060331天声人語

 

采撷一些最近的言论。店员平均年龄62岁，最大的70岁的神户“百元便利店”。顾客中有一半也是上了岁数的。老主顾说：“待人热情呗”。

 

小泉政府快满5年了。作家边见庸先生看着“小泉剧场”里的动静在想，“一犬吠影，估计在历史上也并不少见”“不过，万犬效吠么……值得静思了”。

 

地处奥能登（注：旧地名。现以旅游业闻名）的石川县大釜地区，一高龄化的5户人家的村落要引进工业废弃物的处理设施。他们计划用该项补贴集体搬迁到邻近的村落去。孤身一人的谷内田切说：“干不了什么了。就是在这里还能活两年了”。

 

大坂市的小见山重吉在61年前的空袭中严重烧伤，手指无法弯曲。战后他一直忍受着，也很想得开，可孙子问起“为什么不能猜石头、剪刀、布”时，思想发生了改变。他述说了自己地亲身经历“不能让孩子遭同样地罪了”。“已经没什么不好意思说了”。

 

高知市的中山俊子女士，是县出版文化奖得奖者之中年龄最大的一个。得奖诗歌中写道：“长寿/还有悲哀 辛酸/尽管如此……活下去活下去/总之 要活下去”

 

大坂教育大学附属池田小学在01年事件（注：2001年6月8日一持刀男子闯入该校，刺伤学生、老师共29人，其中学生8人死亡。）后应遗族的请求保留了受害儿童的学籍。今年春天，这7名学生迎来了毕业典礼。酒井麻希的母亲智惠女士说：“麻希的死让我学到了很多东西。与亲人生离死别时的悲痛、死生之重大、满怀爱意生养孩子的宝贵和喜悦、人与人血脉相连的珍贵。还有，芸芸众生所处在这个社会的安全可靠之重要”。

 

 

 

 

 

 

 

原文：

 

　最近の言葉から。スタッフは平均６２歳、上は７０歳という神戸の「１００円コンビニ」。客も半分はお年寄りだ。常連客は「やさしさを感じる」

 

　小泉政権は丸５年を迎える。「劇場」の様を見て作家辺見庸さんは思う。「一犬が虚に吠（ほ）えるのは多分、歴史的にいくらでもあった」「だが、万犬もそれに倣(なら)うのか……静思(せいし)すべきだ」

 

　奥能登(おくのと)の石川県大釜地区では、高齢化した５戸の集落が産廃施設を誘致する。補償金をもとに隣の集落へ集団移転する予定だ。一人暮らしの谷内田せつさんは「出来ることは限られてくる。ここで暮らすのは限界」

 

　大阪市の小見山重吉さんは６１年前の空襲で大やけどをし、指が曲がった。我慢とあきらめの戦後だったが、「どうしてジャンケンができないの」と孫に問われ、変わった。「同じ目に遭わせたらあかん」と体験を語る。「もう恥ずかしいと言ってられへん」

 

　高知市の中山俊子さん（９７）が、最高齢で県出版文化賞に。その詩はうたう。「長く生きることは／哀（かな）しくて　辛（つら）いことかも／さればとて……生きて　生きて／どうでも生き抜かねばなりませぬ」

 

　大阪教育大池田小では、０１年の事件後も遺族の希望で被害児童の学籍を残した。そしてこの春、７人が卒業式を迎えた。酒井麻希さんの母智恵さんが述べた。「麻希の死から多くを学びました。大切な人との別れの悲しみ、命の大切さ、子どもを深い愛情を持って育むことの大切さと喜び、人と人とのつながりの大切さ。そして、それらの生を営む社会が安全で信頼できることの大切さです」