雨が過ぎると、キャンパスの大通りは黄色に薄く染められました。それは、銀杏の落葉です。大通りの両側に銀杏の木々が林立していて、黄色いアーチが作り上がっているように見えます。路上を歩くと、ロマンチックな気分に浸らせ、寒いのに、何故か心の底から暖かさが沸き出し全身に満ちていました。きっとこの鮮やかな黄色のお陰だと思います。

　銀杏の花言葉は「詩的な愛」だそうです。想像が付けますね。恋人と手が繋ぎ、寄り添ってこの黄色い絨毯の上で歩いていくことは、一つの風景であり、詩でもありますね。銀杏の木々は内の大学のひとつの景色で、結構有名だそうです。　桜の木もありますが、初冬の季節にて、葉っぱは黄色と赤が混じっている具合です。鮮明な彩が、目を楽しませてくれます。これらの木々を見上げているうちに、時間の流れを忘れてしまいました。

　午後一限目は、先生の個別指導があります。もうすぐ中間発表ですから、午前９時に印刷室で論文を印刷しておきました。お昼は生協で食べました。久しぶりに生協に行きました。いつもはコンビにや近くのラーメン屋さんで済ませますが、今日は急に生協で食べたくなり、中に入りました。鯖の味噌煮に茶碗蒸し一個、白ご飯に味噌汁。美味しかったです。授業まであと４０分近くありますので、図書館で時間を潰そうとしました。

　図書館の二階に留学生ためのコーナーがあります。そこに去年の一級試験の問題集が置いてあり、時間がありますから、それをやりました。聴解はできませんから、語彙と文法・読解だけをやりました。なんと、満点を取れたのです！多分去年の一級は易しかったのですね。今週の日曜日は試験日だそうですね。受験のみんなが受かったらいいですね。

　　丁度時間になりました。慌てて先生の研究室に向かいました。静かな半日が知らず内に経ってしまいました。