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[阅读] 日语七册 第十课 徒然草

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发表于 2010-5-31 17:13:42 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 doo 于 2010-5-31 17:19 编辑

徒然草
徒然草(上)
蓝色是主体   其他为  解释等
第52段 仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、
   

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 仁和寺にある法師*、年寄るまで石清水を拝まざりければ*、心うく覚えて*、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり*。
 さて、かたへの人にあひて*、「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど*、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず*」とぞ言ひける。
 少しのことにも、先達はあらまほしき事なり*。


仁和寺にある法師:仁和寺に居た僧侶。仁和寺は、京都市右京区御室にある真言宗御室派総本山。仁和4年(888)宇多天皇の創建という。
年寄るまで石清水を拝まざりければ:年取るまで石清水八幡神社に参詣したことがないので。「石清水八幡神社」は、京都府八幡市にある山上の神社。 木津川・宇治川・桂川の合流点、淀川の始点付近、天王山の反対側の山上にある。
心うく覚えて:心残りに思っていたので。
極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり:<ごくらくじ・こうらなどおがみて>と読む。 極楽寺は、石清水にあった神仏混交の寺院。また、高良は高良神社で、石清水八幡の付属の神社。この仁和寺の僧は、付属の神社と神仏混交の寺院を参詣して「かばかり=これだけだと思って」帰ってきてしまったのである。
かたへの人にあひて:仲間 の人に向かって。仁和寺の同僚の僧侶でもあるか?
参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど:みんなぞろぞろと山の上の方に登っていくので、何があるのかしらんと、私も興味があったけれど、 。
神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず:この僧侶は、極楽寺と高良神社が石清水八幡と思っていたので、ついでに山に登るのは神聖さに対する一種の冒涜行為と思っていたのである。
少しのことにも、先達はあらまほしき事なり:まあ、こんな簡単なことでも、指導者というものが必要なのだ。
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 世の中、この「仁和寺にある僧」のような民衆が圧倒的に多いのではないか? そうでなければ、これ程までにご粗末な世の中にはならなかったはずで。
 次段ともならんで、本集中でもっとも有名な一段。
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 にんなじにあるほうし、としよるまでいわしみずをおがまざりければ、こころうくおぼえて、あるときおもいたちて、ただひとり、かちよりもうでけり。ごくらくじ・こうらなどをおがみて、かばかりとこころえてかえりにけり。
 さて、かたえのひとにあいて、「としごろおもいつること、はたしはんべりぬ。ききしにもすぎてとうとくこそおわしけれ。そも、まいりたるひとごとにやまへのぼりしは、なにごとかありけん、ゆかしかりしかど、かみへまいるこそほいなれとおもいて、やままではみず」とぞいいける。
 すこしのことにも、せんだつはあらまほしきことなり。
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 楼主| 发表于 2010-5-31 17:14:13 | 显示全部楼层
本帖最后由 doo 于 2010-5-31 17:20 编辑

第92段 或人、弓射る事を習ふに、
   

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 或人、弓射る事を習ふに、諸矢をたばさみて的に向ふ*。師の云はく、「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり*。毎度、たゞ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ」と云ふ。わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。懈怠の心、みづから知らずといへども、師これを知る*。この戒め、万事にわたるべし。
 道を学する人、夕には朝あらん事を思ひ、朝には夕あらん事を思ひて、重ねてねんごろに修せんことを期す*。況んや、一刹那の中において、懈怠の心ある事を知らんや。何ぞ、たゞ今の一念において、直ちにする事の甚だ難き*。


