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060329天声人語奥姆真理教
外务省、建设省、邮政省、厚生省、防卫省。以前,奥姆真理教的内部组织就是冠以这样的名称的。造成多人死伤的奥姆事件,可谓是妄想中的国家对现实中国家的攻击。
位居“省厅”之巅的原该教代表松本智津夫(麻原彰晃)被告,则被奉为“神圣法皇”之类。东京高等法院于27日,驳回了该松本被告辩护方的上诉,决定终止审理手续。如被告提出异议而不被受理,则将在一次公开二审都不举行的情况下确定,这个因13个案件被起诉犯有杀人罪等罪名的“教祖”死刑。
从首次公审到下月,已有十年了。真所谓旷日持久。东京高等法院指出,辩护方无正当理由有意拖延了上诉理由书的递呈。然而,就此加以了结,真的妥当吗?不免叫人心存疑虑。
因为辩护方在本月24日表明,“将在28日递交”。而该判决却在其前一天。虽说是法院与保护方各执一词,但倘若由此而丧失了洞悉此案全貌的可能性——哪怕仅剩微不足道的一点,也将是个遗憾。
04年2月,就在判处被告死刑的法庭上,笔者见到过松本被告。一副事不关己的样子,面无表情地呆坐着。看他那闭口不言的憋拗相,就觉得只会使该案的遗族以及受害者愈发愤怒。
据说当天,松本被告押回看守所后曾大声嚎叫,“这是怎么回事。混蛋!”。或许有那么一天,这个“一国”之君,会以一个普通人的心态来反省自身并吐露实情。或许这样的情景,也还是一个空想而已吧。
原文:
外務省、建設省、郵政省、厚生省、防衛庁。かつてオウム真理教は、内部組織にこんな名前をつけていた。多くの人々が殺傷されたオウム事件は、いわば妄想された国家による現実の国家への攻撃という一面があった。
「省庁」の頂点に居たのが元代表の松本智津夫(麻原彰晃)被告で、「神聖法皇」などとされていた。その松本被告について、東京高裁が27日、弁護側の控訴を棄却し、裁判の手続きを打ち切る決定をした。異議が認められなければ、13の事件で殺人などの罪に問われた「教祖」の死刑が、控訴審で一度も公判が開かれないまま確定する。
来月で初公判から10年がたつ。ここまで長かった。高裁は、弁護側が正当な理由なく控訴趣意書の提出を遅らせたと批判した。しかし、これで終わらせてしまって本当にいいのかという思いも残る。
弁護側は今月24日になって「28日に提出する」と表明した。その前日の決定だった。裁判所と弁護側の確執のようなものが、わずかでも残されている事件の全貌(ぜんぼう)の解明の可能性を消すとしたら残念だ。
04年の2月、死刑判決が言い渡された東京地裁の法廷で、松本被告を見た。われ関せずという様子で、無表情に座っている。口を閉ざし続ける姿を見れば、遺族や被害者の憤りは募るばかりだろうと思った。
その日、拘置所に戻った松本被告は「なぜなんだ。ちくしょう」と大声を発したという。一つの「国家」に君臨していた男が、いつの日か、ただの人として自らを省み、口を開く。そんな様は、やはり空想でしかないのだろうか。
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