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林 真理子(はやし まりこ)

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发表于 2004-12-19 21:21:21 | 显示全部楼层 |阅读模式
経歴
昭和29年 4月1日山梨県に生まれる
昭和51年 日本大学芸術学部文芸学科を卒業
コピーライターを経て、
昭和57年 エッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」を出版
昭和59年 処女小説「星影のステラ」が直木賞候補に選出されたことを機に、執筆業に専念
昭和61年 「最終便に間に合えば」「京都まで」により第94回直木賞を受賞
平成 7年 「白蓮れんれん」により第8回柴田錬三郎賞を受賞
平成10年 「みんなの秘密」により第32回吉川英治文学賞を受賞
平成12年 直木賞選考委員に就任


主な著書
「ミカドの淑女」「素晴らしき家族旅行」「女文士」「幸福御礼」
「不機嫌な果実」「強撙逝摔胜搿埂缸盼铯颏幛挨胛镎Z」
「みんなの秘密」「葡萄物語」「コスメティック」「ロスト・ワールド」
「美女入門PART1,2,3」「死ぬほど好き」「花探し」
「ミスキャスト」「紅一点主義」「初夜」など



●みんな誰かの愛しい女(文藝春秋)

久々に読む彼女の本は『週刊文春』に連載されている彼女のエッセイ集。直木賞作家というすごい肩書きを持っている彼女がスルスルと私たちのところまで降りてきて、ミーハーで楽しい彼女の一面をたくさん見せてくれています。

叶姉妹のこと、テレビ番組「愛の貧乏脱出大作戦」、サッチー騒動のこと・・・
身近にある私たちが興味をもっている話題もたくさん取りあげていて、ちょっぴりドジでかわいい失敗の数々に、何度も大笑いしながら読んでしまった私です。
業界一二を争ういい男たちとのエピソードはちょっと悔しかったけど(笑)。

立派なことや大層なことを上のほうから言う、そんな文章よりも、私たちを楽しませてくれる、エンターテイメント性のある作風がいい。
楽しく笑いながら読んでいても、彼女の文書から時おりドキッとするものを感じてしまうのは、やはり批評性のある文章をたくさん書いているせいなのでしょうか…。


●花探し(新潮社)

林真理子はどうしてこんなにも嫌な女を描かせるとうまいのだろう。
『不機嫌な果実』を読んだ時にも感じた思い、 この本でも強く感じました。
どうすれば自分が魅力的に見えるか、いつも頭で計算をして行動する主人公の舞衣子。もちろん男性を惹きつけるためのものですが、それは男性に愛されたいと思う気持ちからではなく、すべてお金のため、というのがやりきれない。
不機嫌な果実のヒロイン麻弥子がそうであったように、身につけるものすべてブランドにこだわり、食事をするお店ひとつとっても厳しい審美眼をもっています。お相手の男性の容姿はもちろん、職業と収入がなによりも大切。そう、彼女にかかると男性も女性を飾り立てるブランドといっしょ。そこにいちばん不足しているのは愛・・
「自分はなんて不幸な女なのだろうか」
男性たちにちやほやされながらも、舞衣子がちっとも幸せそうではないのはそのせい?

私は男性を虜にしている…そんな優越感にひたっている舞衣子ですが、行っていることは売春婦とあまり変わらない。それもSMや乱交パーティーのたぐいにまで足を撙螭扦筏蓼τ蓼怠¥饯斡蓼丹俗苑肿陨恧瑲荬扭长恧摔蠒rおそく、最後に待っているのは男性に都合よく扱われ、とても傷ついている自分の姿。
この本に描かれているのは愚かな女のお話ですが、頻繁に登場する性描写とわかりやすい文章・・娯楽小説としてじゅうぶん楽しめるのではないでしょうか。


●みんなの秘密(講談社文庫)

「なにもここまで・・」
登場する主人公、とくに女性たちの様子があまりにも愚かに描かれているせいで、読みながら息苦しささえ感じていた最近読んだ林さんの書くお話。もしかしたらそういう本ばかりを手にとってしまった私のほうにも原因があるのかもしれませんが。
ちょっと引き気味になっていた林ワールドだったのですが、この本があんまり面白かったせいで、私の中で林真理子が再浮上…とても単純な私。