諸矢をたばさみて的に向ふ:<もろやをたばさみてまとにむかう>と読む。「諸矢」は甲矢<はや>と乙矢<おとや>の二本一組を言う。一手矢<ひとてや>とも。
後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり:日本の矢を手にすると、あとの矢=乙矢が有るからといって、一本目の矢=甲矢が等閑<なおざり>になってしまう。
懈怠の心、みづから知らずといへども、師これを知る:弟子本人の意識には全くない懈怠<けだい>の心が、先生には見えてしまう 。
道を学する人、夕には朝あらん事を思ひ、朝には夕あらん事を思ひて、重ねてねんごろに修せんことを期す:仏道を学ぶ人は、夕方には明日こそしっかりと、朝は朝で夕方に懸命に学ぼうと、重々念入りに学ぼうと思っているのである。がしかし、・・・。
何ぞ、たゞ今の一念において、直ちにする事の甚だ難き:なんと、発起した一念をその瞬間に実行に移すことの難しいことか!!仏道修行でも、朝な夕なにかさねて学ぼうとするのだが、その中にも一瞬の懈怠心のあることを知らねばならないと説くのである。
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「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり。毎度、たゞ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ」。筆者の人生を省みて、穴があったら入りたい気持ちに駆られることだ。
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 あるひと、ゆみいることをならうに、もろやをたばさみてまとにむかう。しのいわく、「しょしんのひと、ふたつのやをもつことなかれ。のちのやをたのみて、はじめのやになおざりのこころあり。まいど、たゞ、とくしつなく、このひとやにさだむべしとおもえ」という。わずかにふたつのや、しのまえにてひとつをおろかにせんとおもわんや。けだいのこころ、みずからしらずといえども、しこれをしる。このいましめ、ばんじにわたるべし。
 みちをがくするひと、ゆうべにはあしたあらんことをおもい、あしたにはゆうべあらんことをおもいて、かさねてねんごろにしゅせんことをごす。いわんや、いちせつなのうちにおいて、けだいのこころあることをしらんや。なんぞ、たゞいまのいちねんにおいて、ただちにすることのはなはだかたき。
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 楼主| 发表于 2010-5-31 17:15:05 | 显示全部楼层
本帖最后由 doo 于 2010-5-31 17:21 编辑

第193段  くらき人の、人を測りて、
   
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 くらき人の、人を測りて、その智を知れりと思はん、さらに当るべからず*。
 拙き人の、碁打つ事ばかりにさとく、巧みなるは、賢き人の、この芸におろかなるを見て、己れが智に及ばずと定めて*、万の道の匠、我が道を人の知らざるを見て、己れすぐれたりと思はん事*、大きなる誤りなるべし。文字の法師、暗証の禅師、互ひに測りて、己れに如かずと思へる、共に当らず*。
 己れが境界にあらざるものをば、争ふべからず、是非すべからず。


くらき人の、人を測りて、その智を知れりと思はん、さらに当るべからず:暗愚な人が、 他人を推し量ってその智を計量しようなどとはとんでもない話で、当たるわけがない。
拙き人の、碁打つ事ばかりにさとく、巧みなるは、賢き人の、この芸におろかなるを見て、己れが智に及ばずと定めて:碁 を打つ以外には何も才の無いばか者が、賢人だが碁の下手な人を見て、こいつは俺より劣る人間だなどと思ったりする。
万の道の匠、我が道を人の知らざるを見て、己れすぐれたりと思はん事:大工や左官などさまざまな職人が、自分の専門にかかること について人が知らないからといって、自分は偉いと思ったりする。「万の道の匠」は、何でもできる匠ではなく、さまざまな匠の意。
文字の法師、暗証の禅師、互ひに測りて、己れに如かずと思へる、共に当らず:「文字の法師」や「暗証の法師」がお互いを程度を推し量って、自分より分かっていないなと思ったりする、これはどっちも間違いだ。「文字の法師」は、経典の勉強だけで実践の伴わない学僧。「暗証の法師」は、実践ばかりで教義に疎い僧侶。
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 「己れが境界にあらざるものをば、争ふべからず、是非すべからず」 =自分とは専門を異にするモノやコトについて、争ったり批評したりしてはならぬ。まして馬鹿にしたり得意になったりしてはいけない。
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 くらきひとの、ひとをはかりて、そのちをしれりとおもわん、さらにあたるべからず。
 つたなきひとの、ごうつことばかりにさとく、たくみなるは、かしこきひとの、このげいにおろかなるをみて、おのれがちにおよばずとさだめて、よろずのみちのたくみ、わがみちをひとのしらざるをみて、おのれすぐれたりとおもわんこと、おおきなるあやまりなるべし。もんじのほうし、あんしょうのぜんじ、たがいにはかりて、おのれにしかずとおもえる、ともにあたらず。
 おのれがきょうがいにあらざるものをば、あらそうべからず、ぜひすべからず。
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 楼主| 发表于 2010-5-31 17:16:10 | 显示全部楼层
本帖最后由 doo 于 2010-5-31 17:22 编辑

