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孙过庭《书谱》原文、汉译文、日译文(11)
【原文】
而东晋士人,互相陶淬。至于王谢之族,郗庾之伦,纵不尽其神奇,咸亦挹其风味。去之滋永,斯道愈微。方复闻疑称疑,得末行末,古今阻绝,无所质问;设有所会,缄秘已深;遂令学者茫然,莫知领要,徒见成功之美,不悟所致之由。
【汉译文】
东晋的文人,均互相熏陶感染。至于王、谢大族,郄、庾流派,其书法水平没有尽达神奇的地步,可也具有一定的韵致和风采。然而距离晋代越远,书法艺术就愈加衰微了。并且又听到可疑的书论也盲目称颂,得到一些微不足道的东西亦去实践效行;由于古今隔绝,反正难作质询;假如有所领悟,又往往守口忌谈,于是就使学书者茫然无从,不得要领,只见他人成功取美,却不明白收效的原因。
【日译文】
東晋時代の知識人たちは互いに陶冶鍛錬して書を学んだから、当時の名門貴族である王氏や謝氏の一族、郗氏や庾氏の一門の人々は、書の奥義を究めるところまでは行かないまでも、皆その味わいを楽しんでいた。ところがそれ以後時代が下るに連れて、書はますます衰微して、今や疑わしいことを聞いて、それを口にし、技巧の末節に拘泥する状態になってしまった。伝統は現代と隔絶し、書の本質を質問するすべもなく、たとえそれを会得した人があっても、深く隠して知るよしもない。書を学ぼうとする者は遂に、茫然として依拠すべき基本を見失い、いたずらに過去の優れた筆跡を眺めるばかりで、どうしてそうした書が可能になったかが分からなくなってしまった。 |
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