃にふさわしい、飛翔の姿かもしれない
     这句似乎译的有些不妥,个人感觉可做如下修改:或者,更适合于在精灵归来之日的盂兰盆节上展翅翱翔。

5,団十郎のような立派な目
   此处虽然不知団十郎的眼睛究竟如何,但根据前文“震慑天敌”也可推断,必然是“如団十郎般威慑力十足的眼睛”了。

以上纯属个人浅见,倒让各位方家见笑了=w=
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2009-9-10 22:39:27 | 显示全部楼层
みんなすごいですね、日本語が上手です、私はさっぱり分からないです。どうしたらいいか?
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2009-11-9 08:23:08 | 显示全部楼层
待っていた坊やが今年もやってきた。とは言っても人間ではない。わが家の鉢植えミカンに姿を現した柚子坊(ゆずぼう)のことだ。葉っぱと見まがう保護
色も鮮やかな、アゲハチョウの幼虫をそう呼ぶ▼

盼望已久的小宝宝今年终于也来了。我这里说的可不是人,而是我家盆栽橘树上出现的“橙宝宝”。我这样称呼那看着像是树叶、保护色十分艳丽的凤蝶的幼虫。

芋虫、と聞いただけで総毛立つ人もいる。蝶(ちょう)よ花よの成虫にくらべ、幼虫の人気は散々だ。その芋虫も、柚子坊と呼べば愛らしい赤子のように思われてくる。わが柚子坊は、すでに葉を何枚もむさぼり、健康優良児よろしく丸々と肥えている▼

    如果叫它“蠋虫”的话,可能有人会一听就浑身起鸡皮疙瘩。与人见人爱的成虫蝴蝶比起来,其幼虫可就太不讨人喜欢了。可如果叫它“橙宝宝”,听起来就像是可爱的婴儿了。我家的橙宝宝已经吃了好几片叶子了,胖乎乎的像个十分健康的婴儿。

柚子坊が1匹育つのに、何十枚も葉を食べるそうだ。何年か前に、1本だけだったミカンが派手にやられた。そこでユズやハッサクを増やした。今なら5、6匹は養える。それでも果実は育つから、収穫の楽しみもある▼

据说一条橙宝宝长大要吃掉几十片叶子。几年前,我家仅有的一棵盆栽橘树的叶子就被它吃了个精光。于是我就多养了几盆香橙和八朔桔,现在就是养活5、6条也不成问题了,并且盆栽照样还能结果,等待果实成熟也是一种乐趣。

〈二つ折りの恋文が、花の番地を捜している〉と蝶をなぞらえたのは、『博物誌』のルナールだった。のどかな春の蝶のイメージだろう。片や(一方)炎天に影を落として舞う夏のアゲハは、身を焼くかのように情熱的で美しい▼

卢那尔在所著《博物志》中将蝴蝶比喻成“如对折之情书在飞觅花之所在”,使人想到的是风和日丽的春天里的蝴蝶。而投影于炎炎夏日的天空,翩然而舞的凤蝶,则如身躯在燃烧,激情四溢,十分美丽。

わけても日盛りの黒アゲハは神秘的だ。その姿を、宙を舞う喪章にたとえた人もあった。幽明の境をひらひら飛ぶ。そんな想像だろうか。精霊の戻り来るお盆の頃にふさわしい、飛翔の姿かもしれない▼

阳光最烈时的黑凤蝶尤其具有神秘色彩。也有人将其身影比作在空中飞舞的丧礼上人们臂戴的黑纱。这大概是因为联想到黑凤蝶于幽明之境翩翩起舞的情景,才作出如此比喻的吧。也许,那舞姿更适合于祖先之灵回归的盂兰盆节。

さて、わが柚子坊である。羽化まで今しばらく、鳥たちから逃れなくてはならない。あの大きな目玉の模様は敵を威嚇するためにあるらしい。それを見て徳川夢声は「団十郎のような立派な目」と驚いたそうだ。武運つたなく餌食(えじき)にならぬよう、名優の威にあやからせたい。案じつつ願いつつ、夏の日がゆく。

回头再说我家的橙宝宝。再过一段时间它就要羽化了,一定要避开鸟类啊。它那大眼睛似的花纹似乎是专门为恐吓敌人而存在的。据说见到这花纹的德川梦声曾吃惊地说,“这太像团十郎那炯炯有神的大眼睛了”。希望橙宝宝也能有名伶之威,切莫最终成为鸟雀的美食。亦忧亦愿之中,夏日渐逝。
(市川)団十郎 【9代目】1838〜1903(天保9〜明治36)幕末から明治中期にかけて江戸(東京)の劇界の中心となって活躍した歌舞伎俳優。
徳川夢声 (とくがわ むせい) 1894~1971. 漫談家. 映画の弁士・ラジオやテレビの司会者・俳優・作家として活躍し、持ち前のユーモアと博識で人々に愛された。
回复 支持 反对

使用道具 举报

发表于 2010-12-15 20:03:36 | 显示全部楼层
本帖最后由 abyssthinice 于 2010-12-15 20:19 编辑

wyquan先生翻译得非常好!



一点儿浅见如下:


一、“愛らしい赤子のように思われてくる”似可译为“慢慢就觉得像一个可爱的婴儿了”。



二、“幽明の境をひらひら飛ぶ。そんな想像だろうか。”窃以为意思是“是(因为)想象着它在幽明之境翩翩起舞吧”。



三、“精霊の戻り来るお盆の頃にふさわしい、飛翔の姿かもしれない”窃以为没有“更”的意思。
大概“黒アゲハ”飞舞的时候正值“お盆の頃”,所以说:“飞翔的姿态倒也适合亡灵回归的盂兰盆节时分”。



四、アゲハチョウの幼虫には、目があります。



団十郎の目
回复 支持 反对

使用道具 举报

您需要登录后才可以回帖 登录 | 注~册

本版积分规则

小黑屋|手机版|咖啡日语

GMT+8, 2024-5-10 12:05

Powered by Discuz! X3.4

© 2001-2017 Comsenz Inc.

快速回复 返回顶部 返回列表