第19段 折節の移り変るこそ、ものごとにあはれなれ。
   
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 折節の移り変るこそ*、ものごとにあはれなれ。
 「もののあはれは秋こそまされ」と人ごとに言ふめれど*、それもさるものにて、今一きは心も浮き立つものは、春のけしきにこそあンめれ。鳥の声などもことの外に春めきて、のどやかなる日影に、墻根の草萌え出づるころより、やゝ春ふかく、霞みわたりて、花もやうやうけしきだつほどこそあれ*、折しも、雨・風うちつづきて、心あわたゝしく散り過ぎぬ、青葉になりゆくまで、万に、ただ、心をのみぞ悩ます。花橘は名にこそ負へれ*、なほ、梅の匂ひにぞ、古の事も、立ちかへり恋しう思ひ出でらるゝ*。山吹の清げに、藤のおぼつかなきさましたる、すべて、思ひ捨てがたきこと多し。
 「灌仏の比*、祭の比*、若葉の、梢涼しげに茂りゆくほどこそ、世のあはれも、人の恋しさもまされ」と人の仰せられしこそ、げにさるものなれ。五月、菖蒲ふく比、早苗とる比、水鶏の叩くなど、心ぼそからぬかは。六月の比、あやしき家に夕顔の白く見えて、蚊遣火ふすぶるも、あはれなり。六月祓*、またをかし。
 七夕祭るこそなまめかしけれ。やうやう夜寒になるほど、雁鳴きてくる比、萩の下葉色づくほど、早稲田刈り干すなど、とり集めたる事は、秋のみぞ多かる*。また、野分の朝こそをかしけれ*。言ひつゞくれば、みな源氏物語・枕草子などにこと古りにたれど、同じ事、また、いまさらに言はじとにもあらず。おぼしき事言はぬは腹ふくるゝわざなれば、筆にまかせつゝあぢきなきすさびにて*、かつ破り捨つべきものなれば、人の見るべきにもあらず。
 さて、冬枯のけしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。汀の草に紅葉の散り止りて、霜いと白うおける朝、遣水より烟の立つこそをかしけれ。年の暮れ果てて、人ごとに急ぎあへるころぞ、またなくあはれなる。すさまじきものにして見る人もなき月の寒けく澄める、廿日余りの空こそ、心ぼそきものなれ。御仏名、荷前の使立つなどぞ*、あはれにやんごとなき。公事ども繁く*、春の急ぎにとり重ねて催し行はるるさまぞ、いみじきや。追儺より四方拝に続くこそ面白けれ*。晦日の夜、いたう闇きに、松どもともして、夜半過ぐるまで、人の、門叩き、走りありきて、何事にかあらん、ことことしくのゝしりて、足を空に惑ふが*、暁がたより、さすがに音なくなりぬるこそ、年の名残も心ぼそけれ。亡き人のくる夜とて魂祭るわざは、このごろ都にはなきを、東のかたには、なほする事にてありしこそ、あはれなりしか。
 かくて明けゆく空のけしき、昨日に変りたりとは見えねど、ひきかへめづらしき心地ぞする。大路のさま、松立てわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあはれなれ。

