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求三岛由纪夫的作品《白鸟》的分析

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发表于 2011-10-16 12:23:42 | 显示全部楼层 |阅读模式
以下是  《白鸟》的原文有没有学过的,帮忙分析以下该作品呀??万分感谢
カーテンをあけると一面の雪景色だ。まだふりしきっている粉雪を寝起きの目で夢のつづきのようにぼんやり見ていると、急に何か思いついたように邦子の顔はかがやきだした。そうだ、雪の朝、それもかなりの降りに、白鳥を乗り回したいと言うのが宿望だったのだ。N乗馬グラブでは純白の馬は「白鳥」一頭きりだった。早くかけつけないと、偶然邦子とおんなじ考えの会員がいて、先取りされてしまう惧れがある。朝おきるときは今日は何をしでかすかわからないという不安を感じるほどの健康さで、今日に限らずベッドから下りるとき文字どおり「床を蹴って」起きるならわしなのだが、今朝はとりわけそうだった。顔を洗う前から外出着に着替えてしまった。白いウールの乗馬服、白い乗馬ばかま、長靴だけは白というわけに行かなかったが、手袋まで白キッドの本当は乗馬用ではない優雅なゆびのながいのをはめてみた。寝起きの体がほてっているせいか手袋の留め金が手首に快い冷たさだ。鏡の前に立つと白ずくめのなかから、はやくも馬を駆っているかのような上気した頬が薔薇色を際立たせている。こうして一時間あまりつづいた夢心地がグラブの休憩室へ入ったとたんに崩れてしまった。その入り口の黒板に、「白鳥」——高原 と、ぶっきらぼうな白墨の字があって、会員なのだが一度も口をきいたことのないむっつり屋の青年が、(それが高原ということも邦子は今はじめて知ったのだが)、白い乗馬服の、むっつり屋らしい頑丈な背を向けて、ストーヴの胴を叩いていた。邦子はその背中から言い知れない意地悪さを自分勝手に感じ取って、後をも見ずに休憩室を出て行うとした。急激な回れ右に鳴った拍車の音がいかにも感情的だったのでそれでやっと気づいたらしく高原はふりかえり、「あ、堀田さん。」柄に似合わぬ鋭敏な声でよびかけた。名前を知られていようとは思わなかったのでは、「ははあん」といった大人びた納得の微笑をうかべて、黒板の方へ歩き出しながら、「僕、白鳥でなくてもいいんですよ。お譲りしましょう。」——邦子は思わず「ああよかった。」と言いたげなお先走りな微笑をみせてしまって、気が付いて赤くなった。さっきの高原の大人びた微笑には生意気なところがなかった、と急に好意的な批評も心にうかんで来て、それでも一応、「あら、そんな……、あたくし後から参りましたのに。」——青年にしても、こんなに早く来て黒板にでかでかと書いておいたのは、今朝起きがけに邦子が危惧したとおり、偶然同じ宿望を抱いていたからにちがいないのだ。しかし高原はむっつり屋らしい背をみせたまま、黙って黒板消しで「白鳥」を消して、他の馬に書き換えようとしている。その好意から邦子自身がまるで除外されているようなそっけなさなので、何か胸の軽くなるおかしさで窓のほうをながめやると、馬場いちめんにふりしきる粉雪のなかに、かこいの柵の青ペンキばかりがあざやかだ。引き出されたときは雪におびえて、白鳥は鼻孔を怒らして、雪よりも白い息をはっはと吐いていたが、乗り回すうちに次第にいつもの流れるような快い歩度になった。手網をにぎっている優雅な白手袋から自分の白ずくめの全身像を空想してみようとしても、ちょうどまつ毛に雪片がくっついてみえなくしているように、何かがその空想の邪魔をしているのが感じられる。若い女というものは誰かに見られていると知ってから窮屈になるのではない。