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竹久 夢二(たけひさ ゆめじ、明治17年(1884年)9月16日 - 昭和9年(1934年)9月1日)は、日本の画家・詩人。本名は、茂次郎(もじろう)。
数多くの美人画を残しており、その作品は「夢二式美人」と呼ばれ、大正浪漫を代表する画家である。また、児童雑誌や詩文の挿絵も描いた。文筆の分野でも詩、歌謡、童話など創作しており、なかでも詩「宵待草」は曲を付けて童謡となり全国的な愛唱曲となった。また浴衣などのデザインも手がけ日本のグラフィックデザイナーの草分けとも言える。
恋愛遍歴についても数々の評伝があり、自身の日記や手紙などで語られる愛の言葉は、後生の多くの創作の題材ともなっている。夢二は笠井彦乃を最も愛していたようであり、その死後しばらくショックから立ち直れなかった。「話したいことよりも何よりも、ただ逢うために逢いたい」、夢二は笠井彦乃宛てに書いたラブ・レターの一行である。派手な言葉は一つもないが、その気持ちはよく伝わっている。
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