折節の移り変るこそ :季節の変化すること。それが面白いというのが、この段の主旨。
「もののあはれは秋こそまされ」と人ごとに言ふめれど :『拾遺集』巻9の歌「春はただ花のひとえに咲くばかりもののあわれは秋ぞまされる」などを引用。引き続いて、それもそうだが、心浮き立つということで言えば、春の景色だと、追加している。
花もやうやうけしきだつほどこそあれ:桜のつぼみが膨らんで、開花の準備を整え終わった程の時期。
花橘は名にこそ負へれ:「さつき待つ花たちばなの香をかげば昔の人の袖の香ぞする」(『古今集』巻3)などの歌をイメージしている。橘の花こそ、この季節を表す有名なものなのだ 。
梅の匂ひにぞ、古の事も、立ちかへり恋しう思ひ出でらるゝ:「梅が香に昔をとへば春の月こたへぬ影ぞ袖にうつれる」(『新古今集』巻1)を引用。恋の記憶でもよみがえるのか?。
灌仏の比:<かんぶつのころ>と読む。灌仏は4月8日、釈迦の誕生日。甘茶を仏像に注いで祝福した。
祭の比:上賀茂、下賀茂神社の春の大祭り。
六月祓:祓いは、諸人の罪やけがれをはらい清めるため、宮中や神社で行われる神事。六月を夏越(なごし)の祓(はらえ)・夏祓と呼んだ(『大字林』より)。
とり集めたる事は、秋のみぞ多かる:さまざまなもののあわれは、秋は多い。
野分の朝こそをかしけれ:野分は台風。台風一過の朝は風情がある。野分については『源氏物語』や『枕草子』などにもさかんに書かれているので、ここで書かなくてもいいようなものだが、腹ふくれる想いがするのでやはり書かないではいられないこと、どうせこの書き物はすぐに破り捨てるのだから書かないわけにはいかないと、この文の直後に言い訳をしている 。
筆にまかせつゝあぢきなきすさびにて:筆のおもむくままにつまらない慰めごとを、。。
御仏名、荷前の使立つなどぞ:<おぶつみょう、のさきのつかいたつなどぞ>と読む。「御仏名」は、三世諸仏の名を読み上げて一年の罪障を払う行事。清涼殿で行った。「荷前」は、平安時代、諸国から貢ぎ物として奉られた初物。これを伊勢神宮をはじめ諸陵墓に奉った。その使いの出発の情報 。
公事ども繁く:「公事」が多くある。
追儺より四方拝に続くこそ面白けれ:<ついなよりしほうはいにつづく・・>と読む。「追儺」は、大みそかの夜に行われる朝廷の年中行事の一。鬼に扮(ふん)した舎人(とねり)を殿上人らが桃の弓、葦の矢、桃の杖(つえ)で追いかけて逃走させる。中国の風習が文武天皇の時代に日本に伝わったものという。江戸時代の初めには廃絶したが、各地の社寺や民間には節分の行事として今も伝わり、豆まきをする。鬼やらい。鬼追い。鬼打ち。また、「四方拝」は、一月一日の早朝に行われる皇室祭祀(さいし)。天皇が清涼殿の東庭に出て、属星(ぞくしよう)・天地四方・山陵を拝し、五穀豊穣・天下太平を祈る。明治以降は神嘉殿で、皇大神宮・豊受大神宮・四方の神々を拝することに改められた。
足を空に惑ふが:足が地に着かないぐらい走りまわっている人々が、。
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 実に豊かな祭りの列挙。
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 おりふしのうつりかわるこそ、ものごとにあはれなれ。
 「もののあはれはあきこそまされ」とひとごとにいうめれど、それもさるものにて、いまひときはこころもうきたつものは、はるのけしきにこそあ んめれ。とりのこえなどもことのほかにはるめきて、のどやかなるひかげに、かきねのくさもええいづるころより、やゝはるふかく、かすみわたりて、花もようようけしきだつほどこそあれ、おりしも、あめ・かぜうちつづきて、こころあわたゝしくちりすぎぬ、あおばになりゆくまで、よろずに、ただ、こころをのみぞなやます。はなた ちばなはなにこそおえれ、なほ、うめのにおいにぞ、いにしえのことも、たちかえりこいしゅうおもいいでらるる。やまぶきのきよげに、ふじのおぼつかなきさましたる、すべて、おもいすてがたきことおおし。
 「かんぶつのころ、まつりのころ、わかばの、こずえすずしげにしげりゆくほどこそ、よのあはれも、ひとのこいしさもまされ」とひとのおおせられしこそ、げにさるものなれ。さつき、あやめふくころ、さなえとるころ、くいなのたたくなど、こころぼそからぬか わ。みなづきのころ、あやしきいえにゆうがおのしろくみえて、かやりびふすぶるも、あはれなり。 みなづきばらえ、またをかし。
 たなばたまつるこそなまめかしけれ。ようようよさむになるほど、かりなきてくるころ、はぎのしたばいろづくほど、わさだかりほすなど、とりあつめたることは、あきのみぞおおかる。また、のわきのあしたこそ おかしけれ。いいつゞくれば、みなげんじのものがたり・まくらのそうしなどにことふりにたれど、おなじこと、また、いまさらにいわじとにもあらず。おぼしきこといわぬははらふくる るわざなれば、ふでにまかせつつ、あじきなきすさびにて、かつやりすつべきものなれば、ひとのみるべきにもあらず。
 さて、ふゆがれのけしきこそ、あきにはおさおさおとるまじけれ。みぎわのくさにもみじのちりとどまりて、しもいとしろうおけるあした、やりみずよりけむりのたつこそおかしけれ。としのくれはてて、ひとごとにいそぎあ えるころぞ、またなくあわれなる。すさまじきものにしてみるひともなきつきのさむけくすめる、はつかあまりのそらこそ、こころぼそきものなれ。おぶつみょう、のさきのつかいたつなどぞ、あ われにやんごとなき。くじどもしげく、はるのいそぎにとりかさねてもよおしおこなわるるさまぞ、いみじきや。ついなよりしほうはいにつづくこそおもしろけれ。つごもりのよる、い とうくらきに、まつどもともして、よなかすぐるまで、ひとの、かどたたき、はしりありきて、なにごとにかあらん、ことことしくののしりて、あしをそらにまどうが、あかつきがたより、さすがにおとなくなりぬるこそ、としのなごりもこころぼそけれ。なきひとのくるよとてたままつるわざは、このごろみやこにはなきを、あずまのかたには、なおすることにてありしこそ、あ われなりしか。
 かくてあけゆくそらのけしき、きのうにかわりたりとはみえねど、ひきかえめづらしきここちぞする。おおじのさま、まつたてわたして、はなやかにうれしげなるこそ、またあ われなれ。
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 楼主| 发表于 2010-5-31 17:16:38 | 显示全部楼层
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