遠く遠く 
 
遠く遠く離れていても 僕のことがわかるように 
力いっぱい輝ける日を この街で迎えたい 
 
外苑の桜は咲き乱れ この頃になるといつでも 
新幹線のホームに舞った 見えない花吹雪思い出す 
まるで七五三の時のように ぎこちないスーツ姿も 
今ではわりと似合うんだ ネクタイも上手く選べる 
 
同窓会の案内状 欠席に丸をつけた 
「げんきかどうかしんぱいです。」と 手紙をくれるみんなに 
 
遠く遠く離れていても 
~ 
 
蛍の光 
 
蛍の光 窓の雪 書(ふみ)よむ月日 重ねつつ 
いつしか年も すぎの戸を あけてぞ今朝は 別れゆく 
 
とまるも行くも 限りとて かたみに思う 千(ち)よろずの 
心のはしを ひとことに  さきくとばかり 歌(うと)うなり |