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060404天声人語保护孩子
离自己家还有20步左右的话,也就是大门口了。放学回来已经走到了这里,却说不成“我回来啦”了。川崎市一名小学3年级的学生山川雄树被人从公寓的15层楼上摔下去,杀害了,给家人带来了无边的哀痛。
自己的家门口竟成了凶杀现场,不免叫人懊丧,要怎样才能保证孩子的生命安全呢?再者,公寓里像这样的过道似的场所到处都是,居民每天都要在那儿来来往往,否则便无法生活了。就没什么措施了吗?
公寓是住户的聚集地。要是在平地上,住宅与住宅之间有街道。以前,街道上几乎总有人照看着,人们相互也常常打招呼。这些做法客观上起到了保护孩子的作用,可随着时代的变迁,人们觉得它麻烦,这个习惯已丧失殆尽了。
如今超高曾公寓已经屡见不鲜。可回想一下,其实很多人入住超高层公寓也就是这几十年的事。除了公寓的过道,包括楼梯、电梯等处就不能当成一种新的街道来重新考虑一下吗?
此次事件再次表明,高度可能会成为“凶器”。而要防止他变为凶器,除了给过道、楼梯安铁栅栏别无他法。事实上,在可谓东京高层公寓小区之代表的高岛平,就有3楼以上通道外侧围上铁栅栏的高楼。
在昭和50年代,因为跳楼自杀的人接连不断,铁栅栏都设计成向日葵或郁金香的造型。其实,除了这样的铁栅栏,居民的目光以及招呼声也应该有守护生命的功能的。
原文:
自宅まであと20歩ほどというから、いわば玄関先だ。学校からそこまで帰ってきたのに「ただいま」と言えなかった。川崎市のマンションの15階から投げ落とされ、殺害された小学3年の山川雄樹君と家族の無念さは、計り知れない。
家の玄関先までが凶行の現場にされるのでは、どうしたら子どもたちの身を守れるのかと暗然とした気になる。しかし、このマンションの通路のような場所は至るところにあり、住民は日々行き来しなければ暮らせない。何か手だてはないのだろうか。
マンションは家の集合体だ。平地なら、家と家の間には路地がある。かつて町の路地といえば、ほぼいつもだれかの目があり、声をかけあう姿があった。それが子どもを見守ることにもなったが、時代とともに、煩わしいこととして避ける習わしができた。
今では超高層のマンションも珍しくない。しかし顧みれば、多くの人が高層住宅に住むようになって数十年しかたっていない。マンションの通路だけでなく、階段やエレベーターも、新しい路地として見直すことはできないだろうか。
この事件は、高さが「凶器」になりうることも改めて示した。それを防ぐには、通路や階段に鉄格子でも取り付けるしかない。実際、東京の高層団地の代表格の高島平では、3階以上の通路の外側に金属のさくを巡らせた棟がある。
昭和50年代に飛び降りが続いたためで、ヒマワリやチューリップの形にデザインされていた。そんな鉄の格子だけでなく、住む人たちの目や声という生きた格子にも命を守る力があるはずだ。
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