同じひろさの馬場が二つつながって、その通路を中心に双方の馬場に亘って8字形の運動も出来る仕組みになっているのに、高原はけっして邦子の方の馬場へ入って来なかった。雪を透かして彼の栗毛の馬は妙に艶かしい美しさだ。習いたてらしいピアッフェを練習している一瞬の跳躍の姿勢が銅像の馬のような筋肉の躍動にあふれている。その馬の上から時々ちらとこちらを見る目が、雪のなかでもえている一点の火のようだった。どうしてもこちらの馬場へ入って来ない高原を感じると、邦子は一人でぐるぐるまわっている馬場のひろさが、かえって高原の投げた輪のなかをどうどうめぐりしているようなふしぎな狭さに感じられて、時には彼の厚い掌の上をかけめぐっているにすられた負け目だと感じることも彼女の朝の朗らかさを台無しにした。三十分ほど乗り回して邦子は急に思いついて、二つの馬場の境で馬を下りた。雪の上へとび下りると長靴の中で冷え切った足が釘をふみぬいたような痛みをつき上げた。その痛みにしかめた顔を上げたところに何事かと寄ってきた馬上のあの烈しい視線があったので、彼女はふしぎな口惜しさで顔をますます硬ばらせた。「あたくし、もう帰りますから『白鳥』にお乗りになりません?その馬はあたくしが厩舎へ引いてまいりますわ。」と切り口上で言った。「僕はそんなに『白鳥』に乗りたいわけじゃありません。」「でも……。」と邦子は高原の感情を手繰り切れない腹立たしさから怒った顔つきになりかける自分が何か痛快な気もして、「この馬まだ疲れていないのですもの。引いてかえれば他の人が乗るでしょうけれど、よろしいの?」
「どうしても僕が乗らないと、その馬、承知しませんか?」
「あら、しょっていらっしゃるわ。」見る間に高原は荒っぽい下り方をして雪を踏み散らして邦子の前に立った。そして吐息をしてスキー帽を左手でずらし上げると、額際から湯気が立っている。雪の音がきこえるような沈黙のなかで顔を見合していると、高原ははじめて額から流れる汗に気づいたようにハンカチをつかみ出して、あらぬ方へ目をそらしたまま、
「じゃ、馬を交代しましょう。今度は同じ馬場で御一緒に乗り回しませんか。」——ふと高原の馬もこの白キッドの手袋の上をさっきからどうどうめぐりしていたのだと邦子は今気がついて、やさしく手網を高原の手にまかせながら、自分の手から何か大事なものを彼にあずけてしまったような甘い虚しさを感じた。白鳥は高原に首すじを撫でられて、ふりかかる雪を神経質に耳をぴくぴくさせながら、はっはと吐く息は雲のように、その白い背からは大きな白い翼がみるみる生えそうな姿だった。ストーヴがさかんにおこってむっとするほどの休憩室では、雪をめあてにきた物好きな会員が二、三人高話をしていたが、戸口で笑いあって快活に雪を落として入って来る高原と邦子を見ると、上手の物好きに呆れた顔をした。邦子はそのなかに女の友達を一人見つけて、脱いだ手袋をはたきながら走り寄ると、頭が真っ白よ。」とのっけに言われた。馬がたてがみをゆすぶるように、急に仰のいて頭を振ったので、雪はそこにいた人の膝や、ストーヴの上に花火のようにふりかかった。友達はあわてて膝をどけて、「乱暴ねえ。あなた白鳥に乗っていらしったの?」「ええ。」と邦子はふりむいて微笑みかけて、「高原さん、二人でずいぶん白鳥を乗り回したわね。」「きょうは白鳥を満喫しましたね。」——居合わせた会員はこのお転婆なお嬢さんは青年と一つ馬に相乗りをしていたのかしらと怪訝な顔をした。
いつの間にか高原と邦子には白い馬が二頭いたような気がするのだった。
二人とも栗毛の馬の存在はすっかり忘れているのだった。
恋人同士というものはいつでも栗毛の馬の存在を忘れてしまうものなのである。
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