|
孙过庭《书谱》原文、汉译文、日译文(32)
【原文】
假令众妙攸归,务存骨气;骨既存矣,而遒润加之。亦遒枝干扶疏,凌霜雪而弥劲;花叶鲜茂,与云日而相晖。如其骨力偏多,遒丽盖少,则若枯槎架险,巨石当路,虽妍媚云阙,而体质存焉。若遒丽居优,骨气将劣,譬夫:芳林落蕊,空照灼而无依;兰沼漂萍,徒青翠而奚托。是知偏工易就,尽善难求。
【汉译文】
假若能使众妙之笔归纳具备,一定要致力于追求骨气,骨气树立,还须融合遒劲圆润的素质。这就好比枝干繁衍的树木,经过霜雪浸凌就会显得愈加坚挺;鲜艳芳茂的花叶,间与白雪红日相映,自然更加娇辉。如果字的骨力偏多,遒丽气质略少,就像枯本架设在险要处,巨石横挡在路当中;虽然缺乏妞媚,体质却还存在。如果婉丽占居优势,那么骨气就会薄弱,就像:丛林中折落的英蕊,空显芬美而毫无依托;又如池塘飘荡的浮萍,徒有青翠而没有根基。由此可知,偏工一专较易做到,而完美尽善就难求得了。
【日译文】
たとえ書の製作に於ける多くの技術が身についたとしても、骨気を持たせることに務めるべきである。骨気が具われば、さらに遒潤、則ちしなやかな美しさを持たせるようにする。まるで樹木の幹や枝が四方に広がり、霜雪を凌いでいよいよ強くなり、そこに花が咲き葉が繁って、雲日に照り映えるように。しかし、もし骨力ばかりあって、遒麗さにとぼしいとなると、枯れた木が険しい崖に掛かり、大きな岩が道路をふさいでいるようなもので、あでやかさに欠けて骨組みだけが残るということになる。反対に、遒麗さが勝って骨気が足りないとなると、芳しい林之落花が、身を寄せる枝もなく空しく輝くばかりで、美しい沼の浮き草が身を託す根を持たず、いたずらに青々としているようなものである。骨気と遒潤のどちらかをこなすことは容易であっても、「善を尽くす」則ち両者を兼ね備えることは易しくないのである。 |
|