わき役だった登場人物が次のお話では主人公に… そんなリレー形式で展開される短編集。男と女、見えないところでおこなわれる心理のかけひきが面白くて、一気に読んでしまいました。
どのお話も他人事には思えないところが怖いのですが、道徳的にはけっしていいとは言えない彼等の様子に、何らかの親近感をもってしまった時のばつの悪さ・・
小説だから大げさな表現は目立つものの、文中の人物たちにかつて出会ったことがある○○さんだとか△△くんをいつしか照らし合わせて読んでしまうのは、私だけではないはず。

お話の12番目・・ラストの「二人の秘密」では、夫婦愛、とくにご主人の奥さんにたいする深い愛情に胸がうたれました。それはきっと、性愛のもっと上をいく”愛”の存在が、「思いやり」から成り立っているせいなのでしょうね。
 

秋元 康VS林 真理子
秋元康(以下 秋元):今日はお忙しいところありがとうございます

林真理子(以下 林):こんにちは

秋元:ここはテイクアンドギヴ・ニーズ(以下T&G)という会社が経営している、結婚パーティーをするための会場です。

林:素敵ですね、ここ。

秋元:もともとT&Gというのは、社長が仲間内で、映画のワンシーンに出てくるようなウエディングパーティーを手作りでしたいという思いから、このハウスウエディングというスタイルを作ったんです。そういえば林さんはご結婚されて何年でしたっけ?

林:12年前です。

秋元:林さんの結婚式は、ハウスウェディングのはしりですよね?

林:そうですね。私は親族の披露宴はトゥールダルジャンを貸し切ってやって、あとは会費制で赤坂プリンス旧館で披露パーティーをやりました。

秋元:ホテルではなく、本当に自分が好きな場所に仲間を呼んで、というのは、結婚式といえばホテル、という当時からすると珍しかったですよね?

林:そう思います。やはりあとで写真を見たりするときなんか、ホテルだといかにも、という感じですが、あそこだと、まるで、ヨーロッパの館に招待されたように見えるんですよ。だから今考えてもよかったなと思って。あと、別にホテルの批判をするわけじゃないんですけど、よく吉日の日に行くと、ほら、花嫁さんたちがすれちがったりしてるのを見てるとちょっとやだな、自分はこういうのやめたいな、と思ってました。

秋元:すごい場所になると、エレベーターの前で新郎新婦3組ぐらいが待ってますよね。

林:すごくいやですよね、あれ。私ね、こないだ某ホテルに行ったんですよ。そしたらロビーの真ん中が結婚式場になってて、ロビーの人とかに見られててそういうのは恥しいな、と。もっと恥しかったのは、後ろで次の花嫁さん花婿さんが待機してたの。これちょっと恥しくない!?って。

秋元:結婚を決められてから、結婚式当日までどちらが主導で考えたんですか?ご主人と一緒に?
林:結構私主導だったかもしれない。やっぱり結婚式は女の人のものですからね。ここまでは譲れないってのがありますよね。女の子っていうのは物心ついたときから自分の結婚式に夢持ってますから。

秋元:夫婦最初の共同作業がウェディングケーキ入刀だってよく言われますけど、実際はそれより前にパーティーのセッティングから夫婦の作業は始まってるんですよね。例えばT&Gにもたくさんメニューがあって、ゴスペルシンガーやマジシャンが出てきたり、サプライズがいっぱい仕掛けられていたり。最近は男性もこういうことがやりたいと参加していることが多いんですよ。

林:へぇ。でも最近の男性はパーティー慣れしてるところもあるかもしれない。

秋元:やっぱり近い方がいいなという気がするのは、結局従来の結婚式だと新郎新婦もずーっと緊張したままで、なかなか話す機会もないですよね?せいぜい歓談の時にお酒をつぎに行くぐらい。でもパーティー形式だともっと近くに感じられる気がしません?

林:パーティー形式いいですよね。このごろ若い人の結婚披露宴に行くと、昔と違うな、とホントに思う。みんなイベント好きだし、おしゃれですよね。
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 楼主| 发表于 2004-12-21 19:12:21 | 显示全部楼层
美華(ミーハー)物語    角川文庫
林 真理子 (著)

タイガースのジュリーや竹の子族、大正時代の竹久夢二、制服姿の海軍兵学校生や弾圧下のキリシタン等々。時代の「アイドル」に寄せる、「ミーハー心」は、いつの世も変わらない。一途に思いつめて、入れ上げて、禁じられれば一層、燃え上ってしまう。憧れと嫉妬、そしてやがておとずれる喪失感を、日本のアイドルの系譜とともに、やさしい共感をもって描いていく。究極のミーハーを自認する著者ならではの、オリジナリティゆたかな愛すべき小説集。
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