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发表于 2004-6-25 23:00:00
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じ
(助動)(○・○・じ・じ・(じ)・○)
動詞および「る」「らる」「す」「さす」「しむ」などの助動詞の未然形に付く。打ち消しの「ず」に推量の意を加えたもので、確定的に打ち消さずに主観的・未来的・予想的な意が加わる。
(1)打ち消しの推量を表す。…ないだろう。
「梅の花咲きて散りなば我妹子(わぎもこ)を来むか来〈じ〉かと我(あ)が松の木そ/万葉 1922」「かかる所に住む人、心に思ひ残すことはあら〈じ〉かし/源氏(若紫)」
(2)打ち消しの意志を表す。…ないつもりだ。…たくない。[/COLOR]
「櫛も見〈じ〉屋内(やぬち)も掃か〈じ〉草枕旅行く君を斎(いわ)ふと思ひて/万葉 4263」「手塚が郎等をくれ馳せに馳せ来て、主を討たせ〈じ〉と中に隔り/平家 7」
(3)当然の打ち消しを示す。…べきではない。
「言ひ続くればみな源氏物語・枕草子などに、ことふりにたれど、同じ事また今さらにも言は〈じ〉とにもあらず/徒然 19」「女出で来て、え出でおはせ〈じ〉。とどまり給へ、といふ/宇治拾遺 1」
〔(1)已然形の用例はまれで、係助詞「こそ」の結びとして例がわずかに見られるだけである。「人はなど訪はで過ぐらん風にこそ知られ〈じ〉と思ふ宿の桜を/新続古今(春下)」(2)「じ」は推量の助動詞「む」に打ち消しの意の加わったもので、推量の助動詞「べし」に打ち消しの意の加わったものと見られる「まじ」とは、「む」と「べし」との意味上の差と同程度の差があるとみられる。(3)「じ」は、打ち消しの語である「ぬ」(あるいは「な」「に」)と形容詞をつくる接尾語「し」との融合によってできたものといわれる〕
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